セックスが禁じられた世界で俺の精子が狙われている 作:夜狩景士
未優との昼食を終えた光司は、食卓から立ち自室に戻ろうとする未優を優しく抱き寄せた。
おでこに顔を寄せ、軽くキスして未優を離した。
一週間で五人の女性と延べ十五回のセックスをしなければならない光司は、最初の未優と三度も交わってしまった。
だが不思議と身体が軽く感じ疲れはない。
玲美が持ってきてくれたカフェラテを啜りながら、光司は未優との充実した交合を振り返った。
午後はナンバー2の部屋に入った。
ベッドに座っていたのはバスローブを着た肉感的な女性だった。
長い黒髪に眼鏡をかけている。
彼女は光司を見ると慌てて立ち上がって、頭を深々と下げた。
バスローブの前が開き、たわわな乳房が垂れ下がっているのがちらりと見える。その姿は乳牛を思わせた。
「洲崎
顔を上げた萌桃の頬に乱れた髪が張り付いている。
「萌桃ちゃん、よろしく」
光司は改めて萌桃の肉体を見る。
肉感的と思ったが、バスローブに包まれた身体は豊満で顎のラインを見るとやや肥満気味とも言えた。
だがこの肉体は肉体で柔らかさを予感させ光司は直ぐにでも触れたい気持ちになった。未優とのセックスの余韻で女体を本能的に求めてしまっているのかもしれない。
「萌桃ちゃん、何か飲む?」
未優とは行為の前に身の上話しをした。
まずはお互いのことを知ることが大事だと、未優と時間を過ごした時と同じように光司は声をかけたのだが、萌桃は首を横に振った。
「いえ、私はいいです……」
そう言うと萌桃はバスローブの前を開こうとする。
「ち、ちょっと待って!」
萌桃は光司の制止に怪訝そうな表情を向けた。
もちろん萌桃は光司とセックスするためにここに来ている。この辺りの合理的というか目的に真っ直ぐ向かう性向は新人類らしい。
「萌桃ちゃんのこと、色々話をして知りたいんだ」
光司の言葉が頭の中で意味を結んでいないのか、萌桃はきょとんとした顔をしている。
徐々に萌桃の表情が曇ってきた。
「しないんですか?」
瞳が潤み、萌桃の目尻に涙が浮かんで来た。
「やっぱり……私、太っているから……」
「違う、違う!」
光司は誤解をしている萌桃に近づき、慌てて抱き寄せた。
「萌桃ちゃんの肉体、魅力的だよ……直ぐにでも抱きたい」
萌桃の肉の柔らかさを感じ、光司の股間が硬くなる。
「萌桃ちゃんのこと、もっと知ってからセックスしたいんだ」
涙を浮かべた顔で見上げる萌桃に、光司は真摯な瞳で訴えた。
「そう……なんですか?」
光司は大袈裟に頷いてみせた。
「私、そんなに大食いじゃないんですけど……」
コーラのグラスを両手で抱えながら、萌桃が呟く。
メタフードで何を食べても、栄養バランスが偏らないようになっている。
毎日脂っぽいステーキを摂っても、そこには必要な栄養素が自動的に計算されて含まれている仕様だ。
それなのに萌桃が肥満気味なのは、太りやすい体質ということなのだろう。
「えっ……と、萌桃ちゃんは太っているって言うけど、俺はそんなこと気にしないよ」
「ホントですか?」
萌桃の瞳が明るい色を帯びる。
「でも……旧人類のエッチな動画の女性って、みんなスリムですよね?」
やはり萌桃も未優や夜衣子と同じように、旧人類の実際のセックスに魅せられていたようだ。
母体ではなく機械から生まれた新人類。
直接他の人間に接することなく育児アンドロイドに育てられた。
家族や他の人間とはアイリンクを通したホログラムの幻影としてしか接していない。
光司はそんな新人類の在り方に疑問を持ち続けていた。
だが、今まで交わった新人類の女性たちは、たとえ過去の動画とはいえ、生身の人間同士のセックスが醸し出す独特の空気を感じ取っていた。
そして本物のセックスを求め身を焦がしていたのだ。
「俺は、萌桃ちゃんが可愛いと思う……」
光司は真摯な瞳の萌桃を見つめる。同時に股間の肉棒が反り上がるのも感じていた。
萌桃は光司の瞳に射竦められていたが、膨らんだ股間に視線を落とした。
言葉だけでは説得力がないが、雄の男性器が雄弁に光司の本気を語っていた。
光司は指を弾き、照明を落とした。
萌桃に身体を寄せ、ベッドサイドでお互いの腿が当たるまで近づいた。
すでに緩んでいる萌桃のバスローブの前を開く。
圧倒的な量感の乳房が部屋の空気に晒されている。巨乳というよりも爆乳という方がふさわしい萌桃の乳房が光司の胸と股間を衝いた。
ボリュームと重みで横に広がりやや垂れているが、若々しい弾力が存在感を主張している。
「今まで見た中で最高のオッパイだ……」
光司は感嘆のあまり思わず声に出していた。
暗い部屋のなかでも萌桃が照れて頬を染めているのがわかる。
「……はっ!」
光司が両手で爆乳を掴むと萌桃が息を呑む。
指の間から乳肉が零れ、乳房の形が歪んだ。
「あっ……ああんっ……はあっ!」
萌桃が乳房を掴まれて濃い息を吐いて喘ぐ。
光司が大きめの乳輪の先でぷくっと勃っている乳首を咥えた。
「あんっ!」
萌桃が、がくっと崩れそうになる上体を後ろ手をついて支えた。
「あんっ……うんっ……ふんっ!」
夢中で乳首を吸い続ける光司に気圧されて、萌桃が腕を崩し、ベッドに仰向けに倒れ込んだ。
乳房が外側に流れるが、ボリューム感はそのままに前に突き出している。
乳首を咥えている光司の鼻先が乳肉で塞がれて呼吸がしずらくなっている。
光司は顔全体を乳房に埋めるような形で必死に爆乳を堪能した。
「あっ……はっ……はあっ!」
執拗な光司の乳責めにより、萌桃の肉体が小刻みに震え始める。
光司は乳房に顔を埋めながら、股間に手を伸ばした。
濃いめの陰毛のじょりっ、とした感触が指に当たる。
乳房への愛撫によって、すでに陰唇にはぬめり気があった。
光司は萌桃の膣に人差し指と中指を挿し入れた。
にゅぷっ、と抵抗なく指が根元まで呑み込まれていった。
「はあっ……はあっ……はっ!」
萌桃が濃い息を吐いて顎を反らしている。
「やんっ!」
光司が指先をくいっ、と腹側に曲げると萌桃が短く叫び、びくんと腰を浮かせた。
指の位置を少しずつ動かして、光司は萌桃の一番敏感な部分を探り当てた。
「あっ……ああっ……そこっ!」
萌桃が腰を浮かせたまま左右に揺らした。
膣口から溢れた愛液が光司の手の平を濡らす。
「おっ……おおんっ!」
萌桃の喘ぎが動物的な響きを帯びてきた。
光司は指をペニスのように出し入れする。
くちゅっ、くちゅっ、と愛液が捏ねられる音が耳に届いた。
「おおっ……あんっ、あへっ!」
唇で乳首を責め続けながら、光司は萌桃の表情を窺う。
首を反らして顎を左右に振る萌桃が舌を突き出しているのが見えた。
「あっ、あっ、あああっ!」
萌桃がひときわ大きな嬌声を上げると同時に、ぷしゃっ、と潮が吹いた。
「あっ……あはあんっ!」
腰を小刻みに震わせながら、萌桃は連続して潮を噴き上げた。
光司は初めて女性に潮を吹かせることができた。
萌桃は光司が指を抜くと腰を落としてベッドに肉体を預け、びくっ、びくっ、と痙攣している。
荒い息が落ち着くまで待って、光司は萌桃の股間に腰を入れた。
艶めかしく揺れる萌桃の肉体とその反応を見て、光司の肉棒は反り上がり、血管が浮き出ている。
「萌桃ちゃん……挿入れるよ……」
すっかり解れた萌桃の膣口に亀頭を当てる。
萌桃が薄目をあけて光司を見ていた。
角度を合わせ腰を進めると、光司の肉棒がずりゅっ、と萌桃の膣に呑み込まれる。
締め付けはきつくはないが、温かくそして優しく光司の陰茎を包み込む萌桃の膣襞。
「あっ……はあんっ!」
光司が一番奥まで肉棒をはめ込むと萌桃が短く叫んだ。
光司は上体を倒して萌桃に被せたる。
胸板が萌桃の乳肉を潰す。光司は萌桃の唇を吸った。
萌桃の肉体との一体感に、光司の胸が震える。
「柔らかくて……気持ちいいっ!」
思わず声に出す光司。
「萌桃ちゃん……動くよ……」
光司は声をかけ、腰を引いた。白濁した愛液が陰茎の根元に絡んでいる。
「……はんっ!」
再び奥を突くと、萌桃が肉体を捩った。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と結合部から音が漏れる。
光司は腰の抽送を早めた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、ああんっ!」
光司が奥を突くたび、萌桃が肉体をくねらせ、切なげに喘ぐ。
「ああっ……す、凄いっ!」
だんだん萌桃の腰が浮いてくる。
「あっ……はあんっ! イクっ、イクうううっ!」
萌桃が全身をびくんびくんと震わせた。
光司は萌桃に深々と肉棒を挿したまま、萌桃の震えが落ち着くのを待つ。
「萌桃ちゃん……可愛いよ……」
光司は優しく声をかけると、再び激しいピストンを再開する。
「あはんっ♡」
萌桃が肉体を捩って甘い嬌声を漏らした。
一度絶頂を迎えたことで敏感になったのか、すぐに小刻みに肉体が震えている。
光司は湧き上がる射精欲を堪えながら腰を振る。
「あんっ、あんっ、あああんっ!」
萌桃の絶叫が引き金となって、光司は白濁液を放射する。
びゅるるるっ、びゅるるるっ、と大量の精液が萌桃の子宮目掛けて放たれた。