※この作品はR-18です。

東京都高度育成高等学校・北郷伝   作:山上真

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ここから三話連続で桃色伝です。



桃色伝:03(美花&美雨)

 休日が続くゴールデンウィークは、これ以上ないほどの勉強期間だ。中学の内容自体が怪しい相手であろうとも、みっちりと叩き込むことができる。まあ、主に須藤なんだが。

 そのために、新しくパーティールームも購入した。普段使いしている中ランクではなく低ランクのそれである。そこそこの人数は収容できるし、相応数の個室はついているが、肝心要のグッズや設備はない。本当に、ただ多人数で過ごすことを目的にした、パーティールームとは名ばかりの代物であると言えなくもない。

 とはいえ、それはそれで利点がある。必要最低限の機能しかないので、それだけ逃避先もないのだ。コミックやラノベ、ゲームにカラオケといった娯楽に逃げられる可能性がガクンと下がるのである。それが逆に、特定条件下においてはこれ以上ないほどの利点となるのは間違いない。

 購入してすぐに使えるわけではないので、須藤には通達だけしておいた。教室で前以て通達していたにも拘らず、改めて泊まり込みで勉強を叩き込むと告げたら、須藤は嫌そうな声を上げた。……が、食事はすべてこちらで用意する旨を告げたら、クルリと態度を一転させた。やはり、実に有効なのは胃袋を刺激することか。

 これを購入できたのも、全ては先輩方のお陰である。彼女たちがポイントをくれなかったら、普段使いのパーティールームか個室を使うしかなかった。状況を鑑みると、個室の方が可能性は高かっただろう。

 あの味気ない個室で須藤と二人きり。……考えただけで怖気が走るというものだ。別に須藤とそんな関係になる筈もないんだが、それはそれ。華がないと耐えられないのが俺という人物だろう。

 一応、桔梗を通してクラスメイトには呼びかけを行っている。『パーティールームで泊まり込みの勉強会・女子の手料理付き・開催中の食費は不要』という謳い文句で、野郎どもがどこまで釣れるかがカギだろう。教室でああは言ったものの、退学者が出ないに越したことがないのは事実である。

 学力不振な生徒は女子にも相当数いるが、そちらは俺の受け持ちではない。相手にもよりけりだろうが、多くの女子は男子と一緒に勉強することを嫌がるだろうから。

 同時、俺が全ての男子を受け持つわけでもない。学力不振にも段階がある。あくまでも、俺の受け持ちは須藤を筆頭とした最下層だ。とはいえ、いくら極上の餌があったところで、池や山内が素直に俺の教えを受けるかと言われたら疑問が残るのも確かだが……。

 教室でのドタバタの一幕が終わった後は、再びケヤキモールへと寄り道をした。ケモミミグッズの購入と、改めて恵にも『チョーカー』をプレゼントするためだ。それにより、恵は『チョーカー』=『首輪』を装着することを、俺からの『愛の証』と認識する。そのように俺が促す。

 冷静に分析すると恵の状態は倒錯も甚だしいが、そうでもしないと日常生活すら送れないのだから仕方がない。それほどまでに、恵の抱えているトラウマは根深く、重い。病院を退院した後、今まで恵が無事だったのは、通学自体を最低限にしたことと、関係者が学校からいなくなっていたことが大きいだろう。まさにギリギリの綱渡りだったのだ。

 他種にして複数のケモミミを購入したのは、日替わりや気分でその日に着けるケモミミを変えてもらうためだ。その日の気分で髪型やリボンを変える子だっていないわけじゃなし、ケモミミをファッションアイテムとして捉えるなら十分に筋は通っているだろう。なにより、その方が見ていて俺が楽しい。

 なお、クラスの違う桂花にも既に猫耳をプレゼントしてきた。ちなみに、彼女に関しては猫耳一択である。異論は認めない。アンタねぇ……、と呆れを露わにしながらも受け取って装着してくれる辺り、何だかんだ桂花も嬉しかったのだろう。私服は変わらず猫耳フードだし。まあ、ツンデレ感が足りないのは些か残念ではあったが。

 さて、『チョーカー』に関してだが、実は恵以外の分も購入した。何故かと言えば、俺と仲の良い女の子のタイプが異なるためだ。本番をしたかどうかはさておき、グループ内の女子は幾つかに分類される。

 一つは、俺に負けじと並び立とうとする者。このタイプは桔梗である。

 一つは、俺に従属することで寵愛を得ようとする者。現状ではこのタイプが一番多い。恵と麻耶は言うに及ばず、波瑠加と美雨もこのタイプである。……まあ美雨に関しては、理由を聞けば納得しかなかったのだが。美雨は美花の愛弟子であるらしい。蜀が誇るパーフェクトメイド、美花の愛弟子なのだ。技能面ではまだまだ色々と及ばずだが、心意気に関しては幼い頃から叩き込まれたこともあり、美花も認めるレベルに達しているそうだ。

 一つは、未分類。愛里や心など他の男子メンバーのお相手や、グループに加入したばかりの鈴音、未だ方針定かならずの千秋が該当する。

 まあそんなわけで、波瑠加と美雨の分も『チョーカー』を購入、プレゼントした次第である。俺の愛を形として示すと同時、他に対する警告でもある。――彼女たちは『俺の女』だということの。彼女たちに手を出すことは、それすなわち俺に喧嘩を売ると同義である。その際は容赦なく叩き潰すつもりだ。まあ、相手次第で対応を変える可能性は捨てきれないが。

 

 ♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢

 

 連休初日の早朝。俺は股間を包む小気味いい暖かさによって目が覚めた。遮光カーテン越しの、薄められた日差しが心地いい。

 同時、股間を包んでいた温かさが離れていく。

 

「おはようございます、ご主人様」

 

 そう言って俺に微笑んだのは、メイド服に身を包んだ美花だった。ベッドの傍らには、同じくメイド服に身を包んだ美雨もいる。

 美雨のメイド服姿は初めて見たが、実に似合っている。それを見て、俺に後悔の念が押し寄せた。こんなことなら、もっと早くにメイド服を着させるべきだった!

 いや、今からでも遅くはない。人間とは反省する生き物である。メイド服がダメでも、まだ他の選択肢があるのだ。

 まあ、一言で言えば『コスプレ』である。マンネリ防止にも繋がることだし、定番のナースにポリスは必然として、他にも色々と取り揃えておくことを俺は決意した。 

 

「おはよう。ところで、何でここに?」

「はい。一年生の方々にもSシステムのネタ晴らしが行われましたので、これを機に美雨に対する教育を再開しようかと思いまして」

「教育? 何の?」

「もちろんメイド教育です。所謂『実践編』ですね。

 メイドたる者、ご主人様にはご奉仕せねばなりません。それはメイドとしての義務であると言えましょう。ですが、義務感だけで仕えているのでは、どれだけ能力があろうとも二流が良いところです。真なる奉仕の精神が伴ってこそ、一流のメイドとなり得るのです。早い話、誠心誠意お仕えするに足る良き主に巡り合わないことには、メイドとして完成を迎えることはないわけです。

 その点、この子は早々に一刀様という良き主人に巡り合えました。一刀様もまた、主として器に不足はありません。である以上、実技訓練に取り掛かっても時期尚早ではないでしょう。見方を変えればご主人様を練習台にするのも同義ですが、主に導かれ、主に適応してこそ、互いの関係も深まるというものです。

 まあ、言って早々にできるわけでもありませんので、まずは私が手本を見せていたところです。その過程でご主人様が目を覚まされた次第です。

 とはいえ、私の場合、一刀様だけではなく桃香様にもお仕えしている立場ですので、都合よく時間を捻出できるわけでもありません。そういうわけですので、少ない機会を逃したくもありません。ご主人様には、是非この子の成長に協力いただければと思います」

 

 それが美花の言い分だった。つまりは『美花お姉さんのパーフェクトメイド教室:生徒美雨のご奉仕実践編』というわけである。

 

「そういうことなら、俺に断る理由は何もないな。存分にやってくれて構わないし、こっちも存分に協力させてもらうよ」

「ありがとうございます。元より断られるとは思っておりませんでしたが、その言葉をいただけて幸いでございます」

「ありがとうございます」

 

 美花がペコリと頭を下げると、美雨もまた笑顔を浮かべて頭を下げた。

 

「それで、まずは何を?」

「はい。朝立ちの処理ですね。手で処理するのも一つの手段ではありますが、敬愛するご主人様を相手にしては、それは余りに無粋というものです。まあ、ご主人様からリクエストがあったなら手でも構わないでしょうが、基本は口による処理ですね。フェラチオです。

 同時にこれは、ご主人様の朝一番――搾りたてをいただけるという、メイドにとってはこれ以上ないほどの褒美でもあります。そのため、特に口での処理を勧めている面がないではありません」

「あ~、確かに朝立ちは純粋な生理現象だからな。自分じゃ起こるのはどうしようもないし、俺の場合、ジュニアのサイズがサイズだから、毎回苦労してるんだ」

「はい。ですので、今後は美雨で処理をしていただければと。いえ、美雨でなくとも構いませんが。見たところ、ご主人様の寵愛をいただこうという女子が、他にも一緒に暮らされているようですし。

 メイドとして言わせていただければ、一方的に寵愛を得ようというのは褒められた振る舞いではございませんが。たとえメイドでなくとも、主の寵愛を得るに相応しい振る舞いを示す必要がございます」

「まあ、道理ではあるんだけど、艶事にかまけてばかりもいられないのも事実なんだよね。恵も麻耶も波瑠加も、学力不振な面があるのは否めないから」

「ええ、存じております。ですので、今暫くは美雨を相手にしていただければ……と。この子であれば、学力に問題はございませんし」

 

 結局はそこに戻るわけだ。

 

「まあ、分かったよ。俺としても、そろそろ美雨には褒美を与える頃合いだと思ってたんだ。小テストでも好成績を取ってたしね。何にするか迷ってたんだけど、そういうことなら是非もない。

 見ての通り、俺のジュニアはまだギンギンだ。練習相手に不足はないだろう」

 

 その言葉通り、俺のジュニアは雄々しく天を向いていた。全体的にヌラヌラと濡れ光っているのは、途中まで美花の口による処理を受けていたからだろう。さりとて、途中で終わったこともあり、萎え萎む様子は微塵もない。むしろ、この美少女二人組の奉仕を受けられるとあって、より硬さを増している。

 さて。二人を同時に相手するとあっては、このベッドだと些か狭すぎる。それもあり、美雨は立っているのだろう。

 俺は美花にベッドから降りてもらい、その一方で俺もまた姿勢を変え、ベッドサイドへ腰かけた。それに合わせ、二人もまた俺のジュニアを挟むように座り込む。

 

「では、ご主人様の許可も得られましたので、美雨も早速実践していきましょう。

 まずはご主人様のご主人様へと顔を近付け、胸いっぱいにその匂いを吸い込みます。その際、ただ香りを堪能するだけでは意味がありません。身体に、心に、魂に、ご主人様の匂いを刻み付けるのです。まあ、すぐにできるわけもありませんが、数をこなしているうちに自然と覚えます。

 逆に言うと、それが可能になるほどには定期的に処理を任されるよう、努力を欠かしてはなりません。一刀様は優しいお方ですが、自らを高める努力を怠る者に愛を向けることはありません。状況次第で性処理という形だけならばあるかもしれませんが、そこに愛が伴っているかは保証できません」

 

 美花の言葉に従うように、その行動に倣うように、美雨もまた俺のジュニアに顔を近付けスンスンと鼻を鳴らす。それに伴い、ジュニアに当たる鼻息がこそばゆい。

 

「匂いを堪能したら、いよいよ朝立ちの処理に入るわけですが、御覧のように、幾つかのパーツが一つとなって、ご主人様のご主人様は構成されてます。大雑把に、亀頭、竿、玉ですね。

 この際、いきなり亀頭を口に咥えるのは難易度が高いでしょう。まずは舌を使って、全体的に舐め回すところから始めると良いです。舐めるだけでなく、手で玉を揉み解すのもありですね」

 

 左右から二人の舌がジュニアへと襲いかかり、艶めかしく踊る。技量に優れた美花と、未だ拙い美雨。この不協和音が、逆に俺を昂らせる。

 その一方、二人の繊手が、やわやわと俺の玉を揉み解し、これもまた俺の快感を高めてくれる。

 

「全体的に舐めたら、次はいよいよ咥えるわけですが、まずは竿の側面から咥えてみましょう。決して歯は立てないように」

 

 二人の口が、俺の竿を両側面から咥え込み、そのままスライドを開始した。もちろん、その間も絶え間なく舌は踊っている。上から下へ、下から上へ。左右で異なる刺激だからこそ、俺の快感も加速度的に高まっていく。

 そして、パッと唇が離される。さっきからこの繰り返しだ。さしもの俺も生殺しに近い。

 無論、俺とて百戦錬磨を自称する男だ。素人相手にそう簡単にイかされるつもりはない。……が、美雨だけでなく美花も相手となっては話が別。的確に状況を把握され、コントロールされている。

 その証拠に、俺のジュニアは止めどなく先走り汁を放出している。早くイかせてくれと、力の限りに叫んでいる。

 

「お待たせいたしました、ご主人様。我慢を強いて申し訳ございません。

 さあ、美雨。いよいよ亀頭を咥え込むときです。何度も言いますが、決して歯は立てないように。また、ご主人様のご主人様は一般男性のそれより立派ですので、喉奥まで使ってください。苦しいでしょうが、これもメイドとしての試練です。ご主人様に対する、愛と献身が試されるのです」

 

 言って、美花が脇へと退いた。先とは違い、美雨ただ一人が俺の正面に座り込む。

 そして、美雨がその口を大きく開き、それで以て俺のジュニアを包み込んだ。――だが、そこまで。美雨が初めてということと、そこにマイサンのサイズが加わった結果だろう。何の動きもない。口に包まれていることによる断続的な生暖かさと気持ちよさはあるのだが、如何せん刺激が足りない。

 しかし、俺はそれに対して怒ることはない。誰しも最初は拙いものだ。俺だってそうだったのだ。だというのに、それを棚に上げてどうして怒れようか。

 とはいえ、怒らないのと叱らないのは違う。これは美雨の愛と献身が試されている一方で、俺の愛も試されているのだ。改善点があるのなら、それはキチンと伝えなければならない。

 

「美雨、舌を動かせ。まずはマイサンを舐めるんだ。一先ずはそれだけでいい」

 

 美雨の頭を撫でながら、彼女が取るべき行動を諭し、教える。

 上目遣いで俺を見た美雨は、言われた通りに舌を動かし始めた。ネロネロと舌が躍っているのが分かる。

 

「慣れてきたら、今度は顔の前後運動だ。最初はゆっくりでいい。亀頭から口を離しても構わない。その代わり、徐々にスピードを上げること。いいね?」

 

 目尻に涙を浮かべつつ、美雨はその愛と献身を俺へと示す。

 最初はスロウリーだったそれが徐々に速度を上げていき、ついにはジュッポジュッポとはしたない音を響かせる。これに応えないとあっては、逆にご主人様として失格だ。

 

「くっ……、そろそろ、出るぞ。口内に出すから、それを飲み干すこと。不味いだろうけど、主人からの愛の形だ。飲み干さないのは、逆に失礼になる。そうすれば、俺も怒らないわけにはいかないからね?

 ただ、今回ばかりは無理に飲み干さなくてもいい。初めてでもあるし、美花がいるからね。どうしても無理なようなら、美花に口移しで分け与えるんだ。彼女もまた俺のメイドである以上、俺の愛を受け取る資格はある。

 ああ、そろそろ限界だ。……ああ、出る! 出るぞ! 俺の愛を受け取れ! 美雨!」

 

 叫び、俺は美雨の口内に迸る熱情を叩きつけた。

 流石は朝一番である。その量は多い。美雨も必死に喉を動かし飲み込んでいるようだが、如何せん生産速度に消費速度が追いついていなかった。やがて、唇の端から白いものがツーと垂れる。

 

「やれやれ、仕方ありませんね。ご主人様、放出は治まりましたか?」

「ああ、今抜く」

 

 俺が美雨の口からジュニアを抜くや否や、美花がその唇を美雨の唇へと重ねた。美少女同士のキスシーンというだけでも眼福だというのに、その口内では俺の精液がやり取りされているのだ。これを見て滾らないほど、俺は駄馬ではなかった。

 熱情を解き放ったばかりだというのに、照り光るマイサンは見る間に硬さを取り戻し、再び雄々しく天を向いた。

 

「まあ、初めてということを踏まえれば上出来でしょう。……あら?」

 

 美雨への評価を下した美花だったが、俺のジュニアを見て目を丸くした。

 

「流石はご主人様。復活が早いですね」

 

 と思ったら違った。美花にとって、マイサンの復活は想定範囲内だったようだ。

 

「せっかくですので、このままご主人様に処女をいただいてもらいましょうか。どうです、美雨」

 

 美花が美雨に言葉を放つ。ある意味では質問の態を取っていたが、その実は断定だった。今この場で俺に純潔の証を捧げろと、己が教え子に命令を下している。これに従えないようならメイド失格だと、自分の教え子ではないと、冷たく迫っている。

 当然、それを理解できない美雨ではなかった。

 

「ご主人様、どうか私の処女をいただいてくださいませ。そのお慈悲を、私にお与えくださいませ」

 

 美雨は笑顔を浮かべながら己が手で秘所を開き、俺に懇願してくる。言葉のみならず、しとどに濡れ、ヒクヒクと俺を求めて動く『そこ』の浅ましさといやらしさ。だがその実は、屹立に苦しむ俺を達せさせようという献身にして奉仕の精神。

 ここまでされては、応えない道理などない!

 

「よく言った!」

 

 俺は一言そう言って、勢いよくジュニアを突き入れたのだった。




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