※この作品はR-18です。

オリシューとISヒロイン(ry   作:user

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わんこなガール4

「うぅ…………」

 

 シャルロットはまたも涙ぐんでいた。

 悲しみの涙ではない。残念ながら喜びの涙でもない。羞恥がシャルロットの許容範囲を超え、自然と滲み出した涙だ。

 シャルロットは、リーシュに背を向けて立ち、浴槽の縁に手を突いている。腰を持ち上げて、リーシュの目の前に尻を突き出している。

 見られている。

 文字通り、目と鼻の先で。

 誰にも見せた事のない、触れさせた事がない敏感な部分に、視線と、吐息すら感じてしまう。

 こうなるかも知れない。そうと覚悟したとき、見られるのは覚悟していた。触れられるのも覚悟していた。

 だけども、リーシュの与える辱めは、それを超えていた。

 

「ひゃうっ!」

 

 指が触れる。

 秘唇をなぞる様に触れている。

 振り返って、何をしているのか確かめたかった。

 出来なかった。

 もしも顔が合ったら、恥ずかしすぎて死んでしまうかも知れない。

 

 リーシュは、シャルロットに触れた指をこすり合わせた。

 

「シャルの愛液は少し粘り気が強いね。食生活が影響していると思うが、シャルはどう思う?」

「そんなこと……言わないで…………!」

「食と言えば久しぶりにリエットが食べたくなったな。今度、作ってくれないか?」

 

 リエットとはフランスの肉料理だ。刻んだ豚肉に塩を振り、ラードと一緒にほぐれるまで弱火で煮込んだもので、ペースト状になったそれをパンなどに塗って食す。

 

「作るから……、幾らでも作るから…………、もう、止めてよ…………」

「止めるも何も、まだほとんど何もしてないだろう?」

「だって…………恥ずかしいよ………………」

「シャルからは見えないだろうから、説明してやっただけだろう?」

「それが……恥ずかしいんだよ…………」

 

 シャルロットはすすり泣いた。

 

 リーシュの言う通り、説明されているだけだ。

 指で広げられ、色や形を丁寧に説明されてしまっている。

 クリトリスの大きさや、固さに、皮の被り方も丁寧に。

 それだけで濡れてきた。

 一度だけ指を入れられ、締め付けについて言われた時は死んでしまうかと思った。

 

「シャルはどうしてこんなに濡らしているんだ?」

「………………それは……」

 

 答えなければ、また恥ずかしいことを言われる。

 答えはわかりきっている。

 毎夜のように、すぐ隣であんなことを聞かされたのだ。

 シャルロットにも熱が移ってしまった。気付かれないよう、一人で慰めようとすら思った。

 出来なかった。

 ベッドの上で、すぐ隣でそんなことは出来ないし、バスルームで一人になった時も、早く出るよう急かされた。今にして思えば、それすらリーシュの復讐の内だったのかも知れない。

 シャルロットは健康な少女だ。

 リーシュと裸で抱き合い、絡み合い、深いキスを交わせば、期待に濡れるのも無理はなかった。

 

 リーシュは、シャルロットの答えを待たなかった。

 目前にある尻の割れ目に両の親指を埋め、優しく、容赦なく開いていく。

 

「だ、ダメ!」

 

 リーシュが広げているのは、シャルロットの性器より少し上。

 白い肌に幾本もの皺が入る、小さなすぼまりを押し広げていた。

 

「あぁ……。色が白いシャルでも、ここは少し着色があるな」

「~~~~っ!」

 

 ぽたり、と。湯に涙が落ちた。

 そんなところの品評までされてしまった。

 そこは違うのに。リーシュの指が触れている。

 堪らず振り向き、目が合った。

 わざわざシャルロットに顔を見せ、リーシュはいやらしく笑っている。

 そして、再びシャルロットの視界から隠れた。

 

「!」

 

 また、シャルロットに触れた。

 指ほど細くも固くもない。

 リーシュの手は、シャルロットの肛門を広げた時のまま。

 広く、柔らかい。

 何をされているか理解したとき、シャルロットは悲鳴のような声を上げた。

 

「シャルの味は――」

「言わないで……!」

 

 すごく恥ずかしい。気持ちいい。恥ずかしい。

 羞恥と快感が鬩ぎあっている。

 じゅる、と鳴り、羞恥が勝った。

 尖り、中に入り込まれ、快感が勝った。

 

 シャルロットは、リーシュに舐められ、吸われていた。

 掠るように触れただけで固くなってしまった部分も、舐められ、吸われ、甘く歯を立てられる。

 何も考えられず、ただ甘い鳴き声を上げるだけ。

 足から力が抜け、崩れそうになるのを支えられる。

 体が頭が甘く痺れ、どこにいるのかわからなくなる。

 どことも知れない場所で、シャルロットは鳴き続けた。

 

 

 

「う……ぁ…………」

 

 体を支えきれず、シャルロットは、顔を浴槽の縁に乗せていた。

 腰はリーシュに支えられ、持ち上げられている。

 リーシュは立っている。

 シャルロットが突き出している尻と、リーシュの腰の高さが同じになっている。

 これからどうなるのか、シャルロットは知っていた。

 緩く開かれた太ももの間に、リーシュの男根が挟まれている。固くて、熱くて、大きくて。

 これから自分の中に入ってくるのだと、シャルロットは知っていた。

 下腹に触れていたそれが、ゆっくりと上がってく。

 シャルロットを撫で、愛液を絡ませていく。

 

 これで、ボクも。

 

 シャルロットが恍惚に夢見ると、リーシュが現実に戻した。

 

「シャルは何処に入れて欲しい?」

「……え? そんなの決まって…………!」

 

 リーシュの指が触れている場所に気付き、興奮に火照った肉体が冷えていく。

 

「ダメ! そっちじゃなくて…………!」

「それならどっちだ?」

「ま……、前の、方に…………」

「はっきり答えろ。前とは何処だ?」

 

 リーシュは容赦がなかった。

 少女を辱めて悦ぶ、悪い男だった。

 

 シャルロットが答えられずにいると、徐々に指へ力を込めていく。

 触れるに留まらず、埋まっていく。

 感じたことのない異物感に、未知への恐怖に、何よりも恥ずかしくて、シャルロットは泣いた。

 

「もう……………………意地悪、しないで……」

 

 しゃくり上げ、涙を零した。

 そんなこと、言えるわけがなかった。

 ぽたりぽたりと、涙が落ちた。

 答えられず、拒否も出来ず、泣くことしか出来なかった。

 限界だった。

 

 リーシュも限界だった。

 一秒でも長くシャルロットの痴態を見たいがため、理性で情欲を縛ってシャルロットを弄ってきた。

 肉体は一秒でも早く、シャルロットを犯したいと叫んでいた。

 シャルロットの泣き声を聞き、落ちる涙を見て、これ以上は無理だった。

 

「――――!」

 

 後ろから、涙に濡れるシャルロットへ突き入れた。

 優しく、ではなく荒々しく。

 肉体が求めるままに、シャルロットを貫いた。

 リーシュとシャルロットの肌がぶつかり、音を鳴らした。

 

 待って、ゆっくり、と。シャルロットの懇願には聞く耳持たず、激しく打ち鳴らす。

 シャルロットも溶けていく。

 形を変えて互いに向き合い、シャルロットは足を絡める。

 リーシュとシャルロットは一つになり、背中が二つある獣になった。

 

 

 

 そろそろ、とリーシュが告げた時、シャルロットに薄く理性が戻ってきた。

 

「待って……! 中だと、出来ちゃう…………!」

「そのときは退学しろ」

 

 リーシュは容赦がなかった。

 打ち付ける速度を緩めることなく、奥へ、より奥へ。

 

「先にスイスへ行っていてもいいし、近くでホテル暮らしをしてもいい。月に一度は会いに行く。生活に不備がないよう、人を付ける」

 

 それは、シャルロットの母と同じ生活。

 愛しい男を待つ女。

 一人のために生きる生き方。

 シャルロットは受け入れた。

 母を辿ることも。リーシュに全てを奪われることも。リーシュに全てを捧げることも。

 

「………………うん。中に、出して…………!」

 

 逃がさない、と。シャルロットは足で挟み、中で、奥で、深くリーシュを感じていた。

 互いに荒い息を吐き、抱きしめ合い、目が合った時。シャルロットは、初めて優しくキスをされた。

 

 

 

 部屋に戻り、ベッドでも睦み合った。

 今度はゆっくり優しく抱いていく。

 ピロートークに、デュノア社長の真意を話した。

 シャルロットはまたも泣いた。

 嗜虐心を大いに満足させられたリーシュは、泣いてるシャルロットをようやく優しく慰めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャルル君はシャルロットちゃんでした。

 

 山田先生の意味不明な言葉に、教室中が沸いた。

 シャルル君改め、シャルロットちゃんは、女子用の制服を身に着け、教壇脇に立っている。

 顔かたちはシャルル君であった時と同じはずなのに、はにかんだ笑顔は誰がどこからどう見ても、可愛らしい少女にしか見えなかった。

 なによりその胸は、今まで一体どこへ隠していたのか。クラスの平均より、明らかに大きく見える。

 誰もがシャルロットに注目している中、リーシュへと幾本かの視線が突き刺さる。

 それを知ってか知らずか、リーシュは満足そうに頷いていた。

 男子と同室だったわけではないと、誰の目にも証明できたのだ。

 

 シャルロットは、女子としてIS学園へ再入学を果たした。

 書類手続きなど、本来は担任の織斑先生が苦労すべきことは、大半がリーシュの仕事となってしまっている。有能な怠け者である。

 書類仕事などリーシュからすれば大した手間ではない。数枚の書類を処理するだけで済む事なのだ。それで汚名を返上できるなら安すぎる。

 なにより、シャルロットの制服はスカートが短い。

 眼福である。

 リーシュの指示ではなく、シャルロット自身が選んだものだ。

 彼女が何を思って短いスカートを選んだのかは、彼女自身にしかわからないことである。

 

 

 

 男性適合者だったシャルルが、実は女子であった。

 シャルルではなく、シャルロットの所属するデュノア社は、世界中から非難を浴びた。

 が、リーシュが一言。デュノア流のジョークだろう、と発言するや否や、嘘のように引いていった。

 それでも、不謹慎だ、との声は根強く残った。

 スキャンダルを追いかけるメディアと違い、世界中のアナリスト達はリーシュの真意を読もうとした。

 リーシュがIS産業に興味を持っていないことは知られている。そのリーシュが、わざわざデュノア社を庇う発言をした。

 リーシュがデュノア社の資本に手を入れたとの情報はないが、何かがあると推測するには十分すぎる材料だった。

 未来の資本提携か、デュノアの成長を見越してのものか。

 上場銘柄であるデュノア社の株価は、翌日以降、呆れるように上がり続けた。

 ニュースに釣られて手を出すのは、ホッグと相場が決まっている。

 彼らの運命はさておいて、株価上昇に伴い、デュノア社は新株か社債を発行したのか、経営危機をあっさりと脱したらしい。リーシュには、余り関わりのないことである。

 シャルロットは、これ以上ないと言えるほどの親孝行を為した。

 後日、父から娘へ手紙が届き、シャルロットはまたもリーシュの胸で泣いた。

 これも縁と思い、リーシュはデュノアへ簡単なアドバイスをした。

 

 ISの稼働時間を延ばすこと。操作の精密性を高めること。

 

 当たり前すぎる基本中の基本だが、いつか活きるか否かはリーシュの知ったことではない。

 ただ、活きて欲しい、とは思っている。

 

 

 

 デュノア社の未来は余談である。

 シャルロットには、もっと目前の切実な問題があった。

 再入学を果たした最初の休み時間から、あちらこちらへ走り続けた。

 リーシュへ掛けられたあらぬ疑惑を解くためだ。

 

『リーシュは同性愛者じゃないよ。口では言えないんだけど、ボクは知ってるんだから!』

 

 シャルロットなりに必死だったのだ。

 リーシュが、その疑惑に不快感を覚えているのをよく知っている。怒りの深さは身をもって知ったばかり。

 リーシュが自分を見捨てるとは思えなかったけども、機嫌を損ねたままでいるのが良い訳がない。

 ならば発端となり、そうではないと知っている自分が解くしかない。

 使命感に駆られ、顔見知りも、そうでない人も、見覚えがある一人一人へ誤解を解くため走り回った。

 

『俺のものになれ』

 

 リーシュの言葉を思い返すごとに、足が軽くなる。

 シャルロットはお花畑にいた。

 お花畑と言う別世界にいるのだから、視線の矢など届きはしない。

 現実世界にいるリーシュは、両手で顔を覆って矢を防いだ。

 

 本音の言う『仲良くお話』とは次元が違う。

 口には出来ないけど知っている、は、許す想像が具体的過ぎた。

 

 

 

「デュノア………………。貴様は今日からボーデヴィッヒと同室だ」

「そんな…………!?」

 

 当たり前である。

 疑わしいレベルの仲良しなら目を瞑ったが、口には出来ないと公言するのを、寮長として認めるわけにいかなかった。

 

 寮長は、いまだそのような経験をしたことがなかった。

 

 小娘に先を越された、と。誰かが思ったかどうかは定かではない。

 

 

 

 

 

 こうしてリーシュは、図らずも一人部屋を手に入れることとなった。

 他に誰もいない部屋で、一人、である。

 

 それを聞き、青い瞳に青い炎をちらつかせる少女が、降りしきる雪がいつかは氷河となるように、少しずつ、少しずつ、決意を固めつつあった。

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