※この作品はR-18です。

妹しか居ない異世界にイッたので妹ハーレムを作りました   作:ぶっかけ龍之介

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第7話 アクメ色に染まる丘

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夜風に揺れる船の甲板で、一人の女騎士がゆっくりと意識を取り戻しつつあった。

 

 

「う……――」

 

 

目に飛び込んできたのは、茜色に染まる穏やかな空だった。

夕焼けが静かに空を染め、雲の輪郭が色にきらめいている。頬に触れる風は夜の気配を含みながらも、どこか懐かしく、優しい。

 

 

「ん…………ぅぁっ……♡」

 

 

身を起こそうとした瞬間、倦怠感と共に甘い記憶がよみがえる。

抱き締められた心地よさ、手のひらの温かさ、耳元で囁く声――心と身体に、誰より強烈に刻まれた兄の――――アキトという存在。

 

 

 

「う、うぅっ……♡ な、なんなのよ、これ……私、どうしちゃったの……」

 

 

 

自身の痴態を思い出し、頬が熱くなっていく。だが、その羞恥はすぐに別の感情にかき消された。

 

 

「――――陛下っ!!?」

 

 

甲板に怒号のような叫びが弾ける。

すぐさま、副官のアイナが顔色を変えて駆け寄ってきた。

 

 

「隊長! 目を覚まされましたか!」

「アイナ! 女王陛下は!? まさか、陛下は……まだ城に残っているのですか!?」

 

 

問いかけにアイナは一瞬、言葉を失った。その沈黙がすべてを物語っていた。

 

 

「……っ!! なんてこと……っ!!」

 

 

シルヴィアは迷わなかった。

震える足を無理やり立たせ、ふらつく体を叱咤して走り出す。

甲板の端、船の繋留を解いたばかりの空輸用グリフォンたちがいる場所へ。

 

 

 

「シルヴィア殿!? 何を――!」

「私は女王陛下の剣です! 陛下を置いて逃げるなど、あってはならないことです!」

「待ってください隊長! 我らの退避は陛下のご命令で――――」

「聞きません!!」

 

 

 

叫びながらグリフォンに駆け寄り、そのたてがみを力強く掴んで飛び乗った。

体のふらつきなど無視する。気を失っていた間に回復した力はまだ完全ではないが、それでも。

 

 

「隊長! その身体では無理です! それに装備も無しで行くのですか!? わ、私も一緒に行きますからっ! 少々お時間を!」

「それも聞きません! お願い、飛んで……! 陛下のもとへ!」

 

 

グリフォンは一瞬、主人の意志を測るようにその金色の瞳を彼女に向けたが、次の瞬間には翼を大きく広げ、天へと羽ばたいた。

 

 

 

風が顔を叩く。

海を越え、戦火の兆しに包まれる祖国の都へ。一直線に女王の元へ――――

 

 

 

「待っていて下さい、陛下……今度は、私がお守りします……!」

 

 

 

茜色の空を裂くように、白銀の翼が王都へと突き進んでいた。

 

 

 

 

 

15

 

 

 

 

 

――王都上空。

冷たい風を切り裂きながら、白銀のグリフォンは海を越え、宮廷の中枢――女王の私室がある塔へと降下した。

 

 

 

「陛下……っ!」

 

 

 

グリフォンの背から飛び降り、バルコニーへと着地。

無理を押して飛び出してきた体に、着地の衝撃が重く響く。よろめきながらも、シルヴィアは勢いよく女王の私室の扉を開け放った。

 

 

だが――そこに、女王の姿はなかった。

 

 

 

「……っ!? いない……!?」

 

 

 

空虚な部屋。整えられた書棚と、机に置かれたままの羽ペンとインク壺。

そこには確かに、つい先ほどまで誰かがいた気配が残っている――しかし、今は主の姿はない。

 

 

 

(まさか――戦場へ!?)

 

 

 

悪寒のような直感が背筋を走り抜けた。

陛下ならば、きっとそうする。誰よりも民を想い、敵でさえ見捨てぬあの方なら――。

 

 

シルヴィアは踵を返し、再びグリフォンの背へと飛び乗った。

飛翔の合図と共に、風を裂いて舞い上がるその姿は、まるで光の残滓を追い求めるかのようだった。

 

 

 

*****

 

***

 

*

 

 

 

そして――

 

 

シルヴィアは未だ煙の上がる戦場の中央で、たった一人、しゃがみ込む後ろ姿を見つける。

 

その手には、倒れた敵兵の腕が握られていた。応急処置でもしていたのだろう。横顔には、恐れも、怒りもない――ただ静かな慈しみが宿っているだけだった。

 

 

「…………陛下――って、これはなんですか!?」

 

 

シルヴィアが女王の元へ到着した時、そこは既に戦場ではなかった。

 

平原を埋める、艶めかしい裸の絨毯。風にのって漂う、甘酸っぱい女の匂い。

シルヴィアの目の前に黒の軍――10万の兵たちが一糸纏わぬ姿で転がっていた。

 

 

「あぁ……♡ んふぁ……♡」

「んんふっ♡ あひ、あへあへ♡♡ ほっひひひ♡♡♡」

 

 

丘を埋める膨大な数の裸体。兵士として身につけるべき武具を全て脱ぎ去り、戦士としての誇りさえ捨て去り、生まれたままの姿で地に伏している。

 

生きてはいるようだが、全員が崩壊しきったアヘ顔で倒れていた。

 

 

「んにゅ……♡ おにいちゃんの、おいし……♡♡ まだ飲みゅぅ……♡♡」

「あああぁ……♡ ふあああぁぁあん……♡♡」

「このわたしがぁ……♡♡ このわたしがふぁ……♡♡」

 

 

寝転がっている女たちはどれも幸せそうなメス顔で気を失っていて、とても国を滅ぼしにきた者とは思えない。

 

 

「な……な……一体、なにが、どうなって……?」

 

 

剣を握ったシルヴィアもどうしていいか分からず、ただ呆然としていた。

 

 

「あの方の……アキト殿のお力でしょう。やはり彼が、創世の女神の兄――『シスター・オブ・ハート』だったのです」

 

 

全裸で快感に気を失っている兵士の手を取りながら、女王がそっと呟く。

 

 

「まさか、これほどとは……神話で語られる以上の力です。アキト殿は、戦いや争いがいかに空しいものであるかを、すべての者に思い知らせたのでしょう…………あう」

「陛下いかがされ――――あっ」

 

 

女王はぴくりと肩を震わせると、そっと顔を背けた。

頬は見る見るうちに朱に染まり、視線は泳ぎ、ついには目をギュッと閉じてしまう。やはり、こういう“艶めいた場”は苦手らしい。

 

 

「もう、らめぇ……♡♡♡ もう許してぇ……っ♡♡♡♡」

 

 

どうしたものかと困惑するシルヴィアの耳朶に、助けを求める声が届く。声の方に視線を向けると、何もかも丸出しの白い美尻がゆらゆらと揺れていた。

 

 

「らめぇ……♡ らめなのぉ……♡♡ もうらめなのぉ……♡♡♡」

「こっ、これは二番隊の……――ジリオラの右腕、リリナ!」

 

 

敵軍の優秀な参謀は地べたに這いつくばり、高々と上げた尻を犬のように振っていた。

 

 

「んあ……っ♡♡♡ こぼれりゅぅ……っ♡♡♡」

 

 

艶めかしい朱色の秘所から、こぽぉ…と白濁が滴り落ちていく。蕩けきった無防備なアクメ顔に、冷酷な参謀としての面影は微塵も残っていない。

 

 

「んあああ……♡♡ あかちゃん……♡♡♡」

「わたくしまだぁ……♡♡ そうかんたんにぃ……♡♡♡」

「しゅごいのぉ……♡♡ しゅごいのきゅるぅ……♡♡♡」

 

 

周囲には同じく、あられもない姿で戦士たちが倒れている。どの戦士達も強者のはずだが、快楽に屈服し、戦意を失っていた。

 

今も汗と愛液と精液と――その他いろいろな汁に濡れたまま、犯しぬかれた身体を投げ出し、艶めかしく喘いでいる。

 

シルヴィアはその姿を見下ろし、溜息をついた。

 

 

 

「まったく……なんて不様な姿なのでしょう……」

「えっ……?」

 

 

その呟きに、すぐそばにいた女王がびくりと反応する。

 

 

「えっ……? 陛下、何か――ま、まさか知って……?」

「……いえ、良いのです。私の思い違いでしょう」

 

 

シルヴィアが怪訝そうに眉をひそめると、セラは咳ばらいひとつして微笑んだ。

 

 

「これが『彼』の力なのですね……想像していたものとは少し……いえ、かなり違いましたが……」

「え、ええ……そう……ですね……」

「私たちは…………アルヴェリスは助かったのですね」

 

 

女王が安心したように呟く。長く続いた防衛戦は、アルヴェリス全国民の精神を摩耗させていた。終わらない戦いが、まさか崩壊しきったアヘ顔で終わるとは思わなかったが――――。

 

 

「シルヴィア、ここはもう大丈夫です。急ぎアキト様の元へ向かってください」

「必要……あるのでしょうか……? できれば私は、こんな大惨事を引き起こした者と会いたくはないのですが――」

「……シルヴィア……」

「し、失礼いたしました! すぐに向かいます!」

 

 

女王に優しくたしなめられ、シルヴィアは力強く地を蹴った。

ブーツが愛液の混じる泥水を跳ね飛ばし、背中のマントが夕風にたなびく。

 

赤く染まる空に、白い月がゆっくりと顔を覗かせていた。

 

 

 

*****

 

 

***

 

 

*

 

 

「んなッ!? なんですかアレは……!?」

 

 

目当ての人物は思いの外早く見つかった。

雑草のように裸の妹が散らばる丘の先、そこに1つの建築物があった。

 

 

「なっ、どうしてこんなモノを……!? バカなんですか!?」

 

 

茜色の日差しを受け、輝く裸体のピラミッド。

積み重なった秘所からは中出しされた精液が流れ出し、白濁の滝を何本も作っている。肌に浮かぶ汗と愛液は夕日を反射し、正四面体をキラキラと輝かせていた。

 

 

シルヴィアは知る由もなかったが、とある妹たちの夢が『大好きなお兄ちゃんにブチ犯され、捨てられ、最後は巨大遺跡になりたい』だったのである。ちなみに中心部には隊長のジリオラが安置されている――――性癖とは、まさに深淵なのである。

 

 

妹たちをひとりひとり大事に積み上げたアキトも、流石に疲れて一眠りしていた。

 

 

 

「ちょっ……アキト! 起きろ! 起きなさい!!」

「zzzZ」

 

 

破廉恥ピラミッドの麓(ふもと)に頭を預けるアキトに、シルヴィアはすぐさま駆け寄り、大声で呼びかけた。しかしアキトはピクリとも動かない。深く眠っている。

 

 

 

「起きなさいバカ!! 戦場で寝るなんて死にたいのですか!」

「zzzZ」

「ええい、起きなさいヘンタイ建築士!!」

 

 

出会った時と同じく、剣を突きつけながら必死に呼びかける。けたたましい怒声に流石のアキトも目を覚まし、ゆっくりと身を起こす。

 

 

 

「やっと起きましたか――って、陛下が贈った剣とアーマーはどうしたんです! ああもう! これでも着てなさい!」

 

 

寝ぼけ顔にマントを投げつける。

 

 

「どうしていつもっ! 貴方は裸なんですか! 恥ずかしくはないのですか!?」

「??? 妹に裸を見られて、恥ずかしがる兄がいるのか……?」

「うるさい! なんですかその偉そうな言い方は! さっさとマントで前を隠しなさい!」

「…(´・ω・`)…」

「その顔をやめなさい!! バカにしているのですか!? ここは戦場なんですよ! 裸で寝る方がどうかしているのです!」

 

 

マントを羽織りながらぼんやりするアキトを横目に、シルヴィアはあたりを警戒する。

遠くからは「あぁン……♡」「はぁ……♡」と、なおも快楽の余韻に浸る妹たちの甘ったるい声が聞こえてくる。

 

耳を塞ぎたくなる状況でも、シルヴィアは剣を握り直し、気を張り続けた。

 

 

「それで……怪我はないのですか?」

 

 

アキトはゆっくりと首を横に振る。まだ意識は朧げで、だらしなくあくびを噛み殺している。その隙だらけな姿に、シルヴィアは少し呆れながらも剣を収めた。

 

 

「まずは……礼を言っておきます。国を……同胞たちを救ってくれて、ありがとう」

 

 

金髪を垂らしたまま、騎士としての最敬礼。

シルヴィアが深々と頭を下げる姿に、アキトは思わず目を丸くした。

 

 

「貴方のおかげで私達は救われました。ありがとうございます……心から感謝を」

「気にするなって」

 

 

頭を下げ続けるシルヴィアを労おうと、アキトが一歩近づく。しかし、女騎士はすぐさま距離を取って、

 

 

「国を、女王陛下を救ってくれたことには感謝します! ですがっ!! 私は貴方を……お前のようなヘンタイ兄を認めませんからっ!!!!!」

 

 

鋭く突き上げられた指と共に、シルヴィアの怒声が空に響く。

その声に呼応するように、どこかから静かな足音が近づいてきた。

 

 

「――では、わたくしが認めましょう」

 

 

唐突なその言葉に、シルヴィアもアキトも振り返る。

黒いローブの少女が、いつの間にか背後に立っていた。風に揺れるフードの下、その瞳はアキトを真っすぐ見つめている。

 

 

「創世の女神の兄『シスター・オブ・ハート』の誕生をここに宣言いたします。このわたくし、OD教法王代理・ユイが、正式に認めましょう」

 

 

ローブに施された金の刺繍が、月明かりを受けてキラキラと輝く。

まるで神託のように静かで力強い言葉は、甘い喘ぎと共に風に乗り、戦場を渡っていった。

 

 

 





「うわ、日差し強っ。春ってこんなに紫外線ヤバかったっけ……」
「お兄ちゃん、シャツ脱いでください」
「えっ?」
「脱がせますね?」
「あの、アスカさん。歩道の真ん中でなにを――」
「日焼け止め塗ってあげるだけですよ?」


妹は白いクリームを手に、ニッコリと笑う。
まるで清涼飲料水のCMに出ているアイドルのようだった。


「恥ずかしがらなくても大丈夫です。シャツの中に手を入れて、こっそり塗りますから」
「……断ってもやりそうだし、もうお任せします」
「任されました♡ では失礼しますね♡」


アスカの手が、制服のシャツの下へと潜り込む。
ぬるりとした指先が、やけに丁寧に、そして明らかに必要以上に背中を撫で回す。


「はい、ぬりぬりしましょうね。肩甲骨の内側も念入りに♡」
「……明日香さん、くすぐったいんですが」
「ふふ……♡ お兄ちゃんは強い子なんですから、少しだけガマンしてください♡」


背中を塗り終えて、明日香の手が胸の方へとまわってくる。


「あっ……ちょっ、そこは――!」
「ふふっ♡ かわいい声ですよ、お兄ちゃん♡ 男のひとも、ココは気持ちいいんですね♡」
「い、今気付いたけど、シャツの中は日焼け止め塗る必要はないよな? 塗るなら腕とかだよな?」
「もう塗ってしまいましたし……それに、お兄ちゃんも昨日は私のココ、たっくさんイジめてくれましたよね……?♡」
「明日香、まさか根に持って――」
「声、ガマンしないと……誰かに聞かれちゃいますよ♡」
「ちょっ!? やめ……んひぃぃぃっっ!!」



――兄が異世界転生するまで、あと97日



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