「でまあ、バスルームへとやって来たわけだが……」
「ぶっちゃけ、オレたちは何をすればいいんだ? いや、話の内容から何となくは理解できているんだが、如何せん確証がない」
ほぼほぼ女性陣主導のまま、流れでついてきてしまった。そのため、俺と清隆はどことなく手持無沙汰だ。
「あ、二人は千秋ちゃんの相手をしちゃって。メインはあくまでも千秋ちゃんで、あたしたちはオマケだから。こっちもこっちで準備とかあるし」
「はい、バスマットをドーン!」
だが、そんな俺たちの状態を見越してだろう。恵と麻耶はそんなことを言いつつ、大きめのバスマットを敷いた。
なるほど、言われてみればその通りだ。あくまでも発端は千秋が俺たちに対して、自分も抱け、と迫って来たことである。ならば、取り敢えずは千秋の相手をすることに集中しても問題はない。
「ふむ、そういうことならば……!」
「異論は無い。……が、先にどちらが千秋の処女を頂くか、決めておいた方が良いんじゃないか? 事に及ぶ段階で決めるのも興ざめだろう?」
「一理ある。……が、そこは千秋に選ばせるべきじゃないか? 俺とお前、どちらがより千秋を昂らせ、快感を与えられるかの勝負というわけだ」
「ふむ。大分こちらがハンデを背負っているような気もするが、世の中、尋常な勝負ばかりではないからな。……良いだろう。俺の想いでお前の手技に打ち勝つとしよう」
『千秋もそれで構わないか?』
「あ~、はいはい。そっちで勝手に決めるんじゃなく、私に選ばせてくれるんなら、もう全然オッケー。……それにしても、ああ! イケメン二人を天秤に掛けるって、こんなにもゾクゾクするものなのね! まさしく、イイ女の本懐って気がするわ!」
こうして、俺と清隆での話し合いも終わった。
千秋に訊ねてみたが問題なし。むしろ、両手で己の身体を抱きしめながら、恍惚とした表情を浮かべて身悶えている。俄然乗り気であった。
しかし、こうして見て見ると、千秋は本当にイイ体つきをしている。女性にしては高身長の部類。そのボディはメリハリが利いている。巨乳と言えるほどではないが、十分な美乳だ。腰や尻も同上。
これから、このワガママボディのお相手をするわけだ。独り占めできないのが残念と言えば残念ではあるが、だからこその楽しみもあるのを忘れてはならない。
「では――」
「――早速」
俺と清隆の視線が交わる。アイコンタクトが成立した。この瞬間、間違いなく、俺たちは互いが互いの狙いを理解しあったのだ。
俺はしゃがみ込んで茂みに覆われた花園へと舌を向け、清隆は千秋の背後へと回り込み、唇を奪いながら両胸へと手を伸ばした。
しかし、出会った頃と比べれば、清隆もこの短い期間でだいぶ変わったものだ。……まあ、それも当然か。清隆は『ホワイトルームの最高傑作』などと呼ばれているらしいが、『白』を冠している時点で変わらない道理などない。白は確かに他の色を塗り潰すが、容易く他の色にも染められるのだ。
無論、件の施設はそうさせないために強固な牙城を築いたつもりだろうが、世の中に絶対がないのも道理。理屈や理論だけで全てが導き出せるなら、元より苦労などありはしないのだ。言ってしまえば、俺たちという存在が件の施設の想定を上回っただけの話。
取り分け、エロ方面に限っては俺の影響を強く受けている。エロは男女問わず人間の根幹だからな。『天才の量産』というそのお題目を否定する気はないが、エロをおざなりにしている時点で片手落ちだ。エロを蔑ろにして、真に素晴らしい人間などできあがるわけがないのだ!
そんなことを思う一方で、俺は改めて数の有利というものを実感していた。何せ、千秋の花園からは滾々と蜜が溢れ出ているからだ。己の舌技には自信を持っている俺だが、だからといって過信しているわけでもない。俺の舌技だけでは、この短時間でここまでの効果を齎すことはできないと断言できる。
ならば、その理由は一つだけ。清隆のキスと乳揉みもまた、間違いなく千秋を昂らせているのだ。
「驚いたぞ、清隆。いつの間にそれほどの技を身につけたんだ?」
「この状況で他の女子を話題に出すのもどうかとは思うが、愛里とは経験を重ねているからな。その全てが通用するわけではないにせよ、千秋もまた同じ女子だ。ならば、応用できない道理はない」
俺の問いかけに、千秋から唇を離した清隆が答えた。……なるほど、言われてみれば確かにその通りだ。その証左に、コイツは乳を揉む手を止めてはいない。愛里との経験を重なることで、清隆も確かに成長していたのだ。
「いい機会だし、そろそろポジションチェンジといかないか? 俺も千秋の蜜を味わいたい。愛里の蜜は散々と味わっているし、彼女の蜜を否定する気はない。だが、贅沢な悩みだと分かってはいるが、他の女子の蜜も味わいたいのが本音なんだ」
「フッ、それは男が抱える当然のジレンマと言っていいだろうな。……しかし、実行するからには覚悟しろよ? どんな形であれ、相手の女を愛することを! 女を使い捨てにすることなど俺が許さん!」
「ああ、分かっている。……これも、お前の――お前たちと付き合ってきた影響なんだろうな。俺も独占欲というものを自覚してきたんだ。そして、それを抱けない相手の蜜を味わおうとは微塵も思わん」
「ならば良し、だ。……愛の形は千差万別、人それぞれだ。時には思い切りぶつけることも大切だが、時には相手を慮って妥協点を探ることも大切だからな。お前が真にイイ男足らんとするならば、そのことを忘れるな」
清隆と言葉を交わし、その意思を確認した俺は、提案通りにポジションを変更した。まあ、流石にここまでの攻めで千秋は立っていられなくなったので、マットに身体を横たえはしたが。
俺の足を枕にして、千秋の唇を味わい、両胸を揉みしだく。唇は以前にも堪能したが、胸の揉み心地も素晴らしい。清隆の攻めで既に硬くなっていた乳首を、俺の手で更に転がす。……枕が固いのは我慢してもらおう。
唾液を送り合い、舌と舌を絡ませ合う。
「ちょっと? 頭の下が硬いんですけど?」
唇を離した千秋から文句を言われたのはそんな時だった。まあ、仕方がない。ここまでやってれば、流石にジュニアも硬くなろうというものだ。
「ああ、悪いな。俺のジュニアだ」
「ジュニアって……。キヨポン、ちょっとストップ」
俺の言葉に小首を傾げた千秋は、暫ししてその正体に思い至ったらしく、未だに秘所を舐めしゃぶる清隆に制止の声をかけた。そして、清隆が動きを止めてからクルリと体勢変更。仰向けからうつ伏せになったことで、千秋は改めて俺のジュニアを目視した。
「うわ!? デカッ!? え? これ、マジ? これが男性のペニス? これって一般的なの?」
驚きの声を上げつつ、千秋は俺のジュニアを指でつついたりして弄ぶ。
「まあ、普通に大きいと思うよ。中学時にあたしをイジメてた連中のはこんなに立派じゃなかったし……」
「私は一刀くんのと清隆くんのしか知らないから何とも言えない。ただ、清隆くんのも一刀くんのに負けず劣らず立派だよ」
千秋の声に、横で見学していた恵と麻耶が答えた。いつの間にか準備は終わっていたらしく、その傍らには段ボールやらシーツやらの道具が見える。
恵の言葉にはそこはかとなく闇が窺えたが、そう言えるようになっただけでも、恵にとって過去が――イジメグループに掛かる比重が軽くなった証左である。少なくとも、前向きに考えればそういうことだし、そうとでも考えなければやってられない。
麻耶の言葉を受け、チラリと千秋が振り返った。清隆のジュニアを確認するつもりだろう。そして、その大きさにこれまた驚きの声を上げた。
「え? これが入るの? 私、耐えられるかな?」
「大丈夫大丈夫。相手の違いはあっても、あたしたちは皆して耐えれてるから」
「そうそう。二人のは大きさ的に遜色ないし、だからこそ信頼性は高いよ? ……で、千秋ちゃんはどっちを最初にアソコに受け入れるの?」
不安の声を洩らす千秋を慰める恵と麻耶だが、同時に選択を迫っていた。その表情はニマニマとしており、この状況を愉しんでいるのは間違いなかった。仲間――竿姉妹が増えることを歓迎する一方で、千秋がどちらを選ぶのか興味津々なのだろう。まあ、結果的に両方を受け入れることは確定しているのだが。
「じゃあ、体勢的にキヨポンで。本音を言うと、カズピーが最初だと相手の多さ的に埋もれかねないし……」
千秋は軽い調子でそう言ったが、そう言われては俺としても受け入れるしかない。経験の豊富さは信頼性や安心感を与える上では役に立つが、相手に印象を残したい場合には不利に働く。千秋としてはイイ女としての自尊心を満たすことが先に来ているのだから、こうなる可能性は十分にあったのだ。……だからと言って、悔しさを否定することはできないが。
「残念だったな、一刀。お前が最初に千秋の花園に向かった時点で、こうなることは半ば確定していたんだ。俺のポジションチェンジに応えなければ、或いはお前が千秋の処女を頂ける可能性もあったかもしれないがな」
千秋の身体を挟んで、清隆が勝ち誇った笑みを浮かべる。……くっ! まさか、最初から清隆はここまで読んでいたというのか!? いや、有り得なくはない。経験の無さが足を引っ張っていただけで、それを可能とする能力が清隆には確かにあるのだから。
「認めよう、清隆。今回はお前の読み勝ちだ。……だが! 処女だけが女性の価値じゃない!
それと同時、処女は女性にとって一品ものなんだ。それを頂くからには、千秋にとって良い思い出になるように心掛けることを忘れるなよ?」
負け惜しみと半々で、俺は清隆へと忠告を送った。
「分かっているとも。心配するな、俺とて成長している。少なくとも、ホワイトルームを脱走した頃とは違い、誰も彼もを最終的に俺が勝つための道具とは思っていない。道具として見る面が無くなったわけじゃないが、言ってしまえばそんなのは捉え方や考え方の違いでしかないのも事実だからな。その点で言えば、俺は千秋に愛着や執着を持っている。すぐに壊すような、壊れるような真似はしない」
それに対する清隆の返答がこれだった。
清隆の言っていることは決して間違っているわけではない。愛や何だはお為ごかしと捉えることだって不可能ではなく、そうした考えの下では、他人など性欲解消の道具でしかない、という見方だってできるのだから。むしろ、話に聞くホワイトルームではそういう教育方針だったようだし、その英才教育を受けた清隆が先の発言をしている時点で大した変化だと言えるだろう。
「その言葉、信じるぞ、清隆」
俺の言葉に、清隆はただ頷きで以て応えた。
こうなっては、千秋の処女に関して俺ができることは清隆を信じるのみ。
そしてそうと決めたならば、俺もまた昂らせてもらおう。
「千秋、俺のジュニアを手で遊ぶのも構わないが、そろそろ口と舌を使ってくれ。……正直、もどかしくてツラい」
そんなわけで、俺は素直に千秋へと嘆願した。指で弄ばれるのもそれはそれで気持ちいいが、百戦錬磨なマイサンは、それで達するのを是とはしてくれないのだ。我がジュニアながら、何とも我儘なやつである。
「は~い、そろそろ私たちも混ざらせてもらいま~す」
「一刀は足を広げてね~」
そこで、見学に回っていた恵と麻耶が参戦を表明してきた。ペットが主人にじゃれつくのを咎める理由はない。俺は快く許可を出した。
千秋の両隣に陣取った恵と麻耶は、それぞれが俺の足へと舌を這わせる。尻をフリフリと動かして清隆を挑発するオマケ付きだ。
挑発された清隆は、もどかしそうな目を俺へと寄越す。俺は『指ならオーケー』とジェスチャーで返してやった。瞬間、パッと表情を綻ばせる清隆。……うん、コイツも俺に負けず劣らずのエロの化身である。
そこからは嬌声の多重奏だ。千秋が如何に俺のジュニアに意識を集中しようと、恵と麻耶が懸命に俺の足指を舐めしゃぶろうと、下半身に齎される衝撃を無視できるわけではない。千秋は清隆のジュニアに貫かれ、恵と麻耶は清隆の指で弄ばれているのだから。
そうして時折中断されようと、それでも懸命に舌を伸ばす女たちの、何と浅ましく淫靡なことか。こんな光景を目にすれば、否が応でも昂ろうというものだ。
しかし、そう簡単にはイッてやらない。俺にも男としてのプライドというものがあるのだ。如何に愛里で経験を積んだとはいえ、清隆の耐久限界は俺より低い筈だ。そんな清隆より先に達するなど、先達としてあってはならない。いずれは並ばれ、越されるのかもしれないが、少なくとも、今はまだ早い。
『あっ……あっあっあっあっ……!』
女たちの嬌声が増す。見れば、清隆がスパートをかけている。腰と指を動かす速度が、目に見えて速い。
「クッ……! 出るぞ!」
『イク! イクイクイクイク!』
そして、容赦のない中出しフィニッシュ。……うむ。清隆もまた、男の何たるかが分かっているようだ。やはり、己が熱情の程を示すなら、最初は中出し以外にあり得ない。
ほぼ同時に、俺と女たちもイッた。
迷った末、俺はジュニアを千秋の口から引き抜いた。せっかくなので、それぞれの顔にブッかけることを選択したのだ。情欲に浮かされ、白濁液に染まった三人の顔は、何とも淫靡なものがある。これを見ると、どうやら俺の選択は正解だったらしい。
俺と清隆を同時に相手にしたのだ。千秋は息荒くクタリとしている。
それを見ると休ませてやりたくもあるが、同時にこれは俺と清隆の男としての勝負――千秋の奪い合いだ。そして、俺たちに求められることを選択したのは、他ならぬ千秋である。ならば、俺たちの昂りの解消こそを優先させてもらおう!
俺と清隆の視線が交わる。再び、アイコンタクトが成立した。俺と清隆は位置を変える。
そして、容赦のないピストン連打を俺は繰り出した。無論のこと、指は恵と麻耶の秘所を果敢に攻めている。
これには当然ながら理由がある。やはり、ハジメテというのは重要なのだ。必然的に、先の一戦で千秋には清隆が強く根付いてしまった。これが奪い合いでなければそれで是としたのだが、奪い合いである以上はそうもいかない。俺という存在で清隆を塗り潰す必要があるのだ。
また、恵と麻耶は愛すべき俺のペットであるので、やはり存分に愛してやる必要がある。
そういう狙いでのピストンだったのだが、どうやら清隆も同じ結論を迎えていたらしい。千秋の口へと容赦のないイラマチオを仕掛けている。
俺と清隆は互いに、これほど俺はお前を求めているんだ! というのを、文字通りに身体で表しているのだ。
肉と肉がぶつかり合う音、千秋のくぐもった声、恵と麻耶の嬌声が響く。
そして、程なくして全員がフィニッシュ。俺もまた中出しを決めた。清隆は口内射精を決めている。吐き出すのは許さんとばかりに、ジュニアを引き抜く様子がない。女たちは盛大に潮を噴いた。
どうにかこうにか、千秋は精飲を成し遂げたのだろう。清隆がジュニアを引き抜いたことからそれは明らかだ。女たちは、先ほど以上にクッタリとマットに身を任せている。
さて。取り敢えず俺たちのジュニアは治まったわけだが、所詮はこれも一時的。高まった獣欲は、未だ完全に治まってはいなかった。
俺と清隆は再度のアイコンタクトを交わし、恵と麻耶が用意した道具の元へと向かう。
そこにあったのは、段ボール箱、青いビニール袋、白いシート、複数の浣腸器、ウェットティッシュだった。
「浣腸器は分かるが、こっちは……」
「災害時に使われるような簡易トイレだな。使い方としては、段ボール箱を組み立て、青いビニール袋をセット。その中に白いシートを入れる、でよかった筈だ。
シートは給水ポリマーシートと言って、汚物をカバーし固める役目があったと思う。分かりやすく言えば、これで汚物を見えなくすると同時に臭いを抑制するわけだ。使い終わったらまたシートを重ねて、それを繰り返すことで一枚のビニールで五回前後使用可能だった気がする。
如何せん、一般的な学習内容ではないし、何かの資料でパッと見ただけだから曖昧な部分はあるが、大枠では間違っていない筈だ」
俺の呟きが聞こえたのだろう。清隆が補足を入れた。
なるほど、災害時の簡易トイレ。流石にその手のは履修範囲外だ。まあ冥琳のことだから、俺に余裕があれば学ばされたかもしれないが。あの短期間では、中学の遅れを取り戻させて高校の範囲を先取りさせるだけで精一杯だったのだろう。……これで『だけ』と言うのは、語弊があるような気もするが。
ご丁寧に段ボールは人数分以上にあり、浣腸器も物によっては複数が存在している。また、それぞれの名称と使い方や注意点などが書かれた説明書もあった。字を見るに美花の書いた物で、防水加工も施されている。流石はパーフェクトメイド。見事な仕事ぶりである。
この時、俺と清隆は悪い笑みを浮かべていたに違いない。いや、チラリと見た清隆の表情は、実際に偽悪的な笑みを浮かべていた。ならば、俺も浮かべていたと考える方が道理である。
俺と清隆は頷きあい、いそいそと段ボール箱を組み立てた。ビニールとシートのセットも忘れない。
そこまでを確認したら、使い捨ての浣腸器を手に、女性陣の元へと向かった。
そして、再度顔を見て頷きあい、説明書に従って女性陣へと浣腸を行った。なお、恵と麻耶には俺が行い、千秋には清隆が行った。
不意に湧き上がった強力な便意に、女性陣は自ずと目を覚ました。目覚めた当初は不思議そうではあったが、用意された段ボールと俺たちがもつ浣腸器を見れば、何が行われたのかは容易く察したようだった。
「うわぁ……。気絶中に浣腸するなんて、鬼畜だわぁ。いや、でも気絶中にされたことで余計な羞恥心を感じなかったと思えば、それはそれで良かったのかしら?」
状況を理解した千秋は呟き、疑問を覚えつつも段ボールの元へ向かおうとした。湧き上がる便意の中でトイレまで保つ保証はなく、そんな状況でこれ見よがしな段ボールがあれば、それにしようと思うのは至極妥当だ。
しかし、清隆がそんな千秋をインターセプト。俺もまた恵と麻耶の行く手を遮っている。
千秋は苦悶の中で不思議そうな表情を浮かべていたが、恵と麻耶はそんなこともなく。苦悶の表情を浮かべていることには違いないが、そこに浮かんでいるのは納得と諦観だった。
恵と麻耶は猛烈な勢いで俺のジュニアへとむしゃぶりつく。それを見て、千秋も俺たちの狙いを察したようだった。驚愕も僅か、すぐさまに彼女も納得と諦観に支配されたようで、熱烈に清隆のジュニアへと舌を向ける。
女の尊厳が掛かったこの状況下、便をするならせめて段ボールで。その思いに駆られての攻勢は、いっそ見事なものがあった。明らかに普段以上の攻勢に、俺は瞬く間に達してしまった。再度二人の顔を汚し、行ってよし、と道を譲る。
見れば、清隆も同じだった。時に感情は理屈を凌駕する。千秋は素人とは思えぬ攻撃力を発揮して、清隆を打ち負かしたのだ。
ホッと一息つく三人へ、俺と清隆はウェットティッシュを差し出した。
三人はジト目こそ向けてきたものの、文句を言ってくることはなかった。あの状況下だからこそとはいえ、底力を発揮したという事実は、彼女たちに確かな自信を植え付けたからだ。俺たちにやられるばかりではないという、確かな自信を。
便の後始末を終え、それぞれがシャワーで汗を流したところで女性陣が呟いた。
「うん。やっぱ一人だとこの二人の相手は無理だわ。ってか、実際に致してみると、今まで一人でキヨポンの相手を務めていた愛里に尊敬の念が向くんだけど?」
「あ~、それはあたしも同感」
「うん、凄いよね、愛里ちゃん」
聞き耳を立てると、愛里が妙なところでこの三人からの尊敬を勝ち取っているのだった。
文中で語ってますが、清隆は白の産物ですからね。そりゃあ、他の色に染められるってなもんです。
感想・評価お願いします。