ありがとうございます。
昼休み、俺は恵と麻耶と一緒に保健室へと向かっていた。別に、誰かの具合が悪くなったとか、そういうことではない。……いや、ある意味ではそうなのかもしれないが。
幸いにして、星之宮先生は保健室にいるようだ。ドアには特に不在の札も掛けられてはいない。
「失礼します」
『失礼しま~す』
「はい、いらっしゃい。……北郷くんと軽井沢さんと――佐藤さんも? 具合でも悪くなったりした?」
俺たちを迎え入れた星之宮先生は、不思議そうに問いかけてくる。そりゃあ、俺と恵だけなら『例の一件か』とでも思うだろうが、そこに麻耶が加わっているのなら無理のない反応である。
「いえ、ちょっとここで昼食を摂らせてもらおうと思いまして……」
ざっと見たところ、どうやら保健室には監視カメラは無いようだ。まあ、プライバシーが深く関わってくるし、身体測定なんかの時には、場合によっては下着姿になったりもするのだ。それを思えば不思議でも何でもない。むしろ、だからこそ恵の一件を相談した際、星之宮先生は『保健室を提供する』と言ったのだろう。
「ここで? お昼を? なになに、先生と親睦でも深めたいの?」
「そういう気持ちもあります。ついでに言うと、例の一件も関わってくると言いますか……」
「ぶっちゃけて言うと、恵ちゃんはイジメの後遺症で倒錯しちゃったわけじゃないですか? 私の場合、素でそういう性癖だったってことです」
「え? それはどういう……?」
「昔からミーハーって言うか流され気質な自覚はあったんですけど、気付いてしまえば簡単なことだったんです。私は昔から、自分のことを愛して求めてくれる『ご主人様』を求めていたんですよ。最初は親で、次は友人。だけれど結局は違って、ここに入学して一刀くんという理想の存在に出逢えたわけです。
んで、一度自覚してしまえばメス犬根性を抑えきれる筈もなく、より努力しようと思うわけですよ。あらゆる意味で。それこそ、勉強とか運動とかだけじゃなく、一般受けしないようなことまで含めて」
「それで、そんな麻耶ちゃんにあたしも引きずられちゃうって言う感じです。こういう言い方はあれですけど、負の悪循環って言うか、自家発電著しいって言うか……」
「えぇ……? ちょっと待って。整理をさせて」
麻耶と恵の言葉を聞いた星之宮先生は、顔を顰めて頭を押さえた。……そりゃそうである。恵の一件でさえ頭が痛い筈なのに、そこにもう一人追加なのだから。挙句、そっちの方は特にイジメが関わったりしているわけではないときた。
「イジメの後遺症とかじゃなく、素の性癖って……。これ、どうすればいいの? どうするのが正解?
佐藤さんにはアブノーマルな自覚があって、抑制させようにも、人間と性欲が切り離せない以上はそれも不可能で、すると軽井沢さんが引きずられちゃうって……。
うん。もう軽井沢さんの関連項目として佐藤さんも巻き込むしかないんじゃないかな? 私は頭が痛くなったので、それで押し通します。ってなわけで、佐藤さんもこの用紙にサインを入れちゃって。理事長が後ろ盾になりますよ、っていう証明だから」
「わぁい。ありがとうございます!」
開き直ったらしい星之宮先生は、いつぞやの用紙を麻耶へと差し出し、サインを入れるように求めてきた。麻耶は嬉々としてそれに応じた。
「……で、何をする気なのかな?」
「食ザー弁当をやりたいって、私が一刀くんにねだったんです」
「ああ、あの男の人の精液をお弁当にかけて、それを食べさせるっていう……。そりゃまた、何ともコアなものにチャレンジしようとするわね?」
「ん~? コア、なんですかね? 私としてはご主人様の精液を頂けることは嬉しいし、一刀くんも男であるからには、女の子が自分の精液を口にするっていうのには喜びを覚えてると思うんですよ。
その点においては互いにWin-Winで、だけどペットとしてはそこで満足してちゃいけないとも思うわけでして。
そうなると、バリエーションとして食ザー弁当に行き着くのは道理だと思うんですよね」
「えぇ……? 私、これどう反応すればいいの? どう答えるのが正解?
一般的な感性の女としてドン引きするべき? それとも、教師として、向上心を欠かさなくて偉いね、って褒めるべき?
ねえ、どっち? 私はどっちを選べばいいの?」
麻耶の変態性ド直球な言葉に、星之宮先生は再び頭を悩ませた。
麻耶の言葉は、道理といえば道理であるが、如何せん内容が内容だ。まず一般受けしないのは間違いない。さりとて、教師であるからには、星之宮先生は麻耶のその姿勢を一概に否定することができないのだ。それ故の苦悩である。
「ぶっちゃけ、割り切るのが一番楽ですよ。俺だって心底から同意しているわけではないですしね。
そりゃあ、麻耶の言うように女の子が俺の精液を嚥下するのには喜びを覚えますけど、だからってそれを弁当にかけるっていうのはねぇ……。ただ、それで麻耶と恵が喜ぶのも事実なので、俺が作った弁当の時は許可した流れです。流石に、女の子の手作り弁当に俺の精液をかけて台無しにするなんてこと、たとえそれを女の子が美味しく食べるとしても、許容はできないですから」
悩む星之宮先生に、俺はアドバイスとも言えないアドバイスをかけた。できるかどうかはともかく、割り切って考えるのが――妥協するのが一番楽なことに違いはない。
言葉は真面目だが、その実は全然真面目でも何でもなかった。何せ、悩む星之宮先生を余所に、麻耶と恵は俺に一刻も早い射精を促しているのだから。当然、俺のジュニアは丸出しである。
まあ、昼休みも限られているのだから、仕方ないと言えば仕方ない。……と、理解を示すことはできても、この状況を『真面目』とは表現したくなかった。
「って、人が悩んでいるのにこの子たちは――って、デカ!? え、嘘、ホントに? 高校生のにしては大きすぎない? 私もそれなりに男遊びはしてる方だけど、今までの誰のよりも大きいんだけど……」
そうこうしているうちに星之宮先生も思考から舞い戻り、俺たちを注意しようとしたところで、俺のジュニアに釘付けとなった。
そして、やはり大人ということか。或いは子供以上に性欲に正直ということか。自分の男遍歴を自白しつつ、胸と秘所に手を運んで自慰行為に取り掛かる。『美人女教師の自慰行為』という言葉が持つ夢の響きは、分かる者にしか分からない。麻耶と恵に性感を高められていたところにご褒美映像を目撃とあっては、我慢などしきれるものではない。
どっぷりと放出された俺の精液は、二人の持つ弁当箱だけでなく、星之宮先生にまで飛び掛かった。
「……美味しいの、それ?」
熱情に浮かされ、それでも最低限の理性を保っているのだろう。俺の精液がかかった弁当を美味しそうに食べる二人へと、星之宮先生は率直に問いかけた。
「美味しいですよ。まあ、実際はプラシーボ効果によるものなんでしょうけど……」
「ご主人様の愛がたっぷりです。……先生も食べてみますか?」
恵と麻耶は順に答え、ばかりか、麻耶は純然なる善意によるものだろう。俺の精液がかかった弁当を一掬い、星之宮先生へと差し出した。
星之宮先生は息荒く、それに釘付けとなる。
果たして、どれくらいそうしていたか。
「いらないなら――」
と、麻耶が自分の口に運ぼうとしたところで、星之宮先生はそれを掻っ攫った。
星之宮先生という美人教師が、俺の精液がかかった弁当を、一掬い分とはいえ口にしたのだ。それが齎した衝撃・感動・喜びは、簡単には表現しきれないものがある。
あれだけ食ザー弁当に忌避感を出しておいて、いざ目撃したらこれなのだから、人間というのは業が深い。
そして、その行為がきっかけになったのだろう。
「うん、もういいや。教師だ何だって言ったところで、私も一人の女なんだよ。こんな状況で、我慢なんてしてられない」
そう、うわごとのように呟いた星之宮先生は、色に駆られた眼をしながら、ゆっくりと俺に近付いてきた。
星之宮先生がその気になったのなら、俺だって遠慮はしない。据え膳食わぬは男の恥というものだ。
「恵、麻耶、カーテンとカギをよろしく」
俺の言葉に従い、二人が颯爽と動き出す。いくら監視カメラが設置されていなくとも、場所柄いつ何時誰が訪れても不思議はなく、窓もあるのだ。可能な限りの安全を確保しようと思えば、窓の遮蔽と部屋のロックは必須である。
カーテンが閉じられ、ドアにカギがかけられたことを確認した俺は、星之宮先生をベッドに促した。
「先生、やる前に一つだけ。俺、初めてする相手には必ず中出しするって決めてるんですよ。言ってしまえば、俺の覚悟と本気の証明です。
先生はそれでも良いですか? 俺の本気を受け入れられますか? 無理なら、ここで止めておきましょう」
そして、最後の選択肢を星之宮先生に委ねる。ある意味で、ひどく残酷な行為だ。それでも、今ならばまだ、『一時の気の迷い』で済ませることもできる。教師という職業と秤にかけて、そこから先へ踏み出すかどうかは星之宮先生次第だ。
「フフ。優しそうでいて、ひどく残酷な物言いだね。言ったでしょ。私も女なの。ここまで性感高められて、我慢なんてできないよ。
ただ、お願いが一つ。叶うことなら、あの二人みたいに私を一刀くんに堕としてほしいの。私を満たしてほしいの。……今まで、いろんな男の人とやってきたけど、一度も満たされることはなかったの。快感を得ることはできたんだけどね。心が満たされることはなかったの」
「そうか……。苦しんでいたんだな、知恵は。確約はできないが、全力で愛することを誓うよ。ただ、流石に時間がないから多少荒っぽくいかせてもらうけど、そこは勘弁してほしいな」
宣言をして、まずはキスから入る。知恵の口の中にはさっきの食ザーの名残があったが、そんなのは気にも留めない。吸い、唾液を送り、舌を絡め合う。
その一方で、胸に手をやることも忘れない。何せ時間がないのだ。ここまできたら、中途半端で終われないのは俺も同じだ。手早く知恵を達せさせ、俺も達さなくては我慢がならない。
本当なら胸とか秘所とかにも思いっ切り吸い付きたいところではあるのだが、如何せんここは真昼間の学校だ。あまり嬌声を上げられても、それはそれで困る。そのため、キスによる物理的な口封じを最後まで続けなければならない。
先日、桂花を相手にした時と同様にある意味でハンデ戦だが、必ずしも俺が不利というわけでもない。これはこれで燃えるというものだ。
桔梗からの情報によると、知恵は二日酔いでの登校がしばしばらしい。それでいて、先のセリフだ。併せて考えると、知恵もまた何かしらの傷を負っている可能性が高い。逃避のためか乗り越えるためかは分からないが、男漁りも酒に溺れるのも、その『傷』に関連しているのだろう。知恵なりに必死でもがき苦しんでいるのだ。
それを救うためならば、裏技じみているが気功を用いるのも厭わない。気功を用いたところで、必ずしも心が救われるわけではない。だが、女性限定で極度の快感を与えることは確認済みだ。ならば、恵同様に錯覚を利用してその心を救うことは可能な筈だ。
キスをする傍ら、荒々しく胸を揉む。それこそ、俺の手の跡がつくのを厭わぬほどに。俺のものだと言わんばかりに。
そうして乳首が尖ってきたら、今度はそれをつねり、引っ張る。気功の併用により、知恵は痛みと共に快感を味わっている筈だ。
その証明に、秘所には何もしていないのに、知恵は潮を噴いて絶頂した。
気をやる知恵を無視し、濡れ濡れのそこへと一気にジュニアを突っ込んだ。とにかく今は、快楽に溺れさせ、それで以て心を救うことこそが肝要だ。
ガツン、ガツン、と激しく抽送を繰り返す。
流石は大人の女性だ。同級生に比べると締まりはないが、その分だけ優しく俺のジュニアを包み込む包容力がある。これはこれで実に良い。
無論、その間もキスは続けているし、胸も弄り続けている。
そうしていると知恵の身体が動き、俺の身体を拘束した。俗に言う『だいしゅきホールド』である。快感の高まった知恵が、俺を逃がすまいとしているのだ。……実に良い傾向だ。
ガッツリと拘束されたことも相俟って、俺のジュニアは間違いなく知恵の子宮を叩いていることだろう。事前の宣言通り、元よりそのつもりではあったが、そんなにも必死で中出しを求めるというのなら、快く応えてやるのが男の甲斐性というものだ。
俺は込み上げる快感に促されるまま、一切の躊躇も容赦もなく、知恵の子宮へと熱情を放出した。……まあ正確には、拘束されているため中出しするより他にないのが実情だが。
同時、知恵もまた盛大に絶頂した。ビクン、ビクンと、まるで陸に打ち上げられた魚のように体を揺らしている。
「ふぅ……。ミッションコンプリートだな……」
絶頂により拘束が弱まったので、抜け出す。そうして、いつもの如く知恵の口元へとジュニアを持っていった。俺の中では、口淫によるお掃除までが性行為のワンセットなのだ。
恵と麻耶が物欲しそうに俺のジュニアを眺めていたが、涙を呑んで振り切った。今回は知恵を抱いた記念でもある。応じて、お掃除もまた知恵にやってもらわなければ意味がない。
「ほら、知恵。お掃除をしないと」
言いつつ、ペチペチとジュニアで頬を叩いてやる。するとどうだろう。未だ気をやっているというのに、知恵はその舌を動かして俺のジュニアを舐め上げるではないか。見事なまでの『女の本能』である。
やがて意識を取り戻した知恵は、必然的に自分が何をしているのかを悟り、それでも拒むことなく行為を続けた。最後にチュウチュウと残り汁を吸われ、それに伴い快感が俺の身体を駆け巡る。
「うん、正直言って凄かったわ。何て言うか、心が満たされた気分。こんな気持ちは本当に久しぶり」
うんと伸びをした知恵は、実に健やかな表情でそう言った。
「ねえ、一刀くん。軽井沢さんたちのついでで構わないから、また抱いてもらっても構わない?」
「もちろんです。また、楽しみましょう」
知恵の質問に対する俺の答えは、当然ながら決まっていた。
「そう。ありがとう。……軽井沢さんたちも、今回はゴメンね。横から奪う形になっちゃってさ」
「いえ。まあ、一刀ですから……」
「そうそう。ご主人様の愛を受ける人が増えるのは、こっちとしても嬉しいですから! ぶっちゃけ、私たちだけだと耐えられないほどにご主人様は絶倫ですしね」
「ゴクリ。……そんなになの?」
「そうですよ? 今回は時間がないから手早く済ませざるを得なかったですし一回戦で切り上げましたけど、もっと時間に余裕があるなら二回戦、三回戦へともつれ込んだ筈です。桂花ちゃんたちはご主人様のことを『種馬』って呼んだりしますけど、あながちそれも間違いじゃないですね」
「うわぁ……。そう聞くと、怖さ半分興味半分で、俄然次に期待したくなっちゃうかも!
あ~、でも今月は期末テストがあるから難しいかな? こんなことやっといてアレだけど、これでも一応教師だから、勉強蔑ろにして色ボケに走れとも言えないし……」
女性陣――主に麻耶と知恵の間で話が盛り上がっている。
そうこうしているうちにチャイムが鳴り、俺たちは慌てて保健室を後にするのだった。
そんなわけで、今回のお相手は星之宮先生でした。
本作としては、一刀のお相手が増える度に、今度はそこを基点にしてお相手が増える傾向があります。
必ずしも一刀が誘いをかけるわけではなく、相手をした女子の方でお仲間=道連れを増やそうとするわけですね。
今回も、麻耶が知恵にお弁当を勧めなかったら、知恵との本番には至らなかったと思います。その場合は、知恵のオナニー観賞で終わっていました。
ちょっとした、些細な行為が多大な影響を及ぼすからこそ、人脈というのは侮れないわけです。
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