ことりの母に、ことりと真剣に交際していることを伝えた光蔵。
光蔵とことりの想いは深く強くなっていた。
そしてついに、心も体も1つになる夜が訪れるのだった。
※シリーズ全体
本作は、作者の解釈と妄想を多分に含みます。原作のキャラクターたちと別の時間を生きる、もう一つの物語としてお楽しみいただければ幸いです。
・本作は、アニメ版『ラブライブ!』をベースにしておりますが、二次創作作品につき、独自の時空・設定を含みます。
・アニメ本編との時間軸・設定のズレや、キャラクター解釈に差異が生じる可能性がございます。
・原作キャラクターに加え、オリジナル男性キャラクターが登場し、主人公となっています。
・男性キャラクターとの恋愛要素を含みますので、苦手な方はご注意ください。
・原作尊重を心がけておりますが、キャラ崩壊・設定改変・解釈違いなどを感じる場合がございます。
・ストーリー後半には、**18歳以上推奨の描写(R-18要素)**が含まれます。閲覧の際はご注意ください。
・本作はフィクションであり、実在の人物・団体・作品とは一切関係ありません。
喫茶店「春のそよ風」・閉店後の中庭
夜風が秋の香りを運び、満ちた月が白い光を落とす。
その中庭で、ことりはそっと光蔵の隣に腰を下ろしていた。
どちらからともなく、手が触れ合い、そして自然と繋がった。
「……マスターさん」
「うん?」
「今日、お母さんとお話したって……聞きました」
「……ああ。ことりちゃんが本気だって、伝わってきたよ。君の目も、声も……全部がね」
ことりは、少しだけ目を伏せて、それでも口元は微笑んでいた。
「嬉しかった……。マスターさんがちゃんと向き合ってくれてるのが、わかって……すごく、あったかかったの」
「……ことりちゃん」
「ことりね、わがままかもしれないけど……ずっと、マスターさんのそばにいたいんです。ただの“恋人”とか“お手伝いさん”とかじゃなくて……ちゃんと、マスターさんの“大切な人”でいたい」
光蔵の胸が、静かに熱くなる。
その真っ直ぐな瞳に、嘘は一切なかった。
「……ありがとう。僕の方こそ、君の隣にいたいと思ってる。君が、君の意志で僕を選んでくれたこと……絶対に後悔させない」
その言葉に、ことりは小さく頷いて、そっと光蔵の肩に寄り添った。
喫茶店の閉店作業後、ことりは一緒に夕食を取り、いつものように休憩をかねて光蔵の家に寄っていた。
「……あったかいお茶、いれますね」
ことりは台所で湯を沸かし、落ち着いた手つきでお茶を淹れる。
その後ろ姿を見つめる光蔵の胸に、静かな感情が波紋のように広がる。
(どうしてこんなにも、心が満たされていくんだろう)
「……マスターさん?」
「ん?」
「今日は、泊まっていってもいい……ですか?」
その声は、甘えるような軽さではなく、“信頼と愛情の上に置かれた、真剣な提案”だった。
光蔵はしばし黙し、彼女を見つめる。
その頬は少し赤く、でも視線は逸らさなかった。
光蔵は立ち上がり、ことりの髪をそっと撫でながら言った。
「ことりちゃん。……ありがとう。でも、今日はもう少しだけ、君の手を繋いでいたい夜かな」
ことりは、そっと笑って頷いた。
「うん……ことりも、それがいい……」
ふたりで静かに過ごしていたリビング。
湯気の立つお茶のカップがテーブルの上に置かれたまま、
光蔵とことりは、自然な流れでソファに並んで座っていた。
けれどその距離は、ほんのわずかずつ、確実に近づいていた。
「マスターさん……ことり、今すごく幸せです……」
「……僕もだよ。君がいてくれるだけで、心が穏やかになる」
ことりは光蔵の手を、そっと両手で包むようにして握る。
その柔らかく、少し熱を帯びたぬくもりに、光蔵の胸がまた、やさしく高鳴った。
彼女のまなざしが、まっすぐに自分を見ている。
「マスターさん。……ことり、今夜は……マスターさんのそばにいたいです。その……ちゃんと、恋人として……」
光蔵は、ことりの頬に手を伸ばし、そっと撫でた。
その触れ方ひとつに、どれほど大切に想っているかが滲んでいた。
「……ことりちゃん。……いいんだね?」
「うん……ことりは、マスターさんのこともっと知りたい、です……」
ベッドルーム・明かりを落とした夜の空間
ふたりは、少し緊張しながらも、互いの存在を確かめ合うように見つめあっていた。
光蔵は、ことりの髪に指を通し、その額にキスを落とす。
そして頬に、唇に、そっと――愛を注ぐように、やさしく。
ことりは目を閉じながら、彼のぬくもりを静かに受け入れていた。
「マスターさんの匂い……すごく落ち着く……」
「ことりちゃん……君が可愛すぎて……愛おしくて、どうにかなりそうだよ」
「ふふ……じゃあ、ことりのおやつにしちゃうぞ~♪」
いたずらっぽく言うことりに、光蔵は不意を突かれて小さく笑い、そして――胸が高鳴るのを止められなかった。
「っ! ことりちゃん……!」
光蔵はことりを抱きしめる。
そして、ふたりはゆっくりと、深く唇を重ねた。
それは一瞬ではなく、想いを伝え合うための、時間を込めたキス。
長いキスのあと、光蔵はそっと唇を離す。
「……ことりちゃん」
「マスターさん……好き……」
ことりの腕が、光蔵の首へまわされる。
彼はまた唇を重ねたあと、彼女の服の裾にそっと手を滑り込ませた。
なめらかな肌をなぞれば、言葉にならない想いが浮かんでくるようで――それを言葉に換えるように、何度も愛を囁いていた。
「好きだよ、ことりちゃん……愛してる」
「……うん……っ」
光蔵はゆっくりとことりの服を脱がせていく。そして下着姿になったことりの首筋に、やさしくキスをした。
「あっ……」
「ごめん……くすぐったいかな?」
「……ううん。全然、くすぐったくないです」
ことりは両手で顔を覆ったまま、小さな声で答える。
耳の先まで真っ赤になっていて、その初々しさがまた、光蔵の心をくすぐるのだった。
「ことりちゃん……手、どけて? 君の可愛い顔が見たいな」
「う~……っ」
彼女は少し躊躇ったあと、ゆっくりと手を下ろした。
そしてそのまま、光蔵の首に腕を回し、ぎゅっと抱きついた。
「マスターさん……ことりもね? マスターさんのこと、大好きなんだよ?」
「……ありがとう。嬉しいよ」
光蔵はそっと、彼女の背中を抱きしめた。
「ことりちゃん……」
「うん……」
ふたりはもう一度唇を重ねたあと、ゆっくりとベッドに倒れこんだ。
光蔵は彼女の全身に優しいキスを降らせながら、ゆっくりと愛を紡いでいく。
「マスターさん……ずっとそばに、いてくれますか?」
「……うん」
「……ちゃんと、約束だよ?」
ことりは恥ずかしそうに笑ってみせたあと、そっと光蔵の手を取って指を絡めた。そして少しだけ照れながら言った。
「……幸せすぎて泣いちゃいそうなときはね?こうやって、手をぎゅってしてください……」
ふたりは見つめあって微笑むと、もう一度唇を重ねた。
それは言葉にならない想いをすべて伝え合うような――深く優しいキスだった。
ソックスを脱がせて裸足になった彼女の足にも優しくキス
を落とす光蔵。
ことりはくすぐったそうに身をよじるが、その反応さえ愛しく思えた。
そしてそのまま彼女の内ももをそっとなぞると、彼女は小さく声を上げた。
「んぅっ……」
「……可愛い」
「あ……やだぁ……恥ずかしいよぅ……」
恥ずかしさに身を捩る彼女をなだめるように髪を撫でながら、光蔵は優しく囁いた。
「大丈夫だよ。僕しか見ていないから」
「……うん」
ことりは少し安心したのか、身体から力が抜けたようだった。
光蔵は愛おしそうにことりの足を舌でなぞり、その指先にキスをした。
「あっ……マスターさん……」
ことりは恥ずかしさに顔を手で覆うが、それでも光蔵の舌の動きから目が離せなかった。
そして、彼はゆっくりとことりの足先に舌を這わせ始めた。
「やぁっ……! だめっ……!」
ことりはびくんと身体を震わせるが、光蔵は構わず彼女の足先を舐め続けた。
「マスターさっ……やめっ……きたないよぉ……」
しかし光蔵はその声を無視し、さらに激しくことりの足を愛撫した。
「だめぇっ……!」
光蔵はそっと、舌で彼女の足の指を舐めた。そしてゆっくりと親指を口に含み、口の中で転がすように舌を絡ませる。
「いやぁっ……あっ……! やぁっ!」
ことりは恥ずかしさに涙を流しながらも、光蔵から与えられる快感に逆らえずにいた。
やがて彼の舌はことりの足先から足首へと移動し、さらにその内側をなぞっていく。
「マスターさんっ! きもちいいよぉっ……!」
ことりは身体を震わせながらも、光蔵にされるがままになっていた。そしてやがて光蔵の舌が足の付け根に到達すると、ことりは大きく背をしならせた。
「やぁぁっ!!」
そこは最も敏感な場所に程近い、下着と太ももの境界線。
光蔵は今度は、下着の上からことりの胸を優しく揉み始めた。
「やぁっ……あっ……」
ことりは恥ずかしさに声を漏らすが、それでも光蔵の手から逃れようとはしない。
「あぁ……ことりちゃんのおっぱい、やわらかいね……」
光蔵はことりの胸の感触を楽しむように何度も揉みしだく。そしてゆっくりと彼女のブラのホックを外すと、ことりの胸が大きく弾んだ。
「やぁっ……見ないでください……」
恥ずかしそうに身を捩ることり。光蔵はゴクリと生唾を飲み込むと、ことりの胸をゆっくりと揉み始めた。
「綺麗な形だね。それに……すごく柔らかい」
「やぁっ! 言わないでぇ……」
ことりは恥ずかしそうに顔を背けるが、その反応さえ愛おしい。光蔵は彼女の胸の先端を指で優しく弾いたり、摘まんだりを繰り返した。
「あっ! それ、だめぇっ……!」
ことりは身体を大きく震わせるが、それでも光蔵の手から逃れようとはしなかった。それどころか、自ら胸を突き出しさえしている。
「可愛いよ、ことりちゃん。もう我慢できない……」
光蔵はそう言うと、彼女の胸にしゃぶりついた。
「あぁっ! マスターさんっ……!」
ことりは身体を震わせながら、光蔵の頭を抱え込むようにして抱きしめる。そしてそのまま彼の愛撫に身を任せた。
「んっ……ちゅっ……はぁ……美味しいよ、ことりちゃん」
「やぁっ……! そんなとこで喋らないでぇっ!」
光蔵はことりの言葉を無視して、さらに激しく責め立てる。
「あっ! やぁっ……!」
ことりは一際高い声で鳴いたあと、ぎゅっとシーツを握りしめた。
しかし光蔵はその手を止めることなく、さらに強く吸い上げた。
「んんっ……! ああぁっ……!」
ことりは絶頂を迎えたあと、ぐったりとしてベッドに横たわった。光蔵はそれでもことりの胸から口を離さず、ゆっくりと舌を這わせる。
「ふっ……あっ……」
ことりはぴくんと身体を震わせたあと、蕩けきった表情で光蔵を見つめる。
その瞳にはまだ快楽の炎が灯っていて、もっともっととせがんでいるようだった。
「……ことりちゃん、可愛すぎるよ……」
「マスターさん……だいすき……」
ことりは甘えるように光蔵に抱きついてくる。光蔵はその身体を抱きしめ返し、耳元で囁いた。
「僕も愛してる」
「……うれしい……」
ことりが小さく呟くと、光蔵は今度は顔をゆっくりと彼女のショーツへと近付けた。
「ことりちゃん、ここも見せて?」
「……うん……」
ことりは恥ずかしそうにしながらも、ゆっくりと足を開いていく。するとそこには、もうすっかりと濡れそぼった下着があった。
「すごいな……こんなに」
光蔵がそっと触れると、ことりはびくんと身体を震わせる。
光蔵はさらに顔を近づけると、スゥ~と息を吸い込むように匂いを嗅いだ。
「やぁぁっ!! だめっ……はずかしいからっ……!」
ことりは顔を真っ赤にして抗議するが、光蔵はそれを無視して何度も深呼吸を繰り返す。そして、顔を押し付ける様にして、ことりの大事なところにキスをした。
「ひゃあぁぁっ!!」
ことりは大きく背をしならせ、甘い声で鳴いた。
その反応に気をよくしたのか、光蔵はさらに激しくことりを攻め立てる。そしてついに、彼女の下着に手をかけた。
「脱がせるよ?」
「……うん」
光蔵はゆっくりと下着を脱がせていく。そして完全に露わになったことりの秘密の部分を見て思わず息を呑んだ。
「これが……ことりちゃんの……」
ことりは恥ずかしさに顔を背けるが、それでも足を閉じようとはしなかった。
「綺麗だよ」
光蔵はゆっくりとことりの秘所に舌を這わせていく。すると彼女は身体を大きく震わせながら甘い声を上げた。
「あっ! そんなとこ……きたなっ……んぅっ……!」
ことりの言葉に構わず、光蔵はさらに深く舌を挿入していく。そして舌先で割れ目の上の方にある小さな突起物に触れた瞬間、彼女の反応が変わった。
「ひっ……!!ああっ!!」
「……ここが気持ちいいのかい?」
光蔵は執拗にそこを責め立てる。ことりはその快感に耐えられず、身体を大きく震わせた。
「あっ!ああっ!!だめぇ……!!」
「ダメじゃないだろう? もっと感じていいんだよ」
光蔵はさらに強く吸い付き、舌先で刺激を与え続けた。そしてついに、彼女は限界を迎えたようだった。
「……っ! あああっ!!」
一際大きな声を上げながら、ことりは絶頂を迎える。しかしそれでもなお、彼女の秘所からは蜜が溢れ出ていた。
ズゾゾ……ジュルル……。
「ひゃあん!ま、マスターさっ……!いま、敏感だからぁっ!」
光蔵は構わずことりの秘所に吸い付き、溢れ出る蜜を吸い上げていく。
「ことりちゃんのここ、甘い……」
光蔵はことりの蜜を全て飲み干すかのように、執拗に吸い付き続けた。
「あっ! ああっ!!」
ことりは再び絶頂に達する……と同時に、プッシャアと大量の潮を吹き出した。
「ふぁぁ……あっ……」
ことりはぐったりとした様子で、ベッドの上で脱力していた。
光蔵はことりの様子があまりにも愛おしく、そして綺麗で……ずっと見ていたかったが、それ以上我慢できなかった。
「ことりちゃん……君と1つになりたい」
そう言ってズボンのファスナーを下ろし、下着の中からはち切れんばかりに膨張した自分のものを取り出す。初めて見る男性の大きなモノに、ことりはビクッとして目を丸くした。
「ぁ……ま、マスターさん……」
光蔵はベッドの横の引き出しからゴムを取り出し、自分のものに取り付けた。そしてことりの上に覆い被さる様にして、彼女の足の間へと割って入る。
「いくよ……?」
「……はい」
ことりは覚悟を決めた様子で小さく頷いた。そしてゆっくりと光蔵のものの先端が、彼女の秘所の入り口に触れる。
「んっ……!」
「大丈夫?痛いかい?」
光蔵は少し心配になって尋ねた。ことりは首を横に振ると、震える声で答えた。
「ちょっと……痛いけど……大丈夫です」
「無理はしないでね。ゆっくり入れるから……」
光蔵はゆっくりと腰を沈めていく。そしてついに、彼のものが根元まで入った瞬間、ことりは大きく背中をしならせた。
「……っ! ああっ!!」
「くっ……! すごい締め付けだ……!」
これまで感じたことのない強烈な快感に、光蔵は思わず声を漏らした。しかしそれでもなお、光蔵のものは萎えることなくことりの中で脈打っている。
最初は痛がっていたことりだったが、しだいに甘い声が漏れだす。
「はあっ……マスターさん……あっつい……」
「ことりちゃんが魅力的すぎるんだよ」
光蔵はゆっくりと動き始める。その動きに合わせて、彼女は甘い声で鳴いた。
「やぁっ!あん……!マスターさんっ……!」
光蔵の動きに合わせて揺れることりの胸があまりにも扇情的で、光蔵の理性は次第に奪われていった。そしてついに彼は、欲望のままに腰を打ちつけ始めた。
ことりの甘い声が、光蔵の興奮をさらに加速させる。
「ああっ!やんっ!あっ!」
光蔵はことりの胸を揉みながら、激しく抽送を繰り返す。
「マスターさんっ……!もっと……強くして……!」
「こうかい……?」
光蔵はさらに強く腰を打ち付ける。すると彼女は大きく背をしならせ、甲高い声で叫んだ。
「ひゃああん!!」
その反応に気をよくしたのか、光蔵はさらに激しくことりを攻め立てる。そしてついに限界を迎えたのか、ことりは大きく身体を痙攣させ、絶頂を迎えた。
「やぁっ!だめっ……!おかしくなるっ! ……ああぁぁぁぁっっ!!」
ことりは大きく背中をしならせ、身体を弓なりに反らせると、ビクビクと激しく痙攣を繰り返した。
光蔵はまだまだ満足できないと言わんばかりに、再び激しく腰を打ち付け始める。
「ふぁっ!ま、また……!?」
ことりの制止の声を無視して光蔵はさらに動きを早めていく。
「あっ……!ああっ!!だめぇ……またきちゃうぅ!!」
ことりは再び絶頂に達しそうになるが、それでも光蔵は腰の動きを止めようとはしなかった。それどころかさらに強く突き上げてくる。
「ああんっ!!もう許してぇっ!」
「ごめん……ことりちゃん……もう少しだから……」
光蔵はさらに激しくことりの最奥を突き続ける。
「ああっ!!もうダメぇっ!!」
ことりは一際大きな悲鳴を上げると同時に、ビクンッ!と大きく身体をしならせた。そしてそれと同時に光蔵も果てたようだ。ことりの中にドクンドクンという脈動が感じられた。
やがて全てを出し切った後、彼はゆっくりと引き抜いた。
ゴムに溜まった精液を見て、ことりは顔を真っ赤にしながら目を逸らした。
「マスターさん……気持ちよかった?」
ことりが心配そうな様子で尋ねてくる。光蔵は笑顔で答えた。
「もちろんだよ」
と優しく頭撫でてから、その大きな身体を彼女に押し付けるようにして抱きしめた。そして耳元で囁いた。
「……ことりちゃんはどうだった? 痛くなかったかい?」
「私は……あの……すごく気持ちよかったです」
恥ずかしそうに、消え入りそうな声でことりは答える。光蔵はそんな彼女が愛おしくて堪らない気持ちになった。
そしてそのまま再びことりの身体を愛撫し始める。今度は優しく、慈しむように。
「……あっ!マスターさんっ!」
ことりはビクンと体を震わせるが、抵抗はしなかった。それどころか自ら体を委ね、光蔵を迎え入れようとするかのように腰を動かす。
「もっと……してください……」
そんな彼女の求めに応じて、光蔵は再びその剛直を突き立てた。
「ああっ……!!」
ことりは歓喜の声を上げながら、光蔵の背中に手を回す。そして二人は再び快楽の海へと沈んでいった。
「ああっ!マスターさんっ!!もっと……もっとぉ……!」
ことりは光蔵のものを締め付け、強く腰を振る。
「くぅっ……!すごいな……!」
光蔵も負けじとそのスピードを速めていく。そして二人は同時に絶頂を迎えた。
「やぁっ!!またイッちゃう!!」
ことりは大きく背中をしならせると、身体を弓のように反らせ、ビクビクと痙攣を繰り返した。しかしそれでもなお、彼女は光蔵を求めるように足を絡めてくる。
「ことりちゃん……まだ欲しいのかい?」
「はい……」
ことりは潤んだ瞳で光蔵を見つめ、甘えるような声で言う。
「……マスターさんのがいっぱい欲しいんです」
その一言で光蔵の理性は完全に吹き飛び、彼は再び激しくことりを求め始めた。
それから数時間後、二人はベッドの上で抱き合っていた。
衣擦れの音。
シーツの感触。
お互いの鼓動と吐息だけが、やさしく重なる。
ふたりは互いに何度も名前を呼び合い、確かめるように抱き合った。
そして、ひとつになった。
心も、体も――未来さえも。
「マスターさん……大好き……」
ことりは幸せそうな表情で呟くと、そのまま眠りについたようだ。
光蔵の腕の中で眠っていることりは、満ち足りた微笑を浮かべていた。
光蔵はその髪をそっと撫でながら、呟く。
「ことりちゃん……ありがとう。君のすべてを、僕は守っていきたい」
そんな彼女の頭を優しく撫でながら、光蔵もまた幸せな気持ちで眠りにつくのだった。
やわらかな陽の光が、カーテン越しに部屋へと差し込む。
秋の朝は静かで、心地よい温度を纏っていた。
大きめのベッド。
そこに小さく丸まっている、ひとつの布団の山。
「……ことりちゃん?」
光蔵はその山に向かって、優しい声をかけた。
「もう朝だよ。……寒くないかい?」
「……ぅぅ……だ、大丈夫です……。でも……あの、まだ……顔、見られたくないです~……」
もぞもぞと動く布団の中から、小さな声が返ってきた。
(……可愛すぎる……)
光蔵は思わず笑みを浮かべ、布団の端にそっと手をかけた。
「恥ずかしいのは、僕の方かもしれないよ?」
すると、布団の中から、ことりの顔が少しだけ……そっと覗いた。
「……あ……おはようございます、マスターさん……」
目元だけ覗かせて、もじもじと揺れる睫毛。
頬は朝焼けのように淡く染まっている。
その姿が、光蔵の胸をぎゅっと締め付けた。
「……ことりちゃん……それは反則だよ……」
思わず彼は、そのままことりを優しく抱きしめる。
細い肩を、頭を、まるごと包み込むように。
ことりも、静かにその胸に顔をうずめた。
「マスターさん……なんか、ことり……今、とっても安心してます……」
「僕も……今日も、君を近くに感じていたい」
ふたりの体温が溶け合い、愛しさがじんわりと広がっていく。
「もう少し、こうしていてもいいかい?」
光蔵の問いに、ことりは頬を赤らめて頷き返した。
「……はい」
秋の陽は暖かいが、隙間風は少し冷たい。
ことりが光蔵の胸元に顔をうずめたまま、ふわっとした声をもらした。
「……んふふ、マスターさん、朝からこんなにドキドキさせられるなんて、反則ですよぉ……」
「それはこっちの台詞だよ。君が布団から少しだけ顔を出しただけで、心臓が止まりそうだった」
「えぇ~、ことりは逆に……マスターさんの寝起きの低い声が……すごく……かっこよくて……」
囁くような声と、赤くなった頬。
光蔵は、愛しさがこらえきれなくなり、彼女の額にキスを落とす。
「うん……今日のことりちゃん、ぜんぶ可愛い」
「やぁ……もう……っ。そんなこと言われたら……」
ことりは耳まで真っ赤になり、ぷいと顔を背けた。
その仕草すら、光蔵の胸をきゅっと締めつける。
「ふふ……こっち向いて?」
「や、です……恥ずかしいもん……っ」
「じゃあ……」
光蔵は彼女の後ろから、そっと腕を回してぎゅうっと抱きしめる。
「……後ろから、だとダメかな?」
「……ず、ずるいです~……。……もう……今日は何回、ぎゅってされちゃうんだろ……」
甘えるように囁くことりに、光蔵の声も少し低くなった。
「何回でも……したいよ。だって、君は……僕の大切な人だから」
ことりは嬉しさで体を小さく揺らしながら、腕の中でそっと答える。
「ことりも……マスターさんがだいすき……」
しばらく、言葉もなく抱き合ったまま、時だけが静かに流れていた。
肌に感じる体温と、相手の呼吸が、今のふたりにとって最高の音楽だった。
「……ねぇ、マスターさん」
「ん?」
「……もう少しだけ、このままでいちゃだめですか?」
「……君がそう言ってくれるなら、何時間でも、何年でも、ずっと……この腕の中にいてほしい」
ことりはエプロン姿でトースターを見つめ、
フライパンでベーコンを焼いている光蔵の背中を見ていた。
お互いがそれぞれの場所で動きながらも、
まるで長年連れ添った夫婦のように、心地よい沈黙と連携がそこにあった。
「マスターさん、コーヒーもうすぐです~」
「ありがとう。トーストもそろそろ焼けるかな」
「ん~……ふふっ、香ばしい匂い♪」
ことりは小さく背伸びして、香りを確かめながら目を細める。
光蔵はその様子に思わず笑みをこぼす。
「ことりちゃん、エプロン姿が板についてきたね。……可愛すぎて、朝から目のやり場に困るよ」
「えっ……そ、そんな……っ。も、もう!」
頬を染めてぷくっと頬を膨らませることり。
でもその笑顔は、照れと幸福が溶け合った、とびきり愛らしいものだった。
焼きたてのトースト、ベーコンエッグ、サラダにカフェオレ。
ふたりで作った朝食が、テーブルを彩る。
並んで座る距離が、自然に近い。
「いただきます♪」
ことりはぱくっとトーストをかじり、ほっぺを膨らませながら言う。
「ん~っ! マスターさんのベーコン……美味しい……」
「はは、光栄だな。ことりちゃんが美味しそうに食べてると、こっちまで嬉しくなる」
「ねえ……こうして並んで朝ごはんって、なんだか“家族”みたいですね……ふふっ」
「そうだね。……“家族”か……」
光蔵はことりの笑顔を見つめ、ゆっくりと手を伸ばし、彼女の髪を撫でた。
「……もし、こんな朝が毎日続いたら、きっと……それが僕にとっての幸せだ」
「……ことりも……」
ふたりの言葉が重なり、静かに微笑み合う。
それは声に出さなくても通じ合っている“未来への願い”だった。
いつか、同じ屋根の下で目覚めて、同じ食卓を囲んで、どんな季節も一緒に越えていけたら――
きっとそれが、“ふたりの幸せのかたち”。