犬猿の仲の剣士と魔術士、うっかり一線を越えたら体の相性抜群だった【書籍化決定】 作:猫屋敷てん
テイン・カッシーナ事件とは、十年前に起きたアルレイン王国最悪の連続殺人事件である。
テインと呼ばれた剣士の男が魔術士を無差別に殺害し、その被害者は二十人を超えたという。
王家の尽力もあり仲直りしかけていた剣士と魔術士が、決定的に対立する原因ともなったこの事件は、未だ被害者に大きな影を落としている。
レミエッタも、その事件の被害者だった。
「殺人鬼テインによって私は殺され掛けました。この傷はその時にできたものです」
「……そうか。そりゃ、辛かったな」
幼い頃に殺され掛けた。ならばそのトラウマから、怒りが剣士へ向くのも納得だ。
その恨みは深いだろう。殺人鬼に襲われた恐怖と、婚前の少女の体についた大きな傷は、俺の想像以上に大きいものであるはずだ。
「もう、昔の話です。忘れたい過去です。だけど、この傷痕が私を過去から解き放ってくれない」
「レミエッタ……」
「父は第二王子アルベダ様との婚約を目論んでいたようですが、この傷のせいで破談となりました。私は恐らく他家に嫁ぐことになるでしょう。家を継ぐのは妹で、私は……」
レミエッタから告げられた言葉は、とても重いものだった。一つの傷は少女の人生を大きく変える。それに俺が何を言っても軽い言葉にしかなりえない。
だけどレミエッタは、絶対隠したかったであろうことを話してくれた。
だから俺も、俺を曝け出し、それが彼女を少しでも慰めるものであることを願うように――服を脱ぎ始めた。
「っ、何、突然服を脱いでいるんですか!? 変態ですか!? 私の気持ちも知らないで――」
俺の突然の行動に、罵声を浴びせてくるレミエッタ。
だが俺が全裸を晒せば、すぐに目を見開き押し黙った。
「男のものと女のものじゃ雲泥の差だろうけど、まあ俺も似たようなもんだ」
「あなたも……」
俺もレミエッタに、大量の傷がついた体を晒した。
全身に切り傷がついており、俺の金髪をかきあげればそこにも大きな傷がある。
男の傷は勲章だというが、だとしてもそれを超えるほどの傷痕が俺にはあった。
「なぜですか? どうしたら、これほどの傷が」
「さてな。忘れた」
「冗談を言わないでください!!」
「……まあ、あれだ。うちはスパルタだから、多分そんときについたものだろう」
レミエッタは絶句した。だがこれだけの傷があっても、レミエッタに比べれば不利益などはないようなものだ。
殺人鬼に襲われる恐怖なんて俺は知らないし、これで結婚が破談になることもない。
しかしその辛さはある程度知っているつもりだ。
「俺はお前を醜いなんて思わねえよ。ずっとずっと、綺麗だって思ってる」
「っ――何、馬鹿なこと、言ってる、んですか」
レミエッタはその言葉を信じてくれなかった。
だから俺もベッドに上がり、レミエッタににじり寄る。
「お前は俺が結婚したくなくなると言ったな。なわけないだろ。……お前がどうしてもと言うなら結婚してやらんでもないぞ」
「こ、こっちから、お断りですよ!」
「残念だ」
俺の照れ隠し混じりの求婚は、顔を真っ赤にしたレミエッタによってすげなく断られる。
だけど俺は止まらなかった。そのままレミエッタを抱き寄せて、その胸にある傷痕に口づけする。
「へっ? な、何してるんですか!?」
その行動に、無論レミエッタは大慌て。だが俺は止めなかった。
「変態っ。変態だとは思っていましたが、ここまでとは思っていませんでした。このっ、んぅ♡」
ペシペシと叩いてくるが、まったくもって痛くない。もし本気で拒絶するつもりなら魔術で俺を吹き飛ばすだろう。
つまりこれは照れ隠し。俺が止める理由がない。
俺はそのまま片手でレミエッタを逃さぬようにしながら、片手で胸を触る。
そのロリボディに見合った貧乳は、薄いからこそ感度が良い。
「はぁっ♡ はぁっ♡ なに、これ♡♡♡」
無駄な脂肪がついていないぶん、快楽がダイレクトに届くのだろう。
乳首を吸ったその瞬間、レミエッタはガクガクと大きく震え、荒い息を吐いた。
力が抜けたレミエッタをそのままベッドに押し倒し、俺はさらに攻め続ける。
「す、吸わないで、ください♡♡ あっ♡ んぅ♡ イッ♡♡ はぁ、はぁ♡」
「ずいぶんと敏感だな」
「あなたの、せいですっ! あなたが! わるっっっ♡♡♡」
どうやら胸がレミエッタの性感帯らしい。この反応を見るに、おまんこよりも敏感そうだ。
その反応が楽しくて、乳首を吸い、薄い胸を優しく揉む。
レミエッタの小さな体が俺の下でガクガク震え、おまんこからはビュッ、ビュッ、と愛液が大量に零れていた。
やはりどれだけ小さくとも、おっぱいはおっぱい。どこまでも男を虜にする。
「イク♡ イっ――♡♡ はぁ、はぁ♡ 止めて、ください♡ じゃないと、イっちゃうっっ♡♡」
今でも軽イキし続けているのに、さらに大きな波が来ているようだ。
それがとても怖いのか、ぺしぺしと俺の頭を叩くレミエッタ。だけど止めるはずがない。
俺はレミエッタをイかせようと、乳首を甘噛みした。
「ああああっっ♡♡♡♡♡ イグぅ♡ イっ♡ いくぅぅぅぅ♡♡♡」
それと同時にレミエッタの体が大きく跳ねて、全身をガクガクと痙攣させる。
おまんこからは潮や愛液が湯水のように溢れてきて、口元からは涎も垂らす。目は焦点があっておらず、何かをうわごとのように呟いていた。
「……またやりすぎた」
ベッドの上で四肢を投げだし人としての尊厳を手放したレミエッタを見て少し反省しながら、俺は手持ち無沙汰なのでもう一回胸を揉んだ。
「うぅ♡ あとで、覚えて、おけ♡」
「おっと。怖いこと言ってるな」
ガクガク震えながら俺への恨み言を呟くレミエッタ。全裸で倒れ、おまんこからは愛液を垂れ流す無様なかっこうだというのに、俺はちょっと身震いした。
◇
「……あの、なにしてるんですか?」
数分後、意識を取り戻したレミエッタはジト目であった。
「そうだな。胸を揉んでる」
「なぜでしょう。そもそも一度も許可した覚えはないのですが」
「そこにおっぱいがあった。それ以上の理由が必要か?」
「変態には必要ないかもしれませんが、文明人を名乗るのであれば間違いなく必要です。あなたは変態なのでしょうか。というか胸揉むな!!」
ベッドの上で背後から抱きしめちっぱいをもみもみ(揉めるほどはないが)していたが、ついにレミエッタの逆鱗に触れてひっぱたかれる。
今度はかなり痛かったので、大分本気の拒絶らしい。
「変態! 変態変態!!」
「自慢の語彙力がどっか行ってるぞ」
「口ばかりたっしゃですね!」
もう一度ひっぱたかれた。今度はそんなに痛くなかった。
「まああれだ。言っただろ。俺は綺麗だと思ってるって」
「だからって行動で示せとは言ってません!」
レミエッタは腕を組み、ふんっとそっぽを向く。
だがその頬は朱に染まっていて、嫌われたわけではなさそうだ。
数秒ほど沈黙が続き、レミエッタは口火を切る。
「……そんなに、好きですか?」
「まあ、好きだな」
「ふーん」
レミエッタは己の胸に手を当てた。
とても女性らしさはない小さな胸に、その中心には大きな傷痕が存在する。
それがレミエッタのコンプレックスなのはわかった。だけど俺にとっては、全てレミエッタの愛らしい点でしかない。
「変態ですね。こんな大きな傷がある体が良いんですか?」
「俺はそれを特別視しないだけだ。俺の体を見ろ。ボロボロだろ」
「……小さな胸が好きなんですか?」
「別にそういうわけじゃないが……まあ、レミエッタのだからかな」
「はっ!?」
「…………」
ちょっと勇気を出してそう言えば、レミエッタは頬をさらに朱に染める。
まるでリンゴのようになった顔は、それを隠すようにそっぽを向いた。
「あなたは、とっても私のことが好きみたいですね」
「…………」
体だけだ、とは言わなかった。されどそれを肯定することもなかった。
それが今の俺ができる精一杯だ。
「ふふ。その……私と、したいですか?」
「したい」
「……まあ、良いですよ。ちょっと気分が良いので、好きなだけさせてあげます」
「マジで!?」
「驚きすぎです」
俺が目を見開いてレミエッタににじり寄れば、眉を潜めて苦笑する。
だけどすでに興奮が最高潮の俺は、そのままレミエッタを押し倒した。
「おっきいですね。どんだけ興奮してるんですか? 私の、胸がそんなに良かったですか?」
「まあ、そうだな。悪いが、手加減はできないぜ」
俺はフル勃起したちんぽを、レミエッタのお腹に乗せた。
全部入れば腹を突き破りそうなほど、大きくなった。そんなちんぽを見てレミエッタは頬を染め、亀頭を優しく撫でてくれる。
「こんなのが、私の中に入ってくるんですね」
「くっ……手も、いいな」
「何でも良いんですか? 変態」
レミエッタの小さな手が亀頭を撫でるだけで、射精しそうになる。
このまま全身にぶっかけたらレミエッタは怒るだろうか。……今なら顔にかけても怒らなそうだ。
「あなたのが、私の中に入りたいって言ってますよ。入れなくて良いんですか?」
「入れます」
「じゃあ、おいで」
レミエッタは股を開き、男を誘う体勢になる。
俺はレミエッタの足を掴んでさらに広げると、亀頭をおまんこに突きつけた。
大量の愛液により絶対気持ちいおまんこになっている。先ほど出した精液は全部愛液によって流れてしまったようで、これはもう一度種付けする必要があるだろう。
「今はちょっと気分が良いので、特別です。ちょっとだけ乱暴しても良いですよ」
なぜか甘々モードになったレミエッタ。
そんなレミエッタの好意に甘えるように、俺は最奥まで一気に挿入した。
「っ……ふふ♡♡ 入りましたね♡♡ あなたは何回、中出ししますか?」
「三回はしたい」
「良いですよ♡」
淫靡に微笑み、誘うように目を細める。そんなレミエッタと見つめ合いながら、俺はパンパンとポルチオを突き始めた。
「ん、激しいですね」
「痛いか?」
「大丈夫です。気持ちいですよ」
レミエッタの小さな体に、少し乱暴に打ち付ける。
それでもレミエッタは息を荒げて、柔らかく微笑んだ。
そんなレミエッタが愛おしくて、俺はぎゅっと強く抱きつく。
「もう、甘えん坊ですね」
「レミ……」
レミエッタは俺の背中に手を回してきた。
ぎゅっと強く抱き合って、一番奥で愛し合う。これが体だけの関係などと誰が言うだろう。恋人がするような甘い甘い性行為だ。
「すぅー……良い匂い」
「もう……ん♡」
白銀の髪に鼻を埋めて大きく深呼吸すれば、甘いレミエッタの香りが脳に充満する。
とても良い匂いだった。その香りに突き動かされるように、俺の腰振りは激しく鳴る。
「あんっ♡ はぁ、はぁっ♡♡ は、げしい♡ そんな、こーふん♡ したんですか?」
「奥に出すからな」
「良いですよ」
耳元でレミエッタの囁くような声がして、俺はそれで呆気なくイク。
激しく稼働する精巣が、絶対に孕ませてやると生み出した大量の精液をレミエッタの子宮目がけてぶちまけた。
「んぅっっ♡♡♡ とっても、熱いです♡」
「はぁ、はぁ。マジで、出た」
グリグリと子宮口に亀頭をこすりつけ、精液を送り込もうとする。
それをレミエッタは、ポンポンと背中を叩きながら受け入れてくれた。
「一回だけですか?」
「まだだ」
「ふふふ。頑張ってください♡」
そうやって挑発してきたレミエッタに、俺はこの日五回の中出しを決めたのだった。
少しだけ、レミエッタとの距離が縮まった気がした。