【Rewrite】命のカタチのその先は【瑚太朗×小鳥】 作:千月華音
「ぱぱぁ、おかえりなさぁい」
「よしよし、こっちにおいで」
きゃっきゃっ、とはしゃぐ娘を抱き上げ、また大きくなったその姿に驚きよりも喜びのほうが勝った。
まだ生後、……20日だが。
もう6歳児くらいの見た目だ。
一人で寂しかったか? と聞くと、ううん、と笑顔で抱きついてきた。
「きなこがいたから」
「こないだ拾った子犬か。きなこって名付けたのか?」
「きなこモチが好きなの」
「……そんなものを食べるのか?」
「ままがね、のどをつまらせるから、あげちゃだめって」
「うん、そのほうがいいな。犬に餅はヤバイ。お、噂をすれば」
キャンキャン、と走って足元に寄ってきた柴の子犬を撫で、娘に抱かせてやった。
「ほら、一緒に遊んでおいで」
「はあい」
子犬とじゃれ合いながら遠ざかる娘を見送る。特に問題なく過ごしていたようだ。本当ならまだ乳幼児のはずだが、その段階もあっという間に過ぎてしまった。少しもったいない気もする。
……さて。
先に篝が到着してるはずだが。
島の中心部へと向かう。観光客は島のあちこちに点在するコテージに宿泊するが、今はシーズンオフなので管理棟も兼ねたホテルが今の住居だった。そこのメンテナンスが主な仕事だ。
本当は三人だけで過ごすつもりで買った島だが、何もすることがないと小鳥が文句を言うので別荘地にしてリゾート化してしまった。これでも会員制にしてるので身元の確かな者しか公開していない。
いつか。
会長とか、ちはやとか、ルチアとか、静流とかも招待できたら――。
無理だな。
そもそも逃亡中の身だ。ガイアからもガーディアンからも追われてるのに、そんな関係者を呼ぶことなどできない。
それでも夢見てしまう。みんなでキャンプファイアでも囲って、子供の茉莉も交えて、みんなで笑いあえたらと。
…………。
何をいまさら。
俺は小鳥と篝と一緒に生きていくことを決めた。
その二人がいれば、そして茉莉がいれば、もうそれだけで十分だ。
屋敷に戻ると。
ロビーのソファに座って居眠りをしている篝がいた。
なんか……穏やかな顔だ。
けっこうハードなセックスが続いたから、疲れてるのかもしれないけど、……いや、むしろ。
満たされてツヤツヤしたような。
前にも増して美しくなったような。
近寄って顔を覗き込むと、落ち着いた寝息が聞こえてきた。やっぱり娘の傍に戻って安心したのかもしれない。先に帰らせて正解だったかも。
それにしても。
濃厚なセックスだったよな……。
もっと堪能したかった。篝と二人だけで過ごすハネムーンが、まさかこれほど淫蕩な時間になるとは。
小鳥とは、――俺ん家でセックスしたあのときが、言ってみればハネムーンか。
また小鳥とセックスし続けたいが、今は子供を失ったショックで当分無理かもしれない。なんとか慰めてやりたいが。
篝の前髪を撫でる。化粧もしていないのにこの美しさ。気のせいなんかじゃなく、最初に会ったときに比べても数段艶が増していた。俺のせいか。俺が抱いたから……。
「…………」
欲しい。
見てるだけでまた無性に篝が抱きたくなってきた。ただここには茉莉がいる。邪魔されたくはない。……だがもう一度、篝を自分のものにしたい。
そっと身体に腕を差しこみ、抱き上げる。
寝室に行こう。
もし見られたら……いや、見られてもいい。どうせ何をしてるかなどわかりはしない。わかったら大したものだが。
階段を上りながら篝の顔を窺った。まだ眠っている。起こすのももったいないほど穏やかな寝顔だった。なら……眠ってる間に気持ちよくさせてやるか。
三人で寝るために買ったキングサイズのベッドに篝を降ろすと。
あらかじめ買っておいたアダルトグッズがしまってある箱を取り出した。
小鳥に使おうと思っていたが、……篝でもいけるかも。
ネクタイを外し、シャツのボタンを外しながら。
眠っている篝に優しく口づけた。
服を脱がせ、全裸にしてから。
薄手のベビードールを着せた。着たままでもセックスができるやつで、リボンで腰にとめている下着は陰部が開けている。
小鳥用のサイズだから多少大きいが。
そのダブつきもそそられた。……意外と似合う。てっきりこんな卑猥な下着は篝のイメージにそぐわないと思っていた。そうでもなかった。出産したおかげか、篝の体型も女性らしくなっている。胸もそうだが、腰回りとか、腹部のくびれとかが色っぽい……。
まだ眠っている篝の股を開き、ベッドの上にあぐらをかいてそこに篝を抱き寄せた。
トロ……、とローションを垂らして温度を確かめる。少し掌でぬるくしてから、篝の膣口に塗りこめた。…………。まだ起きない。眠ったフリでもしてるのか?
足を限界まで開き、注射器型の淫具にローションを全部注ぐと、それを篝の膣奥へと押し出した。グチュッ、と内部から逆流してくるほど大量のローション。ここまでされても、……いや、これ。
楽しんでるな。
篝の顎を持ち上げてキスしようとしたそのとき、ようやく唇が動いた。
「……ん、……何を入れて、るのです……」
「アナル用ローションだけど、粘度があるから中でくっつくんだ。ほら、指がベタベタするだろ?」
注射器を取り出して中を指でかき混ぜると、纏わりつく襞と指がくっついた。
ここを陰茎でかき混ぜたらどれほど……。
篝が呆れたようなため息をついた。
「まだ足りないのですか?」
「篝の身体も、なんだか物足りないように見えるけど」
「これ、小鳥に着せようとしてた下着じゃないですか……」
「よく似合ってるよ」
「しょうがない人ですね」
「ダメ?」
「…………。瑚太朗の、もう限界みたいになってますね」
股の間に取り出した陰茎を挟んでいる。亀頭から溢れ出している先走りがひっきりなしに零れていた。
その先端に篝の指が軽く触れた。
「…んっ」
「篝をこんなので満たしたバツです。しばらく射精することは許しません」
指先から――何かが迸った。
ちょうど亀頭のくびれにあたるところに、強烈な締め付けが感じられる。見た目はまったく変わりない。だけど、何かが……何かでせき止められている。
「何を……した?」
「輪精管の噴出口を塞ぎました。射精感はあっても出せなくなってます」
「なにすんだよ!」
「篝を満足させてくれたら出してあげます。そこにある道具を使うつもりだったのでしょう?」
「…………。使ってもいいんだな?」
「気持ちよくしてくれるなら」
上等だ、と言って篝の唇を奪った。嵐のように激しく口づけながらまずはローターをグチュッ――と膣内に挿入した。
くそ……。
射精感はとっくにある。なのに何かが出口を塞いでいる。これ……けっこうキツいぞ。
あのホテルでのセックスでも、なかなか篝は満足しなかった。
次から次へと快楽を要求してきた。……あれと同じことが起きるのなら、この状況はマズい。
なんとしても篝を気持ちよくさせてやらねば。
こんな道具で満足なんてさせられないと思うが、未知の刺激への好奇心が勝ってくれればいいが。
ローターを子宮口まで挿し込むと、膣口から出ているコードごと張りつめたモノを突き入れた。
「……んぅ」
すごい……。
ローションのせいで纏わりつく襞の感触がたまらないほど気持ちいい。すぐに届いたローターをぐいぐいと押し込むと、簡単に子宮内へと潜りこんだ。すかさずスイッチを押してみる。
「はうっん!」
ブイーー……ン、と動く振動に身悶える篝にキスしながら、コードを引っ張って亀頭にぴったりとローターを付けると押し込めるように再び子宮内へと入れた。
すぐに篝の子宮内が振動と合わさるように揺れだした。
これ、……篝が感じるときの仕草だ。内部の振動が気持ちいいらしい。だけどまだイってしまうほど快楽に溶けているわけではない。
なら――。
コードを引っ張る。今度は子宮口から陰茎とローターを抜くと、陰茎の筋に沿ってローターを絡ませ、まるで螺旋状にローター付きペニスとなって篝の膣内のあちこちを刺激した。
「あうっ、……ふあ、あああぁぁっ」
イけ……!
だけど、……くそ、寸前で踏みとどまってる。俺もローターの振動のせいでもう射精感がはちきれそうだ。だがこれを外すわけにはいかない。篝をこの淫猥な刺激でイかせるまでは。
動きを激しくしていった。弾みで篝の軽い身体が浮き上がる。それまで座位で貫いていたが、ひっくり返してまんぐり返しにした状態で上から叩きつけるように腰を動かした。
「こた、ろ……」
「どうした?」
手を伸ばしてくる篝に覆いかぶさるように口づけると、はあはあ、と乱れた吐息とともに呆れたことを言い出した。
「これで、最強……ですか?」
「…………。そうだけど」
「こんなんじゃ、足りないです……」
まだ足りないのか。
ローターじゃダメか。篝の性欲を甘く見ていた。こんな刺激ではイけないらしい。
ブルブルと震える陰茎が、止まっても篝の腹部を揺れさせるほどに激しく動いているのに。
もう一度奥の子宮口をこじ開けた。
「あう……!」
「篝、射精させろ。おまえをイかせられるのは俺の熱い精子がこの中を満たしたときだけだ」
「ダメです…」
「だからなんでだよ! ローション勝手に入れたの、まだ怒ってるわけ?!」
「そうではないのですが……」
「じゃあこの閉塞感をどうにかして! もうとっくに出そうになってるんだけど」
「あ、瑚太朗の……くびれが……穴を広げて、……大きい」
「はあ、ふう、も、もう限界なんだ……頼むから」
「…………」
篝が。
小声でとんでもないことを言った。
「……なんだって?」
「ですから。篝をイかせてくださいと」
「それを先に言え! ……くそ、そんなこったろうと思ったわい!」
篝の意志では解けないらしい。
今の篝は人間だ。魔物だったときの能力は限られている。だから使える力も条件付きがほとんどだ。
篝が俺の陰茎に施した封印は、篝がイかないと解けないようになっている。
つまり、……どうにかして篝をイかせないと。
ローターを纏いながら子宮内を耕していく。身悶えているがこれでもイきそうもないとなると……。
一度抜いた。
「あ……なん、で」
「篝、少しキツいかもしれないけど、おまえなら耐えられるよな?」
拘束用ロープを取り出した。
うつ伏せにした状態の篝の足を開き、がに股にした状態で足首と太腿を拘束する。両手を交差させて背後で縛りあげ、ついでに猿轡のように口を噛ませた。グルグルと手際よく亀甲縛りでベビードールの上からロープを締めつけていった。
…………。
エロい。
SMは趣味ではないが、思った以上に興奮する。下半身がジンジンと痛んだ。もう射精が堰き止められ続けて痛みが生じているが、構わない、それすらも快感になる。
篝の顎を持ち上げ、優しく咥内を指でまさぐると。
いくぞ――、と低い声で囁き。
ズシュッ――! と内部のぬめりをかき分けて一気に奥まで貫いた。
「うぅぅ……っっ!!」
ローターはすでに外した。あんなものは邪魔でしかない。篝が感じるのは俺の太くて硬いこのペニスだけだ。
ロープで割り開かれている篝の口からくぐもった喘ぎが聞こえた。構わず、凶器のような勢いでズンズンズン――!と激しく穿つ。そう、もう間隔すら空けず、息継ぐ暇すら与えない勢いで高速挿入を繰り返した。
揺れる……。
子宮が揺蕩っている。俺の切っ先が篝の柔らかい子宮を押し潰しながら動いていた。子宮口はさっきから涎を流しながらパクパクと開閉している。そこを穿ち、抉りあげ、捻りながら、ひたすら。
レイプのような激しい勢いで犯していた。
こんな動き――初めてだろ?
おまえにも、小鳥にも、したことはなかったけどな。
俺のトラウマだ。……草壁。あいつをヤったときの動きだ。
逃げ出そうとしたから同じように縛ったんだ。ラブホだからSM用のロープもあった。それで今みたいな卑猥な縛り方であいつの抵抗を奪い、こうやって――!
「ふぐぅぅぅ……っっ!!」
最大級の勢いで奥の奥を貫いた。間を空けずすかさずドリルのように細かな振動で子宮の口を抉っていく。縛っている篝の内股が震え、指で膣口を開くと、すでに勃ってビンビンのクリトリスが限界のように涎を垂らしていた。
「は、あ……、ふう、はあ、くぅ……っ、まだ、……だ」
篝の顔をこっちに向け、体位を変えて正面で抱きしめた。足は縛られているから俺がしがみつく状態だが、そうやって体重を使ってでもペニスの高速回転を続けていく。
そう、――この動き。ただの前後運動じゃない。内部で回しながら先端を凶器にして膣内のあらゆるところを突いていく。それも尋常じゃない速度で。草薙はこの動きで10分ももたず気絶した。
篝は……。
…………。
……微笑んでいる。
快楽を――捉えていた。一瞬、マゾっ気かとも思ったが違う。俺の必死の求愛に喜んでいるんだ。こんなふうに犯されるみたいに抱かれても、イかせようとしてる俺の動きに応えようとしている。
篝の猿轡だけを外し、吸い上げるように口づけると、熱い息の合間から優しい声が聞こえてきた。
「……泣かないでください」
「泣いてないぞ」
「気持ちいいです。もっと強く、激しくして……」
「いいのか? もう容赦しないからな」
「もっと……子宮が潰れても、いい、ですから」
「いい加減、イって欲しいんだが……」
「一緒が、いいです。……ね? 一緒にイきましょう」
俺の射精で、イきたがってる。
泣きたくなるほど嬉しくなった。もう、……篝のことがこの上なく大切に思えた。
「……篝。……足、解こうか」
「なんだか、この恰好、癖になりそうで……このまま」
「…………。じゃあこのままイかせてやる。ほら、立ったままでやるから、俺の首に腕を回せ」
この部屋には等身大の姿見がある。
そこに向かって篝を後ろから抱き上げ、折り曲げた膝を持ったまま貫いた。
「あう……」
「よく見ろ。俺のがおまえの子宮を押し上げてる」
「なんて、淫らな……あ、あ……動いてる、……いやらしい」
「とんでもなくエロいぞ。ほら、もっと……よく見ろ! 自分で俺のを咥えこんでる姿を見て、悶えるんだ!」
下から押し上げていく。
速度は変えずに揺れる子宮をひたすら叩き続けた。鏡を見ると、篝が微笑みながら美しい表情を動くたびに変えていく……。
ああ、本当に。
この女は俺になんでこんなに優しいんだ。
こんなに激しく穿ち、耕し、蹂躙しているのに、そのたびに感じる表情を浮かべている。
持ち上げながらだが、我慢できずに篝に背後からキスをした。舌を嬲り、絡ませ、吸い上げる。愛おしさが止まらず、息継ぐ間もあけずに深く口づけながら、棹を抜き挿ししていく。
もう……。
限界、だ……。
爆発する。篝の中に、奥に――!
そう思った直後。……塞いでいた何かが堰を切った。
「――っっ!!」
噴出する勢いがとまらず、突き挿したまま子宮の奥へと流しこんだ。足が震える、射精が、もう、とめられない……。
鏡の中で篝が、泣いていた。
一緒に絶頂してくれたらしい。そんな篝を抱きしめ、ベッドへと縺れこむように倒れ、なおも奥へと注ぎ続けていた。
あ……。
なんて柔らかな襞だ。俺のを舐めまわすように膣襞が愛撫してくれている。もっと出して、とでもいうかのように、扱いてくれていた。
篝をギュッと抱きしめ、縛っていたロープをすべて外すと、グイグイと陰茎を奥に動かしながら耳元で囁いた。
「篝……愛してる」
「ん……」
「今までで、一番悦かったよ……」
「瑚太朗……」
「ん?」
「本当にあなたは、どうしようもない子供ですね」
「…………。はい」
「よほど抑圧されて育ったのか、その能力のせいで自分の居場所を狭めてしまったのか、わかりませんけど」
「……仰るとおりです」
「このセックスは……でも……そんなに悪くなかったですよ」
「ほんと?」
「ただひとつ、言わせてください」
「はい」
「これはレイプじゃなくて、ただのあなたの我儘なおねだりです。篝の子宮が欲しかったのですね」
「……うん。俺のものに、したかった」
「あなたの求愛は、激しいのですね……。でも、それはそれで、気持ちよかったです」
「じゃ……!」
またしてくれる?
そう言おうとした口を手のひらで抑えられた。
「ダメです」
「え…」
「小鳥にしたらダメですよ。彼女を泣かせたら許しません」
あ……。
なんだ。
こいつ、……嫉妬してるんだ。
俺が小鳥に同じことをしたら、……そのときの篝も見てみたいが。
篝を引き寄せて口づけた。
「んぅ……」
「しないよ。こんな乱暴なセックス、篝にしかしない。おまえは悦んでくれるからな」
「は、う……も、もう固くなっ…」
「今度はゆっくり動かすからな……ほら、足を俺の腰に」
「ん、ん……そろそろ、……茉莉が、戻って」
「そうだな、戻ってくるまで……こうして繋がっていよう」
そして親子三人で一緒に寝よう。
そう篝に囁くと、それもいいですね、と言って小さく笑った。
Rewrite15周年記念ということで書いてみました。(こんなエロ小説ですが)
小鳥との続きも、一応書いてはいるのですが、そっちはまたいずれ。
篝とのハネムーンが書きたかったのです。ていうかエロが長い……。
この話の篝は小鳥のことが大好きなので、嫉妬とかはありません。
ただし瑚太朗の濃い精液がとても気持ちよくて、定期的に摂取しないといけないようです。
生殖能力は、もうないんですけどね。篝の子宮に届く精子の動きが、その一部が、めちゃくちゃ好きみたいです。(瑚太朗に言うと傷つくので黙ってます)