放課後。職員室を訪れた俺は、もはや見慣れた感のある生徒指導室へと案内された。
「よお、北郷」
「…………」
そこには既に先客がいた。龍園と桂花である。龍園は軽く片手を上げてよこし、桂花は無言のままこちらを一瞥するに留めていた。
「さて、早速だが本題に入ろう。昨日、Cクラスの時任とDクラスの池の連名で、お前たちに対する『不純異性交遊』の訴えが入った。……のはいいんだが、意思疎通が図れていないのか、互いに重視する部分がバラバラでな。時任は龍園に対する罰則を、池は北郷に対する罰則を強く求めてきた。
普通であれば、最低限に意思統一を果たしてから来い、と突っぱねるところだが、如何せん提出された証拠が問題でな。そこには確かに、『不純異性交遊』と思しき行為に耽る北郷と荀、それを眺める龍園の姿が映っていた。教育機関としては無下にもできん。
だが、一方の言い分のみを受け取るのは道理に合わんのでな。お前たちの言い分を確認するべく招集した次第だ」
Cクラスの担任である坂上先生の隣に座った茶柱先生が、頭を押さえながら事の経緯を語った。
「その証拠とやらを見させてもらうことはできるのか?」
「構いませんよ。流石にコピーになりますけどね」
龍園の問いに坂上先生は頷きを返し、PCを操作した。すると、スクリーンに件の映像が映る。おそらくは携帯端末のアプリを利用したのだろうが、確かに言われた通りの映像が映っている。……そう、俺と桂花、龍園しか映っていなかった。
「なるほどなるほど。坂上、これじゃあ片手落ちだぜ。何せ、あの場には俺たちの他に伊吹と椎名、風と稟もいたんだからな。
てか、あの二人もよくもまあものの見事に踊ってくれたもんだ。軍師様の知略ってのは恐ろしいもんだな」
「……どういうことです?」
「順を追って話すか。……第一に、先月、俺は情報収集を兼ねてDクラスに盤外戦を仕掛けようとしていた。そのターゲットに選んだのが池だ。実力もねえ雑魚のくせに北郷への反感を隠すこともなく、クラスでも物の見事に浮いていたからな。ターゲットにしないのは、逆に失礼ってもんだろう?
とはいえ、いくら北郷への反感を露わにしていようと、Dクラスの一員であることに違いはねえ。下手に攻めかかれば、北郷や綾小路による逆撃を食らうことにもなりかねねえ。情報は欲しいが、こっちのダメージがデカくなるのは上手くねえ。
そこで俺は、うちのクラスの軍師陣――桂花、風、稟の三人に協力を願ったわけだ。制約が無いわけじゃないが、公式試験ほど厳しいわけじゃねえ。そんな状況で北郷や綾小路との知略勝負が叶うかもしれないとあって、三人ともすんなりと乗ってくれたよ。……ここまではいいか?」
「Dクラスの担任としては思うところがないではないが、妥当と言えば妥当だろう」
「確かに。方法の是非はどうあれ、積極的に情報を得ようとする動きは評価できます」
龍園の言葉に、二人の先生は頷いた。
「三人は嬉々として策を練っていたんだが、ここで問題が起こったわけだ。Cクラスで俺に反感を持つ時任の奴が、池に接触をしたのさ。まあ接触って言っても、俺が池を狙ってることへの注意喚起が主だったみたいだが……。
とはいえ、これで我慢がならないのは軍師陣さ。嬉々として練っていた策を、結果としては発動する前に潰されたんだからな。それも、本来なら味方である筈の奴による行動で。怒髪天を衝くのも無理からぬ話だとは思わねえか?
結果、二度とこういうことが起こらぬように、時任に対してお仕置きをすることに決めたのさ。池はそのとばっちりだな。……ああいや、北郷との勝負の邪魔になるかもしれねえことを踏まえたら、必然かもしれねえな。
舞台としては特別棟をチョイス、ところどころにうちのクラスの『善意の協力者』を配置し、北郷にも協力を願った。何せ北郷の女好きは、これでもかってくらいに知れ渡ってるからな。北郷と桂花が乳繰り合ってるところを目にすれば、そしてそこに俺がいれば、向こうは勝手に勘違いしてくれると思ってたぜ」
「ほう、勘違いとな?」
龍園の言葉運びに、茶柱先生が言及した。
「ああ、勘違いさ。実力者である以上、妬みや嫉みとは無縁でいられず、色仕掛けやハニートラップもまた然りだ。
ストーカー問題解決の時を思い出してみろ。コイツはAクラスの坂柳をお姫様抱っこしてたじゃねえか。病弱な坂柳だから周りも特段問題視はしてねえが、それでも女どもはキャーキャー言ってたし、男たちは嫉妬に狂ってたぜ。
陰キャの男子がちょっとばかり女子に優しくされただけで舞い上がり勘違いする、なんてのは使い古された展開だろ? なら、北郷に優しくされた女子が舞い上がって勘違いすることだって、当然あり得るじゃねえか。
更に言やあ、この国だと貞淑を美徳にしているが、親愛の証ってことでキスやハグを挨拶に取り入れている国もある。挨拶レベルでキスやハグに慣れている奴とそうでない奴、耐性の差は考えるまでもねえ。それだけで赤面してコロッといっちまう可能性もある。理屈と感情は別物だからな。
ましてコイツの場合、ハーレム願望を公言して憚らねえ。見方によっては単なる節操無しだが、見方によっては須らく本気ってことだ。実際、うちのクラスだけでも桂花、風、稟の三人はそれを受け入れてるぜ。だったらよ、クラスのリーダーを称する俺が、他への侵食を危惧することはおかしなことか?」
「……ふむ。そういうことであれば、おかしくはありませんね。極度の女好きなのが玉に瑕ではありますが、北郷くんは稀に見るコミュニティ強者で人格者でもありますからね。無論、成績面でも文句のつけようはありません。男女問わず、コロッといってしまう人物は少なくないでしょう」
「だろう? だからよ、うちのクラスでコロッといかれたら困る女子――伊吹と椎名に、実際にそういうシーンを見てもらって耐性を付けてもらおうと思ったわけだ。百聞は一見に如かずって言うだろう? あーだこーだと言葉で言うよりも、実際に見せつけた方がよっぽど分かるってもんだ。
桂花、風、稟の三人はある意味で割り切りができているからな。如何に北郷が乳繰り合う相手であろうと、違うクラスである以上は敵であるという姿勢を崩さねえ。そういう意味では安心ができるし、だからこそ教材としても打ってつけだ。
とはいえ、桂花も女子であることに違いはねえからな。女子相手ならともかく、必要以上に男子に見られることは勘弁だとよ。そのくせして、これを時任に対するお仕置きに利用するとか言い出したんだから恐ろしいってもんだ。
俺に反感を持つ時任は、必然的に俺を悪役に仕立て上げる。池も同様に北郷を悪役に仕立て上げる。最優先ターゲットが違うんだから、意見が噛み合う筈もねえ。……そこまでを読んだ上で、敢えて『善意の協力者』という見張りの配置に穴を開けたのさ。
俺がクラスの女子を利用して北郷にハニートラップを仕掛けようとしているらしい。そういう情報を、それとなく時任と池の耳に届くようにした。結果はどうだ? ものの見事に食いついてくれたじゃねえか。
反感という執念から、見事に配置の穴を突いて、奴らは俺たちが使っていた部屋の前まで辿り着いた。そして、元々用意して置いた隙間から覗き見をしたってわけだ。撮影のオマケ付きでな。
反感という先入観から俺と北郷を悪役にしたアイツ等は、撮影した映像をネタにして桂花に協力を迫った。アイツ等の中では、桂花は無理矢理俺に協力を迫られた、北郷と乳繰り合わせられた被害者だからな。断られるなんて夢にも思ってなかったんじゃねえか? ……まあ、アイツ等にその自覚があるかは分からねえが、文字通りの脅迫だな。その材料も盗撮映像ときたもんだから救いがねえ。
無論、桂花はそれを断った。策通りではあるが、アイツ等はそんなことを知る由もねえ。自分たちに都合の良いように考えていたアイツ等にとって、桂花に断られること自体が想定外だったのさ。困った結果導き出されたのが、『学校に裁いてもらおう』って結論だ。何せ、『不純異性交遊』を撮った証拠映像というネタはあるからな」
龍園の言葉を聞いた先生二人は、驚愕故か呆然としていた。
「些か信じ難い部分はありますが、確かに、荀さん、程さん、郭さんの三人の頭の良さはこちらも認めるところです。しかしなるほど、軍師ですか。言い得て妙ですね。突出した頭脳があれば、時任くんと池くんの行動を読み切ることも、決して不可能ではないのかもしれません。
そしてその言葉が事実なら、この訴えは確かに時任くんと池くんの勘違いですね。ハニートラップや色仕掛けに対する備えと言われたら、こちらも一概に否定はできません。当校だからこそ、否定ができません。
ちなみにですが、見張りを何処に配置していたかや、あなたたちと同じ場所に他の四人がいたことは証明できますか? あとは、二人の荀さんに対する脅迫行為の証明ですね」
「当然、そこら辺も抜かりはねえよ。もっとも、これも軍師陣の指示だがな。……他の奴らを呼んでも構わねえか?」
「構わん。とはいえ、この部屋に受け入れるにも収容制限があるぞ?」
「そこも抜かりはねえよ。事前にある程度データはまとめてある」
言いつつ、龍園は端末を操作した。おそらくはチャット辺りで呼び出しをかけているのだろう。
それから程なくして、以前、龍園に側近と紹介された生徒たちが姿を現した。稟、風、椎名さんもいる。
本校舎に比べ、特別棟は監視カメラの数が少ないとはいえ、全く存在していないわけではない。加えて、大時計や部活動に参加している生徒など、客観的証明となり得る要素が映った動画データがあれば、その時その場にいた証拠としては十分に機能する。
その中には、扉の隙間から室内を覗き込む時任と池を映した物もあれば、撮影した映像をネタにして桂花に協力を求める時任と池を映した物もあった。
「で、だ。冤罪だの盗撮だの脅迫行為だのと問題行動をしでかしているコイツ等だが、正当な裁きとやらを下してCPにダメージを食らうのも馬鹿らしい。だから、俺たちに得がある形での示談が望ましいわけだ」
龍園はあくまでも強気に攻めている。
褒められたわけではない行為をしているのはこちらも同じだが、一応こちらは幾重にも予防線を張っているし、口裏も合わせている。問題行為を行っていようと、問題として提示されなければ、問題になることはないのだ。
また、証拠の豊富さも効力も、二人の提出した物とは比べ物にならない。
だが現時点だと、あくまでもこれらの証拠は提示しただけだ。提出したわけではない。提出してしまえば、学校側もそれに準じた裁きを行わなければならない。正直言って、それは旨くないのだ。
学校側もそれは同様。システム上、退学者が出るのは仕方ないにしても、最小限にとどめたいのが本音の筈。まして、『試験での退学』と『犯罪行為を行っての退学』では、周囲の受ける印象も大違いとなる。
この時点で、俺たちと先生たちの共通見解として、『池と時任による訴えの取り消し』が念頭に挙げられる。
更には、訴えた側がCクラスとDクラスの生徒なら、訴えられた側もCクラスとDクラスの生徒なのだ。端的に言って同士討ちに他ならず、これでCPにダメージを食らおうものなら旨味など全くない。AクラスとBクラスが得をするだけだ。
それぞれのクラスの担任だからこそ、坂上先生と茶柱先生もその点は理解しているだろうし、そんな事態は防ぎたい筈だ。
龍園の強気は、それを理解するが故のことである。
「参考までに訊きますが、どのような形での決着を求めているのですか?」
「なに、単純な話だ。池と時任のトレードだよ。俺も北郷も、同じクラスに反感を持つ奴がいるのはどうにもやりにくい。向こうに妥協の用意があるってんならこっちとしても吝かじゃねえが、こんなことをしでかすくらいだ。向こうにその様子は見られねえ。
不安因子を抱え込んでこれからのクラス闘争を乗り越えられると己惚れるほど、俺たちは能天気じゃねえ。かといって、これらの証拠品を提出してしまえば、アイツ等は退学やなんかになって、俺たちはCPにダメージを食うだけだ。旨味との釣り合いが取れねえ。……まあ、あくまでもアイツ等が訴えを取り消さねえって言うんなら、その時は仕方ねえがな。
だからこそ、その対処として生徒同士のトレードを提言させてもらう。引き抜き、トレード、部署移動なんてのは珍しい話じゃねえだろ? 使えねえ奴をどうにか使うのも正解なら、余所に追いやるのだって一つの手法としては正解の筈だ。
誰でも彼でもってなら流石に不味いだろうが、対象は問題行動を起こした。対象はクラスの不純物でしかない。格下のクラスに落とされるのも罰なら、その能力もねえのに格上のクラスに上げられるのだって罰になる筈だ。おまけにリーダー同士の間では同意ができている。
ここまで条件が揃ってんだ。一生徒として、公平に、平等に扱うのなら、学校側の対処による、罰としてのクラス移動は十分にありじゃねえか? 罰ではあるが、全員がwin-winに収まるわけだし、悪くねえと思うんだが?」
龍園の言葉に、先生たちは再び絶句した。
それも当然。本来なら、個人的なクラス移動には権利の購入費用として二千万PPが必要なのだ。それを思えば、龍園の提言はおいそれと吞めるものではない。
だがその一方で、龍園の言っていることは決して的外れでもないのだ。クラスの地力を上げる上で、足手纏いの放逐は選択肢として有りである。誰も彼もが考えながら、CPダメージがあるから敬遠している面があるのは否めない。
俺たちDクラスは、元々CPが多大に減っており、結果的にはダメージが最小に済むからこそ実行する余地があったが、他のクラスだと二の足を踏むだろう。人手が減るのも事実なので、俺たちとしてもそう何度も実行したいとは思わない。
ならば、CPにダメージを追わずに足手纏いを放逐できる手段を求めるのは、リーダーとして理に適っている。人手自体が減らないのであれば尚のことだ。
『罰則の適用』という前提条件があれば、誰でも彼でもというわけにはいかないのも大きい。その点では十分に学校側にも配慮している。最終的に判断を下すのは、あくまでも学校側であるからだ。
実際、学校側はその判断により有栖をDクラスへと移籍させている。先天性心疾患、診断書云々という前提条件に変動があったからこそではあるが、それはつまり、『条件さえ満たせば』学校側の判断による生徒のクラス移動も可能ということだ。
生徒と学校、どちらにとっても完全な恣意でないというのなら、認められる余地はあるだろう。
そも、『クラス対抗』を主に掲げる学校において、『自クラスへの反発』という条件を満たすこと自体が難しく、それでいて異なるクラスが同時に同程度の問題を起こさなければならないのだから、条件の成立自体が至難である。
それでも、ちょっとやそっとであれば『喧嘩両成敗』で済むだろうが、今回は犯罪行為のオンパレードだ。『ちょっとやそっと』の範疇など優に超えているし、証拠を掴まれている時点で時任と池には言い逃れなどできない。
しかし、その両者を正当に裁いたところで、得をするのは学校側であり、他のクラスだけだ。巻き込まれた側は堪ったものではなく、それは担任も同じだろう。そして、学校側としても、決してダメージが無いわけではない。ならば、内々で済ませる余地もある。
「龍園くんの言うことは尤もだとは思いますが、私たちはそれを判断できる立場にありません。ですので、このような提言があったと上に報告させてもらいます。それで如何でしょうか?」
「別に構わねえが、その結果が出るのはいつになるんだ? 延々と答えが出ずにCPが支給されねえ、なんて事態は御免だぜ? んなことになれば、こっちに怒りの矛先が向かいかねねえからな」
坂上先生の言うことは尤もだが、龍園の言うことも尤もだ。
「そこで、二つ目の提案があります。単純に言えば、池と時任に首輪を着けさせてほしいんです。
俺と龍園個人の考えとしては、反感を持つのを否定はしません。世には下剋上なんて言葉もありますからね。実際、その執念で見張りの穴を見付けたのは事実であり、それを認めないわけにはいかないでしょう。
同時、考え足らずと言うか、やり方がお粗末である点も否定はできませんが……。
ともあれ。それによって戦略や戦術に支障が出るようでは、リーダーとして流石に困ります。ですので、契約によって無理矢理にでも縛り上げたいんです。多少の妥協点は残しますけどね。……それを指して首輪と表現しました。
開戦のきっかけがどうあれ、過程がどうあれ、負けた方が勝った方に賠償金を支払ったり、不利な契約を負わされたり、なんてのは当然のことでしょう? 勝てば官軍、勝った方が正義、なんて言葉もあります。
こっちとしても、叶うなら第一の提案が最上ですが、すんなりと通るとは思っていません。ですので、それまでの足掛かりとしてこちらを受け入れてもらえれば、一先ずはそれで構いません。
そうして池と時任にフラストレーションを与えていれば、第一の提案が通った時にはすんなりと受け入れるんじゃないですかね? 何しろ、それを受け入れれば、『クラス対抗』を言い訳に、大手を振って俺と龍園に噛みつけるようになるわけですから。
まあ、あくまでも彼らがこれを受け入れないというのなら、それはそれで仕方ありません。俺たちも『不純異性交遊』での訴えをすんなりと受け入れるわけにはいきませんので、潔くこれらの証拠を学校側に提出して、彼らには『犯罪者』として退学してもらうだけです。俺たちにも注意喚起なりはされるかもしれませんが、それでも最小限のダメージで済みます」
龍園の言葉に困っていた先生方は、俺の腹案を受け入れた。
俺の言い分に筋が通っていることも大きいが、行為の正統性や証拠の効力を考慮すれば、優位なのは圧倒的にこっちだからでもあるだろう。これで二人は、池と時任の説得にも助力せざるを得ない。
池と時任にダメージを与えることで『実力者らしからぬ振る舞い』をしたことへの反省を促しつつ、彼らにも一筋の希望を残す。それでいてCPにダメージがないとなれば、担任としては断る理由がない筈だ。
また、杓子定規は結構だが、それに凝り固まっているようでは実力者足り得ない、という理由もあると思う。いくら掃除をしたところで、新風が吹き込まなくては空気は淀む一方なのだから。
先生方が龍園の提案に頭を悩ませたのは事実だが、同時に嬉しくも思った筈だ。『実力者の輩出』に絶対の方法が存在しない以上、色々と試すのはある意味で当然だ。そして、その中にはグレーな方法も含まれる。だからこそ、この学校を『陸の孤島』に仕立て上げている一面があるのは否定しきれまい。
乗り気になった先生たちの監督の下、俺たちは意見を詰めるのであった。
事情聴取回をお送りしました。
長々と書きましたが、必ずしもトレードが叶うとは限りません。一刀たちも、そこに関してはあまり頓着してません。
筆者から読者へ、こういう考えや解釈がある、というのを伝える一方で、一刀たちは学校側へと伝えることで情報の収集を狙っています。
一刀と龍園、桂花的には、時任と池に首輪を着けられれば、取り敢えずはそれでオーケーです。
なお、池と時任に首輪が着くのは確定しています。本文中でも描写した通り、二人にその自覚があるかはさて置き、やってることは普通に犯罪であり、その証拠を易々と掴まれてしまった時点で避けようがありません。
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