セックスが禁じられた世界で俺の精子が狙われている 作:夜狩景士
月曜日の朝にフェラチオだけしてもらった千佳に、ウイルスの抗体が発生したのはその日の夕方だった。
午後にもう一人の女性にフェラチオをしてもらった光司は、その報せを聞いて安堵した。
やはり光司の精子が特殊で、女性の体内でワクチンのような働きをしているのだと思う。
詳しいメカニズムは、分析しなければならないが、光司は分析用の精子を提供することを拒んでいる。
人類がDKウィルスを克服して、パンデミック前のような人々が自由に交流できる状態にするために、自分の精子を提供する必要があるのではないか、と光司は思い始めていた。
だが、やはり人工授精と人工胎盤によって人工的に人間が誕生するために光司の精子が転用されるのは許せないことだった。
すでに光司の子を宿した女性が十二人いる。
やがてその子の中で男児として産まれてきた者が精通し、光司と同じようにDKウィルスに対してワクチンのような働きをすることができるかもしれない。
その光司の子が、自分の意志で人工胎盤用に精子を提供するのなら、光司はそれを止めることはできない。
「小佐内さま?」
玲美の言葉で光司は我に返った。
午後フェラチオをしてもらった女性と夕食を共にして、彼女は部屋に帰っていった。
その後ひとりで物思いに耽ってしまったらしい。
気が付くと夜の務めの時間になっていた。
ドアを開けると、バスローブに豊満な肉体を包んだ熟女が微笑んでベッドに座っていた。
今までニ十歳前後の新人類の女性とばかり交わっていた光司が、彼女の姿を見たとたん股間を瞬間的に硬直させた。
「初めまして。本居綾音と申します」
頭を下げる綾音。その優雅な仕草がさらに光司の淫欲を刺激した。
「ごめんなさい。こんなおばさんで……」
光司は慌てて首を振る。
「いえ……その、綾音さん……素敵です」
「お上手ですのね……」
くっくっ、と口を押さえて笑う綾音。
「今日は、アナルだけでしたわね」
いきなり本題に入る綾音に光司の胸がときめく。
「もちろん、経験ありますので、ご安心を……今日はしっかり綺麗にしてあります」
光司の欲情がいつになく昂る。
「綾音さん……」
ベッドに座り、綾音を抱き寄せる光司。
香水のことはわからないが、今まで抱いてきた新人類の若い女性とは違う香りが光司のまわりに漂ってきた。
光司は綾音に唇を寄せた。
「小佐内さま……申し訳ありません……キスは……」
至近距離で綾音と見つめ合う。
今まで交わってきた女性とは全てキスをしてきた。断られたのは初めてだ。
光司はあえて理由を訊こうとはしなかった。
綾音は他の男に抱かれたとしても、キスだけを捧げる想い人がいるのだろう。もしくは過去にいたのかもしれない。
その綾音の想いを光司は尊重することにした。
光司は頭を傾けて、白い綾音の首筋に唇をつけた。
「んっ……ふんっ……」
濃密な色気を含んだ息を漏らす綾音。
光司は綾音を後ろから抱き寄せるようにベッドに乗って回り込んだ。
シニオンにアップした項に舌を這わす。同時にバスローブの上から手を挿し込み、乳房を掴んだ。
「あっ……うんっ……ふんっ……」
快感に肢体をよじる綾音の尻に反り上がって硬直している肉棒が当たった。
もう何十人も女性を抱いているのに、光司は綾音の肉体に触れて妙に胸が高鳴った。
バスローブの前をはだけ、綾音の白い生々しい両肩と乳房を晒した。
両手で豊満な乳肉を揉み上げる。
今まで若い新人類の女性の巨乳をいくつも揉み込んできた。
だが、綾音の乳房は成熟した色気を放っている。
「あんっ……はんっ……ふうんっ!」
首を反らして切なげに喘ぐ綾音に、早くも光司の股間が疼き始めた。
こんなに光司を昂らせる女性とアナルセックスしかできないのが、惜しい。
もし綾音の肛門に精液を注いで、抗体ができたのなら、綾音の膣内と口内にもハメてみたい、と光司は思う。
左手で乳房を揉み上げながら、右手を綾音の股間に伸ばした。
「あっ……そこは……」
彩音が首を光司に向けて言った。
アナルセックスだけの約束なのに、股間を弄られて戸惑っている綾音。
「挿入しなければ、いいんだよ……」
実は光司は玲美に、フェラチオとアナルセックスでの検証にあたって、男性器を口や肛門以外に挿入しなければ、愛撫するのはかまわない、と確認していた。
「そうですか……」
綾音は瞼を閉じて、光司の愛撫に任せた。
生身の人間とのセックスに慣れていない新人類の女性たちと光司はセックスしてきた。
だが、綾音のように既に十分に男性を知っているであろう肉体の生々しい反応は、光司を異様に昂らせた。
「あんっ……小佐内さまっ……そこっ!」
クリトリスを弄ると、綾音が腰を浮かせて喘いだ。
執拗に、追いつめるように光司は綾音を愛撫する。
バスローブを完全に脱がし、綾音を全裸にしてベッドに横たえた。
キスをしたいと再び思ったが、自制して綾音の横に肉体を横たえて、光司は乳房とクリトリスを弄り続けた。
(ああっ……堪らない……いい女だ……)
今世界中で、自分だけが生身の女性とセックスしている。
その中で、実際にセックスを知っている成熟した女性の肉体を堪能できる悦びに、光司は身体の芯から震えていた。
綾音の膣口からは愛液が溢れていた。
膣内に挿入したい思いが強かったが、まずはアナルセックスからだ。
「綾音さん……もう、挿入れたい……」
光司が囁くと、綾音は眼を閉じたまま、うふ、と微笑みを浮かべ頷いた。
うつ伏せになって、豊満な尻を突き出すと、足を広げる。
光司の胸が、ずくん、と疼いた。
「小佐内さま、どうぞ……」
まるで尻が喋ったように、綾音が腰を揺らしながら囁いた。
薄茶色の菊門はしっかりと閉じている。
今でこそ、数十人の女性と様々な性行為をしているが、二十年前に人間同士のセックスが禁じられた時点では、光司は幼馴染の沙奈絵と、亡き妻の貴美子の二人しか女性経験がなかった。
ましてや、アナルセックスなどしたことがない。
「綾音さん……正直言って、俺、初めてなんです……」
このまま猛った肉槍を挿し込んでいいものか、光司は迷っていた。
「ローション、お使いになります?」
そう言うと、綾音はベッドボードに置いてある容器に手を伸ばし、光司に渡した。
「直接、お尻の穴に入れてください」
光司は恐る恐る菊門にローションのボトルの先端を挿し込んだ。
「あんっ♡」
綾音が腰を捩る。
光司は亀頭を菊門に当てる。こんな小さい穴に挿入るのか、と思ったが、肛門が広がりにゅぷっ、と亀頭を呑み込んだ。
注いだばかりのローションが少し冷たく感じたが、腰を進めていくと徐々に温かい滑りが肉棒を包み込んだ。
「あっ……はあんっ!」
綾音がひときわ大きな呻きをあげると、肉棒はずぷりと根元まで肛門に呑み込まれていた。
「ああっ……挿入った……」
膣内とは違った締まりの気持ちよさに、光司は思わず声を上げていた。
いつも女性と後背位で繋がっているときに、菊門を見つめていた。今、艶めかしい綾音の尻を抱え、広がった肛門に自分の剛直がはまり込んでいるのを見ている。
「綾音さん……気持ちいい、です……」
震える声で光司が呟くと、綾音は首をひねって、横目で光司を見た。
「小佐内さま……どうぞ、動いてください……」
綾音に促され、光司は腰を引く。肛門が肉棒に吸い付くように少し伸びた。
再び光司は綾音の腸内に深々と剛直を挿し入れた。
「うんっ……ふんっ!」
息が詰まったような綾音の呻きが艶めかしい。
光司は、ゆっくりと肉棒を出し入れして、温かい綾音の体内を堪能した。
「綾音さん……気持ち良すぎて……
光司は異次元の快感に下腹部の疼きが耐えきれなくなっていた。
「小佐内さま……どうぞ、射精してください……」
切なげな、切迫感のある声音で綾音が言う。
「あっ……ああっ! 綾音さんっ!」
深々と差し込んだ肉棒を最奥まで突いて、光司は淫欲の滾りを放った。
長い射精を終え、光司はゆっくりと肉棒を抜いた。
綾音の肛門が咥え込んでいた光司の形のまま拡がっている。
ぷっ、と空気が漏れる音がして光司が注ぎ込んだ白濁液がどくどくと溢れ出る。
「やだ……変な音、出ちゃった……」
ベッドに顔を埋めていた綾音が呟いた。
「綾音さん……俺、気にしませんから……」
光司は一日三人の女性と交わるのだが、夜を共にする女性と過ごす時間が一番長い。
綾音のような光司の淫欲を滾らせる女性と、アナルセックスしかできないのが惜しかった。
まるで盛りのついた犬のように、連続三回、彩音の肛門に精液を注いだ。
まもなく日付が変わろうとした深夜、光司はアイリンクを起動して玲美を呼ぶ。
「小佐内さま……どうされましたか?」
玲美が心配そうな声音ですぐに反応した。
「お休みのところ、申し訳ない……」
「いえ。私のことはお気になさらず」
玲美が言う。
「今、一緒にいる綾音さんの抗体検査を、今すぐできないかな?」
玲美の無言がしばらく続いた。光司の申し出に戸惑っているのだろうか?
「かしこまりました。小佐内さまは、一度部屋を出ていただけますか?」
裸の尻を晒してベッドに横たわる綾音が微笑んでいる。もちろん光司の意図を察しているのだろうが、何も言わない。
「ごめんね、綾音さん」
綾音は首を横に振る。
リビングには、パジャマ姿の玲美がいた。
深夜で就寝していたのだろう。普段の服装とはまた違った玲美にも欲情してしまう自分に光司は心の中で苦笑する。
「今、検査アンドロイドが対応しています。結果はすぐにでも出るかと」
玲美は普段と変わらない表情だ。
この特別私空間で、光司は何十人もの女性と交わってきた。
今週はフェラチオとアナルセックスだけで検証することになっていて、通常の膣内射精ができないことになっている。
もし抗体が発生したのなら、その女性とは以降、通常のセックスができる。綾音に対して光司はすぐにでも膣内でセックスをしたい、と急いていた。
あからさまに性欲を晒して、玲美にはどう思われているのだろう、と光司は思ったが、自分の欲情に忠実に従った。
玲美のアイリンクにメッセージが入ったようだ。
「小佐内さま。本居さまに抗体が確認されました」
玲美が光司に向き合って告げた。
「ありがとう……」
光司は玲美の視線を外して、綾音の待つ部屋に向かった。
「小佐内さま。ありがとうございます」
再びバスローブを着た綾音がベッドに腰掛けたまま、頭を下げた。
「これで私は、DKウィルスから解放されました」
光司とのセックスを望む女性の一番の目的は、抗体を得てDKウィルスによる死の恐怖から解放されることだ。
中年を過ぎた男に性的魅力を感じているわけではないことぐらい、光司も分かっている。
そして、光司の精液を受け入れて、自分の子供を孕むことを女性たちは了承している。
「綾音さん……俺、綾音さんのおまんこにハメたくて……」
光司は開き直って、自分の正直な性欲を吐露した。
「うふふ……嬉しいです、小佐内さま」
口を押さえて上品に笑う綾音の横に座って、光司は抱き寄せた。
至近距離から見つめ合う二人。キスをする流れだが、光司は綾音の意思を尊重して自制する。
かわりに耳朶に舌を当てる。
「はっ……あんっ……」
艶のある息を漏らす綾音。光司はバスローブをはだけて巨乳を掴んだ。
すると綾音が既に硬くなっている光司の陰茎に指を絡めてきた。
光司も負けじと綾音の秘部に手を伸ばす。
お互いの性器を弄りながら二人はベッドに倒れ込んだ。
ほとんど脱げかけていたバスローブから腕を抜き、二人とも全裸になっている。
綾音がちろちろと光司の乳首を舐め上げる。そんなに敏感ではないが、光司は気持ちよさに喉を晒して喘いだ。
仰向けになっている光司に綾音は肉体を乗せ、舌を躍らせながら下腹部まで下ろしてきた。
反り上がった光司の肉棒に手をかけて扱きながら、鼠径部を舌でなぞった。
綾音による口淫の予感に、光司は腰を小刻みに震わせた。
しゃこしゃこと手で肉棒を擦りながら、綾音が陰嚢を唇に含んだ。
片方ずつ丁寧に咥えて、舌で刺激する。
(ああっ……堪んない!)
綾音が首を傾けて、ハーモニカを吹くように唇で陰茎を根元から辿る。
舌を伸ばして裏筋を舐め上げると、ちゅっ、と亀頭にキスをした。
綾音は光司の表情を窺いながら、おもむろに亀頭を口に含んだ。
「あっ……綾音さんっ!」
光司が呻くと、綾音はゆっくりと首を下ろし、肉棒を根元まで含んだ。
「んぐっ……!」
先端が喉に当たったのか、一瞬えずいたように表情を歪めた綾音。
肉棒を深く咥え込んだまま光司と眼を合わせる。窄めた頬が艶めかしい。
綾音が光司を見つめたまま首を上下させた。温かい滑りに包まれた肉棒が心地よい。
「ああっ……気持ち……いいっ!」
光司は首を反らして肉棒に意識を集中させた。じんわりとした刺激が陰茎の根元に湧いている。
「んっ……んっ……ぐちゅっ……じゅぽっ……」
喉の奥で呻きながら綾音が唇から唾液と猥らな音を漏らしている。
「ああっ……凄いっ!」
光司は快楽のあまり腰を浮かせた。綾音は眼を閉じて首を動かす速度を上げる。
「あっ、綾音さんっ……このままじゃ、射精ちゃうっ!」
光司の訴えを無視して、綾音は激しく動き、ぶちゅっ、ぐちゅっ、とわざと大きな音をさせていた。
「あっ……あっ、ああっ!」
光司は綾音の頭を両手で掴んで上体を起こした。
腰を大きく捩るが、綾音は咥え込んだ肉棒を離さない。
「でっ、射精るうううっ!」
光司はぐん、と腰を突き上げ、綾音の喉奥に精液を放射した。
びゅるっ、びゅるるるっ、びゅくううっ、と連続して白濁液が綾音の喉に注ぎ込まれる。
「んっ……ぐっ……んんっ!」
眉を苦し気に歪めて、綾音が光司の淫欲の滾りをを呑み込んでいる。
凄まじい快感と解放感が光司の肉棒から全身に伝わった。
「小佐内さま……どうですか?」
柔らかい乳肉に包まれた亀頭が見え隠れしている。
小首を傾げて光司の様子を窺う綾音。フェラチオとは違った柔らかい刺激が心地よい。
綾音が自らパイズリをして、フェラで射精してもまだ硬直しているペニスを包み込んだ。
両手で下乳を掴んで大き目の乳輪をくるくる回転させながら光司に奉仕する綾音。
新人類の女性の中では、二番目にセックスした夜衣子が、積極的に自分からパイズリをしてきた。
それ以降、光司は女性にパイズリを要求してはいない。
「綾音さん……とても、気持ちいい、です……」
光司の言葉に微笑んだ綾音が舌をべろんと伸ばし、亀頭を弾いた。
「あっ……!」
思わず光司は快感で首を反らす。
眼を閉じると、先走り汁が溢れ、ぬちっ、ぬちっ、といやらしい音が耳に届く。
再び眼を開けると、艶めかしく動く乳肉のビジュアルのインパクトで、光司の射精欲が昂ってくる。
「綾音さん……気持ち良すぎて、また射精ちゃいそうです……」
うふ、と微笑みながら、綾音が艶めかしい視線を光司に向けている。
「綾音さんの、おまんこに、挿入れたい……」
なんの躊躇いもなく、自然に光司は呟いていた。
「小佐内さま……ちょっと、いいですか?」
パイズリをしながら、綾音が尋ねる。
光司は何だろう、と訝しんだ。
「私……もう歳ですし……赤ちゃん、欲しくないんです……」
光司と交わってきた女性たちは、DKウィルスに対する抗体を得るとともに、自ら子を孕むことを望んでいることが前提となっていた。
子供が欲しくない、と言ってきたのは綾音が初めてだ。
この二十年間、人間同士のセックスが行われなかったことで、コンドームの生産は停止していた。また、アフターピルというものも、セックスが想定されない状況では必要ないということで現在は作られてはいない。
避妊するには膣内の挿入は避けなければならない。
「わかりました……おまんこにハメるのは、諦めます……」
光司は綾音の意思を尊重することにした。
「いいえ、小佐内さま。私、外に射精してもらえば、いいんです……むしろ、小佐内さまと繋がりたいんです……」
光司の表情が緩んだ。卑猥な顔になっているのではと気になったが、綾音は優しく微笑んだままだ。
綾音の肉体を仰向けに横たえ、股に手をかけ拡げた。濃いめの陰毛から覗く陰唇は愛液で湿っている。
光司は綾音の股の間に腰を入れ、陰茎に手を添えて膣口に先端を当てた。
薄く瞼を開いた綾音が光司の反り上がった剛直を見つめている。
「綾音さん……行きます……」
光司が角度を合わせ、腰を進めた。
にゅぷっ、と亀頭が膣内に呑み込まれる。
ぐ、ぐ、ぐ、と膣壁を裂いて肉槍を挿し込む。
「んっ……ふんっ!」
最奥を突き上げられた綾音が息を詰まらせる。
「ああっ……綾音さんと、ひとつになった!」
光司が思わず声を上げた。
陰毛を擦り合わせるように恥骨同士からお互いの震えが伝わってくる。
「小佐内さまっ……嬉しいですっ!」
綾音の膣襞がうねうねと光司の肉棒を包み込んでいる。
光司は腰を引き、再び綾音の子宮口を突いた。
「あんっ! 奥っ……当たってますっ!」
綾音の切なげな言葉で光司の獣欲が漲った。
大きなストロークで綾音のポルチオを、ぐん、と押す。
「あんっ……ああんっ……はあんっ!」
奥に当たるたび、綾音が叫ぶ声のトーンが上がっていった。
光司のピストンで、綾音の巨乳が、ぷるんぷるんと揺れている。
快感に眉を歪めた綾音がきつく瞼を閉じて大きな口を開けているのが艶めかしい。
首を落として二人の結合部を見る。白濁した愛液が光司の陰茎の根元に絡んでいる。
ぐちゅっ、じゅぶっ、と膣口から淫らな水音が漏れだした。
「小佐内さまっ……凄っ、いっ……ですっ!」
綾音が首を振って喘ぐ。
光司は綾音の膝裏を両肩で担ぎ上げるように持ち上げ、膣口を真上に向けて垂直にピストンを打ち込んだ。
ぱこっ、ぱこっ、と光司の鼠径部と彩音の尻肉が打ち付け合う音が響く。
「やんっ……いっ、いいっ……いいのおおっ!」
光司は綾音を追いつめるように容赦ない抽送を続ける。
陰茎の根元には今にも弾けそうな疼きが湧いている。
「あああっ、はああんっ! イ、イキそおおっ!」
綾音が全身をくねらせて叫ぶ。
「あっ、綾音さんっ! 俺もっ、射精そうですううっ!」
光司が言うと、綾音が瞼を上げ、切なげな瞳で見つめる。
「小佐内、さまっ……一緒にっ……イキましょううっ!」
光司は腰を激しく振り、二人の絶頂に向けて昇りつめていく。
「あっ、あっ……イっ、イクっ……イクイクイクイクうううっ!」
「あっ、あっ、綾音えええっ!」
綾音が全身で痙攣する。
光司はすかさず腰を引く。
ずりゅっと猛々しく反り上がった肉棒を綾音の膣内から抜くと同時に、先端から淫欲の液を迸らせる。
びゅるるるっ、びゅっ、びゅるるるるっ、と連続して精液が綾音に向かって放たれる。
白濁液は綾音の乳房、首、顔に容赦なく注がれた。
「ああっ! 止まらないっ!」
光司は自分のどこにこんなに大量の精液が溜まっていたのだろう、と不安になるくらい長く射精を続けた。
びゅくっ、と最後の液体を放った肉棒は、空撃ちで、びくっ、びくっ、と蠢いていた。
ここまでの快感を全身で感じたことは、なかった。
光司にとって今まででベストのセックスだった。