エロい女と付き合ったことはあるけれど、めいのようにとんでもなくドスケベな女は初めてだ。まるで、AV女優のようだ。
ラブホテルから出て、多少疲れたので、めいのアパートで休むことにした。もちろん彼女の了解はもらっている。まさか、来ないで、とは言わないだろう。今年の夏はめいに出会って良かった。
佐藤ゆりという交際中の女がいるが、最近会ってないな。連絡もこない。いま、何をしているんだろう。気になってきた。そしてまた以前のように抱いてやりたい。かわいいやつだから。LINEを送ってみるか。
<ゆり、こんにちは! なにしてる? 久しぶりに抱いてやるから会わないか>
時刻は午後10時過ぎ。めいとは用事があるという理由でアパートに帰ってきた。正直、交際しているゆりのほうがめいより大切だ。めいには言えないが。やや暫くしてLINEがきた。スマホの画面を見てみると、ゆりからで開いてみた。
<邦弘、久しぶり! あたしは風邪ひいて休んでるよ。邦弘の方こそ最近、連絡なかったけど何してたの? また、ナンパしてたの?>
何でわかるんだ。さすが、ゆり。俺のことをよく知っている。そう思いながらゆりにLINEを返した。
<まあ、そんなとこ。会えるんだろ?>
LINEはすぐにきた。
<かぜひいてるから会わないほうがいいと思うよ。うつるから>
<そうかぁ、そいつは残念だな。じゃあ、治ったらLINEくれ。抱いてやるから>
<邦弘はエッチなことばかり考えているのね。邦弘らしいけどさ>
<そうだろ。俺からセックスをとったら何ものこらない>
<そんなことはないと思うけど>
<ゆりとLINEしてたら会いたくなってきた。お見舞いに行くから>
<大丈夫? うつっても知らないよ>
<大丈夫だ! 風邪なんかに負ける俺じゃない>
<相変わらず強気ね>
<そりゃそうさ。何がほしい? 俺がほしいか?>
<邦弘は風邪が治ったらもらう(笑)。果物が食べたいな>
<果物な、適当に選んで買って行くわ>
<ごめんね、ありがとう>
いまの時刻は午後10時30分過ぎ。この時間じゃ、スーパーマーケットはやっていない。コンビニに果物あるかな。行ってみるか。
季節は夏だから汗臭い。シャワーあびてから行くか。そう思い、物干し竿からバスタオルとトランクスをとり、シャワーをあびた。
腹が減ってきたから俺の弁当も買っていくか。そう思い、ダメージジーンズをはき、赤いTシャツを物干し竿からとり着た。財布とスマホをジーンズのポケットに入れ、部屋と車の鍵を手に持ち出発した。
ゆりの風邪も徐々に良くなるだろう。そうしたら今までのように仲良くたのしく過ごそうと思う。めいとの肉体関係はゆりとの関係性のためにもうやめる。ただ、完全に付き合いをなくすのはもったいないのでたまに俺と、ゆりと、めいの3人で食事に行ったりカラオケに行ったりすることしよう。めいとの肉体関係はゆりとの関係を壊す原因になるから。いい加減にしておかないとな。本当にフラれる。俺はそういう危機感を覚えた。
了