※この作品はR-18です。

オリシューとISヒロイン(ry   作:user

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本作が再び人目に触れる事はないはずでした
と前話後書きに書こうと思ってたが忘れる
そう云うことです


頑なガール3

 宣言通りのキスだった。

 

 リーシュの舌が簪の唇に触れる。簪は素直に口を開き、リーシュの舌を受け入れた。

 自分の中に、違う体温が入ってくる。柔らかく滑っており、少し温度が低い。

 舌が触れてくると、簪は小さく応えた。

 簪は、もう目を開けていられなかった。

 リーシュの制服に縋りつき、されるがままに、誘導されるままになっている。

 口移しで、泡が混じる少し冷たい唾が送られてきた。口内に送られてきたリーシュの唾を、簪は舌で味わう間もなく飲み込んだ。喉が、こくり、と鳴り、食道を伝って胃の腑に落ちていく。

 冷たい唾が、体の中で燃えているようだった。

 また、送られてきた。

 舌を絡ませあい、口内に湧いた唾を二人でかき回している。

 簪は、また飲み込んだ。今度は冷たくなかった。温度が溶け合い、どちらの熱かわからなくなっていた。

 次に、吸われた。

 舌が吸われ、リーシュの唇を割って中に入っていく。自分から舌を伸ばしたのか、吸われたから入っていったのか、簪にはわからなかった。

 リーシュの喉が鳴る。

 粘ついた水音だけが響く中で、簪の耳には嚥下する音と、心臓の鼓動が鳴り響くように聞こえていた。

 

 ここはIS整備室だ。

 扉はロックされていない。

 時間が遅く、今は二人だけとは言え、歴としたオープンスペース。いつ誰が入ってきてもおかしくない。

 背徳感と緊張感が、簪だけでなくリーシュも興奮させていた。

 

 ところで、キスの際、手の置き場は重要なポイントの一つだ。

 頬や後頭部はいかにもキスを意識させるし、肩に置くのもオーソドックスだ。

 背中に回すのは抱き合う形であり、やはり自然な形と言える。

 リードされる側の簪は初心者であることだし、されるがままに、手の置き場に困ってリーシュの制服を掴んでいる。

 リードする側のリーシュは、簪の腰に手を回し、抱きしめていた。

 腰や臀部は、次のステップを意識させる。

 互いの性器を押し付け合い、刺激する。

 一番性的な形だった。

 

「あ……………………」

 

 つい、やってしまった。

 リーシュのキスは、ほとんどが次の行為に備えて高めあうためのものだし、楯無や本音と交わすキスも、この形から入ることが多い。

 そして、簪のような可愛らしい少女と激しいキスをすれば、反応しないわけがなかった。

 

「男の人って…………」

 

 簪が頬を染め、夢うつつに呟く。

 リーシュは先を言わせなかった。

 簪の唇を奪い、強く抱きしめる。

 簪の背はほとんど弓なりになって、リーシュに支配されていた。

 

 力技で誤魔化した、とも言う。

 

 唇から唾液がこぼれ、顎を伝って制服の胸を汚す。

 ようやっと開放されると、簪はリーシュの胸に顔を埋めて荒い息を吐いた。

 

 

 

 簪は、アニメを始めとした創作の物語が好きである。

 物語の中では、いつだって勇敢な主人公と、頼もしい仲間達が一緒になって戦っていた。

 彼らはいつだって同じ台詞を言っていた。何度も使われる言葉なのだから、きっととても大切な言葉なのだ。

 

『これが最後のチャンスだ』

『このチャンスに全てを掛けろ』

『二度とあると思うな。これが最初で最後だ』

 

『チャンスが人を見捨てるより、人がチャンスを見捨てる方が多い』

 至言である。

 

 チャンスである。

 こんな人と、こんな事になる機会なんて、二度とないかも知れない。

 事実、リーシュと並び立つ男は世界の何処にもいない。

 簪ほどの魅力があれば言い寄る男は幾らでもいるだろうが、リーシュはただ一人なのだ。

 絶好の機会と定め、簪は覚悟を決めた。

 

 

 

「わたしで、感じて……、くれたんですよね…………」

 

 キスで言葉を遮られないよう、胸に強く顔を押し付けた。

 

「すごく、うれしいです…………だから」

 

 最後の言葉は見上げ、リーシュと目を合わせて言い放った。

 

「もっと感じて……、お手伝い、させてください…………」

 

 箒はこのように申し出るべきであった。

 

 リーシュは簪を抱きしめる力を緩め、優しく唇へキスを落とした。もう一度強く抱きしめると、外れた簪の手がリーシュに触れた。驚いて離れようとする簪の手を、リーシュが上からそっと押さえる。

 目が合う。

 簪は緊張と興奮で、口内に湧いた唾を飲み込んだ。

 そして、スラックスの上から、ゆっくりと、擦り始めた。

 

 

 

 二人、並んで長椅子の上に座っている。

 簪は、一度もリーシュのものを見ていない。

 ずっとキスをしているから、そちらへ目を遣る機会がないのだ。

 手探りでベルトを外し、スラックスの止め具を外し、ジッパーを下ろした。

 時間が掛かった。

 今では、簪の手がリーシュの男性下着の中に消え、細い指が熱く固いものを握り、扱いている。

 どうすれば、を、簪はおぼろげに知っていた。

 アニメを入り口とした深い世界を垣間見たことがあり、俗に言う耳年増だった。もちろんしたことも見たこともなかったが。

 

 リーシュは簪の肩に腕を回し、頬を撫で、愛撫の礼をするようにキスを繰り返す。

 

 ISの整備室で、二人でこんなことをして、誰も見ていない、物音もしない。

 

 単調な作業に飽きたわけではないだろうが、簪の視線が時折リーシュから逸れる。

 自分の肩であったり。頬を撫でるリーシュの手であったり。

 何を言いたいのか、リーシュはとっくに察していた。

 簪は、状況に酔っていた。

 こんなところで男性と、こんないやらしいことをして、身も心も任せたい人で、求めたくなるのが当たり前だった。

 

 リーシュを見る目に非難が混じる頃になって、リーシュは簪の耳に囁いた。

 

「されたい?」

 

 蕩けるようだった簪の顔は真っ赤に固まり、目を合わせられず、俯いてしまった。

 はい、と蚊の鳴くような声で答えた。

 

 リーシュは、いつか本音が言った意地悪な顔で、簪の膝に手を伸ばした。

 指を立て、ゆっくりと太ももを登っていく。

 すべらかで弾力ある簪の肌を楽しみ、内側へ落ちていく。やがて、スカートの中へ消えた。スカートの中には熱気がこもっていた。

 簪の目を逸らさせない。

 触れられる簪の顔を見てやろうと、羞恥に悶える顔を見てやろうと、辱めてやろうとしている。

 目を伏せたり顔を逸らしたりすれば、手の動きも止める。

 何度か繰り返すと簪も悟ったようで、涙目になり真っ赤な顔でいるも、リーシュから目を逸らせないでいる。

 足の付け根にまで至ると、簪の下着に触れた。

 人差し指と薬指で支え、中指で撫で上げた。

 簪の顔が歪んでいく。

 撫でるごとに染みが広がっていくのを、リーシュは感じていた。

 

 簪はリーシュを扱くのも忘れ、胸にしがみついて鳴いていた。自分がこんなにも甘い声を出すなんて、信じられないでいた。

 リーシュが上手いのか、背徳感に酔っているのか、愛しさすら感じる愛撫が嬉しいのか、肉体が求めているのか、心が求めているのか、簪は鳴き続けた。

 

 簪の下着は滴るほどに濡れそぼり、簪に張りついていた。下着の上からでもくっきりと形がわかるほどに。

 そうなってしまえば、感じて、興奮して、膨らんでしまったものが容易に知れる。

 リーシュは、簪の下着の上からクリトリスを強く摘みきゅうと捻り、簪は鳴くわけにいかなかった。

 声を出してしまえば、きっと響いてしまう。リーシュの制服を噛んで、子宮から生まれた波を耐えるしか、過ぎ去るのを待つしかなかった。

 

 簪は生まれて初めて、絶頂を迎えた。

 

 

 

 ふうふうと、荒い息が響く。

 リーシュは簪の息が落ち着くのを、頭を撫でながら待っている。子供をあやすようにも見えた。

 やがて落ち着き、簪は自分がどうなったか、リーシュが何をしているかを知った。

 

「ごめんなさい……わたし、だけ。…………あまり、上手にできなくて………………」

「いいや。簪さんの最高に可愛らしいところを見れたからね。それだけでも満足だよ」

「…………でも」

 

 チュ、と。キスで誤魔化された。

 

 自分だけ気持ちよくなり、リーシュは達していない。

 ああは言ってくれたものの、自分に気を遣わせないためのリップサービスかも知れない。

 自分が不甲斐ないと思ったし、子供のような扱いもイヤだった。

 だから、

 

「………………………………………………昨日、終わったし……」

 

 簪は、自分で一歩を進めた。

 

「いい、……ですよ」

 

 リーシュは、またも優しくキスを落とした。

 

 簪は悟った。

 そうではない。

 してもいい、されてもいい、ではない。

 リーシュに甘えた。

 甘えさせてくれるから、甘えてしまった。

 違う。

 自分が求めているのは、

 

「……リーシュさんに、して欲しいんです」

 

 リーシュは応えず、やはりキスを落とした。

 簪を優しく抱きしめ、長椅子に横たえさせる。

 スカートの中に手が消えて、今度は二本の手が入っていった。

 簪は無言で腰を浮かせ、リーシュの動きを手伝う。

 指が掛かり、するすると、簪の下着を下ろし始めた。

 可愛らしいストライプのパンツが現れ、太ももを超えて膝まで届き、簪の目に入ると同時に悲鳴を上げた。

 

「み、見ちゃダメです!」

 

 リーシュを突き飛ばし、いそいそと自分で脱いで、慌ててスカートのポケットに仕舞った。

 愛液が染みたパンツを見られるのは恥ずかし過ぎた。

 

「うぅ…………」

 

 顔を両手で覆い隠し、唸っている間にリーシュの準備が整った。

 目の前にはリーシュの顔。

 スカートが僅かにめくり上がり、リーシュのものが触れているのを感じる。

 性器で性器を撫でるように、簪の愛液を塗すように、ゆっくりと動き、動きが止まった。

 亀頭が膣口に入り込み、少しずつ圧力を増している。

 

「あ……あ…………、わ、わたし、……はじめて、……なんです。……………………だから……」

 

 リーシュの首に縋りつき、簪は懇願するように、言った。

 

「やさしく、してください………………」

「…………もちろんだよ」

 

 濡れる簪に、暴れようとする情動を理性で抑え、リーシュはゆっくりと沈み込んでいった。

 簪の呼吸を読み、リズムを合わせ、少しずつ入れていく。

 

「あっ!」

 

 破れたとき、微かな痛みは熱となり、簪の理性を焼いた。

 奥まで全て入り込むと、簪は恍惚と囁いた。

 

「このままなかで………………」

 

 

 

 

 

 

 

 二人は学園寮を歩いている。

 簪の足取りは危うげで、スカートの後ろを押さえている。

 リーシュの腕にしがみ付き、内股で静々と歩いている。

 リーシュはそんな簪に歩調を合わせ、いつもの半分の八掛けの二割引のペースで歩いている。

 

 見る人が見れば、どころではなく、誰が見ても事後だった。

 幸いなことに、IS整備室からここまで、誰の目にも触れないで来れた。

 別れずに一緒に歩いているのは、リーシュの制服が乱れたからだ。

 簪が噛み付いた拍子に縫い目が解れ、スラックスには良く見なければわからないほどだが、血のあとがついている。

 簪が、自分で直す、と言って聞かなかった。

 責任感が強いと言うより、やはり意地が、と呼ぶよりは、意思が固い少女なのだ。

 

 見事、誰の目にも触れずに1021号室の前に辿り着いた。

 リーシュが、ただいま、とドアを開けると、中から、おかえり~、と返ってきた。

 聞き知った声に、簪は硬直した。

 

「あれ? かんちゃん?」

 

 布仏本音がいた。

 同室なのを、簪は知っていたはずだった。目の前の少女から聞かされていた。綺麗すっかり失念していた。

 誰にも見られてはいけないのに、極親しい少女に見られてしまった。

 

「あ」

 

 本音の声だったか、簪の声だったか。

 ここにくるまで内股で歩き、気を付けていたのに、本音に会った衝撃で緩んでしまった。

 

 事後、簪は自分のハンカチで、愛液に濡れるリーシュの男根を綺麗に拭き取っていた。

 自分はそのままだ。下着もつけていない。周囲と太ももを濡らした愛液は乾いてきたが、中に、リーシュが吐き出した精液を収めたままここまで歩いてきた。それが緩んでしまった。

 簪の愛液と混じりあい、緩くなった粘液が太ももを伝って降りていく。

 

 悲鳴をあげ、その場に蹲ろうとする簪に、本音は優しく手を差し伸べた。

 

「一緒にお風呂入ろう? かんちゃん」

 

 本音はやはり女神だった。

 

 リーシュを放置するわけにもいかず、三人で仲良く入り、簪も新たな扉を開いてしまった。

 

 似たもの主従、なのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日の放課後、簪は生徒会室を訪れていた。

 姉との距離が縮まって以降、生徒会に所属しているわけではないが、顔を出す頻度が多くなっていた。

 自然、姉であり生徒会長である楯無もそこにいる。

 簪ちゃんえへへ簪ちゃんかわいい、と余り機能していないが、目に付くところにいるだけ、楯無の従者である布仏虚は大助かりだったりする。

 その虚は席を外している。

 本人に心当たりはない様であったが、職員室に呼び出されていた。

 この場には更識姉妹と本音の三人が、きゃっきゃとお茶をしている。

 今日も穏やかに和やかな空気が流れていたところ、楯無の耳に聞き捨てならない言葉が飛び込んできた。

 

「かんちゃんもオリシューの赤ちゃん産むの?」

「わたし15歳だよ。まだ早いよ。でもいつかは欲しいな」

「!?!?!?!?!?」

 

 衝撃だった。

 頭を殴られたような、との表現は比喩ではなかった。

 

「ちょちょちょちょちょ…………、簪ちゃん!? 一体何言ってるの!?」

「何って……。いつかリーシュさんの子供を産みたいなって話だよ」

「はあ!?」

「はあ、って…………。お姉ちゃんもスイスに行くんでしょ?」

「も!? 『も』ってなに!?」

 

 楯無は簪の首を締めんばかりに縋りついた。

 簪は嫣然と微笑んでいる。

 明らかに、昨日までの簪ではなかった。

 

「お姉ちゃん、少し落ち着いて」

 

 言って、自身の服を皺になるほど掴む、楯無の手に目を落とした。

 楯無のしなやかな指に違和感を覚え、そっと服から外して目の前で凝視した。

 

「な、なにかしら?」

 

 楯無の言葉は黙殺。

 姉の指をじっと観察する。

 先日会った際、指に医療用のテープを巻いていたことを思い出す。

 何も聞かなかったが、よく見ると、テープを巻いていた部分に薄っすらと線上の痕が残っている。明日には消えてしまいそうな僅かな痕。

 最近、似たようなものを見た覚えがあった。

 

 昨夜のことだ。

 三人で風呂に入り、リーシュの裸身を隅から隅まで見てしまった。

 そのとき、腕に似たような、円形の痕が浮かんでいたのを思い出す。

 

 ほとんど消えていたリーシュの痣だったが、湯に浸かって体温が上がり、浮かび上がってしまっていた。

 歯形、と。簪は見た瞬間に看破していた。

 本音が噛むとは思えなかった。

 自分で噛める位置ではなかった。

 

 姉の指に似たものがあり、あれが誰のものによるものか、簪は悟ってしまった。

 

「ふ~~~~ん」

「か、簪ちゃん?」

 

 簪は嫣然と微笑んでいる。

 

「お姉ちゃんが噛んだんだ」

「!」

 

 楯無は、愛する妹の身に何が起こったのか悟った。

 

「あ、あの男……わたしの簪ちゃんに…………」

「お姉ちゃん」

 

 楯無の怨嗟を、簪がぴしりと止める。

 

「わたしはわたしの、だよ」

「か、簪ちゃん………………」

 

 楯無は、強くなった簪を喜べばいいのか嘆けばいいのかわからなかった。

 

 混沌とする場に、ピシャリ、と扉が開く音が響いた。

 いつもより音が大きい。

 虚が戻ってきた。

 

「お嬢様。お話があります」

「う、虚さん?」

 

 会長と呼びなさい、とは言えなかった。

 何がなんだかわからないが、虚が相当に怒っているらしいのがわかったからだ。

 

「更識の当主であることを辞め、スイスに行くと伺いましたが、本当のことでしょうか?」

「な、なんで、それを…………」

 

 楯無はリーシュと交わした契約を、まだ誰にも知らせていなかった。

 近く簪に話し、虚に話し、それから実家に知らせる予定だった。

 それが何故か簪が知っている。虚も知っている。

 自分が知らないところで何かが起こっていた。

 

 

 

 

 

 下手人は簪である。

 昨夜、本音を交えてリーシュから色々と話を聞いた。

 リーシュの女性関係は気になることだったけども、やはりあれだけの成功を収めている人物なのだから、コツのようなものがあれば教えて欲しいと思ったのだ。

 応えは単純明快。

 

 行動すること。

 的確に行動すること。

 今すぐに行動すること。

 考えることはいつでも出来る。だから行動すること。

 行動しなければ何も動かない。だから行動すること。

 

 簪は早速行動した。

 実家に連絡を取り、いずれスイスに行きたいと告げた。

 日本政府の窓口へも告げた。いずれリーシュの元で働きたいと。

 

 更識家には既にリーシュの社からコンタクトがあり、近いうちに代理人が訪れることが決まっていた。更識本家としては、表側の巨人と通じるのは計り知れないメリットがあった。

 日本政府も同様だ。

 自国の代表候補生がリーシュ=オリオールと繋がれば、いまだ日本に伸びていないリーシュの、手と手を取り合うことが出来る。

 

 ただし、楯無は別だ。

 更識の当主だ。

 いきなりスイスに行く、と言われても混乱するばかり。

 簪は実家に対し、姉も行くらしい、と告げていた。

 

 結果、確認のためにIS学園の虚に連絡が行き、職員室に呼び出されることになったのだ。

 楯無に直接連絡しなかったのは、いつものようにはぐらかされるのを恐れたからだろう。

 

 

 

「あ、あの男………………!」

 

 楯無に逃げ場はなかった。

 愛しの妹はあちら側へ行ってしまった。

 この恨み、どこへぶつけるべきか。

 

 楯無は復讐することに決めた。

 復讐は何も生み出さない。

 虚しいことだと知りながら。

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