※この作品はR-18です。

セックスが禁じられた世界で俺の精子が狙われている   作:夜狩景士

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新人類と初のセックス

 新人類で光司とセックスする初の志願者である、武藤莉里香が光司の私空間に入った。

 防疫スーツの胸が張りのある乳房を象(かたど)っている。

『許可されていない訪問です。許可されていない訪問です』

 莉里香の配偶機が無表情で警告を連発する。

「その、うるさい配偶機を黙らせろ」

「仕方ないでしょ。そういう仕様なんだから」

 莉里香は敵意の籠った瞳で光司を睨む。

「あんたとセックスするのに、そいつがいたら邪魔だ」

「配偶機は、あなたと私がちゃんとセックスしたか記録する役割があるわ」

「こいつに見られてセックスしろと?」

 光司の言葉に莉里香は首を傾げる。

「何か問題でも?」

「あんたと二人きりで、したいんだ」

「二人きりでしょ? 配偶機はヒトではないわ」

「俺の気分が乗らないんだ」

 莉里香がため息をつく。

「そこは、我慢してもらうしかないわね」

「キミコ。その配偶機とセックスしろ」

 突然の光司の言葉に、莉里香は眼を剥く。

「あんたも、配偶機(そいつ)に命令しろ」

「嫌よ。彼には私たちの行為の証人になってもらわなければ……」

「拒否するなら、俺はあんたとセックスしない」

 莉里香が唇を噛んだ。

「今すぐ私空間(ここ)から出て行ってくれ」

 莉里香は光司を睨みながら渋々と配偶機に命令した。

「セイヤ。そこのキミコとセックスして」

 セイヤと呼ばれた配偶機とキミコは服を脱ぎ始める。

 全く色気もムードもなく、義務的な脱衣だ。

 セイヤがそそり立つ陰茎を晒した。肌と同じく白い肉棒は、なんだか不自然に感じる。

 キミコが豊満な乳房と大きな尻を晒した。

 セイヤがキミコに歩み寄り、二機は抱き合い、キスをした。

 唇を合わせたまま、二機は床に横たわった。

 セイヤがキミコの足を広げ、腰を近づける。

 白い陰茎を膣に差し込む。

「あんっ!」

 キミコが口を開いて嬌声をあげた。

 セイヤは腕を突っ張って上体を反らしながら、腰を反復的に振る。

「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」

 キミコが肉体を捩る。

 莉里香は配偶機たちの性行為から眼を背けていた。

 これから初対面でセックスしようという相手に対して、挑発的な態度を取り続ける新人類の莉里香。

 どんな思いで旧人類の中年男に抱かれるために来たのだろう。

 きっと、抗体を持つ子供を身ごもることで、人類の未来を切り開く使命感だけで来たのだろう。

 光司に魅力を感じて来たのではないことは、態度から明らかだ。

 

「俺たちも、しようか」

 莉里香は配偶機たちのセックスから眼を逸らしたままだ。

 光司は莉里香を寝室に誘う。

 ベッドの横で服を脱ぎ始めた光司。

「脱がないのか?」

 莉里香はまだ防疫スーツを着たままだ。

「怖いのか?」

 光司の言葉に莉里香は睨み返した。

 ヘルメットを外すと、長い黒髪が、ばさっ、と広がった。

 ヘルメット越しでも感じていたが、パンデミック前だったら女優として活躍したであろう美貌を莉里香は持っていた。

「怖くなんかないわ」

 胸の解除レバーを莉里香が捻じる。

「私は、人類の未来のためにここにきた」

 防疫スーツの袖を抜きながら、莉里香の視線は光司を睨んだままだ。

「自分の性欲のことしか考えていない、あなたとは違うわ……」

 レースのブラジャーに包まれた乳肉は零れそうなボリュームだ。

 同じ色のパンティを晒しながら、莉里香は脚からスーツを抜く。

 豊かな女性の曲線を描く白い腿が現れた。

「莉里香、お前、セックスしたことあるのか?」

 返事がない。

「あのセイヤとは、したのか?」

 莉里香は相変わらずこちらを睨んだままだ。

 こいつは、処女だ。光司は確信する。

 だが、それを認めたくないのだ。

 人工授精と人工胎盤によって、人類が生殖のためのセックスをしなくなってから久しい。

 新人類は、幼いときからの教育で、セックスを動物的で低次の欲求だと刷り込まれている。 

 それでも性欲を催す本能自体は消えないので、配偶機にはセックスする機能が備えられている。

 莉里香は性欲というものを意識しないまま成長したのだろう。

 

 光司が莉里香に近づく。

 やはり不安は隠せないようで、莉里香が伏し目がちに瞳を泳がせた。

 光司が莉里香の顎に指をかけると、莉里香はびくっと反応した。

 多分配偶機にも自分の肌を触らせていなかったのだろう。

 莉里香の顎をくいっ、と上向きにして、光司は唇を寄せた。

 眼を閉じかけた光司は、かっ、と眼を見開いている莉里香に気づく。

 それにかまわず、光司は莉里香と唇を合わせた。

 莉里香の肉体が硬直するのを感じる。

 光司と沙奈絵がセックスしても発症しなかったのは事実だ。

 元々光司にDKウイルスに対する抗体があり、性行為によって沙奈絵にも抗体が出来たことが確認された。

 だが、それが他の女性でも同じように抗体ができるかどうか、まだ確認されてはいない。

 もしかしたら、光司と沙奈絵は様々な特殊な条件によって、たまたま抗体ができただけかもしれない。

 莉里香と光司がセックスしても、莉里香が無事である保証は全くない。

 つまり、莉里香は発症して死ぬ可能性も覚悟した上で光司の精子を受け入れるためにここにいるのだ。

 

 光司が莉里香の唇を割って舌を差し込む。

「んっ……んんっ!」

 莉里香が喉の奥で呻き、肉体をよじらせた。

 光司が薄く眼を開くと、眼を閉じた莉里香の瞼から涙が零れている。

 莉里香が肉体を強張らせていた。

 光司は背中に回した手で莉里香を抱きしめる。

「んっ……はあっ……んんっ!」

 苦し気な息を漏らしながら、莉里香は光司の舌を受け入れている。

 キスでは莉里香の強張りをほぐすことができなかった。

 光司は莉里香と唇を合わせたまま、そっとベッドに肉体を横たえた。

 ブラジャーのホックを外し、手早く抜き取る。

 唇を外し、ベッドに肉体を投げ出した莉里香を見下ろした。

 両手で胸を隠す莉里香の腕を光司は開く。

 仰向けになっても綺麗な円形を保った乳房が、荒い呼吸で上下していた。

 眼をきつく閉じ顔を横に逸らした莉里香の目尻から涙がつつっと頬に流れる。

 強がってはいるが、内心で不安や恐怖と戦っているのだろう。

 そんな莉里香が光司はいじらしく思えてきた。

 豊かな双丘を光司は両手で掴んだ。

「……あっ!」

 莉里香が肉体を捩り、声を上げた。

 瑞々しい弾力の乳肉を光司は優しく揉み上げる。

「あっ……ふんっ!」

 莉里香が切なげな息を漏らす。

 性欲が乏しいのか欠けているのかわからないが、莉里香は配偶機とセックスをしていないようだった。

 当然、セックスとはどういうものか、事前に学習しシミュレーションしてきたことだろう。

 だが、セックスという行為に対して新人類は動物的な本能として忌避する教育を受けている。

 性欲の暴走で私空間に幽閉された現在のシステムに不満を感じないように飼いならされているのだ。

「ああっ……いっ、嫌っ!」

 光司が乳首を抓むと莉里香はびくっと反応して声を上げた。

 こりこりと指先で抓まれた乳首が勃ってくるのがわかる。

 右の乳首を弄りながら、左の乳首を唇に含んだ。舌先で硬くなった乳首を転がす。

「あんっ……はんっ!」

 莉里香が小刻みに震え始めた。肉体を捩って光司の責めから逃れようとする。

 だが光司は乳首を咥え込んだまま外さない。

 莉里香にとっては未知の刺激だろう。この娘が普段どんな生活をしていて、何を好んでいるかは知らない。

 だが、この女体の動きは明らかに性的快感を感じているものだ。

「い……嫌っ!」

 莉里香が髪を振り乱して首を横に振るのを光司は乳首を吸いながら見た。

「い……いっ……嫌っ! やんっ!」

 言葉と裏腹に、肉体が快感に震えている。

 莉里香がびくんびくんと断続的に震え始めていた。

 すでに軽くイっているようだ。

 事前に仕入れてきた知識や情報としてのセックスとは多分全く違った肉体的な感覚に、莉里香は戸惑っているに違いない。

 乳首への刺激だけでこれだけ感じているのだ。挿入したら相当乱れてしまうだろう。

 光司は乳首を咥えたまま、右手で莉里香の背中から腰をなぞった。

 絹のような肌を手が滑る、しゅるしゅるという音が部屋に響く。

 円く弾力のある尻肉をむぎゅっ、と掴む。

「はっ……はあっ!」

 頬を上気させ呼吸を荒くした莉里香が顎を反らして白い喉を晒している。

 光司の指が莉里香のパンティに差し込まれ陰部に伸びた。やや濃いめの陰毛のじょりっ、とした感触を感じながら、指で陰唇を辿る。

 既に愛液が滲み出しているらしく滑りを指先に感じた。

「どうだ、莉里香。感じているか?」

 光司の問いに莉里香は頭を横に激しく振った。この期に及んで自分の肉体に起こった快感を拒絶しようとしている。

 思い切って自分に湧いた感覚を受け入れてしまえば楽になるのにな、と光司は思う。

 

 小刻みに震えている莉里香の首筋に舌を這わす。

 両手で滑らかな莉里香の肌を擦りながら、舌を脇から腹に徐々に下ろしていく。

 濃い息を吐きながら身体をくねらせている莉里香。

 光司の舌が鼠径部に達すると、莉里香が反射的に股を閉じた。

 パンティを丸めるように素早く下す。

 光司が両ひざを持ち、拡げると、大して抵抗もせず莉里香は股を開いた。

 鼠径部をなぞり、陰部に顔を押し付けるようにして、陰唇に舌を差し込んだ。

「あっ……汚いっ!」

 莉里香が両手で光司の頭を押すが、光司は股間に埋めた頭を外さない。

 ちゃぴっ、ちゃぴっ、と大きな音をわざとたてて、愛液を啜る。

「あっ……はあんっ!」

 腰をよじりながら、莉里香がひときわ高い声をあげた。

 クリトリスを舌で弾いてみる。

「ひゃんっ!」

 莉里香がびくん、と身体を揺らした。

 執拗に未開発の肉芽に舌を絡ませ、ときおり唇に含んで吸い込んでみる。

「あっ……うんっ!」

 莉里香は万歳をするように伸ばした手でシーツを掴み、腰を浮かせて震えていた。

「やんっ……ダメっ……これっ!」

 びくびくっ、と莉里香が全身で痙攣する。絶頂を超えたのだろう。

 光司は肩で莉里香の両腿を担ぎ上げた形で陰部から唇を外した。

 仰け反るように上体を反らしていた莉里香の痙攣が治まり、ベッドに脱力した身体を沈める。

 絶頂の余韻である荒い呼吸で、莉里香の乳房が上下している。

 光司は膝立ちになって、反り上がったペニスを揺らした。

 薄く瞼を開けていた莉里香の眼が見開いた。光司の陰茎を凝視している。

「いまから、こいつを挿入れるぞ……」

 ひっ、と莉里香が息を呑んだ。

 脱力した股の間に光司は腰を滑り込ませる。

 陰唇は溢れた愛液で湿っていた。手を添え、亀頭で陰唇をなぞる。

「ああんっ!」

 まだ挿入してもいないのに、莉里香が腰をよじって声を出した。

 にゅぷっ、と亀頭が膣口に吸い込まれた。

「あんっ、あんっ、あああんっ!」

 先端が挿入っただけで、莉里香は叫んでしまう。

 光司は陰茎の角度を合わせ、腰を沈めていった。

 ぐ、ぐ、ぐ、と狭い膣壁を裂いていく。

「あっ……あっ……ああっ!」

 肉棒が半分入り込んだところで、抵抗感で止まった。

 結合部を通して、莉里香の震えが伝わってくる。

 莉里香の顔を見る。閉じた目尻から涙が零れていた。

 光司は結合したまま、莉里香の唇を吸った。

「んっ……んぐっ……ふんっ……」

 舌を絡め、莉里香の呻きを吸いながら、光司は上体を重ね、莉里香の乳房を胸で潰した。

 しばらく身体を重ねていると、抵抗感が緩んだ。

 すかさず光司は一気に腰を進める。

「んっ……はあんっ!」

 光司の肉棒が莉里香の最奥を貫く。莉里香は唇を外して叫んだ。

 莉里香にぐりぐりと恥骨を擦りつけるように、光司は肉棒を深々と挿し込んだまま腰を回転させた。

「あっ、あっ、ああっ……あんっ!」

 莉里香が大きく口を開け、首を反らして叫んだ。

 光司は腰を引き、再び突き上げる。

 びくん、と莉里香の上体が反応した。

 前後に腰を振り、莉里香を責める。温かい膣内を肉棒でぐりぐりと抉る。

「あっ……うんっ……はあんっ!」

 光司の責めに莉里香は肉体をくねらせて喘いでいる。

 DKウィルスに感染する恐怖や不安から、光司に対してそっけない態度を取っていた莉里香。

 こうして光司に貫かれて女体をくねらせている莉里香を見て、光司は可愛いと思う。

 亡き妻の貴美子とケンカした後にセックスしたことを想い出した。

「ああんっ! 何かっ、来るっ!」

 莉里香の肉体が小刻みに震え始めた。

 どうやら莉里香は、配偶機とも交わってはいなかったらしい。

 初めてのセックスで、初めて迎える絶頂に戸惑っているのかもしれない。

「やんっ、何っ、これっ!」

 激しく抽送する光司の腰を押し上げるように、莉里香が腰をびくん、と浮かせた。

「きゃあああっ! あああんっ!」

 悲鳴をあげながら、莉里香が初めてのエクスタシーを迎えた。

 両手を光司の背中に抱きつくように巻き付け、痙攣を続ける莉里香。

 光司は動きを止め、莉里香の震えが治まるのを待った。

 

 脱力した莉里香がベッドに肉体を埋めた。

 目尻には涙が浮かんでいる。

「どうだった?」

 光司が結合したまま、優しい瞳で莉里香に問う。

 薄く瞼を開けた莉里香が、ぷい、と顔を逸らした。

「素直じゃないな……」

 光司に嗜虐的な気持ちが湧いてきて、セックスの余韻を打ち消すように、ぐん、と腰を突き上げた。

「あんっ!」 

 莉里香がすかさず反応する。

 初めての性器の結合で、絶頂に達し敏感になった膣壁を、再び光司が抉った。

「あっ、あっ、あっ、あっ、ううんっ!」

 光司に合わせて莉里香の中で目覚めた女体がうねり始めた。

 パンデミック前に光司とセックスしたのは、幼馴染の沙奈絵と亡き妻の貴美子だけだった。

 そして先日、沙奈絵と二十年ぶりにセックスをした。

 その二人以外、初めて抱く女性が莉里香だった。

 配偶機と疑似的セックスを長年してきて、不満を抱えていた光司だが、こうして自分のテクニックと情熱が、女性を乱れさせているということに、男としてのプライドが充たされた。

「ああっ……凄いっ……はあんっ!」

 完全に光司の剛直による責めに屈した莉里香。

「ああっ……またっ、く、来るうううっ!」

 莉里香が海老のように肉体を躍らせて、再び絶頂を超えた。

 光司はこれだけ女を責めても、未だに射精をこらえている自分に驚いた。

 政府の担当官の玲美に、滋養強壮剤を使うか尋ねられた。

 久しぶりのセックスで不安を感じていた光司は強壮剤を使うことを了承したのだが、思ったより効果が強いらしい。

「ああんっ……はああんっ!」

 莉里香が全身で痙攣する。光司は下半身の滾りを感じながら莉里香を責め続けた。

 莉里香の膝裏を肩で担ぎ、膣口を真上に向け、垂直にピストンを打ち込む。

 ぐちゅっ、ぐちゅっ、と愛液が捏ねられる音が結合部から漏れる。

「きゃっ! きゃあああっ!」

 莉里香の金属的な叫びが耳を突く。

 連続して絶頂を超えて、首を激しく振りながら全身で痙攣を続けていた。

「莉里香、莉里香ああっ! 射精すぞおおっ!」

 光司は激しいピストンで自分の淫欲と莉里香を追い込み、ずん、と莉里香の最奥を肉槍で突き上げる。

 同時に光司の剛直が爆ぜた。

 腰を小刻みに震わせて莉里香の子宮に白濁液をどぷどぷと流し込んだ。

 莉里香は叫び声をあげるような大きな口を開けて、息を詰まらせたまま硬直して光司の淫欲の液体を受け入れた。

 

 

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