【Rewrite】命のカタチのその先は【瑚太朗×小鳥】 作:千月華音
はぁ、はぁ、はぁ……。
どちらの呼吸なのかわからないが、過呼吸のような荒い息遣いだけが暗い部屋から聞こえていた。
もう……夜なのか。
窓を見ると、外は真っ暗だった。時計……見えないな。スマホ……どこだ。テーブルの上に、確か……。
……ダメだ、時計を見る間も惜しい。
リビングでずっとセックスを続けていた。何度か逃げようとしたので仕方なく身体を抑えこんで繋がるしかなく、やっと離れた今でも、いつ小鳥が目覚めてまた逃げるかと思うと気が気でならない。
ソファは精液と愛液まみれで惨憺たる有様だった。だが――どうでもいい。親が帰ってくるまでに片づけておけばいい。
小鳥の足を引っ張り、秘所の中を探った。……グチュ、と自分が出したものを掻き出していく。指先を奥へと辿ると、子宮の孔から次々と精液が零れてきた。注ぎすぎた……。自分がやったこととはいえ、さすがにどうかと思う。だが……。
小鳥が。
あまりにも――淫らで。
想像以上の感度の良さと、しなやかな動きで、もう夢中になった。こんなにセックスが上手いなんて……。いや、小鳥は俺の動きに必死になってついてきただけだ。それにしたって上手すぎる。初めてでこれほど動けるとは思わなかった。
あの射精はまだしていない。
俺が一番気持ちいい射精。だがあれは、……ヤバすぎる。一度出してしまえばもう取返しがつかない。止まる際が見つからないんだ、あれは。小鳥にそんなことできるか。絶対やめたほうがいい。
そのおかげか、射精感はずっと保たれていた。呆れるほどタフだが、まだあと半日はセックスができる余裕がある。今何時なのかわからないが――明日の朝までぶっ続けでやれそうだ。
…………。
小鳥にそこまで付き合わせる気か?
こいつだって、そこまで体力がもつかどうかわからない。男と女では、快楽の捉え方が基本的に違うが、イきっぱなしの状態が続いていた様子からみて、俺以上にきっと体力を消耗している。
今だって気絶しているが、過呼吸がおさまっていない。抱き起こして口から空気を少しずつ送りこんだ。……少し呼吸が落ち着いた。だが眉の顰め方からまだ苦しそうに見える。
……いや。
離すもんか。
ようやく念願叶って小鳥と繋がることができたんだ。理由はわからないが俺を受け入れてくれた。何度告白してものらりくらりとかわしてきた小鳥が、初めて俺の欲望に応えてくれた。――その機会は、もう今だけかもしれないんだ。
小鳥を俺に夢中にさせてみせる。
俺のを欲しがるまで、欲しいと言わせるまで、……ずっとやり続ける。
そう決めた。
よし……。
場所を移そう。
俺の部屋に運んで、ベッドで再戦だ。その前に風呂に入れたほうがいいだろうか。……いや、精液を流したくない。ずっと子宮にとどめて欲しい。また注ぐつもりだが、常に俺の精液で満たされた状態でいて欲しかった。
身体を拭いてやるくらいでいいだろう。
それに、小鳥の身体を隈なくすべてこの目に焼きつけておきたい。
さっきはセックスに夢中になりすぎて、よく見ていなかった。今も部屋が暗いから白い裸体が浮かび上がって見えるが、俺は夜目が利くほうなんだ。小鳥の黒子の位置すらよく見える。
抱き上げて運びながら、その肢体をしげしげと眺めていた。
ベッドに下ろし、髪を撫でながら口づける。……小鳥の身体。こうして見ると、少女らしい――美しい身体だった。そりゃ会長ほどの抜群のプロポーションってわけじゃないけど、おそらく成長したらかなりの美人になるんじゃないだろうか。
部屋からタオルを持ち出し、すぐ近くの洗面所でお湯に浸してから、洗面器ごとベッドの近くに置いた。
精液に汚れた身体を少しずつ拭っていく。
次第に小鳥の表情が柔らかく、気持ちよさそうになってきた。……これ、おまえの清拭の真似だ。あんなに丁寧に何度も拭いてくれたものだから、すっかり身体が覚えてしまった。これのせいで俺はおまえしか考えられなくなったんだぞ。
脇の下、下乳の窪み、首筋――汚れていない部分も優しく拭っていく。そうしながらも小鳥の身体を眺めていた。
入院中、ずっと……おまえの身体を妄想していたよ。
その妄想に違わず、いや、それ以上の美しさだ。この胸も、華奢な腰も、この柔らかな二の腕も、細いのにしなやかな足も……すべて俺のものだ。
足を広げて蜜壺を覗きこんだ。……うわ、湯気がたっている。俺の精液が小鳥の中で愛液と混ざって熱が篭っているのか。
そこをゆっくりとタオルで浸すと、ビクッ――とまた反応した。気持ち良さそうだった。……もっと気持ち良くさせたい。
やったことはないけど……。
エロゲ知識だが、やってみるか。
小鳥の尻の下に枕をあてて、腰を持ち上げた。足を最大まで開脚させ、目の前に女の大事な性器が曝け出されている格好。
それだけで喉が鳴るほど興奮するが、抑え、何度か深呼吸をすると。
口を――寄せた。
「……んっ」
起きたか?
いや……まだ意識がない。ただ身体は反応している。このまま続けよう。舌で――この中を掻きまわしてやる。
――ジュル……
まず軽く吸い上げた。……にが。俺の精液、こんなに濃いのか。これいつか小鳥に飲ませるつもりだけど、こいつ飲めるかな……。いや、もう、無理やりでも飲ませてやる。喉マンでもいい。吐かせたりなんてするものか。
膣の裏側から舐め上げていく。ピチャピチャと軽く舌で愛撫するように舐めると、内部が驚くほど収縮した。気絶していても身体は俺の愛撫に応えてくれている。女って感度がいいんだな……。
「ん……ぁ……、……ぁん」
おい。
おまえ、気づいてるんじゃないだろうな。
もはや喘ぎみたいになっているが、……まあいい。どっちでも俺は構わない。もっと気持ちよくさせてやる。
――ジュルゥッ……!
吸い上げた。精液ごと飲み込んだが、小鳥の愛液の量のほうが多い。あちこちから蜜が溢れてきている。よほど舌での口淫が快感を引き出しているらしい。そういえば……小鳥のGスポットってどこなんだ。まだそこまで探れていなかった。
だが膣内で感じているのは間違いない。足がビクビクと瘧のように震えて、さっきから膣口を突き出す動きをしていた。……めちゃくちゃエロい。意識がないのがもったいないほど淫らな動き方だ。
このまま……。
口だけでイかせてやる。
土手を指で割り開き、唇を大きく開いて中身を吸い上げるように舌で掻きまわした。次から次へと潮まじりの愛液がとめどなく溢れてくる。それをすべて飲み込み、舌を伸ばしていくと――。
とうとう……。
子宮が下りてきた。……そうか、最高に感じるとこうやって子宮が下りてくるんだ。舌で穿れるほどこんなに近い。穴の中へ遠慮なく舌を挿し込むと、ビクビクッ――と魚のように身体が跳ねて絶頂したのが窺えた。
「あ……ふ、ぁ……」
「やっと気づいたか」
小鳥の目がトロン……と虚ろに俺のほうを見た。まだ意識がはっきりしていない。なら……。
――ジュルルルッッ……!
「ひぁああああっっ……!」
舌で子宮口を穿ちながら中の精液ごと吸い上げると、小鳥の手が俺の頭を抑えつけてきた。
ほら、……もっと強く抑えつけろ。俺の舌が欲しいんだろ。
中はビクビクと感じまくっているのはわかっている。とどめだ、とすでに勃起状態のクリトリスを引っ張ると。
もう耐えきれないといった様子で盛大に潮を噴き上げた。
透明な……、尿とは違う、愛液に似た匂い。
女の潮吹きって、こんなに綺麗なのか。
チョロチョロ……、と流れるそれを、手でおさえこむと、んうっ、と小鳥が残りの潮をすべて吐き出した。
「気持ちよかったか?」
「あ、……な、ん……で……」
「なんでって、なにが?」
「こんな、こと……したの」
泣きそうな顔。
だが嫌がっているわけではなさそうだった。
「おまえを感じさせてやりたかったんだ」
「ひどい、よ……寝てる間に」
「起きてるときのほうがよかったか?」
「あ、あたし……こんなふうにイきたくなんて、……なかった」
「…………」
「瑚太朗くんので……イかせて欲しかったのに」
――ギュッ……
たまらず小鳥を抱きしめた。
「……悪かった。でもおまえ、何度も逃げようとしたから、逃がしたくなかったんだ」
「あ、あの……逃げるとかじゃ、なくてね。瑚太朗くん、キリがないから、いつ終わるのかわかんなくて、あたしもう、そろそろ家に戻らないと……あうっ」
小鳥の中に無理やり押し込んだ。
さっきとまったく同じ言い訳。こいつまだ帰る気でいる。だから逃がしたくないって言ってるのに。
膣内は――ペニスの感触に悦ぶかのようにあらゆる刺激で締め上げてきた。
「はあっ、う……っ! ちょっ、……んんっ、な、なんで、まだこんなにかたいの?」
「小鳥に入っただけでこうなるんだ」
「さっき、あんなに出したのに……?」
「関係ない。おまえとセックスするだけでいくらだって出せるんだ」
「いや、あの……そろそろ……痛くなってる頃だと、思うんだけど……」
……よく知ってるな。
射精しすぎると次第に痛みを伴ってくる。男だけしか知らない生理現象だが、――こいつどこからそれを知った。
だが、小鳥は知らない。
俺の生まれつき持っている能力を。
そう、射精に伴う腫れあがる激痛を、俺は上書きで消したんだ。
「俺を心配してくれるのか?」
「そうじゃなくて! 痛いなら無理しなくても……!」
「無理なんてしてない。まだまだ続けられるぞ。よし……、さっきはおまえをイかせてやったから、今度はおまえが俺をイかせてくれ」
「はい…?」
「自分で動くんだ。俺は補助するだけにする。俺のペニスを中で擦りつけて、膨らんで射精するまで動き続けてくれ」
「……っ」
「ほら、尻を持ち上げてやる。さっきと同じように動くだけだ。……できるよな?」
「~~~っっ」
耳朶を甘噛みしながら低い声で囁くと、小鳥は悔しそうに睨みつけてきたが、……膣内の感覚に負けたらしい。
諦めたように腰を動かした。
まだ疼いてるのはわかっている。中、うねりまくってるもんな。まるで蛇の舌みたいに纏わりついてくる。
ベッドに座り、あぐらをかいて小鳥を抱きしめた。腰を動かす小鳥にあわせて尻を持ち上げてやる。ズチュッ、ズチュッ……、と濡れた音が響き、次第にパンッ、パンッ、と尻と膝がぶつかる音が聞こえてきた。
抱きしめながら小鳥の乳首を吸い上げる。感じ入ったように喉をのけ反らせた。……なんか感動する。こんなふうに小鳥の乳首を吸えるときがくるなんて。しかも繋がった状態でだ。セックスしてるんだ、俺、小鳥と。――あの小鳥とだぞ。
何度諦めたか、おまえ、わかってんのか。
告白し続けて、想いをことごとくかわされて、諦めて他の女でも見つけようと何度も思った。だけど小鳥しか考えられなかった。いくらだって他にいい女はいたのに。こんなつれない女なんかより、もっと可愛くて素直な、例えば静流とか。
ルチアだって扱いは困ったやつだが、話してみると意外と気さくで、しかも巨乳でいい女だった。俺、ルチアとキスまでしたんだぞ。軽いキスだったけど、デレたあいつは可愛かった。
ちはやだってそうだ。あの森の一件さえなければ、俺、ちはやとならいいかな……とか思ってた。あいつの優しさにクラっとした。いっそ恋人にしてしまおうかと思ったくらいだ。
……もう一人いるな。
本当はさ、俺、朱音に欲情した。あいつを抱きたかった。だけど無理でした。あの女のガードの固さは小鳥以上だ。せめて俺があいつより年上だったら……。
「こっ、瑚太朗、……くんっ」
「……ん?」
「な、なに考え、てんのっ! は、っ、はやくっ、……イってよ!」
小鳥の足が背中に絡みついていた。
さっきから子宮口を先端に擦りつけているのはわかるが、その刺激だけじゃな……。
「いいか、小鳥。おまえの子宮はいま、俺の精液の重みと、さっきイった余韻でずいぶん垂れ下がってるんだ」
「たっ、……垂れさがってるって、誰がだっ!」
「認めろ。事実だ。だから……その口を、開くんだよ。俺の亀頭ごと咥えてみろ」
「は、……いっ?!」
「いいか……、よく動きを捉えろ。ほら、俺の先端がこれだ。いまあたってるのがわかるだろ?」
「うん……」
「これを穴を開けて咥えてみろ。ほら、足を持ち上げてやるから」
「ひゃうっん」
小鳥の両脚を持ち上げ、体重をすべて結合部へと集中させた。内部であたってる感覚しかないはずだ。
そこをグリグリと押しあげる。……すると小鳥が唇を噛み締めて腹の力を緩めてきた。
「いいぞ、その調子だ……もっと広げるんだ、子宮の中に俺のを飲み込むんだ」
「あ、う……は、入って……くるぅ……」
「少しずつ入っていくからな、ゆっくり……ほら、もうカリまで潜ったぞ」
「はあ、あう、あああっ、入っちゃったぁ……」
――ズプゥッ……
揺れる子宮の中に、亀頭がすべて飲み込まれた。しかも小鳥から口を広げて咥えてくれた。……やった。とうとうこいつの女の大事な性器を俺のものにした。
小鳥を抱きしめ、口づけると、飢えた雛鳥のように舌を伸ばしてきた。もうここまできたら、あとは自然と動くままに任せればいい。こいつはもう逃げようとはしない。
俺のペニスの虜になってしまったんだから。
「はう……ん、こ、瑚太朗くん……動いて」
「おまえから動くんだ」
「いじわるぅ……」
「俺のをイかせる約束だろ?」
「勝手に言っただけでしょ……」
「小鳥が動いて出させてくれ。俺もそれに合わせるから。ほら……いくぞ」
「……うん」
カリを入口に引っかける。
その状態で、小鳥の腰が動き出した。子宮口から出ずに、内部の揺蕩う膜を感じながらの動き……。イくほどの刺激じゃないけれど、もはやイかなくてもいいくらいの気持ち良さだ。しかもこれ、小鳥が動いてくれている。
愛おしさがこみあげ、小鳥の尻を持ち上げた。少しだけ口から……傘の部分を半分だけ出してみる。するとブルッ……と小鳥の子宮が揺れた。まるで出るなとでも言っているかのように。
応えて、再び内部へと突き入れた。その衝撃で膜が先端にあたって口がいい具合に締まっていく。……たまらない。小鳥の子宮口、こんな名器だったなんて。
何度も出入りしていくと、もう小鳥も気持ちいい喘ぎ声を抑えなくなった。そこを擦っていくうちにやっと小鳥のイイところを見つけた。そうか、――この穴の裏側、ザラザラしたここが一番感じるんだ。
優しく何度もそこをカリで刺激していく。するとビクビクと気持ちよさそうに内部が震えた。その震えもまた陰茎全体に伝わり、俺も……我慢できなくなった。
「小鳥……」
「あ、……出そう、……お願い、……んんっっ」
膨張した棹を感じた小鳥が、一際強く穴を締め上げてきた。
それに逆らうことなく、突っ込んだまま奥深くで射精していく。叩きつけるような長い射精に、小鳥がはにかみながら俺にキスしてきた。
「まだ、こんなに出るんだね……」
「だから言ったろ、小鳥とセックスしてるだけでいくらでも出せるって」
「とうとうコンドーム買ってきてくれなかったし……」
「中で出されるほうが気持ちいいだろ?」
「うん……そだね。……諦めた。瑚太朗くん……あとどれくらい出せるの?」
「うーん……まだ余裕あるな」
「……どんだけ精力あるの」
「よし、小鳥のイイところがわかったから、今度はそこに射精してやるぞ」
「ど、どうやって?」
「穴に引っかけた状態で出すんだよ。傘の部分で引っかけるから、そのとき穴を締めてくれ」
「ちょ……それ、難易度高い」
「おまえなら出来る」
「待って。てことは……まだやるの?」
「あたりまえだろ。今夜は一睡もさせないからな」
小鳥の顔が青ざめた。
だがもう遅い。おまえの身体は俺のをまだ欲しがって蠢いているんだ。こうなった以上、満足するまでやり続けるからな。
「あ、あのね……。明日も学校が」
「今は考えるな。さあ、いくぞ。……小鳥、言い忘れたけどな」
「え?」
「おまえが好きだ」
「…………」
「何回目の告白だ、これ」
「…………」
「まあ、いいか。小鳥さえいればそれでいい。だからもう逃げるなよ」
「……うん」
小さく聞こえた返事は。
しがみついた胸の中で顔は隠れて見えなかったが、――涙声のような気がした。