目を覚ました
媚薬のようなものが撒かれているのだろうか。ほんのりと漂う甘い香りに、蒼香はおもわずうっとりして、頬を赤らめた。気のせいか胸の鼓動までもが、早く感じられる。
蒼香は、そっと股間の割れ目に手を這わせると、刺激が体内を光の速さで駆け抜けた。とっさに口を手で覆って、恥ずかしい声が出てしまうのを防いだ、しかし、絶頂を防ぐことはできずに、体を痙攣させたまま仰向けに倒れてしまった。胸の鼓動は決して気のせいではないようだ。この部屋には濃厚な媚薬ガスが充満しているらしい。
(はぁ、はぁ。これは媚薬の効果でしょうか? 体が芯からトロけてしまいそう……。なんたる不覚……。いけません。私はソウタ様専属メイドです。気を強く保たなければ、こんな卑劣な術で惑わされてしまってはだめです!でも……)
蒼香はゆっくりと指を動かし始める。その指は、蒼香の愛液で濡れており、くちゅくちゅといやらしい音が部屋中に響き渡る。
蒼香の体は、この異常な状況下においてもなお、いやらしく反応してしまう。
(こんな薬なんかに負けません!私はソウタ様専属メイドとして、絶対に負けるわけにはいかないはずなのに……。)
しかし、蒼香の体はすっかりと発情していた。蒼香の意思に反して、指は止まることなく、自らを慰め続ける。やがて理性は消え果て、頭の中はエッチな妄想で埋め尽くされた。それは、蒼香の主であるソウタを押し倒して、獣染みた交尾によって精液を搾り取るという、あまりに倫理観に欠けたものだった。
(ソウタ様、ごめんなさい。私、我慢できません!)
蒼香は、自らの欲望を満たすために行動を始めた。さらに、自分の胸を揉みしだいた。そして乳首をつまみ上げながら引っ張ると、甘い快感が全身を駆け巡った。さらにもう片方の手でクリトリスを刺激すると、今まで感じたことのないような強い快楽に襲われる。
(あぁ……気持ちいい……)
しかしまだ足りない。蒼香の指はさらに激しさを増す。今度は膣内に中指を入れ込み、Gスポットを刺激し始める。部屋の中に、蒼香の嬌声が響き渡る。それはまるで性に飢えた狼のような力強さを秘めていた。
「はぁ……ソウタ様ぁ……好きぃ……」
蒼香はソウタの名を呟きながら、指を挿入する。そのたびに全身に電気が流れるかのような快感が襲ってくる。しかしまだ満足できない。もっと激しく快楽を貪りたい。 蒼香の手の動きが速まっていくにつれ、膣内の愛液が洪水のように流れ出した。蒼香はそれを、そのまま口に含み始める。口の中に広がる甘酸っぱい味に興奮が高まる。
「ソウタ様ぁ……おチンポくだしゃい……」
蒼香は欲望を口にすると、ついに自分の両乳首を一つに擦り合わせて、それらを口に含んだ。柔らかいオッパイ同士が擦れ合う感覚に腰が砕けそうになるが、それでも必死に激しく乳首を吸い続ける。
「ソウタ様ぁ……好きぃ……」
蒼香は無意識のうちに、腰を浮かせて前後に振り始めていた。その動きに合わせて乳房も大きく揺れ動く。膣奥から熱い液体が溢れ出し、シーツの上に染みを作った。それでもなお蒼香は満足に至らず快楽を求め続けて、さらに激しく自らを慰める。
腰を持ち上げると、右手を後ろに這わせて、ゆっくりとアナルに指を挿入した。そして、愛液をローション代わりに指を動かし始めた。
「ソウタ様ぁ……んっ」
蒼香は、左手で乳首を擦り合わせながら、右手でアナルを弄る。その様はまさに淫乱そのものだ。しかも膣からは白く濁った本気汁が漏れだしてきている。
「ソウタ様ぁ、イきますぅ!」
「はぁ……はぁ……」
絶頂を迎えてしばらくして蒼香は、自分の痴態を思い返して顔を赤くする。しかし、その興奮はまだ治まっていなかった。
(まだ体が熱い……。もっとしたい……)
蒼香は再び自らの体を弄び始める。今度は両手で乳房と乳首を同時に攻め立てる。さらにクリトリスも同時に刺激を与えると、あまりの快感に淫らな声を隠すのも忘れてしまうほどだった‥‥‥。
「どうでしょう?彼女、逸材だとは思いませんか?」
藤宮瞳は腕組みをしながら言う。目の前には大きなテレビスクリーンがあり、画面には、蒼香が自慰に耽っている様子を、いくつものカメラが、四方八方からあますことなく映し出している。
そして、藤宮瞳以外にもう一人、画面に注力している者がいる、
「ふひひっ、蒼香ちゃんがここまで淫乱だったとはなぁ。わはははっ!」
根取郎は、自分のチンポをしごきながら、画面の中の蒼香を視る。その目はまさに獣そのもので、今にも襲いかかりそうな勢いだ。しかし、そんな根取郎に対して藤宮瞳は表情一つ崩さない。
「まぁ確かに、あの薬には強力な媚薬効果がありますからね」
藤宮瞳の言う『薬』とは、もちろん部屋に充満させておいたアレである。強力な催淫効果があり、しかも一度摂取すると丸一日は効果が持続する。つまりは、あと一日、蒼香は慰めても慰めても体が火照りっぱなしというわけだ。
「しかし、根取郎様。本当によろしいのですか?彼女を大会に参加させて」
藤宮瞳は、根取郎に問いかける。すると根取郎は、「ふひひっ!」と笑い声を上げた。
「もちろんだともぉ!蒼香ちゃんはもう俺のモノだ!それにぃ……例のガキがいる限りぇ、俺の言いなりになるしかないんだぁ!だから安心しなぁ!」
根取郎はそう言って再びオナニーを始めた。そして、画面の中の蒼香が絶頂を迎えると同時に、彼もまた絶頂に達した。 根取郎の粘っこく黄ばんだ汚汁が画面に向かってぶちまけられ、粘っこいそれが画面に張り付き、さらにその表面を伝って下に滴り落ちる。藤宮瞳は、その有様を見てため息をついたが、特にそれ以上は何も言うことなく、黙ってその場を去った。