※この作品はR-18です。

【Rewrite】命のカタチのその先は【瑚太朗×小鳥】   作:千月華音

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「婚礼の詩(うた)」で、もし篝が死なず生きていたらどうなったか、を実験的に書いてみました。


番外編 -もうひとつの結末-

 

 

 

 ――ザザァ……

 潮騒の音。

 最初は耳に煩いくらい響いていたのに、今ではもうすっかり日常に馴染んで、セックスのBGMくらいの感覚になっていた。

 隣に眠る小鳥のこめかみに軽くキスをしてから、反対側にいる篝の腰を引き寄せた。

「ん……、もう少し……寝かせてくださ……」

「さっき小鳥に譲っただろ。……次はおまえだ」

「……隣にいますよ」

「だから?」

「…………。起こしてしまいますけど」

「そうしたらまた三人でやればいい」

「…………。…………。あのですね」

「うん」

「お腹、……見てわかりますよね?」

 二人とも、――臨月を迎えていた。

 あともう少しで産まれる。待ちきれない気持ちは強いけど。

 むしろその姿が、これほど欲情を煽るとは……自分でも気づかなかった。

「どうしてこれで興奮するのですか」

「興奮しない男がいるのか?」

「瑚太朗くらいです」

「ならよかった。俺以外の男がこれで興奮するなら、おまえたちを人目に曝すわけにはいかないからな」

「ちょ……足を開かないで」

「大丈夫だって、小鳥みたいに優しくするから。……ほら、腹を横に倒して、俺に胎動を聞かせてくれ」

 篝の膨らんだ腹部に耳をあてる。……静かだ。眠っているのだろうか。前はよく動いて、中を足で蹴ってたりしていた。

 そうしながら足の間に手を伸ばした。下着の隙間から指を挿し込むと、グチュ……と濡れた音が彼女の発情を窺わせた。

 顔を覗きこむと、仕方ないなあ、といった顔で頬を両手で包み込んできた。促されるままにキスをする。腹部を優しく撫でながら、少しずつ少しずつ……ゆっくりと。

 焦らすような動きで挿れていく。

 篝の熱い吐息が肩のあたりで聞こえてくる。柔らかく包み込まれる膣内は産道が出来つつあるためか、かなり動ける余裕があった。小鳥もそうだが、篝のほうが奥まで突けるほどの滑らかさがある。

 もう――我慢できない。

 篝の腰を抱えこんだ。腹部をできるだけ刺激しないように動かしていく。背後から覆いかぶさるように繋がっているが、大胆に開いた足が挿入の動きを助けてくれていた。篝もイきたがってるのか……。首筋を吸い上げながらそう囁くと。

 早く終わってください、との素っ気ない言葉。

 いい加減、素直になれ。

 何度抱いてもこの女は……。

 そこが可愛いといえばいえなくもないのだけど。

「こんなことしてたら……いつ出産してもおかしくないですよ」

 別に。

 いつ出産してもいいんだ。

 なんなら俺が取り上げてもいい。そういう本を読んでいる。それにここには、医者もいない。

 三人だけしか住んでいない無人島だった。

 本土とは小さな船で行き来している。ここは借家のコテージだが、オフシーズンの間だけこの島の管理を任されていた。そういう契約で借りた。だが居心地があまりにも良くて、このまま永住してもいいかとすら思っている。

 どうせもう日本には戻らない。

 このまま三人、いや、親子でずっと――この島で暮らすのも悪くなかった。

「んん……。篝? …………。あのねえ、瑚太朗くん。篝もね、出産間近なの、わかんない?」

「だから俺が出産を促してやってるんだ」

「エロい手段はやめろ! ……はあ、もう、中に出したまんまだし、二人とも夢中だし……」

「いえ、夢中なのは瑚太朗だけで……あうっ!」

「いいから、もう少しでイかせてやるから黙ってろ」

「……あたし、隣の部屋で寝るから。あんまり篝のお腹を刺激しないでね」

「わかってるよ。ここにいてもいいんだぞ」

「二人の見てたらオナニーしそうだから」

「見せろ」

「やだ。……じゃあ、おやすみなさい」

 ネグリジェを着直して出ていく小鳥を見送り、月明かりで見た小鳥の尻のデカさにため息を吐いた。あんなにヒップのサイズが変わったのか。やはり身籠ってからだいぶ体型が女っぽくなった。それに……。

 篝の胸のサイズが、どう見ても、いや間違いなく一回り大きくなっている。

 乳首を陥没させるように揉むと、うっとりとした喘ぎとともに、僅かに母乳が滲み出てきた。その感触に喉が鳴るほど興奮する。もう子供を迎える準備の整った身体を、……俺はいま抱きしめている。

 膝を立てて篝を後ろから腕を引っ張りながら貫いた。

 なんて柔らかい膣内だろう。いくらでも動ける。子宮も降りてきているが、あまり刺激しないほうがいいと思い、その周辺を優しく撫でるように突いていた。その感触が焦らされるようでたまらないのか、篝が縋るような目で顔をこっちに向けた。

 その可愛らしさに口づける。何度抱いても、俺を求めてくるその瞳が、その小さな顔が、淫らな膣内が、いつまでも虜にさせるんだ。

 いつまでもこうしていたい……。

 突き上げながら篝の尻を揉み、揺れている突っ張った腹を持ち上げるように優しく撫でていく。

 こんなふうに抱けるのは今だけだ。

 いや、……何度だって孕ませてやる。二人とも俺の子を何人でも産ませてやるからな。

「は、ぁ……いい……瑚太朗の、……もっと……くださ…い……」

「いいぞ、ほら……ここをもっと開くんだ。子宮口を開けて、早く俺に子供を見せてくれ」

「ダメ、です……突いちゃ……あ、ぅんっ!」

「突いてない、捻じ込んでるだけだ」

「お、同じことですけど……ひゃ、あああんっっ」

「ふう……開いた。いいか、篝、開いたままにするんだ。ここから出てくるんだから、いつでも開けておくんだ」

「そ、んな……あああっっ」

 グリグリと捻じ込むと、潮のような熱いものが中から漏れてきた。

 破水だろうか。

 とうとう……。

 俺の肉棒で、こんなふうに出産できるなんて、感動だ。

「あ、や……い、いた……」

「痛いか?」

「ぬ、抜いて、くださ……んんんぅぅぅっっ!!」

「力を抜くんだ。……大丈夫、俺が取ってやるから」

「こ、瑚太朗……!」

「大丈夫だって。ちゃんと準備はしてある。いま抜いてやるからな……」

 その夜は、このうえなく興奮した。

 なにしろセックスの最中に出産したのだから、興奮しないわけがない。

 案外あっさりと子供を取り上げることができて、隣の部屋で寝ている小鳥を起こすまでもなかった。

「へえ……。随分、皺くちゃなんだな」

「…………。抱かせてください」

「ほら。……なんか、そういう姿も可愛いな」

「これが……ずっと……お腹にいたのですね」

「ご感想は?」

「産んでよかったです」

「それだけ?」

「これでやっと、篝の義務が果たせました」

「……は?」

「瑚太朗。……ありがとうございます」

「こちらこそ」

「……おやすみなさい」

「おやすみ、篝。……お疲れ様」

 すうすう、と眠る篝を撫で、傍らの子供を見つめた。

 ……いなくなったり、しないよな?

 篝はもう人間になったんだから。

 まだ、……なにか。

 この女を、縛りつけているものが、あるような気が……。

 

 

 




瑚太朗ならこれくらいやりそうです。やりすぎだが。
あり得ない未来ですが、三人で一緒に過ごす、そういう時間もあってもいいなと。
ただのセックス三昧になりそうですが。
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