【Rewrite】命のカタチのその先は【瑚太朗×小鳥】 作:千月華音
――ピンポーン
(…来た)
窓の下をカーテンの隙間から覗いてみる。
……間違いなく小鳥だ。
バスケットになにやらたくさん詰めて布で被せている。昼メシを作りに来いと言ったので食材だろう。うちの親から食費は渡されている。
鏡を見た。
……大丈夫だ、バレやしない。
今の俺はケモノじみた考えしか浮かばないが、いつもの笑顔で押し通せる。あいつが気づくハズがないんだ。
ふぅ、と息を吐いて階段を下りた。
もう頭の中では小鳥をどうやって喘がせてやろうかとそのシュミレーションで一杯だが、気取られるわけにはいかない。警戒されては元も子もない。
親は当分帰ってこない。やるなら今しかないんだ。
(…大丈夫だよな?)
なにせ経験値がない。
女を抱くのはこれが初めてだ。
エロゲとかエロサイトとかからの知識しかない。……ないが、なんとかなるだろう。だって親だって同じことをして俺を産んだわけだし。
とにかく既成事実だ。
乱暴は真似はしない。あくまで小鳥の合意を引き出す。やりながらだが。
確信はある。あいつは拒んだりしない。
だが。
逃げようとするなら話は別だ。
無理やりでも……。
(それってレイプだよな)
いや、そうはならないようにしてやる。小鳥の気持ちを引き出すんだ。もうそうするしか、小鳥を手に入れることはできない。
「入れよ」
玄関の扉を開けた途端。
小鳥は回れ右をしてその場から立ち去ろうとした。――が、その手を掴む。
「おいっ! 来ていきなり帰ろうとすんな!」
「だってそれなに?! その手に持ってるのっ?!」
…あ。
思わず持ってきてしまった。小鳥に着せようと考えていたら、ほぼ無意識だった。
フリル付のエプロンだった。
しかも通販で買った、そういうプレイ専用のやつだ。見た目はかなりゴシック系のデザインをしている。
「瑚太朗くんが着るわけじゃないよねぇ?!」
「当たり前だろ。おまえが着るんだ」
「なんでよ!」
「昼メシ作るんだろ」
「そんなヒラヒラの着て作れるかい!」
「……似合うのに」
ボソッ、と呟くとギンッ――と睨みつけてきた。
仕方ない。
本来は裸エプロンとして使用するものだが、さすがにそれを言うわけにはいかないか。
「わかった、母さんのエプロンでよかったら貸すよ」
「…そうして」
「ほら、入った入った。せっかく作りに来てくれたんだろ」
小鳥の背中を押して家の中へと上がらせた。
中に入れてしまえばこっちのものだ。小鳥は意外と察しがいい。このエプロンはいずれ楽しみにとっておくとして。
腕まくりをしてエプロンを着けた小鳥は、いそいそと料理に取り掛かった。
それを居間からカウンター越しに眺める。
勝手知ったる他人の台所のように、小鳥の手際は慣れていた。たまにうちのお袋と一緒に料理してるせいかもしれない。小鳥は筋がいいとか、母さん褒めてたっけ。
あっという間だった。
作り始めてからまだ20分も経っていないが、目の前には次々と料理の皿が並べられた。
「おいおい、作りすぎだろ」
「これくらい食べられるでしょ?」
「いや、いくらなんでも……。おまえも一緒に食べるんだろ?」
「うん。だけどこれは、おじさんとおばさんの分。冷蔵庫に入れておくね」
うちの親は、あと一週間は帰ってこない。
それを小鳥に言いそびれているが、黙っていた。帰ってくると思いこんでいてくれたほうが都合がいい。その方が警戒されなくて済む。
ダイニングテーブルに並べられた料理を見て目を丸くした。……こいつ、いつの間にこんなに腕をあげたのか。
「ふう、お腹ぺっこぺこ。ほら、食べよ」
「あ、ああ。……こんなに食ったら太るぞ」
「これでも体重管理はちゃんとしてます!」
「まあ俺としては、小鳥は今の状態が一番いいと思ってるけどな」
「…そう?」
「抱き心地よさそうだし、胸もそれなりに出てきたし」
小鳥の箸がとまった。
…やべ、余計なことを言った。こいつ、胸を結構気にしてたんだった。
だが。
おそるおそる見上げた小鳥の顔は、なぜか嬉しそうに微笑んでいた。
「…え、へへ……こないだ、ちょっとサイズアップしたんだ」
「……へえ」
「あんまり無駄遣いしたくないけど、ブラを買い替えたの。お店の人にね、ちゃんと測ってもらって。女の人だけど、やっぱり胸をジロジロ見られたり触られたりは、ちょっと恥ずかしかったなぁ」
「どんなブラを買ったんだ?」
「えっとね、水色のレース……って、言うか!」
「いま言ったろ。……なるほどね、それ今着けてるのか?」
「…う」
「わかりやすいやつ。そうかそうか。それはぜひ見せてくれると嬉しいな」
「誰が見せるかい!」
嫌でも見せることになるけどな。
……さて。
この小鳥をどうやってそういう流れに持っていくべきか。
なにせ一度フラれている。あの時はショックのあまり何も考えられなかった。今思えばあのとき無理やりでもキスしておけばよかった。
だが。
あの時終わっていてもよかったのに、まだ目の前に小鳥がいる。
それがどういう意味なのか、もう考えるまでもないだろう。こいつは俺が嫌いだからフったわけじゃない。
そうしなければいけない事情があったとしか思えない。
どんな事情だが知らないが、知ったことか。
時間が経てば俺が忘れるとでも思ったのか。
生憎だが、俺は諦めが悪いんだ。
「ごちそうさま」
箸を置くと、小鳥は「もういいの?」とでも言いそうな顔でこっちを見た。
「今日は泊まっていけよ。明日の朝メシも頼んでいいか」
「え……? それはいいけど……泊まるって、あたしが?」
「圭介さんには俺から言っておく」
「そ、それはやめて。お父さん、今は仕事でいないし……」
「じゃあ問題ないじゃん。俺んちに泊まれよ」
「なんで?」
「おまえを抱くから」
小鳥の表情が固まった。
意味がわかっているのか、瞬きもせずにジッと俺を見ている。
やがて。
我慢できずに口を開いたのは俺のほうだった。
「セックスするって意味だけど、わかるよな?」
「…………」
「いつもの、ふしだらNG、はナシか?」
「…………」
「小鳥。返事は?」
「…………。…………瑚太朗、くん」
「うん」
「あたしに拒否権は?」
「ない」
「なんで?」
「手料理を振舞いに来た時点で、おまえはもう詰んでいる」
「おまえはもう死んでいるみたいに言わないで」
「同じことだ。俺の言う通りにしてもらう。ただし俺としても無理やりはしたくない。なのでおまえの合意を得る必要がある」
「きょ、拒否権は、ないの?」
「ない。おまえにはフラれたから、付き合うことは諦めた。だからもういっそ省略しておまえを孕ませることにした。そうすれば俺と結婚するしかないだろ」
「…………」
「その顔は、こう言ってるのかな。『この男は今の今までそんな素振りを見せなかったのに何を言ってるんだろう』……だろ? 小鳥、おまえには日々セクハラしてたよな。それは俺なりの求愛だったんだが、通じてなかったか」
「だって……セクハラって言っても……可愛いじゃれ合いみたいなものだったし」
「おまえに嫌われたくなかったからだよ。好きな女に嫌われることほど惨めなものはない。だからおまえの甘さにつけこんで少しずつだけど接近していたんだ。だけど――もう限界だ」
小鳥に近づく。
ビクッ――と慄いて椅子から立ち上がった。だが視線は逸らさずにまっすぐに俺を見ている。
「おまえを抱くぞ」
「…っ」
「拒否権はないからな。デートしろって言ったのに断って、代わりに小鳥の飯を食わせて欲しいと言ったら、断らなかった。だからおまえに拒否権はない」
「な、っ」
「同じことなんだよ。俺はおまえを口説いていたんだ。小鳥……それはおまえも気づいていただろ?」
「…………」
「ほら、やっぱり、気づいてた。おまえ、いっつもそうだな。俺の気持ちをわかっててスルーする。なんでだよ、いつもいつもいつも!」
「…瑚太朗くん」
「昨日の昼休み、中庭で寝てた俺にキスしたの、おまえだろ」
「っ…?!」
「薄目を開けてたんだ」
「…………」
「あれでもうわかったよ。……おまえバカだ、小鳥。あんなキスされてもう我慢なんてできるか。……来いよ」
「……っっ」
「安心しろ、俺も初めてだ。だけどまあ、やり方くらいは知ってる。それに別に恥ずかしいことでもなんでもない。おまえの親も俺の親も、同じことをしてたんだ。あんまり想像したくないけど」
「……や」
「小鳥。言っただろ、できれば無理やりしたくないって。俺はおまえに嫌われたくない。だから嫌だって言うな」
「やだ……瑚太朗くんは……瑚太朗くんは……こんな人じゃ、……ないもん」
「こんな人って、どんな人だよ」
「…………あたしを、抱く、なんて……言ったりしない」
「言わなかっただけだ。いつだって俺は小鳥を抱きたいと思っていた。……来るんだ、ほら」
小鳥の腕を引っ張って抱き寄せる。
微かに震える肩を包みこむように抱きしめた。……小さな身体。折れてしまいそうなほど華奢だ。
それに微かな興奮を感じている自分を殴りたい。
小鳥は身を捩らせて、腕の中から逃げようともがいた。
「逃げんな」
「…や、……だ」
「嫌じゃないだろ?」
「こ、こたろ…くん……本気、なの?」
「今度ばかりは本気だ。おまえを手に入れるためならなんだってする。……目を閉じてくれ」
小鳥は。
泣きそうな顔で見上げていた。目を閉じれば何をされるかわかっているのか、閉じようとしない。
意地っ張りなやつ。
そういうところが、たまらないのに。
「…っ、んんっっ」
顔を近づけて口づけた。ほぼ無理やり。小鳥はまだ目を瞑らない。構うか、このまま……。
唇をこじ開けて舌を絡ませると、さすがに目をギュッと閉じて逃げようともがいた。それを許さず頭ごと抱きしめて居間のソファに押し倒す。
…そういえば、カーテン開けっ放しだ。
いや、そんなのどうでもいい。どうせ誰も見ていない。このままここでやらせてもらう。
――いつの間にか。
窓が開いていることに、瑚太朗は気づいていなかった。
「あっ、……いやっっ!」
「小鳥、逃げるな!」
腕を伸ばして何かにしがみつくようにする小鳥の身体を抑えつけ、スカートを捲り、暴れる足を割り開いていった。
(くそ……)
無理やりは、したくないのに。
小鳥は嫌がっている。だけどもう止められない。興奮は最高潮に達していた。喉を鳴らして細い肢体を手で抑えつけながら下着を剥ぎ取った。
小鳥の動きが止まった。
硬直したように抵抗がやんだ。……なんだ?
わけがわからないが、今さら行為をやめるつもりはない。そのまま少しずつ小鳥の服を脱がせながら背後から首筋に口づけた。
すると――。
「こ……たろ……くん」
哀願するような声。
やっと小鳥が受け入れてくれたのか、と嬉しくなり、ソファのクッションをずらして小鳥を正面に向い合せた。
震える唇が愛おしくなり、激しく口づけると、もう小鳥は逆らわずに動きについてきた。
小鳥とのキス……。感無量だった。こんなふうに貪るようにするつもりはなかったが、甘い唾液も応える舌も、すべてが媚薬のように夢中にさせた。はふ、と息を荒げてその口づけを受け入れてくれた小鳥に、やっと安心したかのように顔を両手で包み込んだ。
「お、ねが…い」
「なんだ?」
「これ…」
小鳥が手のひらを拡げた。
そこには透明な琥珀色をした薬のようなものがあった。
「……? なに、これ」
「こ、これを……飲んで」
「へ?」
「お願い…」
「なんで?」
「あたしを……抱いて、いいから……お願い」
初めて。
小鳥が。
俺を……受け入れた。
「……飲めばいいんだな?」
「……うん」
「なにされるか、わかってるんだよな」
「……うん」
「じゃあ俺と結婚してくれる?」
「…………。……うん」
「ほんと?」
「……あと、数年したら」
「本当だな。また逃げたりしないよな」
「信用、……ない?」
「当たり前だ。何回断られたと思う。おまえに求婚したのだって、これでええと……13回目だ」
「……覚えてるの?」
「忘れるか。電話でも、通学中でも、授業中にノートで伝えたこともあったろ。ことごとくスルーされたが」
「…………。冗談だと思ってたから」
「本気だ。ずっと本気で言ってた。……いいよ、飲んでやっても。そのかわり、もうとめたりしないからな」
「……うん」
――ゴクリ。
するっと喉を通っていくそのよくわからない薬は、飲んでも別になんともなかった。
なんの薬なのかとか、いまはどうでもいい。
今はとにかく続きをしたかった。
「…んっ」
服が捲れて下着姿が露わになっている小鳥をさらに剥ぎ取っていく。……随分大人っぽい下着だな。今までどういうのを着けていたのか知らないが。
乳首を露わにすると吸い上げるように舌で舐めた。すると……涙を堪えて俺の頭を抑えてくる。
恥ずかしさと、何かの覚悟を決めたかのような決意の表情がせめぎ合っているように見えた。……小鳥の意志はもう揺るがない。それを確信した。
起き上がって服を脱いだ。すると、小鳥は裸の腰にしがみついてきた。
「…小鳥?」
「さっきから、あたしばっかり……ずるい」
「こら、腹にキスするな」
「あたしには、さんざんして……んあっっ」
ソファに再び押し倒す。
少しずつ触れていた小鳥の股の間を指で思いきり深く挿しこむと、初めてビクッ――と感じたように痙攣した。
「熱いな…」
「こ、瑚太朗、く……ううっんっ」
「小鳥、もっと足を広げろ。ほら、……おまえも俺のを触れ。おまえの手で硬くしてくれ」
小鳥の手を自分の象徴に導くと、おそるおそる撫でつけるような優しさで触れてきた。そのくすぐったい感触に思わず声が漏れそうになったが、恐れる様子は見られない。安堵の笑みを浮かべた。
――ドクン……
やばい。小鳥に触られているだけではちきれそうになっている。こんなに我慢できないほうだっただろうか。
指はもう第二関節まで埋めていた。中をグチュグチュと掻き回して感じる部分を探っていく。女の膣内がこれほど微細な感触だとは思わなかった。……興奮が増していく。
――フワ……
鼻先に。
何か、緑の匂い……ふと窓の方を見ると、庭先に通じる窓が開いていた。
あれ、閉めてたはずだよな?
疑問に思って身を起こすと、小鳥が腕を伸ばしてしがみついてきた。
「いい、…から」
「小鳥?」
「おねがい…」
小鳥が足を広げていた。誘うように俺のを入口にあてている。
ゴクリ、と喉を鳴らして小鳥の耳元に囁いた。
「入れるぞ、……いいな?」
小鳥は返事の代わりに頭を引き寄せて口づけてきた。それに応えて舌を絡ませていきながら、……ゆっくりと。
だが一気に根元まで押し込んだ。
「――っっ!」
ブチッ――と何かが切れる音。内部から聞こえたそれに小鳥の初めてを貰った実感を得た。
そのまま遠慮なく奥まで突き挿していく。……ぬめる。熱い。意外と、中に入ってしまえばこんなに拡がるものか。ぴったりと包み込んでいるけど、動けるほどの隙間がある。
中を少しずつ動かしていく。……染み出てくる何か。女が感じると出るもの、とはエロゲの知識だけど、これは痛みを和らげようとするものだろう。次々と熱いものが染みわたってくる。それがこっちにも伝わって気持ちいい……。
(やべ……)
すでにもたなくなっている。
だがこんなすぐに出してしまうなんてもったいない。もっとこの中を味わいたい。
小鳥の身体をソファに沈め、腕を背中に回らせると、両脚をがに股に広げさせた。
「あっ……ぅぅ……っ」
「痛くしないから、力を抜け」
小鳥のこめかみに落ち着かせるようにキスして、首筋、うなじへと唇を辿らせながら。
腰だけは自分のモノのように引っ張り寄せて深く貫いた。
「は、……う…ん」
……感じている。
小鳥の表情に苦痛はない。多少圧迫感はあるだろうが、俺のを受け入れようとしている。それは中の動きがそう伝えていた。襞が絡まるように纏わりついてくる。少し焦らすように先端で捩じるように回すと、より蜜が増えて動きを滑らかにした。初めてなのにこんな動き……。
え……?
初めて……?
(……知ってる)
女のこの動き、……俺、知ってる。
違う、小鳥が初めてのはずだ。だけどこの感覚、覚えがある。――いつだ。
わからない。
エロゲのやりすぎでごっちゃになってるとか……いや、そんなんじゃない。この感触、この気持ち良さ、そして……奥から吸い上げてくるこの動き。
亀頭の先を潜りこませると咥えこんできた。そうだ、俺、これを……誰かと、したんだ。
(……誰だよ)
記憶にない。
ないものを考えても仕方ない。今は小鳥を抱いてるんだ。考えるな。小鳥のことだけを考えろ。
「…小鳥」
ズンズンズン――と動く感覚を狭めていた。突かれる動きにビクビクと反応して快感を少しずつ引き出している小鳥を抱きしめ、顔を見下ろした。
泣き顔になっている。早く終わって欲しいと思っているのか、それとも……。
「どこに出して欲しい?」
「……っ」
「おまえの好きなところに出してやるよ。どこがいい?」
「そっ……外!」
「はい?」
「ゴム、つけてないし!」
「言っただろ、妊娠させるつもりだって」
「あ、あたし、いま、安全日」
「あ、そう。でもゼロじゃないよな。で、安全日って、なに?」
「わかってるでしょっ!」
「知るか。……なあ、小鳥。初めてなのに外はないだろ。そりゃおまえの顔にぶっかけてやりたい気はあるけど」
「そっ……そんなことしたら、もう……!」
「もう、なに?」
「ご飯、作ってあげないから!」
「…………」
もう、してあげないから。
そう言うと思ったんだが。
これは……どう考えても、嫌われてるわけではない。そりゃそうか。嫌ってたらここまで許すわけがない。
「な、なに?」
「顔射は、またの機会にするよ。それで……どこがイイんだ?」
「あうっ」
「ここか? それとも……ここか?」
小鳥の膣内の感じるところを探るように動かしていく。
反応を見ながら一際強く絞るところ……だが探るまでもなく、やはりというか、女の身体ってのは素直なものだ。
さっきから降りてきている子宮の口が、俺のを舌舐めずりするかのように涎を垂らして待ち構えていた。
「…ここだろ?」
「……っっっ」
「ほら、足を俺の肩に乗せろ。突き挿してやるから」
「やっ……中、なかは、だめ……」
「だめって顔してないだろ。最高にエロい顔してるぞ。……ほら、入った」
――チュポ……
小鳥の子宮の口は小さい。だけど動きは柔軟だった。少し潜りこませただけでカリまで入った。
咥えこむ動きが気持ちいい。
このままジッと動かずにとどまっていたい。
はあ、と熱い息を吐いて腰を持ち上げた状態で小鳥を見下ろすと、哀願するような目で訴えてきた。
むしろ。
それ余計にそそられるんだが。
「こ、こたろ……くん……やめ」
「安全日、なんだろ」
「ご、ゴム、……お願いだから」
「今さら無理だ。最初のやつ、いくぞ……!」
――ドクンッ……!
引き抜き、再び突き挿した途端、一気に脈動が大きくなった。
小鳥の悲鳴も聞こえない。そのまま……衝動に任せて、最高の瞬間を味わった。
(く、う……っ)
出しながら奥を抉っていく。子宮内が自分の精液で満たされていくのを感じた。こいつは子宮も小さいな……。
ちょっと出しすぎたせいかも。
抜くと、零れたものが尾を引いていた。そのまま膣内を耕しながらさらに奥へと再び突き込んでいく。小鳥が驚愕したように目を見開いた。……出して終わると思ったか。終わるわけないだろ。俺のこの興奮が、まだ伝わらないのか。
小鳥をひっくり返して、背後から腰を掴んだ。……ふう、いける。まだあと3回は出せる。
股の間を流れる血――痛々しいが、今の俺には興奮剤にしかならない。
再び大きく息を吸い込んで、今度は腹の外に穿つほどの強さで突き入れた。
胸を鷲掴みながら息もつけない速さで動かしていく。見えないが、小鳥の腹部が膨らむほどの強い動きだ。ひっきりなしにあがっていた小鳥の悲鳴が、とうとう根を上げたかのようにか細くなっていった。
……少し休ませてやるか。
俺はまだ余裕があるが、小鳥がへばってしまっては意味がない。抱きあげてソファの上に座り、小鳥を後背位にした格好で座位のように上から突き挿した。
後ろから首筋を引き寄せて口づける。途切れた息は少しずつ持ち直していた。
「は、っ、はう……んっ」
「水…飲むか? 喉が嗄れてるだろ」
「こ、た……ろ……」
「ん?」
「は、初めて……じゃ……ないよね?」
――ドキ……
そうかもしれないが、それは記憶にない別の俺だ。
小鳥にもわかるのか。……いや、誤魔化せ。俺はおまえ以外の女なんて知らないんだ。
「初めてだよ」
「うそ…」
「俺はもう会長の胸なんか揉む気がしない。おまえのこの小ぶりの胸だけで、ほら」
背後から小鳥の胸を押し潰すように揉みながら、下から勢いよく突き上げた。
「あうっん」
「こんなにデカくなるだろ。おまえを抱いてるだけでこうなるんだ。もう俺はおまえ以外じゃ抜けなくなったよ」
「……ほんと?」
「ほんと。小鳥……あとで中に出したのを綺麗にしてやるから、あと3回、出してもいいか?」
ううう、と小鳥は呻いた。
小鳥も俺のをもっと味わいたいのだろう、身体の反応がそう伝えている。
「ゴム……つけてくれるなら」
「持ってない」
「持ってないの?!」
「買ってくるよ。あと3回出したらな」
「ふえぇっ?!」
「諦めろ。そうするしかもうこいつはおさまらん。小鳥、足を……」
小鳥に手で足を持ち上げさせると。
再び、怒涛の挿入が始まった。
見下ろすと、小鳥の下腹部に自分の欲望が穿つ姿がよく見える。――なんてイヤらしい姿だ。
興奮がおさまる気配がない。
このままセックスを終わらせたくない。
ただひたすら自分の肉欲を、小さな身体にぶつけていた。
――カラ……
夜中。
瑚太朗の自室で、気絶したように眠る瑚太朗を見下ろしていた小鳥は。
入ってきた気配に向かって、低い声で命令するように言った。
「自分の場所に、戻って」
「……」
「彼はあたしのものだから。見て、わかったでしょ。こうするしかなかったの。瑚太朗くんに近づこうとするから」
「……」
「帰って。……もう放浪期は過ぎたでしょ」
――フワ……
森の気配が消えた。
人語を解している。明らかに変化は訪れていた。……終わりが近い。
「ん……小鳥」
「瑚太朗くん?」
「こっち……来いよ」
身体を引き寄せられ、そのまま再び繋がった。
口づけを受けながら、小鳥は微かに笑みを浮かべていた。
小鳥が飲ませたのは篝を視認できなくなる薬です。
篝に取られると思ったので小鳥は見せつけようとしたという設定です。
瑚太朗がズルして自分のパラメータを変更し、篝のリボンを埋め込まれずに小鳥に命を助けられていたらどうしたか……をしようとして、月の篝ちゃんのお怒りに触れて、この枝世界は切り捨てられました。
それを筆者が拾い上げてみました。……まあつまり、小鳥とのアレを書きたかったわけですが。
行為の間中、篝が傍で見てますが、知っているのは小鳥だけです。
このルートの小鳥はそういう女なんです。