※この作品はR-18です。

男の娘注意報  男の娘、メス男子、メス堕ち 読み切り短編集。   作:楽々ラクーン 

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薄幸の男の娘と植木屋の恋

 

【挿絵表示】

 

 

その少女を初めて見たとき、佐伯直人は、ずいぶん綺麗な女の子だと思った。

 

 秋の午後だった。

 

 直人は植木屋の仕事で、ある大邸宅の庭に入っていた。広い芝生に石灯籠、手入れの行き届いた松、そして庭の中央には、古い金木犀が一本立っている。

 

 その木の枝を剪定していると、二階の窓が静かに開いた。

 

 白いワンピースに薄いカーディガン。

 

 肩まで伸びた黒髪。

 

 細い身体を窓枠に預け、少女がこちらを見ていた。

 

 目が合う。

 

 少女は驚いたように目を逸らし、それから恥ずかしそうに微笑んだ。

 

 直人は思わず手を止めた。

 

 ――綺麗な子だな。

 

 それが最初の印象だった。

 

 仕事を終えた直人が道具を片付けていると、裏庭から声がした。

 

「……あの」

 

 振り返る。

 

 昼間の少女が立っていた。

 

「お仕事、終わったんですか?」

 

「はい。今日はこの辺で」

 

「そう……ですか」

 

 少女は金木犀を見上げた。

 

「この木、切らないでくださいね」

 

「枯れた枝を少し落としただけですよ。大丈夫です」

 

「よかった」

 

 安心したように笑う。

 

「僕、この木が好きなんです」

 

「僕?」

 

 直人は一瞬、聞き間違いかと思った。

 

 少女は少し慌てた。

 

「あ……私、ちょっと男っぽい話し方をすることがあって」

 

「そうなんですか」

 

 直人はそれ以上追及しなかった。

 

「名前、聞いてもいいですか?」

 

「玲です」

 

「玲ちゃん?」

 

 そう呼ぶと、玲は一瞬だけ寂しそうな顔をした。

 

「……はい」

 

 それから、二人は少しずつ話すようになった。

 

 直人が仕事に来ると、玲は庭に出てきた。

 

 紅茶を持ってきたり、落ち葉を拾うのを手伝ったりする。

 

 高級な屋敷に住んでいるのだから、もっと気取った人間なのだろうと直人は思っていた。

 

 けれど玲は違った。

 

 野良猫を見るとしゃがみ込む。

 

 庭の小さな花が咲けば嬉しそうに笑う。

 

 直人が弁当を食べていると、

 

「それ、おいしそうですね」

 

 などと言って羨ましそうに眺める。

 

「よかったら食べます?」

 

「いいんですか?」

 

「焼き魚だけですけど」

 

「嬉しい」

 

 玲は本当に嬉しそうだった。

 

 そんな姿を見るたび、直人は胸が温かくなった。

 

 ある日、玲は小さな声で言った。

 

「直人さん」

 

「はい」

 

「私……外に出たこと、あまりないんです」

 

「そうなんですか?」

 

「この家の外に出るときは、いつも車なんです。ひとりで歩くことは許されてなくて」

 

「……どうして?」

 

 玲は答えなかった。

 

 ただ、金木犀の枝を見つめていた。

 

「私、ここに置いてもらっているんです」

 

「置いてもらってる?」

 

「生活の面倒を見てもらって、その代わりに……」

 

 そこから先は言わなかった。

 

 直人も聞かなかった。

 

 ただ、その日から玲を見る目が少し変わった。

 

 彼女は裕福なのではない。

 

 裕福な男に、囲われているのだ。

 

 そしてある夕方。

 

「直人さん」

 

 玲が言った。

 

「もし、私が普通の女の子だったら……」

 

「はい」

 

「一緒に街を歩いてくれますか?」

 

 直人は笑った。

 

「もちろん」

 

「映画とか?」

 

「行きましょう」

 

「喫茶店も?」

 

「行きましょう」

「約束ですよ」

 玲は嬉しそうに笑った。

 

⭐️目撃

 

翌日も秋の空は高く澄んでいた。

 

直人は金木犀の高い枝に登り、鋏を入れていた。昨日の会話を思い出しながら。約束。映画。喫茶店。彼女の嬉しそうな笑顔。

 

ふと、二階の窓が視界に入る。

 

昨日と同じ窓だ。カーテンは開け放たれ、部屋の中が見える。

 

 

玲が立っていた。

 

けれど、一人ではなかった。

 

部屋の奥から男が出てきた。太った体に仕立ての良いスーツ。高価な時計が光る。あの屋敷の主なのだろうか。

 

男は玲に近づくと、ねっとりとした声で言った。

 

「外の男に色目を使っていたそうだな?」

 

玲は唇を噛み、俯いた。

 

「植木屋の男だ。お前のそういうところが好きだがね。だが、お前の正体を知ったら、あの男はどう思うだろうな?」

 

男の低い声が響く。正体。その言葉に直人は鋏を止めた。

 

男は18歳になったばかりの玲の細い肩を掴み、無理やり自分の方へ向かせた。

 

「答えろ」

 

玲は何も言わない。ただ震えている。

 

男は太い腕で玲の身体を抱きしめた。抵抗する間もなく、男の唇が玲の唇を塞ぐ。

 

直人は息を呑んだ。目を逸らそうとした。けれど、できなかった。

 

男の手が玲の服を剥ぎ取っていく。

 

白いワンピースが床に落ちる。

 

そこに現れたのは、予想していた女性の身体ではなかった。

 

細い肢体。薄い胸。少女のようなライン。

 

男は一瞬だけ動きを止めた。そして、太い指で玲の乳首を刺激するように抓んだ。

 

「……やはりな」

 

男は低く笑った。

 

「お前はそういう子だ」

 

男の手が下へと伸びる。白いパンティーの上から、そして中へと。

 

そこに隠された小さなペニスを、男の指が弄ぶ。

 

玲は声を殺して震えていた。

 

直人は枝の上で凍りついたように立ち尽くしていた。

 

あの「僕」という言葉。

 

「正体」という言葉。

 

そして今目の前で行われている行為。

 

全てが繋がった。

 

玲は女の子ではなかった。

 

けれど、直人の目には、窓の向こうで震えるその細い身体が、昨日よりもずっと儚く、そして残酷なほど美しく映っていた。

 

鋏を持つ手が震えていた。

 

男は玲の細い肩を押し、床に跪かせた。

 

「自分でできるな?」

 

玲は震える手で男のベルトに触れた。慣れた手つきだった。何度もこうさせられてきたのだと分かる。

 

玲は男のものを口に含んだ。

 

細い喉が動く。男は太い指で玲の髪を掴み、腰を前後させた。

 

玲は息苦しさに眉を寄せながら、必死に堪えている。

 

直人は枝の陰からそれを見ていた。目を逸らさなければならないことは分かっていた。けれど体が動かなかった。

 

やがて男は玲をベッドに押し倒した。

 

細い両脚を開かせると、後ろに指を入れた。

 

玲は声を殺して背を反らせた。

 

「…っ、ん…」

 

男の指が奥へと進む。玲の小さなペニスが男の另一方の手で握られ、刺激される。

 

前と後ろ。二箇所の刺激に玲の身体が跳ねた。

 

「イけるだろう?」

 

男の耳元での低い声。

 

玲は首を横に振った。けれど身体は言うことを聞かなかった。

 

「…や、め…」

 

玲の声が漏れる。

 

男の指が更に奥へ。そして玲の先端を強く擦り上げた。

 

「…っ…!」

 

玲の身体が弓なりに反り、小さなペニスから白い液が弾けた。

 

玲は泣いていた。

 

声を殺して。涙を溢しながら。

 

身体の快感とは裏腹に、その表情は苦痛と屈辱に歪んでいた。

 

男は満足そうに玲の髪を撫でた。

 

「いい子だ」

 

その言葉に玲は一層強く唇を噛んだ。

 

直人は枝の上で拳を握りしめていた。

 

爪が掌に食い込む。鋏が手から滑り落ち、芝生に音もなく落ちた。

 

玲の涙が脳裏に焼き付いて離れなかった。

 

男は玲の顎を持ち上げた。

 

「どうした? 続けて欲しくないのか?」

 

玲は濡れた瞳で男を見上げた。

 

「……して」

 

「聞こえないな」

 

男は太い指で玲の唇をなぞる。

 

「ちゃんと言葉にしないと」

 

玲は震えた。屈辱に顔を赤らめながらも、逃げ場はなかった。

 

「……してください」

 

「何を?」

 

「……お願い……入れて……ください」

 

その声はあまりにも小さかった。

 

「いい子だ」

 

男はニヤリと笑った。

 

玲はゆっくりと身体を反転させた。

 

四つん這いになり、細い腰を浮かせて男に尻を差し出す。

 

その姿はあまりにも無防備で、痛々しかった。

 

男は後ろから太い指で玲の入り口を広げた。

 

「準備はいいな?」

 

玲は何も答えなかった。ただ目を閉じ、シーツを握りしめていた。

 

男は己をあてがい一気に貫いた。

 

「っ……!」

 

玲の口から短い悲鳴が漏れた。

 

男の巨体が玲の細い背中にのしかかる。

 

まるで重機が小枝を押しつぶすかのような無慈悲な重さだった。

 

男は容赦なく腰を打ちつけた。

 

ベッドがきしむ音と、肉がぶつかる音が部屋に響く。

 

玲の身体は男の動きに合わせて揺さぶられ、小さな悲鳴を漏らし続けた。

 

「あ……っ、く……」

 

男の手が玲の腰を掴み、深く突き上げる。

 

「どうだ? 気持ちいいだろう?」

 

玲は答えない。ただ涙で濡れた顔をシーツに押し付け、声を殺していた。

 

直人は見ていた。

 

目の前で行われているのは陵辱だった。

 

体格差。力の差。そして圧倒的な支配。

 

玲の細い身体が男の下で震えている。

 

直人は助けに行きたかった。けれど動けなかった。

 

自分はただの植木屋だ。

 

この屋敷の主人に逆らえば仕事を失うだけではない。

 

社会的な力を持たない自分には何もできない。

 

その無力さが直人の心を締め上げた。

 

男はさらに激しく腰を動かした。

 

玲の細い指がシーツを掻きむしる。

 

その指先が白くなるほど強く握りしめられていた。

 

男の動きはさらに容赦のないものになっていた。

激しい打ち付けに、玲の細い身体はベッドの上で跳ね回るしかなかった。

 

「あ…っ、あぁ…!」

 

抗おうと唇を噛み締めていたはずの口から、甘く高い声が漏れ出る。

身体の芯を抉るような刺激に、玲自身の意思とは裏腹に声が勝手に出てしまう。それが更なる屈辱だった。

 

その時だった。

揺さぶられる視界の端に、窓の外の何かが映った。

高い枝の上。

作業着の男。

佐伯直人。

 

目が合った。

 

玲の目が大きく見開かれた。

思考が凍りつく。

見られている。

自分がこんなにも無様で、淫らな姿をさらしているところを。

 

大粒の涙が溢れ出した。

頬を伝い、シーツに染みを作っていく。

 

(見ないで)

 

心の中で叫ぶ。

(見ないで…! 醜い僕を見ないで…!)

 

しかし声にはならない。ただ涙だけが止まらずに溢れ続ける。

 

男は玲の異変など気にも留めなかった。

ただ自分の快楽のために、その巨体を叩きつける。

 

「っ…く…」

 

男の太い指が玲の胸の突起を摘み上げた。

すでに赤く熟れたそこを容赦なく捻り上げる。

 

「ひぁっ…!」

 

前後からの強烈な刺激に、玲の背中が弓なりに反った。

逃げ場のない快感が波のように押し寄せてくる。

 

「あぁっ、あっ…! んっ…!」

 

もう声を殺すことさえできなかった。

男に貫かれ、弄ばれ、玲は絶頂の淵へと突き落とされた。

 

「いくぞ…!」

 

男の低い唸り声とともに、最奥まで突き上げられる。

玲の細い身体がビクビクと痙攣し、小さなペニスから再び白濁を吐き出した。

 

同時に、男の巨体が玲の上にのしかかり、重く押しつぶすように震えた。

熱い飛沫が玲の奥深くに注ぎ込まれる。

 

「…………」

 

男が重たい息を吐きながら身を起こした。

玲は力なくベッドに横たわっている。

 

直人はその光景を凝視していた。

 

玲の細く白い脚の間。

赤く腫れた入り口から、男が放った大量の白濁液がどろりと流れ出していた。

 

18歳の細い身体には余りにも残酷な量の痕跡。

それは玲の太腿を伝い、シーツに新たな染みを作っていく。

 

玲はもう泣いていなかった。

ただ虚ろな目で天井を見つめていた。

その瞳から光が消えているようだった。

 

直人は拳を強く握りしめた。

爪が食い込み、掌から血が滲む痛みさえ遠く感じた。

 

あの温かかった笑顔が壊されていく。

自分はただ見ているしかないのか。

あの可憐な存在のために、自分は何をすべきか

怒りと深い悲しみが胸の中で渦を巻いていた。

 

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