第一戦目を制した蒼香は、控室のベッドに座って、ようやく一息ついた。これでソウタを救うことに一歩近づいたというわけだ。この調子であと二回勝利すれば、優勝となる。勝てば問題ない、蒼香は自分を鼓舞した。
そのとき、控室のドアをノックする音が鳴り響いた。
「どちら様でしょう?」
「わたくしの名は翠月、貴女と同じこの大会の出場者よ。一緒にお風呂でもどうかしら?」
蒼香の目の前に立っている女は、背が高く、長い髪が目を完全に覆い隠していた。神秘的な雰囲気を身に纏っている翠月は巫女なのだろう、紅い袴と白色の羽織を着ていた。
「え?お風呂ですか‥‥‥。それはちょっと……」
「えぇ。でも、今はお風呂に入りましょう?汗でベトベトでしょう?」
「では行きましょう」と翠月に促された蒼香は、仕方なく、その背中について行くことにした。
長い廊下を歩いて選手専用の大浴場に付いた。翠月は服を脱ぎ始めた。蒼香もそれに続いて、自分の衣服を脱いでいった。
「あら?貴女、おっぱい大きいのね」
「えっ!?そ、そうですか?普通だと思いますけど‥‥‥」
蒼香は顔を赤らめた。
「えぇ。羨ましいわ。わたくしもそれくらい欲しいのだけれど」
「あはは……ありがとうございます」
蒼香は乾いた笑みを浮かべた。翠月の方が二回りも大きく見えた。蒼香は翠月の胸を凝視してしまった。
「ふふっ、どうしたのかしら?」
「あ、いえ!なんでもありません!」
蒼香は慌てて視線を逸らした。翠月はそんな蒼香を見て、クスリと笑った。
「さぁ、入りましょう」
翠月に促されるまま、蒼香は浴場へと入っていった。
「わぁ、広いですね」
蒼香は思わず感嘆の声を漏らした。そこはまるで銭湯のように広かった。浴槽も複数あり、サウナや水風呂もある。浴場には蒼香と翠月以外に人はいないようだった。
「流石は違法な大会を開催できるだけはありますね。資金は潤沢なようですね」
蒼香は改めて、自分が巨大な組織に囚われたのだと思い知らされた。
「優勝したら、本当に解放してくれるのでしょうか?」
「それは信じるしかありませんし、考えるだけ無駄というもの。それよりも優勝するためには、もっと強くならないといけませんね」
翠月はそう言って微笑んだ。
「さぁ、早く体を洗ってしまいましょう」
「あ……はい」
「ではまずお背中を流して差し上げますわ」
翠月はそう言うと、ボディソープを泡立てたタオルを手に持って近づいてきた。
そして蒼香の体にそれを塗ろうとする。
「え、いや?自分でしますよっ」
蒼香は慌てて断った。
「ふふふ。うぶな反応ですね。恥ずかしがる必要は全くないですよ、わたくしに身を任せてください」
「は、はい……」
翠月の柔らかい手に触れられると、蒼香はなんだかドキドキした。
「では、失礼します」
翠月がタオルで背中を洗い始めた。その優しい手つきはとても心地よく、思わず力が抜けてしまいそうになった。し
「どうですか?痒いところありませんか?」
「……はい。」
「良かったですわ。それにしても綺麗な肌ですね……羨ましいです」
翠月の手が蒼香の背中を厭らしく撫でまわした。その撫でまわし方に、蒼香は性感帯のツボを押されてしまったのだろう、ビクリと体を震わせて背筋をピンと伸ばした。
「んっ……」
「あぁ、ごめんなさい。痛かったですか?」
翠月が慌てて手を止める。
「いえ……大丈夫です」
蒼香は首を横に振った。
「良かったです」
翠月は再び手を動かし始める。変わらずゆっくりと、優しく撫でるような動きだ。
「ん……ふぅ……」
蒼香の口から甘い吐息が漏れた。背中を流して貰っているだけなのに、妙な心地よさがある。まるで、極上のマッサージを受けているようだ。
「気持ちいいですか?」
翠月は手を動かしながら聞いてきた。蒼香は素直に答える。
「はい……とても気持ち良いです」
その言葉に、翠月は満足そうに微笑んだ。そして、さらに手を前に進める。
「あっ……」
胸に手が触れると、蒼香は思わず声を上げてしまった。
「どうしましたか?」
翠月が不思議そうに聞いてくる。蒼香は慌てて答えた。
「さ、さすがに前は自分でしますっ」
「遠慮しないでください♡とっても気持ちよくして差し上げますから♡」
「そ、そういう問題ではなくてですねっ」
蒼香が戸惑っている間にも、翠月は手を休めない。蒼香のおっぱいを、シャンプーの乗せた手で覆って、ゆっくりと洗い始める。
「んっ……」
思わず声が出てしまう。恥ずかしさに顔が熱くなるのを感じた。
「あら?もしかして感じているのですか?」
蒼香はハッとした。自分を弄んで、反応を楽しんでいるのだと思った。
「ち、違います!これは……そう、くすぐったかっただけです!」
慌てて否定すると、翠月は微かな笑みを浮かべた。
「そ、そんなことよりも。翠月さん、先ほどから胸が私の背中に当たっているのですが‥‥‥」
「あら、ごめんなさい。わざとではないのですよ」
翠月が蒼香のおっぱいを洗いながら答えた。翠月の胸はかなりの大きさがあった。そのため、蒼香の胸を洗おうと後ろから抱き着くと、どうしてもその大きな胸が、蒼香の背中に押し当てられてしまう。
「そ、そうですか……」
蒼香は納得できないまま、されるがままになっていた。しかし背中に当たる柔らかな感触に、どうしても意識が集中してしまう。
「んっ……ふぅっ……あっ……」
思わず声が出てしまい、慌てて口を塞ぐ。
「ふふっ、感じやすいんですね」
「ち、違います!これは本当にくすぐったかっただけで……!」
「無理をする必要はないですよ?これからもっと気持ちいいところを洗って差し上げますから♡」
翠月の手が蒼香の乳首に届いた。そして両手の人差し指の腹で、乳首をクリクリと洗い始めた。
「あっ、あっ……んんっ!♡」
「ふふ、気持ちいいでしょう?♡これが女の子の乳首洗いですよ♡」
翠月は蒼香の乳首を優しく撫で回す。その動き一つ一つに快楽を覚えてしまい、思わず声が出てしまう。
「ああっ!♡そっそこはダメですっ!!♡」
あまりの快感に腰が抜けそうになる。
「ダメですよ♡蒼香さんは今日の試合で、いっぱい母乳を吹き出してましたので、しっかりを洗わないといけません♡」
「そっそれは……!」
蒼香は顔を赤くする。確かに、今日の試合で蒼香は何度も母乳を噴き出していた。
「だから、私がしっかり洗ってあげますからね♡」
翠月は蒼香の乳首を指先で摘まみ、コリコリと転がすように刺激を与える。
「あっ!♡ああっ!♡だめぇっ!♡♡」
あまりの快感に頭が真っ白になる。
「あら♡もうイきそうなのですか?まだ始まったばかりです。蒼香さんは名のあるバトルファッカーなのでしょう?♡でも、イクのを必死に我慢している蒼香さんの顔はとっても可愛いものですね♡」
「そっ、そんなこと……んんっ!♡」
翠月は蒼香の母乳を搾り取るかのように乳首を握る手に力を込めた。そしてゆっくりと乳搾りのように揉み解していく。その刺激に蒼香は腰砕けになってしまう。
「くぅうっ♡♡んんん♡♡」
必死に声を押し殺して快感に耐えるものの、腰をくねくねとさせていた。
今まで味わったことのない感覚だった。こんな快楽があるなど知らなかった。それほどまでに、翠月の手つきは厭らしかった。
「あら、どうしました?♡そんなに腰を振って♡気持ち良くなって来ちゃいましたか?」
「ちっ違いますっ!これは、その……んくっ♡♡」
反論しようとした蒼香だが、言葉にならなかった。言い訳のしようもなかったが、乳首責めが気持ちよすぎて思うように喋ることができなかった。翠月はクスクスと笑いながら乳首を責め続ける。
「わたくし、蒼香さんは一回戦で敗退すると思ってました。だってこんなにも弱いのですから」
「くっ……ふぅっ」
「でも、実際はここまで勝った。それはとても凄いことですわ。蒼香さんには何か特別な力でもあるのですか?♡」
「あっ、くぅん♡そっ、そんなんじゃ……ないぃ♡♡」
翠月は蒼香の乳首を強く摘まみ上げた。その刺激に蒼香は身体を大きく跳ねさせる。
「あら?何か言いましたか?ふふっ、本当に敏感ですね♡こんなに感じちゃうなんて、蒼香さんは変態さんだったんですね♡」
翠月の言葉に、蒼香の顔が真っ赤になった。
「ちがっ、違うのぉ♡……これは……翠月さんがぁ……!♡」
「あら、わたくしのせいにするんですか?蒼香さんったら酷い人ですね♡それよりも蒼香さんの強さの秘密を教えてください♡」
そう言って、翠月は蒼香の乳首を交互に引っ張った。その刺激に蒼香は身体をさらに激しくくねらせる。
「あっ♡だめぇっ!♡♡」
「ふふっ、可愛い反応ですね♡早く喋ってください」
「そっ、それはぁ……♡♡」
翠月が蒼香の耳元で囁いた。
蒼香は喘ぎながら、ソウタが誘拐されたこと、藤宮瞳に敗北したこと、ソウタを救うために大会に参加していることを、話した。乳首を弄ばれながらの話は要領が悪かったが、蒼香は全て話し切った。
「なるほど、そういうことですか。それが蒼香さんの強さの秘訣なのですね」
翠月は蒼香の乳首を強く捻り上げた。
「あひぃいいいっ!!♡♡♡」
その刺激に蒼香が絶叫する。
「イったようですね♡今はこのぐらいで止めにしておきましょうか?」
翠月は蒼香の乳首から手を離した。
「はぁ……はぁ……♡ありがとうございます……♡」
蒼香は思わずお礼を言ってしまったことに気が付き、恥ずかして顔を赤らめた。
「それではわたくしは体を洗いますので、蒼香さんは先に入っていてください。それとも‥‥‥♡わたくしの体を洗って下さっても良いですよ♡」
「い、いえ私は先に入りますね」
蒼香は逃げるように浴槽に入った。
「遠慮しなくても良いのですのに」
後ろから翠月の微笑む声が蒼香に届いた。
しばらくして蒼香の入っている浴槽に、体を洗い終わった翠月が入った。
「ふぅ……気持ちいいですねぇ……」
「はい、とても」
蒼香は緊張していた。翠月の豊満な胸が、蒼香の胸に当たっているのだ。
「あら?どうかしましたか?」
「‥‥‥何でもありません」
「そうですか。それにしても、本当に大きいですね」
翠月は蒼香の胸を見つめていった。しかし、こう見ると翠月の方が明らかに大きい。嫌味にしか聞こえない。
「翠月さんの方が大きいですよ」
「そうですね。でも、蒼香さんの胸も綺麗ですよ」
「……ありがとうございます」
お世辞だろうか。それとも本気で言ってもらえてるのだろうか。どちらにせよあまり嬉しくはなかった。
(それにしても本当に凄い大きさです……)
思わず見てしまう程だった。それほどまでに翠月の胸は大きかった。
「そんなに見つめられると恥ずかしいですよ♡」
「あ……すみません」
慌てて視線を逸らす。しかし、やはり気になってしまう。
「ふふっ♡蒼香さんの視線を感じます♡」
どうやらバレてしまっているらしい。恥ずかしくて顔が熱くなるのを感じた。
(うぅ……恥ずかしい……)
「あの、どうして翠月さんはこの大会に参加したのですか?」
蒼香は話を変えたくなって翠月に質問を投げた。
「わたくしの神社を守るためです。実は今、韓国人に神社の所有権を狙われてましてね。この大会に勝って賞金を得ないと土地を乗っ取られてしまうのうですよ」
「そうなんですか!?大変ですね……」
「はい。日本古来からの神聖な土地を、なんとしても守らなければなりません」
「なるほど……そのためにこの大会に参加されているんですね」
翠月が思い悩む理由を知り、蒼香は悩んだ。自分が優勝するということは、他人の悲願を踏みつぶすことだと悟ったからだ。
「蒼香さんは悩む必要はありませんよ」
「え?」
「ソウタ君を救うために、私に勝つことを躊躇されているのでしょう?その必要はないと言っているのです。全力でぶつかってきてください。しっかりと受け止めますから♡」
翠月は言い終わると、腕を蒼香の腰に回して、尻肉を揉んだ。
「え?……はぁんッ♡♡♡」
「ふふ、蒼香さんったら可愛い反応ですね。もっと感じさせてあげますよ♡」
翠月は蒼香の尻を撫で回し、その柔らかさを堪能していた。そして、もう片方の手で胸を揉み始めた。
「ふーん。二人はそういう仲なのかしら?」
いつの間にか浴槽の際に、紅い髪の女が立っていた。日本人ではない韓国人のような整った顔つきをしている。胸がかなり大きい、翠月と同じくらいだろうか。
「あら、ソリムさん。お久しぶりですね」
翠月は口元を微笑ませながら言った。しかし、髪に隠れた目の奥には冷たさが宿っていた。
「ええ、二ヶ月振りね。まさかこの大会に出てるとは思わなかったわぁ?」
ソリムはわざとらしい演技口調で返した。
「ええ、わたくしは出るつもりは無かったんですけど。でも、貴女方からの挑発が煩わしかったものなので、ここで潰してしまおうと思いまして」
翠月は妖しく笑った。その笑顔にはどこか挑発的な響きがある。
どうやら土地の所有権を狙っていた韓国人というのはソリムのことのようだ。もしくはソリムが属する組織のことだろう。
「あの……この人は?」
蒼香はおずおずと聞いた。すると、ソリムはにっこりと笑い自己紹介を始めた。
「初めまして。韓国で退魔師をしているミン・ソリムよ。貴女は蒼香ね? よろしく」
「あ……はい、よろしくお願いします……」
蒼香は自分の名前が知られていることに戸惑いながら答えた。
「ふふ、可愛いわね。貴女のこと気に入ったわ」
ソリムは浴槽に足を踏み入れた。
「貴女、体を流したのかしら?洗ってから入るのがマナーよ。それとも、貴女の国では体を汚いままにして、不躾に入るのが常識なのから?」
翠月は髪の奥からソリムを睨みつけていた。
「あら、怖いわね。せっかく再会したというのに、そんな目で見られると傷つくわ」
「韓国産の女狐はよく鳴くようですね。運の良いことに、わたくしの第一回戦の相手は貴女のようですよ?ミン・ソリム」
「あら、それは光栄だわ。でも、貴女の相手は私ではないわ」
「どういうことです?」
「雑魚小国日本如きの巫女じゃ、私の相手不足ということよ。徹底的に犯し尽くして、神社に韓国国旗と一緒に貴女の痴態を晒し出してやるわよ」
「その下品な物言い、相変わらずのようですね」
翠月はソリムを睨みつけた。
「あら、怖いわね。そんなに睨まれたら興奮しちゃうわ」
「淫乱な雌犬ですね……。神を冒涜する不届き者はわたくしが成敗します」
「ふっ。試合の日を楽しみにしているわ。それじゃあ私はもう出るわ。クソ日本人と一緒にいると体が腐るわ」
ソリムは翠月を挑発するように、去っていった。
「翠月さん、今の人がもしかして‥‥‥」
「ええ。彼女がわたくしの神社を乗っ取ろうと企んでいる不届き者の一人です」
「やはりそうですか……。しかし、あの方はなぜあんな事を?」
「それは分かりませんが、何か理由があるのでしょう」
「翠月さん……私、不安なんです。もし翠月が負けてしまったらと思うと……」
「大丈夫です、蒼香さん。わたくしなら絶対に負けません」
「でも……」
「心配無用ですよ。あのソリムという女を見事に牝堕ちさせてみせます。わたくしの実力を、蒼香さんは身をもって体験している筈です♡」
「翠月さん……わかりました!私も全力で応援します!」
「ありがとうございます、蒼香さん。あなたの応援があれば、わたくしも安心して戦えます。それでは私たちも出ましょうか。これ以上は湯あたりしてしまいます」
「はい!」
蒼香と翠月は大浴場を後にして、各々の控室に戻った。試合は一日に一回。翠月とソリムがぶつかるのは第三試合、明後日である。蒼香は翠月の美しい女体を脳裏に思い浮かべながら、深い眠りについた。
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