「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!? 作:白拍子
【カウントダウン】
「サン」
「にい」
「1」
「接続解除」
【B3F倉庫:触手】
マリアは大きく息を吸い込む、胸の奥で怒りと決意が燃え上がる。
ブーストへのトリガーが入り、全身にエナジーがみなぎる。
粘液塗れで身体を僅かに纏った薄いトーガが弾け飛び、衝撃波の暴風が倉庫全体に無差別に荒れ狂う。
「えくすぷろーーじょん!!!」
マリアに纏わりつき、這いまわり、犯し続けていた触手が引き剥がれ爆砕し、ぬめった肉片が壁に煎餅のように無惨に張り付く。
だが、マリアの巨体を締め上げる極太の触手は、消火栓から伸びたまま、なおも彼女を拘束していた。
「邪魔デス」
ブーストした衝撃波はただの風圧ではなく、怒りと覚悟を凝縮した振動が空気を裂き、触手の根元に直撃する。
消火栓の金属が悲鳴のような音を立て、触手の表面に走る血管のような管が一斉に破裂。
極太の触手は内側から爆ぜ、肉片と粘液を撒き散らしながら四散する。
マリアの巨体を締め上げていた残滓は力なく震え剥がれ落ちる。
「コレデ外ニ」
ブーストの高揚に身を任せ、全裸のマリアは通路へと駆け出した。
彼女の身体は精液と粘液に濡れ、触手の残したぬめりが残るが、その瞳は決意に燃えていた。
【B3F倉庫:ゾンビー】
精液臭と呻き声が渦巻く倉庫の中。
ケイの体は床に押し倒され、無数のゾンビーの手がケイを嬲る。
視界はゾンビーと肉棒に埋めつくされ、意識が遠のきかけていた。
「そうよ……逃げてばかりじゃ、なにも変わらなかった……」
絶望の中で差し伸べられた手。その温かさと感触が、ケイの心に火を灯す。
「でも……自分で……立ち上がらなきゃ……」
それは切欠。諦めから這い上がるのは、自分の心からだ。
「その手段を……また教えてくれた………わたし、負けない、終わらない!」
ケイの瞳が開く。
全身に力がみなぎり、柔らかな輪郭が変貌しくっきりと筋が浮き上がる、骨が軋み鋼となる。
ブーストでエナジーが活性化し筋肉が目覚める。
触手が離れ空いた膣を犯そうとするゾンビーを、蹴り飛ばして壁に叩きつける。
手コキに握らされていたゾンビーのペニスを握りつぶす、巨乳の狭間を犯していたゾンビーのペニスを、そのまま挟み込みすり潰す。
周囲のゾンビー達が、残忍な所業に大きく怯む。
「いままで……よくも好き放題……したね………」
ケイの静かな言葉には、限りない怒りがこもり。
剛腕が旋風となり虐殺が吹き荒れる。
「はやくみんなと合流しなきゃ……」
ゾンビーの残骸を後に、ケイは倉庫を脱出した。
【B3F倉庫:チルドレンズ】
「へへ、そろそろ、ぼく、また犯っちゃう」
「いぃかげんにしろってんだ、このエロガキども!!」
ゼロツーはまた、ヒナタを犯して遊ぼうと無防備に近寄る。
ヒナタの立ち上がりながらのアッパーカットが、ゼロツーの巨体を浮かせ吹き飛ばす。
「何!?」
「遅っせえ!」
ゼロスリーが戦棒を手に生み出すが。
既に棒術の間合いの内側に入り拳を振るう、ゼロスリーも棒の腹で受けるが、棒をへし折られ、そのまま拳を受けて沈む。
「なぁによぅ、いきなりぃ~~!」
「よくも弟たちを!」
左右からの予感、空気が裂ける音が同時に響く。
ゼロワンが投擲した剣と、ゼロフォーが投げつける鎖分銅。
ヒナタは迫る獲物に眉一つ動かさず。
「そんなんで、あたしを仕留められるってぇの?」
褐色の肌は汗と精液の跡にテカらせながら長身の体が一瞬沈み込む。
剣が髪を掠め、鎖分銅が肩先をかすめる。
だが次の瞬間、ヒナタの両腕が閃く。
右手は剣の柄を掴み、左手は鎖の根元を絡め取る。
まるで獣が獲物を捕らえる精密で鋭く無駄のない動き。
「返すぜ、倍返しってやつでねっ!!」
「きゃあっいたいぃぃぃぃっ!!」
「ぐっ! しまった!!」
腰をひねり、両腕を振り抜く。
剣はゼロフォーの腿を切り裂き、鎖分銅がゼロワンの右腕を砕く。
ヒナタの反撃に怯んだチルドレンズを尻目に、倉庫を速やかに脱出すると、ドアに肘を叩き込み歪ませて追手を遅らせる。
「へっ、これでしばらく追ってこれね~なっ、それにしてもブーストやベぇな~~まっ、奥の手ってヤツだけど」
ブーストでの肉体増強効果が落ち着いたのか、ヒナタの身体に疲労が強く襲ってくる。
まだだ、まだこれからが脱出の本番だ。
それぞれの凌辱から解放され、通路に出たケイとマリアに手を振り、ヒナタは合流を喜んだ。
【B4F倉庫:苗床部屋/背押】
階上に響く振動が、ピュア達の脱出を告げる、ユウヤはそれを確認し、胸に安堵を覚える。
「貴女の……おかげです、これでまた……………!?」
その言葉が途中で止まる。
自分の腕の中の元ピュアが、急速にずしり……とした重みと、生き物からモノへと変貌しつつある感触が彼を襲う。
「目を、目を空けてください! 声、判りますか?!! まだ、まだ、お礼もですし、僕は貴女にっ!!」
「とりみださないで……もうわかってたことだし………最後の最後に、後に続くピュアとヒーラーを救う導きになれて…………よかった」
急速に生命活動が薄れていくのがわかってしまう微かな声。
「いき、なさい、つらいけど、まだ、たたかいは、つづいてしまう」
ユウヤの身体を抱いていた手が、天井に伸びる。
「それに………ふふ、最後に気持ちいいセックスできて、よかった、よ」
ユウヤは強く元ピュアを抱きしめる。
せめて最後まで肌の温もりで暖めたいと。
「せめて……名前を……」
泣き声だ、また女の子の前で泣いてしまった。
このほんの少しの間の邂逅だけど、自分も仲間達も救ってくれた先輩の最後ではないか。
「レイナ…………」
「ありがとうございます、先輩……いってきます」
ユウヤは骸となった元ピュアから体を離し。
決意と共に氷の階段を生成して自分が落ちた穴を駆け上がる、振り返らずに。
【B3F倉庫通路→荷捌き前/不協和音】
「ユウヤ~~」
「オウ……ワタシ、ワタシ……」
「へっようやくお出ましかよ、遅かったな」
「待たせた! 逃げるぞ! ブーストが途切れた今、僕たちはまともに戦えない!!」
合流は果たせた、ピュア達も脱出できている。
しかし戦う力も体力も尽きている。急いで脱出するしかない。来た道を戻り荷捌きに向かうその時。
「痛ってぇぇぇ! あ~やべっ」
ヒナタが転倒する。
レイピアで貫かれた腿を押さえ、痛みを堪え笑いを無理に浮かべている。
「じゃここは任せて、おまえらは先に……」
「殴るよ、ヒナタ」
捨石の殿になろうとするヒナタの言葉を、ユウヤはすべて言わせず遮る。
「危険だけど……二人とも見張っていて」
「おい、んなことしてる暇ね~だろ」
「うるさい! 足開けよっ!」
「ひんっ」
追手の恐怖と余裕の無さ、言葉が荒々しくなってしまう。
犯すようにヒナタの膣を貫き、気持ちの薄い快楽はハラマセーに犯されているようなものだ。
ユウヤの射精の精液を受け、ヒナタの腿の傷が癒えてゆく。
警戒をしながら、ケイもマリアも荒っぽいひーりんぐの様子を、ちらりちらりと物欲しそうに見てしまう。
体中の打撲や締め付けの内出血の鈍い痛み。
体中に染み込む精液に、犯され続けた膣の疼きを、精液に癒されたいと淫欲があふれるのを、理性がなんとか抑え込みつづけていた。
「ふぁ……その、これで、一緒に帰れる……な」
「ヒナタばかりずるい。ね、ねえ、一口でいいの、吸わせて」
簡素だがひーりんぐに痛みを癒してもらい、ヒナタの漏らす安堵の声にケイが懇願と苛立ちが混ざった声を上げる。
ユウヤの前に跪き、射精したばかりのおちんちんを咥え、貪るようにしゃぶり、吸い、あさましく残った精液の残滓を飲み下す。
「ケ、ケイ!?」
ケイの余裕のない痴態に、ユウヤも驚きでされるがままにしていると。
マリアが不満を表情にあらわにして睨んでいた。
「……マリア……おいで、ケイもひとりじめはダメだよ」
「う゛……」
すでにフェラチオになっているケイの唇、ユウヤはケイの頭を軽くコツッと叩き、ケイはしゅんっと自欲を恥じる。
「イイン、デスカ?」
「話ししている時間、ないよね」
ケイとフェラチオを交代するマリア、亀頭を吸いしゃぶり、ケイは肉茎を舌で舐め、玉袋を手で包みやんわりと揉み刺激する。
弾ける射精を二人の唇で受け止め、精液を口腔に飲み下してゆく。
「……………………………ふう」
「……………………………ホッ」
「お~~~お、がっついちゃってまあ」
精液を飲み下し、多少の癒しと痛みの緩和に、ケイもマリアもほっとしながらも。
微妙な重苦しい空気に、いつもならヒナタの軽口で軽減されるものだが、今は嫌味にしか聞こえない。
「いまはみんな苦しくて恐い。気持ちや気分じゃなくて、最善を尽くそう………て、これは不味いな」
ユウヤの払拭する声に耳を傾けた瞬間。
触手城の中では触手やその構成する肉がはびこり覆い、ハラマセーを感じる能力は周囲の反応が過剰で役に立たないが。
それでも数を揃え、待ち構えているのが判るほどに濃密な反応を感じる。
「どうやら逃がさないつもりだな……多く集めてくれたから、逆に感知できたけど」
ユウヤのハラマセー感知は、長距離を探り精度は高いが範囲が狭い。
その距離が生きて、荷捌きを埋め尽くすゾンビーと触手、それを指揮しているモンスターの一人を捉えた。
「ご、ごめんなさい……わたし、わがまましちゃったから……」
「コンナコトナルナンテ、マリア、悪イコデス……」
「いやそのさ、あたしが走れなくなってんのが、わるいんだし。泣き言ってやつは帰ってからにしようぜ」
ケイがおろおろと、自分を責める。
マリアもそれに不満を溢れさせ、時間を浪費させたのを後悔している。
ヒナタが慌ててフォローするも、自分が逃げ道を塞ぐ時間を作ってしまったと声に力が無い。
【B3F荷捌き/取らぬピュアの犯し算用】
「あ~~~~~~はっはっはっ、どうだいどうだい、このぼくが集めた陣容はっ!!」
額に『05』の刻印を付けたモンスター・チルドレンズ・ゼロファイブ。
他の四人より知性の輝きがある瞳をしているが、相手を見下し馬鹿にする卑しさが表情に滲んでいる。
手に持つダガーを振り回し、周囲のゾンビーと触手をかき集め、荷捌きに整然と重厚な戦列を作り、ピュア達を逃さない構えだ。
「ふっ、兄さん達がどれだけがんばっても、まあ一人や二人は逃がすピュアはいるだろうしねぇ~それをこのぼくが、しっかりと逃さず捕まえて存分に種付けしてやるって、ぼくあたまいい~そうだよね、そうだよね~」
自画自賛しながら隣にいたゾンビーに同意を求め、ゾンビーはわけがわからないまま頭を縦に振る。
「そ~だよ~そうだよね、まったく脳筋ばかりの兄さん達は、単純すぎるってやつだし。ちゃんと考えて策を出せるぼくのような優秀なのが理解できてないから、この働きで見せつけてやるってやつ。まっ褒めたたえてくれるなら、犯し飽きたピュアを貸し出してやってもいいんじゃないかなってねえ、そうだよね、そうだよね~兄さん、戦争は数だよっ!!」
またゾンビーに同意を求め、ゾンビーも面倒くさそうにうなずく。
「さあこい~ぼくに絶望顔をみせてくれよ~~」
ゼロファイブは逃げ道を塞ぎ、圧倒的な兵力数で疲弊し逃げてくるピュア達の心を折り。
その敗北感を真っ先に味わいたいと先頭に立ち、整然と並べたゾンビー達を背後に威圧できるよう待機させて待つ。
【B3F荷捌き前/狙撃】
「チルドレンズというハラマセーが、しっかりと脱出を阻む戦力を配置しているか……なかなか戦術を理解しているな」
ユウヤがゼロファイブを過剰評価する。
これがチルドレンズが役割を分担しての連携であれば見事なもので、仮に凌辱から逃れても、この数の暴力に押しつぶされ、再度捕獲されるのは明らかだ。
もっともこの戦力配置は、ゼロファイブの思い付きと独断なのだが、ユウヤはそれを知らない。
「荷捌きを突破は無理だな……ブーストを使った後だし、体力が尽きている」
「ああ、さすがに力任せは駄目だよな、これ」
整然と並ぶゾンビーの分厚い縦深陣に力攻めは無謀だ。
「それじゃ……どうすれば……」
「回リ道、シマス?」
「それも手段だけど、今から引き返すことは無理だから。荷捌きの非常階段で階層を上がろう」
ユウヤは荷捌きを敵と戦いながら突っ切るのではなく、敵集団の手前にある非常階段を示す。
「問題は敵の指揮を執っている奴が、こちらの動きを見抜けないわけがない」
「かといってよう、真っ先に始末しようにも、それこそゾンビーに押しつぶされるぜ」
すぐさまゾンビーを差し向け、非常階段への道を塞ぐであろう。
確かに指揮官を潰せば、ゾンビーの動きは鈍り単純なものになる。
しかしいくら先頭に立っているとはいえ、ゼロファイブに襲い掛かれば、周りのゾンビーに包囲される。
「やってみるしかないけど、マリア、協力して」
「ハイ、ナンデスカー」
「エクスタスと言うんだけど…………」
あまり喧嘩や争い事に慣れていいないため、発言の無かったマリアに声がかかり。
ユウヤは『エクスタス』の感覚の融合と増強について説明する。
「そんなことができるなんて……」
「だけどよう、それでどうやって? パワーアップしてもさすがに無理あるぜ?」
「ソレニナンデ、ワタシデスカー」
「確信はないけど、試すしか勝ち目がない」
ピュア達も首を捻るばかりだが。
ユウヤの言葉にピュア達は頷く。
「マリア、僕に委ねて。僕もマリアに委ねる……」
「ハイ………ン、ア……」
直立するマリアに背後から膣にぬぷりっとおちんちんを埋没させる、緩やかなマリアの膣が包みじんわりとした粘膜の交合。
ひーりんぐとはまた異なる酩酊感が二人を包み、意識が融合してゆく。
「なんだか……マリア羨ましい……」
「そうだよなあ~けどあたしたちでヤっても、これどうにもなんないし」
ユウヤとマリアのエクスタスの様子を、護衛しながら複雑な気分でケイもヒナタも見守っていた。
マリアの巨体で前が見えないのに、マリアの視覚を通じて観る感触。
さきほど触手を通じてと近い感覚だがより明瞭に感じる。
「ユウヤ……ワタシタチ混ザッテマスネ……ナンダカ、フワフワシマス。ソレニ……相手、ヨク見エマス」
マリアとの融合で通じ合う声に頷き、ユウヤの視界に小柄な少年姿のハラマセー、ゼロファイブの姿をとらえる。
「マリア、衝撃波の力を搾って溜めて……」
「了解デス、集中シテ……待チマス」
「僕の氷を凝縮して一点に、そして衝撃の中心にイメージして………目標を中央に入れて……」
「マリアハ、体フンバルデス。コレデ安定スル、デショ」
「ありがとう………さて、仕上げだ」
心のトリガーを弾く。
一点に絞られた風の道。氷の弾丸が貫き飛ぶ。
ゼロファイブの額を捕らえ撃ち抜く。
「え? なに、これ?」
何が起こったのか理解する事もなく、狙撃されたゼロファイブは倒れ消滅した。