解凍されたら1000年後。人類から男が絶滅してました。〜ピッチリスーツの性欲旺盛美少女たちに人類保全の種付けセックスを強要されるらしい〜 作:ユリイカ
「トウヤ殿に積極的な協力を頂いているおかげで、当初の目標をはるかに上回るペースで精子の蓄積ができている。改めて、艦長として感謝したい」
「あはは……。俺にできるのはこれくらいですし、こちらとしても至れり尽くせりというか」
巨大な宇宙船艦〈ミグダル〉の中でも、艦長の私室は一等広く豪華な設備が整っている。そこのテーブルを囲み、俺は明け透けな感謝の言葉に恐縮していた。
アリサと交わったのを皮切りに、テレスをはじめとしたアルファ隊の面々と立て続けにセックスを繰り広げた。最精鋭部隊にいるだけあって、どのメンバーも性欲旺盛の女の子ばかり。まさに乾く暇ないといった日常を送っていた。
そんな最中、俺は〈ミグダル〉艦長のセイルさんに誘われて、部屋までやってきた。てっきりセックスのお誘いかと思ったのだが、どうやらそういう訳ではないらしい。
「トウヤ殿が目覚め、性行為が可能となってから1週間。すでにアルファ隊の10名に慰めを頂いた。こちらとしては有難い限りだが……身に堪えてはいないだろうか」
どうやら、彼女は俺の疲労を心配して、避難所的に部屋へ招いてくれたらしい。
というのもアリサたちは俺の身辺警護や補佐も任されているらしく、日頃から行動を共にしている。それもあり、連日連夜ハイペースでセックス続きだったのだ。
「食事も美味しく頂いていますし、睡眠も取れていますから。むしろ元気が有り余っているくらいで。医療用ナノマシンというのは優秀ですね」
病み上がり、というか1000年前は死にかけだった俺だが、現代の医療技術によって今では驚くほどの健康体だ。食事もてっきりSF映画に出てくるようなディストピア飯かと思えば、新鮮な野菜や魚なんかが豪勢に出てくる。なんでも巨大な船には食糧生産プラントや生態系丸ごと維持する水槽まであるらしい。
更に特筆すべきは、俺の体に注入されたナノマシンだ。これによって少しでも悪い箇所があればすぐさま修復され、体の不調を自覚することすらない。そもそも宇宙船というのは一種の巨大なクリーンルームのようなものらしく、風邪すら無縁の存在だ。
「しかし……その」
セイルさんは腕を曲げて力瘤を作って見せる俺に対し、困ったように眉を寄せる。
彼女は艦長に選ばれるだけあってアリサたちと比べれば一回りほど歳を重ねているらしいが、それだけに熟れた魅力というものを濃厚に香らせている。流石に前線に出ることはないからか、スキンスーツ越しの体は肉付きがよく、むしろムッチリとしたエロスがある。
セイルさんは腕を組み、ばるんっと立派な爆乳を揺らす。どうやら、彼女自身はその女性的な魅力に無自覚なようで、どうにも無警戒だ。
「あの子たちは、ええと……
アリサを筆頭に、被虐趣味のあるテレスや3Pの味を覚えた工兵の双子など、アルファ隊だけでも多彩な面々だ。彼女たちは一様に、頻繁に俺を誘ってくる。
その上、彼女たちは底なしの体力お化けだ。精鋭部隊に所属していることもあるが、俺よりはるかに小さなテレスでさえ、俺を組み伏せようと思えば抵抗すらさせない。
「身体増強手術、でしたっけ?」
「ああ。男を失った我々は、それでもデモニアとの争いを続ける必要があった。故に医療技術を進展させ、基礎的な身体能力の増強と拡張をおこなったのだ」
アリサもテレスも、それどころか後方支援部の事務職員でさえ、俺を圧倒する膂力を発揮する。彼女たちは見かけ以上の力を発揮できるよう、身体組成のレベルでステータスが補強されている。
いわゆるサイボーグとは違って、大量のカロリーを必要とする以外にはデメリットがないどころか、男以上に力仕事が効率的にできるということもあり、今では統一銀河帝国のほぼ100%が身体増強を行っているらしい。
「つまり、俺はレイプされたら抵抗できないわけですね」
「っ! そ、そのようなことは艦長として断じて許さない!」
「分かってますよ」
冗談めかして言うと、セイル艦長は強い口調で反応する。できるできないはともかく、貴重な男を傷付けてしまえば人類の命運に関わる。そんなわけで、アルファ隊の面々は
「まあ、俺は無理やりというのも結構……」
「トウヤ殿。あまりそのようなことを仰らないでください。万が一誰かの耳に入れば、ただでは済みません」
「そうですね。済みません」
俺は健全に楽しくセックスできれば満足だ。
それ以外に何か仕事を与えられるわけでもない。あまりにも天国のような状況に、自分がどんどん堕落していくのを実感する。しかしセイル艦長含め現在の人類的には、俺が一滴でも多くの精液を出してくれる方が都合がいいわけで。
「そういえば、この船は統一銀河政府に向かっているんですよね?」
「ああ、そうだ。地球から1000光年離れた新首都惑星〈カルヴァリヤ〉に向けて、空間垂直展開式跳躍航法で進んでいる」
俺たちの目的地は、現在の人類の本拠地である〈カルヴァリヤ〉だ。そこに統一銀河政府という中枢機関があり、俺はそこに保護されることとなっている。
地球から1000光年という途方もない距離ではあるが、SFチックなワープ技術によって片道2、3年まで圧縮されているらしい。おかげで船の窓から外を見ても、星の光さえ見えないが。
揺れるわけでもなく、正直この船が光速をはるかに超える速度で移動していると聞いてもいまいち実感は湧かない。
「とはいえ途中で補給を行うため、いくつかの惑星に寄港することになっている。そこではトウヤ殿にも現在の人類の生活を見ていただけるだろう」
「それは楽しみだ」
なにせ俺の知っているのは朝から晩までセックス三昧の日々と、白い船内だけだからな。これだけ技術が発達しているなら、さぞ面白い光景が見られることだろう。それを考えただけでもワクワクしてくる。
「当たり前だが、どの星も人口の100%が女性だ。トウヤ殿には苦労をかけることになるだろう」
「いえ、平気ですよ」
ごくわずかな男性の生き残りは、〈カルヴァリヤ〉の医療施設で厳重な管理下に置かれている。そのため、今後寄港する星で男を見ることはない。それどころか、俺が男だと知れれば混乱も想像にたやすい。だから観光といっても、堂々と大手を振って歩くことはできないだろう。
「あとは、海賊が出なければいいのだが……」
沈痛な面持ちで艦長が溢す。
2000億人という人口を擁する銀河帝国が一枚岩であるはずがない。中には荒くれ者も多く、宇宙船の掠奪なども当然ある。〈ミグダル〉はかなりの重装備を施しているし、戦闘員も十分な数がいるとはいえ、荒事は少ない方がいい。
「心配なことでもあるんですか?」
「恥を晒すようで恐縮なのだが、女どもの中にはデモニアと内通している者もいる。〈カルヴァリヤ〉に向けて送った通信が傍受されているならば、こちらを狙う船があってもおかしくはない」
人類を侵略し、男を食い散らした異星人デモニア。女だけで構成され、極めて人類と酷似した生命体である彼女たちは、本質的に他文明の男を求める。彼女たちもまた、男を渇望しているのだ。
そんなわけで、〈ミグダル〉は俺という男を〈カルヴァリヤ〉へと護送するという重大な任務を担っている。
「跳躍航行中はヴォイドに潜っているため、外敵の侵入は理論的にない。しかし、寄港時が懸念点だ」
「なるほど。敵にしても絶好の機会というわけか」
艦長は複雑そうな表情をしたが、小さく頷く。
俺を失えば人類の命運は断たれるし、デモニアは更に勢力を増す。というか俺は性的に食い散らかされる。それだけは避けたいわけだ。
そもそもデモニアは人類が宇宙に進出するはるか以前から、異星文明を侵食しながら勢力を広げてきた。その科学力は現在も人類を上回っているという。
そういえば、地球の防空迎撃システムとやらもデモニアが地球占領後に構築したものらしい。
「無論、我々も負けるつもりはない。大船に乗ったつもりで、安心してくれ」
「あはは。そうですね。俺は俺の役目を果たしますよ」
艦長らしい言葉に笑いながら、彼女の手を取る。
しかし、ムチムチの肉体がエロすぎて全然話に集中できなかったな……。
「どうです、艦長も――」
「トウヤ殿。気持ちはありがたいが、私はもう歳も嵩んでいる」
軽く誘ってみるも、セイルさんは困ったように笑う。これまでも何度か声はかけているのだが、そのたびにやんわりと断られる。俺は熟女もウェルカムなのだが、彼女は『こんな年増に構わず、若い船員に恵んでくれ』と言うのだ。
そもそも熟女や年増と言ってはいるものの、彼女の外見は美しい。40も半ばという年齢らしいが、外見的にはどう見積もっても10歳以上若く見える。これも強化手術の影響なのだろうか。
セイルさんのムチムチの肉体も、少しだらしなく見えるがその下にはしっかりとした筋肉があるはずだ。そう感じさせるだけのハリが肌にある。
いつか絶対、彼女とも寝る。そんな決意を新たにしながら、俺は艦長室を後にした。