犬猿の仲の剣士と魔術士、うっかり一線を越えたら体の相性抜群だった【書籍化決定】 作:猫屋敷てん
本編最終話から時が巻き戻ります。
その後の話 エルビンとレミエッタ
テインが引き起こした一連の事件は、王国中を揺るがす大騒動へと発展した。
連続殺人鬼が脱獄し、レミとララエルの命を狙った上に王都に被害を出したこの事件。
脱獄を許しただけに飽き足らず隠蔽した魔術士達には非難の目が向けられて、その上テインの動機となった過去の出来事が表に出たことでその地位は失墜していた。
それは大人達の出来事とは処理されず、アルレイン国立学園においても大きな問題となる。
その最たるは、剣士達が幅を利かせ始めたことだろう――
「エルビンさん! 今こそ魔術師達を追い詰められる絶好の機会だと言うのに、なぜ動かないのですか!」
ユリオが今日も、俺に声を荒げながら進言してくる。
ここ数日お決まりの会話パターンだ。
此度の件で、魔術士全体の肩身が狭くなっていた。それを好奇と見た剣士達は、今こそ滅ぼす時だと叫ぶのだ。
それは学生達の間でも例外ではなく、こうして大騒動へ発展しようとしている。
「駄目だ。手を出すことは許さない」
「なぜですか!」
「意味がないからだ」
「意味が……ない?」
ユリオは首を傾げるが、この啀み合いにどれほどの意味があるのだ。
俺は欠片も理解できない。
「やっぱり、あの噂は本当なんですか?」
「…………」
「エルビンさんが、あの女と良い関係になっているというのは!」
ユリオは問い詰めるように、一歩前に踏み出してきた。
俺とレミの関係、それは確証の無い噂話として広まっていた。
まあ、あれほどの大騒動があって、俺を助けるためにレミは魔術士をかき集めてきて治療にあたったのだ。
これで敵同士ですは無理がある話だろう。
「それが、何だって言うんだ?」
「裏切った、ということですか?」
「裏切りか。俺は裏切っちゃいない。より良い未来を見据えているんだ」
「より良い未来ってなんですか!」
ユリオはわからないらしい。
いや、当たり前だろう。俺もレミと出会うまではわからなかった。それは想像することすら難しいあり得ない未来だからだ。
「魔術士と剣士が協力し、国家を支える。そんな未来だ」
「あんな奴らとですか!?」
「ああ! もしここで魔術士達を打倒し剣士の時代がやってきたとして……その先にあるのは国家の衰退だ!!」
「っ……」
みんな、何もわかっていない。
魔術がどれだけ国家を支えているか。そして剣術がどれだけ国家を守っているか。
魔術士も、剣士も、アルレイン王国において欠かすことができない存在だ。
互いに見ない振りをしているが、どちらも素晴らしい力なのだ。
「魔術がもしなくなれば、アルレイン王国は立ちゆかなくなるだろう。それは剣術も同じ。二つの力で成り立つ国こそが、アルレイン王国だ」
「それは……その」
ユリオは、言葉に詰まっていた。
見ない振りをしていても、それが現実だから反論できないのだろう。
インフラにも深く関わっている魔術を、滅ぼすなんて土台無理な話だ。
王家が上手いことバランスをとって魔術士と剣士を御してきたから気付かなかったが、すでにどちらも国家に根付いた力なのだ。
今さら下らないプライドを拗らせて啀み合ったところで何になるというのだろう。
「この争いに意味はあるのか。俺達はそれを、良く考えないといけないんだよ」
「エルビンさん…………っ」
それ以上、ユリオは何も言わなかった。
わかってくれただろうか。わかってくれたら嬉しい。ユリオはこの先剣士達の先頭に立つ男だ。
そんなユリオが考えを変えてくれたら、未来は確かにより良くなるだろう。
◇
男子寮の最上階。そこが俺の部屋である。
普段はとても静かなこの場所が、今日ばかりは騒がしかった。
「疲れました」
俺に体を預けてグデーっとしているのは、我が愛しのレミエッタ。
とても疲れているのか、全身を俺に預けている。
「お疲れ。だが今が正念場だ。俺も動いているし、ここから楽になるだろう」
「だと良いです」
そう言いながら、頭を撫でろと手をペチペチしてきたため、俺はその綺麗な銀髪をなでなでした。
レミがなぜここまで疲れているかと言えば、テインが起こした事件から波及した様々なことに奔走しているからだ。
マグノリア家や、地位の失墜に不安がる学生。その全ての問題を解決してやろうと、レミは日夜休まず働いていた。
その上で学生として勉学も欠かさないのだから、どこかでガタがくるのは予定調和。
そのガタが今来て、ぐでぐでレミの完成である。
俺はそれを、労ることしかできないのだ。
「俺も、何か手伝えたら良いんだけどな」
「今エルが首を突っ込んでくると余計ややこしくなるので良いです。エルは私を癒やしてください」
「了解。おらおらー」
「あうー」
剣士の俺が首を突っ込める話でもないので、一先ず労るように頭を撫でた。
この小さな体で、とんでもなくデカいものを背負っているのがレミだ。
本当に頭が下がる話で、尊敬の念が絶えることはない。
だからこそこの学園の魔術士達は、レミに従っているのだろう。
「まあ、少しは暇になってきたのも事実です。今日ここに来られたわけですから」
「そうだな。こうして二人きりになるのもいつぶりだ」
「例の事件の前だった気がします」
「あの後はゴタゴタしてたもんな」
思い返せば、テインが起こした一連の事件の後、こうして二人きりになる機会はなかった。
忙しかったししかたないが、久しぶりのことである。
無論隙を見て二人きりで話したり、抱き合ったりはあったが、自室まで招くのは久しぶりだ。
「ん……」
だからこそ、高ぶってしまう。
「お尻に、おっきくて固いものが当たっています」
「ずっと我慢してたんだ。しかたないだろ」
「……しかたない人です」
多忙のレミとはセックスする暇もなく、俺は溜まりに溜まっていた。
どれほど溜まっているかと言えば、今すぐ押し倒してレイプしたくなるのを必死に抑えているぐらい溜まっている。
「良いよな。もう、我慢できそうにない」
「ふふ……。それは、浮気をしていないという証明ですね」
「当たり前だろ。俺は一途なんだよ」
「とても嬉しい言葉です」
レミ以外の女なんてどうでも良い。俺はレミを愛し、レミしか眼中にない。
それをレミは理解しているのか、とても嬉しそうで美しい笑みを浮かべていた。
「良いですよ。好きにしてください」
レミがそう言った瞬間、俺はベッドに押し倒していた。
その小さな体に覆い被さり、決して逃がさないと強く腕を掴む。
「レミっ」
「あらあら。とても血走った、こわーい目をしています。私以外なら、泣いてますよ」
「余裕見せやがって。すぐヒーヒー泣かしてやる」
今日のレミはショートパンツを着用している。それをズリおろし、ショーツの上からそっとおまんこを触れば、すでに濡れているのかしっとりとしていた。
クロッチ部分をズラして指を入れてみれば、ヌチャヌチャと指を飲み込むおまんこがそこにはある。
さっきの穏やかな時間で、レミもこれを楽しみにしていたのだろう。
「お前も、興奮してるのか?」
「どうでしょうか?」
「じゃあ入れて確かめてみるか」
俺はズボンを脱ぎ、ギンギンに勃起したちんぽを取り出した。
ズラしたクロッチ部分から亀頭を侵入させ、おまんこの入り口にこすりつける。
そうすれば、ヌチャヌチャと淫らな音を響かせていた。
「んっ♡」
「くっ。久しぶりのおまんこはヤバいな」
すっかり敏感になった亀頭は、ただこすりつけるだけで射精してしまいそうだ。
だがそれはもったいないと、俺はそのままズプズプと侵入させた。
「っ♡♡ 入って、きます♡♡」
最奥へと侵入する度に、甘い声がレミから漏れ出る。
おまんこは凄い締め付けで、子種を搾り取ろうとうねっていた。
「久しぶりだな。ポルチオ気持ちいか?」
「気持ちい、です。エルは、どう、ですか?」
「今すぐ出そうだ」
「一番奥に、出して良いですよ」
そんな可愛いことを言ってくれるレミだが、簡単に出してしまってはもったいない。
この小さなおまんこを限界まで堪能するべきだろう。
ならすためにミリ単位でしか動かないゆるゆるとした動きで、子宮口に刺激を与える。
「んぅ♡ なんか、じれったい、です♡」
もっと激しく動けとレミは言うが、俺は変わらずトントンと小さく動くだけだ。
そうするとレミは荒い息を吐きながら、もぞもぞと体をよじる。
「レミは奥が好きだよな」
「す、好き、ですけど。もうちょっと、激しいのが良いです」
「しかしこんな小さな体に激しくするなんて」
「うぅ。いじわるぅ」
確かにいじわるしたが、そう思っているのは本当だ。
レミは平均よりも明らかに小柄で、とても俺のちんぽを受け入れられるとは思えない。
だが現実は、小さなおまんこで咥え込んであんあんと喘いでいるのだ。
結合部を見れば、裂けるのではと思うほど無理矢理挿れているように見えるが、人体とは不思議なものだ。
「エルも、出したいでしょう? 溜まってるなら、何回もできるはずです。だから、もっと、激しくしましょ」
目元を潤ませながらそう懇願してくるレミが、可愛くてしかたがない。
俺は無言でその体を抱きしめて――一気にゴンっとポルチオに突き刺した。
「うごっ♡♡ そ、そりぇ、ですぅ♡♡」
ベッドの上で覆い被さり、絶対逃がさないとばかりの種付けプレス。
こんな小さなおまんこにドチュドチュと打ち付けるのはレイプと言われてもしかたないが、レミは汚い喘ぎ声を上げながら快楽によがっていた。
「奥に出すからな」
「あ゛っうぅ゛♡♡ いっぐ♡♡ おぐ♡ おぐ、欲しい♡♡ です♡」
レミはここ暫くのストレスを発散するように、一切我慢せず快楽を享受している。
そしてそれは俺も同じで、溜まりに溜めた精液を、レミのお腹の中にぶちまけた。
――ドビュッ! ドビュルルルルルルル!! ドブブブブブブっ♡♡
射精音すら聞こえてきそうなほど大量の精液を生で子宮に注ぎ込み、そのままグリグリとポルチオに亀頭をこすりつける。
「あ゛♡ あつ、い♡♡」
たっぷりお腹に注ぎ込んだあと、ようやくレミを解放すれば、そこにはガクガクと体を震わせてトリップする無様なロリがいた。
ストレスが多大に溜まっているのだろう。取り繕おうなんて様子は見せず、ただただ快楽に浸っていた。
細い腰を掴んで力強くちんぽを抜けば、ドロドロな精液がおまんこから流れ出てくる。
禁欲に禁欲を重ねていたため、えげつない量だ。これは孕んだとしても納得できるだろう。
「あ、うぅ♡」
「大丈夫か?」
「だい、じょうぶです」
レミはよろよろと上体を起こすと、己の股間から垂れる精液をボーっと見つめる。
そのままそっと一掬いして己の太ももに塗り塗りして、蕩けた瞳を俺に向けてきた。
そしてそのまま俺の方に向かって手を伸ばし――
「まだです」
「うおっ!?」
トンと俺はレミに押し倒され、ベッドに転がった。
「まだ、勃ちますね? 今日は、全部搾り取るので」
「ちょ、ちょっと待てレミ。落ち着いて」
「落ち着きません」
そのままレミは、問答無用でズプズプとちんぽを挿入した。いわゆる騎乗位の体勢であり、女が男から絞る体勢だ。
何か上手く体が動かず、俺はレミにされるがまま。
「あっ♡ あんっ♡ これ、これです♡ 気持ちい♡♡ 気持ちいですぅ♡♡」
「レミっ。それやば――」
大声で嬌声を上げながら、レミはパンパンと腰を打ち付ける。性欲のままにレミは動いていた。
小さなおまんこは搾り取るように締め付けてきて、さっき射精したばかりだというのにまた出してしまいそうになる。
「ふぅ♡ ふぅ♡ なんで、無駄におっきくて、気持ちい形、してるんですか」
「悪いかよ。お前だってめっちゃ気持ちいまんこしてるぞ」
「はぁ、はぁ♡ 私だけなら、もっと小さくて、良かった、でしょ♡ 気持ちよすぎる♡♡」
俺の胸板に手をついて、涎を垂らしながら腰を振る。
結合部を見ればやはり無理矢理ねじ込んだようになっているため、無駄に大きいというのも理解はできる。レミは小さくて、俺は大きい。これはアンバランスだろう。
「でも気持ちいなら良いだろ」
「うぅ♡ はぁ、はぁ♡ イクっ♡ イッ、グぅぅ♡♡」
レミは返事をしてくれず、態度でしめすように絶頂する。
そのままパタっと俺の方に倒れてきて、ガクガクと体を震わせた。
「おい、レミ大丈夫か?」
「あっ……エルも、イか、せ、ない、と、です♡」
気持ちよすぎて頭が真っ白になっているのだろう。だけど俺を射精させようと、へこへこ小さく腰を振る。
これがレミの精一杯だろうが、俺にとっては生殺しだ。
「すまん。ちょっと乱暴するな」
「へっ――おごぉっ♡♡♡」
倒れてきたレミをぎゅっと抱きしめると、俺は寝たままパンパンと打ち付けはじめた。
「お゛♡♡ くぅ♡♡ はげ、しいっ♡♡ あ゛ー♡ まんこ、イグぅぅ♡♡」
大切な女の子ではなく、コキ捨てるためのオナホ。そんな感じの腰使いだが、レミはそれで喘ぎまくる。小さくて折れそうなほど細いのに、これで快楽を得られるのは芯からエロい証明だろう。
「レミ、レミっ♡♡」
「エルっ♡」
互いの名前を呼び合って、全身で愛を伝えるように密着して、俺達はいつまでもセックスをし続けた。
どれだけ体を重ねようと愛と性欲が尽きることはなく、ずっと、ずっと。
◇
「あうっ。なんか、空、明るく、なってませんか?」
「そ、そうだな」
ふと気付けば、明け方だった。溜まりに溜まっていたなど言い訳にならないほど、俺達はセックスに没頭していたらしい。
人間が所詮動物でしかないことを、この時間が教えてくれた。
「眠いし、もう腰動かないです」
「俺もだ」
「でも、やらないと」
「……大丈夫だ。今日ぐらいゆっくりやすめ」
「でも」
「休め」
俺はレミを背後から抱きしめて、その行動を封じた。
「最後に休んだのはいつだ?」
「……それは」
多分レミは休んでいない。これ以上働いたら、絶対に倒れるだろう。
だから、俺は今日レミを離さない。
「一緒に寝ようぜ。大丈夫だ。未来は確実により良くなるさ」
「エル……ん」
倒れるぐらいにセックスして、互いのいろんな体液でドロドロ。
だけどそれが心地よく、そのまま俺達は眠りについた。
剣士と魔術士が手を取り合える。そんな世界を夢見るように――