※この作品はR-18です。

【Rewrite】命のカタチのその先は【瑚太朗×小鳥】   作:千月華音

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デート・ア・ライブ~after the tale~

 

 

 

 ベッドの上で、嬉しそうにネックレスを弄っている小鳥を見つめていた。

 さっきからにやけ顔がとまらないでいる。そんなに嬉しいのか。指先で宝石がついた月のモチーフを触ってはため息をついて、うっとりと眺めていた。

 ……やっぱり小鳥も女なんだな。

 普段はアクセサリーはおろか、化粧すらしたことがない、まるで味気ない女なのに。

 でもこういう可愛いところも小鳥らしいといえば、そういえなくもなかった。

「ねえねえ、瑚太朗くん」

 ネックレスを指で触りながらようやくこっちを振り向いてくれた。

「似合う?」

 裸の胸につけているネックレス。似合うもなにも、それしかつけてないからな。

「似合う似合う。可愛いよ」

「…………。なんか義理っぽい言い方」

「あのな。いまのおまえの姿、裸なんだぞ。せめて着飾ってから言え。あとな、髪ももう少しなんとかしろ。乾かしたとはいえ、クシャクシャだろ」

「瑚太朗くんが髪にも射精するからパサパサなんじゃない」

「……そうでした」

「顔にもぶっかけるし」

「悪かったよ!」

「でもいい。こんな綺麗なネックレス、くれたんだもん。わーい。毎日つけてようっと」

「学校行くときは外せ」

「やだ。隠してつけていく。えへへぇ。瑚太朗くんの女みたい」

「みたい、じゃなくて、そうなの」

「ね、瑚太朗くん」

「ん?」

「もっかい、しよ」

 小鳥が腕に縋りついてきた。

 初めてかも。

 こんなふうに嬉しそうにセックスをねだる小鳥は。

 反対側の小鳥の腕を抱き寄せ、目を瞑る顔に近づいて口づける。ほう、と小さな吐息が口の中で甘く響いた。

「……あ、ちょっと待って。これ外す」

「そのままでいい」

「だって、汚れちゃったら」

「汚さなきゃいいだろ?」

「…………」

「疑い深いやつだな。もう顔射しねえよ。今度は子宮の中に注いでやるから」

「あのね……瑚太朗くん」

「なんだ?」

「もしかしたら、なんだけどね……」

 小鳥がごにょごにょと耳元で囁いた言葉に、思わず目を丸くした。

「…本当か」

「昨日の夜、陽性だったの。でもいつもは陰性だよ」

「外れることもあるのか?」

「一応毎日ね、検査キット使ってるんだけど、昨日の夜だけ陽性だった」

「…………。病院に行くか」

「えー? だって学校にバレるよ?」

「おまえの身体のほうが大事だ。バレたっていい。むしろちゃんと話せば、学校側もわかってくれる」

「……瑚太朗くんは、責任、取るつもりなの?」

「あたりまえだろ。二人の子供なんだぞ。これからその準備をちゃんとしないとな」

「でも、妊娠したかどうかは、まだ……」

「それを確かめに病院に行くんだ。さあ、小鳥。シャワーを浴びて、支度しろ」

「い、今からなの?」

「早いほうがいい」

「……しないの?」

 小鳥が縋るように胸に抱きついてきた。

 その頭を優しく撫で、こめかみにキスをした。

「じゃ、一回だけするか」

「…うん!」

「どこに出して欲しい?」

「出すの前提なのかい……」

「子宮の中以外にするよ。妊娠初期だとマズいからな」

「えっとね……」

 小鳥が耳打ちした言葉に、呆れて言葉が出なかった。

「……そういうプレイは、おまえにはまだ早い」

「ま、また子供扱いして!」

「せっかくだ、このディルドを使うか。こっちで我慢しろ」

「そんなもの、入れたら壊れちゃうよ……」

「ほら、どうだ? このボタンを押すと」

「わわわっっ! な、なんなの、これっ?! こんな動きすんの?!」

「これが尻の中で暴れまわるのを想像してみろ」

「ふわあ……」

「やってみたくなった?」

「やっぱり瑚太朗くんって……変態が過ぎる。もうあたしゃ諦めた」

「やってみるか?」

「しょうがないから、やってあげる。……ね、瑚太朗くん」

「ん?」

「…………。ずっと一緒にいてね」

「なに言ってんだ。死ぬまで一緒だぞ」

「……うん」

「ほら、泣くなって。これから幸せになろうな。三人で」

「……そうだね」

 静かに泣く小鳥を、不思議に思いながらも、優しく身体を組み敷いた。

 小鳥はわかっている。

 瑚太朗には最後まで気づかれたくないこと――この世界の終焉。

 せめて終わるその日まで、彼には幸せなままでいて欲しかった。

 

 

 




これでこの話はおしまいです。
エロなくてすみません。
まあ、書いてもいいのですが、それはまた別の機会に。
デート編は終了しますが、他のエピソードも思いついたら書きたいです。
ちなみに小鳥は妊娠しますが、江坂さんの言う通りあと二日でこの世界は終了です。
たった二日間の蜜月ですが、おそらく小鳥にとってそれは人生で最高の日でしょう。
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