男の娘注意報 男の娘、メス男子、メス堕ち 読み切り短編集。 作:楽々ラクーン
姉の美津子が穏やかな笑顔を残して実家へ戻っていった日の夕暮れ、三沢和樹は、どこか空いた部屋の空気の中に立っていた。五か月という時間は長いようで短い。そのあいだ、自分はこの家で、姉の夫である黒田敏郎と二人で暮らすのだと思うと、不思議な緊張が胸の奥に静かに広がっていく。
敏郎は、背が高くて、整った顔立ちで、どこにいても目を引く人だった。それでいて、どこか抜けているところがある。靴下を脱ぎっぱなしにしたり、食事を適当に済ませてしまったり。そんな細かな隙を、和樹は自然と拾い上げていた。
「和樹くんって、ほんと気が利くよな」
ある夜、食後の皿を洗いながらそう言われて、和樹は思わず手を止めた。振り返ると、敏郎はソファに身を預けて、柔らかく笑っている。
「女子力高いなぁ。顔も可愛いしさ」
冗談めかした言葉だったのに、その響きはやけに真っ直ぐで、和樹の胸の奥に触れた。水の流れる音だけが台所に残り、言葉が続かない。頬が熱くなるのを感じながら、和樹はただ「そんなことないですよ」と小さく返した。
けれど、その日を境に、何かが少しずつ変わっていった。
朝、敏郎のためにコーヒーを淹れるとき、和樹はほんの少しだけ丁寧になる。シャツの皺を見つければ、何も言わずにアイロンをかける。そういう一つひとつの行為が、ただの「気遣い」ではなく、誰かに見てもらいたいという、ささやかな願いを帯びていく。
敏郎は、それに気づいているのかいないのか、時折やけに優しい目で和樹を見るようになった。
「助かってるよ、ほんとに」
そう言って、軽く頭を撫でられたとき、和樹の心は静かに揺れた。子ども扱いされているだけだと分かっているのに、その手の温もりが、どうしようもなく愛おしく感じられてしまう。
夜になると、リビングの灯りは柔らかく落ちて、二人の距離を曖昧にする。テレビの音を聞きながら、隣に座るだけの時間。触れそうで触れない距離に、言葉にならない感情が滲んでいく。
和樹は、自分の中にある願いを、はっきりと言葉にできなかった。ただ、誰かに大切にされたい、優しく触れられたい、そういう思いが、形を変えて胸の奥に積もっていく。
それが許されない感情だと分かっているからこそ、なおさら切なくなる。
ある雨の日、洗濯物を取り込めずに困っていると、敏郎がふいに後ろから手を伸ばした。濡れたシャツを一緒に抱え込む形になって、二人の距離が一瞬だけ近づく。
「風邪ひくぞ」
低い声がすぐそばで響いた。
その一言だけなのに、心臓が強く打った。逃げるように距離を取ろうとした和樹の手首を、敏郎がほんの一瞬だけ掴む。
「…無理すんなよ」
優しさなのに、どこか引き留めるような響きがあった。
和樹は顔を上げられなかった。ただ、胸の奥に溜まっていたものが、静かに溶けていくのを感じていた。
五か月という限られた時間の中で、二人の関係は決して名前のつかないまま、ゆっくりと形を変えていく。触れ合うことも、越えてはいけない線も、そのすべてを理解しながら、それでも隣にいることを選び続ける日々。
やがて訪れる別れの時を、どこかで知りながら。
それでも、和樹は思ってしまう。
この何気ない時間が、誰かに愛されていると感じられるこの瞬間が、ずっと続けばいいのにと。
雨上がりの窓辺で、淡く差し込む光の中、敏郎の横顔を見つめながら、和樹は静かに目を伏せた。その胸にある想いは、言葉にしないまま、ただ優しく、切なく、揺れ続けていた。
夜は思ったよりも遅く、更けていた。
時計の針が日付を跨ごうとする頃、玄関の鍵が不器用に回る音がして、和樹ははっと顔を上げた。扉が開くと同時に、外の冷たい空気と一緒に、アルコールの匂いが流れ込んでくる。
「敏郎さん…?」
靴を脱ぐのもままならず、ふらつく体を壁に預けている敏郎の姿に、和樹は慌てて駆け寄った。
「大丈夫ですか、そんなに飲んだんですか」
肩に腕を回して支えると、ずしりと重みがかかる。普段は頼もしいその体が、今はどこか無防備で、子どものように弱っているように見えた。
「……美津子……」
かすれた声で呼ばれた名前に、和樹の胸が一瞬だけ強く締めつけられる。
「……違いますよ、和樹です」
そう言いながらも、否定の言葉はどこか弱く、優しくなってしまう。リビングまで連れて行こうとしたそのときだった。
不意に、ぐい、と腕を引かれる。
気づいたときには、和樹の体は敏郎の胸の中に引き寄せられていた。
「みつこ……」
確かめるように、すがるように、強く抱きしめられる。逃げる余地もないほどの力なのに、その温もりは切実で、どこか寂しげだった。
和樹の心臓が、大きく跳ねる。
違うと分かっているのに、その名前で呼ばれているのに、それでも――離れたくないと思ってしまう自分がいる。
「……ここに、いますよ」
思わず漏れた言葉は、自分でも驚くほど静かで、受け入れるような響きを持っていた。
その瞬間、敏郎の腕がさらに強くなる。
そして、顔が近づいてくる。
息が触れる距離で、和樹は目を閉じることもできずに、ただ見つめてしまう。
次の瞬間、柔らかい感触が唇に落ちた。
ほんの一瞬の、けれど確かに触れたキス。
時間が止まったように、何も考えられなくなる。
そしてさらに強く抱きしめられて、唇の中に舌が入ってくる。アルコールの匂いとともに甘いうずきが込み上げる。
和樹は抵抗することなくそれを受け入れていた。むしろ彼のたくましい胸に身を預けていた。
胸の奥にあった想いが、一気に溢れ出しそうになるのを、必死で押しとどめる。
けれど――
「……みつこ……」
もう一度、そう呼ばれて。
和樹は、何も言えなくなった。
やがて、敏郎の力がふっと抜ける。体を預けるように、そのまま崩れ落ちるように眠りに落ちてしまった。
「……もう」
小さく息を吐きながら、和樹はそっとその体を支え直す。ソファに横たえ、毛布をかける手は、わずかに震えていた。
眠る顔は、いつもより無防備で、静かだった。
何も覚えていないのだろう。
さっきのことも、呼んだ名前も、触れたことも。
「……ずるいですよ」
ぽつりとこぼれた言葉は、届くはずもない。
それでも、和樹はその場を離れられず、しばらくのあいだ、ただその寝顔を見つめていた。
触れた唇の感触が、まだ消えない。
それが誰に向けられたものだったのか、分かっているのに。
胸の奥が、甘く、そしてどうしようもなく痛んでいた。
夜が更けて、和樹は静かにシャワー室に向かった。湯気の立ち込める密室に足を踏み入れた瞬間、肌寒さに包まれる。タイルはまだ冷たく、その上に裸足で立つだけで全身が震えた。
シャワーを浴びようと思ったわけではない。ただ……どうしても一人になりたかった。
壁にもたれかかりながら、指先で床のタイルをなぞる。滑らかな感触。そこに自分の存在が刻まれることはない。
「……敏郎さん……好き」
小さな声が湯気に溶けて消える。誰にも聞かれることのない告白。それがかえって苦しかった。口に出してしまうと、もう止まらない。
「……好きです……」
その言葉は、まるで泡のように儚い。誰に伝えようもない。ただ喉の奥に詰まって、胸を焼くだけ。シャワーヘッドから垂れる雫がひとつ、またひとつと落ちてきて、それは涙の代わりのようで──。
「どうして……」
なぜこんなにも惹かれるのだろう。なぜこの気持ちを殺せないのだろう。答えが出ない問いだけが渦を巻く。
熱くなってきた頬に指を当てる。触れたのは自分の掌だ。けれどその温度が、ふと敏郎さんの大きな手の平を思い出させる。あの優しい体温、少し硬い皮膚のざらつき。触れられたわけでもないのに──妄想の中でさえ鮮明すぎて。
「……ッ」
体が疼く。喉の奥で何かが渦巻いている。抑圧された欲求が静かに膨らんでゆく。気づけば和樹はしゃがみこんでいた。膝を抱え込み、額を冷たいタイルにつける。
「……ごめんなさい……」
誰に謝っているのかも分からない。でも謝らずにはいられなかった。この罪深い思いを抱え続けることに。家族として傍にいるべき相手を─同性の男でありながら─愛しい男として意識してしまっている自分自身に対して。
「でも……」
胸元にそっと触れてみる。服の上から感じる鼓動が速い。
脈打つように早鐘を打つ心臓が苦しいくらいだ。
どうしてこんなにもあなたを求めてしまうのでしょうか──。
「敏郎さん……」
もう一度だけその名を呼ぶ。その度に身体中を走る痺れのような快感。脳髄まで突き抜けるような衝撃と共に下半身に熱が集まる感覚。それを恐ろしく思う一方で求めている自分がいる事実にも嫌悪感を抱いてしまう。
「嫌だ……こんな僕なんか……」
だがすでに遅かった。欲望という獣に支配されてしまった肉体はもう言うことを聞かない。理性で押さえつけても勝手に暴れ出してしまいそうなほど抑えが効かない状態だ。
「んぅ!」
ついに耐え切れず手を伸ばしてしまったそこには既に堅くなり始めていたモノがあった。「これ以上はダメなのに……!」そう思いながらも指先は躊躇なく触れていく。「やめてぇ!!」叫び声にも似た悲鳴を上げながら必死に抵抗しようとする意思とは裏腹に右手は確実に刺激を与え続けていた。
先端からは透明な液体が滲み出し始めている。いつも恥ずかしさばかり先走ってなかなか集中できない状況だったのだが今日は違ったようだ。
「はぁ……くっ」
徐々に増していく快楽と比例して呼吸も乱れてきており息遣い自体も荒くなっていた。
それでもなお止めることは出来ずに弄り続けるしかないのだ。
暫くすると絶頂を迎える前兆となる特有の浮遊感と共に身体中の感覚が研ぎ澄まされていくような感覚が襲ってきた。「敏郎さん、僕を犯して……」和樹が四つん這いになって自らの尻を突き出す。リップスティックをアナルに挿入し想像の中で敏郎に犯される。そんな想像をしながら和樹の指は容赦なく動いていく。
「んぁっ」
大きな喘ぎ声が浴室全体に響き渡った!ドビュッ
同時に大量の白濁液が飛び散る様を目撃した途端羞恥心と自己嫌悪感に苛まれてしまった。
「ああ、僕は最低だ、、、」和樹は一人浴室でつぶやいた。
熱に浮かされていた。
和樹の吐息は浴室の蒸気と混ざり合い、甘い旋律となって天井へ昇っていった。
指先が触れた部分から痺れるような感覚が広がり、思考は白く霞んでいく。
「……敏郎さん……」
切なく震えた声が、タイルに反響する。
禁断の名前。呼べば呼ぶほど、胸の奥に疼きが満ちた。彼がこの場所で微笑む幻影が浮かび上がるたびに、体の中心が熱を持って主張する。
「ごめんなさい……でも……」
指が止まらない。胸元を探る手がゆっくりと下へ伸びていき、敏感になった先端に触れる。反射的に腰が引けそうになるほどの電流が背筋を駆け抜けた。
「……あっ」
声を殺しても洩れてしまう息遣い。
鏡越しに映る自分の姿は情けないほど乱れていて—けれど今はそれが逆に興奮を煽る材料となった。和樹は半ば夢中で自らを慰め続けた。
(敏郎さんが僕を抱きしめてくれたら……もし本当に……)
あり得ない妄想を繰り返しながら指を動かす速度を速めていく。限界が近いことを悟った瞬間だった。
コン……
微かな物音。誰かが廊下を歩くような気配。焦燥感と共に現実へ引き戻される。まさか今このタイミングで誰か来るなんて—
ギィ……
音を立てて浴室のドアノブが回る。
「……和樹?」
低く落ち着いた声音。それは間違いなく義兄・敏郎のものだった。酔いが醒めたらしい彼の声は普段通りの穏やかさを保ちながらもどこか慎重だった。
和樹の顔面から血の気が失せる。逃げ場などない空間で固まる体。
「中にいるのか?」再び呼びかける声には心配が含まれていた。
「……!」
返事もできないまま和樹は必死に息を潜めた。しかし立ち上がろうとした拍子に足を滑らせてしまい盛大な水音を立ててしまった。すぐに鈍い痛みとともに身体が傾く。
「おい大丈夫か!?」
焦りを含んだ足音とともにドアが勢いよく開かれ敏郎の姿が視界に入った。
浴室内に充満していた湿気と香りは瞬時に破られた。敏感になっていた神経に刺さる冷たい空気。視線が絡む前にはもう全てが露見しているという絶望的な状況だけがそこにあった。
敏郎は呆然と立ち尽くしていた。
目の前の光景—全裸で床にぺたりと座り込み涙目でこちらを見上げる義弟—はあまりにも非日常的で衝撃的であった。
沈黙の中で呼吸だけが繰り返される。
どれほどの時間が経過しただろうか。
最初に口を開いたのは敏郎だった。
「……悪い。見るつもりじゃなかった」
言葉とは裏腹に鋭い眼差しは和樹から逸らされることはなかった。
「ち、違うんですこれは……!」
慌てて隠そうとする和樹だが腕の位置は中途半端なままで意味を成さない。羞恥心によって赤く染まった肌は妙に艶っぽく見えてしまう。
「違うとか言わなくてもいい」
静かに断定された言葉に含まれていたものは非難でも憐れみでもなかった。ただ深淵の底を覗き込むような暗さを湛えていた瞳だけがそこにあった。
敏郎がゆっくりと接近してくる。一歩近づくたびに呼吸が荒くなりそうなのを堪えて後退りするが狭いスペースでは逃げ道などない。
「なんでそんな怯えるんだ?」
囁くような問いかけだった。けれどその内側には怒りや困惑とは異なる種類の昂ぶりが潜んでいる気がした。
和樹はどう答えていいか分からず俯いたまま黙り込んだ。
「……俺が怖いか」
肯定すればきっと解放してくれるだろう。
けれど同時に拒絶されることへの恐怖感も生まれてしまう。相反する感情で頭の中が混乱していく。
「……いや……」
やっと絞り出した否定の言葉はほとんど掠れていた。それでも確かに伝わったらしく敏郎は僅かに口角を上げたように見えた。
「そうか。なら話は早いな」
唐突すぎる結論と共に手首を掴まれ引っ張り起こされる。
「あっ!?」
バランスを崩しかけたところで正面から強く抱きすくめられた。逞しい胸板へ押しつけられるような格好になって心臓の鼓動が狂ったように速まり始める。
「可愛い顔してまじで煽ってるのか?」
耳元で吐息交じりに囁かれ背筋がぞくりと震える。熱を帯びた肌が触れ合った瞬間から今まで以上に強い痺れが走り始めた。
「俺だって我慢してるんだぜ?」
その一言で理解できた。敏郎はとうに和樹への感情に気付きそれを受け入れようとしていたということを。酔いによる過ちではなく本心から求められている事実に戸惑いつつも歓喜している自分がいることに気付いてしまう。
「……本当ですか?」
「嘘でこんなになるかよ?」
彼は逞しくボッキした股間を指差した。。
そしてキスされた。
優しく触れ合うだけではない舌が絡み合うような激しい接吻だった。
互いの唾液が混ざり合う音だけが響き渡るなかでさらに強く密着させられる肢体同士からは汗と石鹸の匂いが漂ってくる。どちらからともなく衣擦れのような微細な動きが始まり始終続く貪り合う時間だけが流れていた。
やがて息苦しくなり一旦離れた口唇同士には銀色の糸が繋がり切れる瞬間も惜しむ様に視線を合わせてしまうふたりだけの空間がありその後も何度か繰り返された行為による体温上昇により更なる高揚感を得られた時だった。
お姫様抱っこされて浴室から連れ出された和樹は寝室へ運ばれる途中で不安そうな表情を浮かべるものの決して抵抗することはなかった。むしろこれから起きることへの期待感の方が大きかったかもしれない。
「ああああ、敏郎さん❤️」
ダブルサイズのベッドへ降ろされ仰向けになったところで覆い被さってくる巨躯に押し潰されそうになりながらも懸命に応じようと試みる。
「和樹、今日は女の子になったつもりで俺を受け入れてくれ!」
敏郎には若さ故の未熟さを感じさせる仕草すら愛おしく思えた。
和樹の薄い胸の乳首を摘まれて吸われるとたちまち反応する男の子のおちんちんが跳ね上がる。
「ああん」
甘い声が漏れる。
敏郎の武骨な手がそれを扱き上げる。射精寸前で止められる。先走り汁を指に塗って尻穴を責められた。太い指で掻き回されればすぐに入り口が解れる。さらにローションを加えられて更に緩めていく。和樹の肉の窄みに指が一本入り二本になりついには三本まで咥え込む事になった。
「あっはああうっ……ひゃん♡」
ぐりゅっ!! 大腸まで達した感触があり激痛なのか快楽なのかわからない刺激が走った! 痛さで悲鳴があがる!
「悪いけど少し痛いからな?お前が可愛いすぎて我慢できない」
「ああ、敏郎さんが入ってくる」
ゆっくりと後孔を開いていき亀頭部分だけ挿入し根元まで押し込まれてしまった瞬間ビクンッと大きく跳ねた。ズブブッ! 腸壁を広げられてしまいとても苦しい状態だというのに何故か幸せを感じてしまい涙が出て来た。
「辛い時は遠慮せず言えよ……俺だってお前のこと大事なんだ」
優しい言葉とは裏腹に腰使いは激しくなりパンッパァンッグチュグチャバジュルゥウーーッ!!!
シャワー室での自慰とは比べ物にならない快感!敏郎の大きな身体に組み敷かれて種付けされようとしている状況が興奮させた。切ない声で必死に叫ぶ。だけど声はどんどん甘くなり嬌声をあげてしまう。
「俺の女になれ!」
「敏郎さん、犯して、僕敏郎さんのメスにして。あっあっぁうっ~~~!!!」
突き上げられる度に視界に火花のような閃光が飛ぶ。
何度も絶頂を迎えそうな勢いで快楽の波間に溺れる。攻め立てられた彼は完全に屈服してしまったようだ。「出して!中にいっぱいください!」
「和樹❤️」ドビュッドビュッーーーーー!
和樹の秘穴に敏郎のものがぶちまけられた。。
尻穴で大量の熱い液体を感じて和樹も未熟な肉茎から射精していた。l
「僕もイっちゃうううううううういい」びゅっびゅーーーー
「和樹可愛いかったよ」
敏郎が優しく囁きながら和樹の頭を撫でている。
その手の感触を感じながら思わず笑みを零すと優しく抱き寄せられてしまう。
「敏郎さん❤️ 僕に綺麗にさせてください」
和樹が性奴隷のように傅く。
それは命令ではなく、願いだった。
「ああ……」
敏郎は微かにためらいを見せた。義弟を「奴隷」のように扱う罪悪感。しかしそれ以上に熱く滾るものが胸の内で渦巻いている。
「お願い……敏郎さんの全部……僕に……」
濡れた唇が、剛直の先端に触れる。先程まで自分の体内を穿っていたものを、和樹は躊躇なく迎え入れた。
「ん……っ」
温かい口腔粘膜が包み込む感触に、敏郎の喉が鳴った。若く拙いながらも必死な奉仕の仕草が愛おしい。和樹は懸命に舌を蠢かせながら、時折ちらりと上目遣いに見上げてくる。その眼差しには媚びるような色もあったが、それ以上に深い愛情と情欲が溶け合っていた。
「上手いじゃないか」
褒め言葉を投げれば嬉しそうに目を細める。その反応を見て、罪悪感がますます疼いた。
美津子の留守中に彼を誑かしているという後ろめたさ。幼さを残した義弟を汚しているという禁忌。それら全てを掻き消すほどの欲望が湧き上がる。
「和樹……お前のせいだぞ……」
呻くように呟いた時にはもう遅い。熱棒が再び硬度を取り戻し、和樹の頬を撫でる。脈打つ血管の感触に、和樹は恍惚とした吐息を洩らした。
「嬉しいです……また……してほしいです」
言葉と同時に後ろの蕾がひくりと動いたのが分かる。先程吐き出された残滓を蓄えたままの淫らな器官が、新たな蜜を求めて疼いている。
「……本当に欲しいんだな?」
確認するように尋ねれば、和樹はこくこくと頷いた。恥じらいはある。しかし今の彼にとって最も重要なのは敏郎との繋がりだ。
「お前が望むなら……また壊れるくらい可愛がってやる」
乱暴な物言いだがその眼差しは優しい。和樹は嬉しそうに微笑み返し——次の瞬間には仰向けに組み敷かれていた。
「いくぞ」
宣言と共に熱杭が侵入を始める。一度拓かれた肉壁は柔軟に応え、ぬかるみの中で容易く迎え入れた。
「あっ……はぁ……っ!」
痛みはほとんどない。むしろ前より深い快楽が脳天まで貫く。和樹の若い肢体が悦びに戦慄くさまに、敏郎の支配欲が満たされていく。彼は幼い義弟を征服しているのだ。そしてその事実に義弟自身が歓喜している。
「敏郎さん……すごい……っ!」
掠れた声が悦楽を訴える。少年らしい細い腰を両手で掴み、敏郎は深々と楔を打ち込んだ。ぬちゃっという卑猥な水音が響くたびに和樹は背中をしならせ快感の奔流に身を委ねる。
「もっと……もっと下さい!」
切ない要求に応えつつも焦らすように抽送のペースを上げていく。角度を変え最奥を抉ると和樹は声にならない悲鳴を上げた。そして彼自身の未熟な性器はぷるぷると震えながら涙を零している。
「お前もイキそうだな……?」
敏郎が問えば素直に頷く。
限界寸前の屹立を片手で掴み、律動に合わせて扱いてやれば和樹は「あああぁーっ!」と甲高く鳴いた。だが解放は許さない。鈴口を親指で塞ぎ堰き止めたまま腸襞を穿ち続けた。
「やだ……出したい……!」
泣きそうな懇願を無視してさらに追い詰める。射精寸前で留め置かれる被虐的な快感が和樹を狂わせていく。括約筋はきつく収縮し敏郎を締め上げた。
「なら言うんだ……どうして欲しいのか」
耳元に囁く声は残酷なほど甘い。和樹の瞳から一筋の涙が溢れる。屈辱か? 否。純粋な官能に染まった涙だった。
「出して……いっぱい中に……!敏郎さんのでイカせてくださぁい!」
叫んだ刹那。戒めを解かれた鈴口から勢いよく白濁が迸る。ほぼ同時に後孔へ熱い奔流が注ぎ込まれた。
「ひぁああっ!イク……イっちゃうぅーっ!!」
若々しい喘ぎと共に達した和樹の内壁が敏感な粘膜を絡め取り搾り取ろうとするかのように蠕動した。敏郎も耐えきれず獣じみた唸りと共に最後の一滴まで流し込んだ。
しばし動けない。荒い息だけが静寂を埋める。
やがて敏郎はゆっくりと自らを引き抜いた。ごぽりと溢れる白濁が和樹の太腿を伝い落ちていく。その姿はあまりに淫靡で美しい。
「……すごいな……お前は……」
敏郎の声に苦笑いが混じる。自制心を失い義弟を犯し尽くした背徳感と、それでも彼を愛おしいと思う矛盾。
「敏郎さん……好きです……」
蕩けた瞳で告げる和樹に、敏郎は優しくキスを落とした。