解凍されたら1000年後。人類から男が絶滅してました。〜ピッチリスーツの性欲旺盛美少女たちに人類保全の種付けセックスを強要されるらしい〜 作:ユリイカ
特務部から送られた座標は、驚くべきことに統一銀河帝国領のなかでも首都星〈カルヴァリア〉に程近い場所だった。まさに灯台下暗し。何よりもこんなところまで悠々と潜入できるほどにデモニアの勢力が人類に食い込んでいることに、セイルは歯噛みする。
しかし今は、そんなことを憂いている暇はない。いくつかの帝国法に違反する強行航行で目標座標へとやって来た〈ミグダル〉は空間浮上と同時に不思議な信号を受け取った。
「艦長。これは……救難信号のようです」
「ですが、所属や艦名を明らかにしていません」
虚空に響く機械的な救難信号。何度も反復されるそれを聞いて、観測部の船員たちは首を傾げる。「助けて!」と叫ぶだけで自分の名前さえも明かさない。そもそも、詳細な現在地さえ併記していないのはあり得ない。
一言で表すならば、あまりにも怪しい罠だ。
「艦長! トウヤさんが見つかったんですよね! 私が行きます!」
緊迫する中央指揮所の扉が吹き飛ぶ。轟音と共に飛び込んできたのは、拘束具を捩じ切って復活したアリサである。いくら強化手術を受けているとはいえ、まさか金属製の手錠を千切るとは思わなかったセイルたちが騒然とするなか、慌てて追いかけてきたジェーンたちがアリサを床に組み伏せた。
「テメェは黙ってろ! ――すみません、艦長。すぐ独房へ」
「いや、いい」
陳謝するジェーンをセイルは遮る。腕を組み、だぷんっ、と爆乳を揺らしてアリサを見下ろす。
「実は、先遣隊からの通信が途絶した。定時連絡と目標発見の連絡を送った後、時空間超越通信を用いた緊急の座標送信を送り――そちらが先に届いた」
特務部の詳細についてはぼかしながら、セイルは状況を説明する。特務部のバルディアは定期的に進捗と現状を報告し、更にこの座標で怪しい船舶を見つけた段階で通報を行なっていた。だが、その直後に何かトラブルが発生し、時空間超越通信というデータ容量に難があるが通常の光速通信よりもはるかに早い通信プロトコルを用いて座標を送ってきた。
あの、悲鳴と共に途絶した通信の後に到着した定時連絡によれば、不審船は航路を外れた辺鄙な場所で佇みながらも隠れる様子も見せなかったという。
「何かおかしい。アリサ、アルファ隊で慎重な調査を進めろ」
「は、はいっ! 任せてください!」
艦長から直々の許可を得た。アリサはジェーンを押し除けて立ち上がり、指先まで伸びた綺麗な敬礼で感謝を伝える。そしてすぐさま踵を返し、格納庫へと走り出した。
†
流星の如く飛び出したアルファ隊のスワロー機が、宇宙空間にぽつねんと浮かぶ輸送艦を発見したのは、それからすぐのことだった。壊れたラジオのように繰り返し放たれる救難信号を辿れば、そう難しいことではない。
「スワローⅠ、目標艦上部甲板に移乗します」
『了解。罠の可能性は十分に考えられる。慎重に進め』
長方形をしたオーソドックスな輸送艦だ。宇宙空間では米粒のように見えるが、長辺6km、短辺2kmという巨大なモノリスである。その平坦な甲板は、スワロー機が数千台は停められるほどの余裕がある。
滑らかな着艦を成功させてなお、輸送艦は沈黙を保っている。アリサは油断なく周囲を睨みながらワイヤーを射出し、機体を固定する。近くにメンテナンス用のエアロックがあることを確認し、そこからの侵入を試みる。
「テレス、ミミ、リリ。安全は確認できた。扉をこじ開けるのを手伝って」
『『『了解』』』
アリサに付き従う3羽の燕が輸送艦に降り立つ。スキンスーツにタクティカルベストを着込み、火器を抱えるテレス。後に続くのは工具を携えた双子だ。隊長の指示を受けて、工兵二人が素早くエアロックを破壊する。内部の空気が宇宙空間に吹き出すが、問題はない。この時代の宇宙船はダメージコントロールがしっかりと施されている。
「艦内システムのハッキング完了。扉を開きます」
艦内に侵入し、今度は平和的な手段でドアを開く。その向こうは問題なく空気に満たされていた。
「アルファ隊、潜入完了。今のところ、目立った違和感は――すんっ」
『どうした? 異臭があればすぐに退避しろ。有害なガスが仕込まれている可能性もある』
鼻を鳴らして周囲の様子を伺うアリサ。〈ミグダル〉からその様子を伺っていたセイルが即座に忠告するが、アルファ隊隊長の彼女がそんな初歩的な罠にかかるはずもない。アリサが感じたのは、また別の違和感だった。
どこかで嗅いだことがある。薄い嫌悪感もあるが、どちらかといえばよく知っているような――。
――どんっ。
「っ!」
突如響く物音に、思考が乱される。アリサはテレスたちにハンドサインを送り、慎重に狭い通路を進む。
輸送艦は巨大だが、そのほとんどがコンテナを搭載する格納庫だ。そちらに生体反応がないことは既に確認されているため、残るは猫の額ほどの居住エリアの探索だけで事足りる。
アルファ隊はフルフェイスのヘルメットに無数の情報を投影し、慎重に歩みを進める。
――どんっ。
――ぁぁっ――ゃっ――。
物音はずっと聞こえている。くぐもって詳細は定かではないが、人の声のようなものもする。声紋分析から、トウヤのものではないことだけは分かる。しかし、危険がさったわけではない。
アリサは目の前に立ちはだかる、邪魔な扉を蹴り開ける。
「んおぉおおおおおおっ!♡♡♡ だ、だめぇっ♡ こ、こんにゃのっ、耐えられないっ♡ おちんぽっ♡ トウヤ様のおちんぽでバルディアのオマンコガバガバになっちゃうっ♡ 卵子ぷちぷち出てきて、絶対孕んじゃうっ♡ おぼぉっ!?!?♡ おっ、おお゛っ♡ えぐっ♡ まだ射精てるっ♡ おなかぶくぶくなのにぃっ♡」
耳に飛び込んできたのは甲高い女の嬌声だった。漆黒のスキンスーツがドロドロに濡れて床に落ち、その近くに豊満な肉体をくねらせてよがる女がいた。目にハートを浮かべながら、一心不乱に性の快楽を貪っている。
彼女のそばには同じく白い裸体を露わにして、大きく股を開いたり無様にアヘ顔を晒したりしたまま倒れ放心している女がいる。また、驚くことにその中には褐色の肌に大柄な体躯、額にツノを持つ女――デモニアの姿もあった。
「んぉお゛っ♡ トウヤのチンポッ♡ またアタシの膣内にっ♡ おんっ♡ んぉおっ♡ おぼっ♡ で、デカくなってりゅっ♡ またギンギンになってりゅっ♡ デケデケのイキリ処女雑魚マンコ犯してぇっ♡ また気絶して、目が覚めてまた気絶するっ♡ 自分勝手オチンポしゅきぃいいっ♡」
怜悧な顔を快楽に歪めて人間の美女が倒れたかと思えば、デモニアの女が褐色の肌に白い体液をこびりつかせて艶やかな吠え声をあげる。ぶりぶりと尻を振り、男を誘惑して犯されている。食われることに至上の快楽を感じ、自ら身を捧げていた。
「――と、トウヤ、さん……?」
アリサは武器を構える余裕もなく、呆然と立ち尽くしてそれを見ていた。
おそらく操舵室だろう。大きな窓に宇宙が浮かぶなか、その部屋には濃密な雌雄の臭いが充満していた。フルフェイス越しにも香るような、濃厚な臭い。男と女が何度も何度も体を重ね、快楽を貪った跡。
至る所に女がいた。足を広げ、股間から白濁液を垂れ流し、舌を垂らし、目を裏返らせた女たち。意識のないものがほとんど。そうでないものも激しい自慰に耽ったり、四つん這いになって獣のように尻を振ったり、自らの乳を甘噛みしたり。デモニアは当然のこと、数人の人間たちもスキンスーツを脱ぎ捨て、裸体を露わにしている。
そして――。
その中心に彼が君臨していた。
「デケデケ、射精すぞっ!」
「ほぉっおっお゛おおおおっ♡ いっぱい射精てるっ♡ アタシの膣内がっや、破れそうっ♡ ザーメン濃すぎるっ♡ んぃっ、イグッ♡ イグイグイグゥゥゥ♡」
自分よりも強靭な体躯を持つ鬼女を組み伏せ、その尻を鷲掴みにして腰を叩きつけている。女の膣穴に赤熱した鉄棒のような剛直が抉り込まれるたび、どぼっ、どぼっ、とゼリーのような白濁液が吹き出す。
デモニアの将軍はもはや抵抗の意思すらなく、家畜のようにされるがままだ。
アリサは目を疑う。この惨状を生み出したのが、彼なのか。状況は全て雄弁に物語っている。だが。
「た、隊長……。あの、トウヤさんのオチンチン……」
隣に立つテレスが、ごくりと喉を鳴らす。
デケデケの、デモニアの名器を蹂躙する肉棒は、明らかに巨大化していた。憤怒を体現したように血管が浮き立ち、見るだけで火傷しそうなほど赤黒く、そして太い。いっそデケデケが可哀想に見えるほど、彼は乱暴にそれを突き込んでいた。
「んぁああああああっ♡」
だが、上がるのは悲鳴ではなく女の嬌声だ。
禍々しい凶器を受けて、デケデケは歓喜している。とめどない快楽の渦に巻き込まれ、幸せの絶頂にいる。その場に倒れる雌たち全てがそうだ。
「トウヤさん、すごく、成長してる……。デモニアの体液が、何か起こしたの? それとも、純粋人類遺伝子によるもの?」
アリサは我を忘れて女を犯す青年を見て、思考を巡らせる。
通常、デモニアに襲われた男は精魂尽き果てるまで交尾を強要される。その上で遺伝子を破壊され、一生女しか作れなくなる呪いにかけられるのだ。
だが、現実はどうだ。トウヤはデモニアの集団を屈服させ、制圧している。彼の生殖機能は衰えるどころか、一突きするたびに漲るようだ。
「た、たひゅけっ、たひゅけて♡ 体、もたにゃい♡」
ぼとり、と力なくデケデケが倒れる。屈強で知られるデモニアが、体力でトウヤに負けたのだ。瀕死の羊のような荒い呼吸を繰り返し、ザーメンアーチのできた巨乳を揺らしている。
彼女は入り口に立つアリサの方へ這いながら手を伸ばす。だが、それが届く前に、彼女は引きずり戻される。
「まだ。まだだ。まだ終わってない」
「んひぃいいいっ♡」
ドビュプッ! ドプッ!
精液を吐き出しながら、トウヤは再び抽送を始める。デケデケの悲鳴が上がる。受け止めきれないほどの快楽を浴びせられ、思考まで溶かされる。
「トウヤさん!」
股間が熱を帯びる。子宮が激しく動く。
この楽園のような惨状を見て――アリサたちももはや限界だった。切れかかっていた、必死に繋ぎ止めていた理性の糸が燃え尽きる。
「――アリサ!」
褐色の異星人を犯し潰していた青年が、その声にようやく気づく。はっと目をあけて振り向いた彼を見た瞬間、アリサは自らのスキンスーツを破りながら駆け出した。