「うぅ~ん、つっかれたぁ~。ヤバいねこれは。実際にヤって、初めて桔梗ちゃんの言っていたことが分かったよ」
「うん。みんなが一刀くんのハーレムを許容しているのが、否応なしに分かったよ」
『一刀くん、絶倫すぎ!』
気絶から復活した帆波と千尋は、口々に言ったあと、揃って俺をビシィ! と指差した。
「はっはっはっ。帆波と千尋が可愛いのがいけない。相手が可愛いからこそ、優しく甘やかしてやりたくもなれば、イジメたくもなるのが男ってもんだ。
しかし、帆波も千尋も大したものだと思うぞ。二人とも初回で三穴コンプリートどころか尻穴への奉仕までしてくるし、帆波に至っては胸での奉仕までやってくれたからな。正直、俺のハーレムメンバーの中にもここまでやれる奴はいない。
まあ、だからこそヤバいんだけど……。ぶっちゃけ、二人して自分の負担や限界を度外視してるから、ついついこっちも歯止めが利かなくなってしまった。二人とヤる場合は監視役を置いといた方がいいかもしれないな」
事実である。
帆波の場合、男尊女卑というわけではあるまいが、『上』に立てた相手に対しては、どこまでも『上』に立てようとする気質がある。長年の間、『良い娘』、『良い姉』であろうと努力し、規律やらモラルやらを重視してきた結果だろう。
それも一度は万引きを行ったことで破綻してしまったが、明確に罰されなかったことで、自身で自身をより雁字搦めにしてしまった。
そこに割り込む形で帆波をハーレムに加えることで、『主』と『ハーレムの一員』という明確な上下関係を用意し、新たな鎖で縛りつけた状態にあるのが今の帆波だ。
必然、以前までの鎖とは競合する部分があるので順次外していくわけだが、いきなり全部を外せる筈もないし、全部が全部競合しているわけでもない。
そうして、それらがイイ感じにブレンドされた結果、『プレイには積極的に臨みつつ、俺の望むことならどんなことでも嫌がらず、俺を悦ばせるためならどんなことにも耐え、内容次第では一緒にヤってる相手にもそれを強制させる』という、何とも男をダメにするスタンスが形成されてしまったようだ。
言葉にすると何ともアレだが、『行動的で、規則を守り、守らせる』という点では何も変わっていないのだ。言ってみれば、『優先すべき対象』が変わっただけである。分かりやすく言うと、プレイ中は一般常識よりも俺を優先する、ということだ。
そこに、自罰的なまでの責任感の高さが加われば、自己負担を度外視しても俺に応えようとするのは、何ら不思議なことではない。そして帆波の場合、トランスしてまで応えてきた。言葉にすればそういうことだ。
いくら精神が肉体を凌駕して動こうと、それにも限度があって然りだ。そして、精神が限界を迎えた場合には、必然として肉体はとっくに限界を迎えている。早い話、糸の切れた人形のように、急にベシャリといってしまうのだ。
それを実際に目の当たりにすれば、流石に俺も驚いたものだ。
ついでに言うと、千尋は千尋でそんな帆波に同調していたらしく、帆波がバタリといった瞬間に気絶した。
結果、二重に俺は驚いた。そうなれば、原因について頭を働かせようともする。そうして導き出された推測だった。
千尋の場合、行為の最中に『俺を優先させる』と宣言させて言質は取ったが、それでも根っこはレズビアンだ。一緒に愉しむ女の子がいなくては、心底から楽しめる筈もないのだ。
つまり、『女の子がいれば自分も愉しめる』と『女の子がいないと自分は愉しめない』がブレンドされて『女の子がいる限り自分も愉しめる』という指針になったのだろう。プレイ中においては俺を優先させるが、それはあくまでもこの指針に則った上でのこと。
別の言い方をすれば、『女の子が能動的反応を返してくれる限りにおいては自分が愉しむためにも限界を超えるが、女の子が能動的反応を返してくれないのであれば自分が俺を愉しませる必要もない』ということだ。
千尋は帆波に引き摺られて限界を超えて動き、帆波が気絶したから自分も気絶した。言ってみればそういうことだ。
この推測が正しければ、ハーレムメンバーの中でも単一時間的には長く楽しめるが、その代償に二人の負担は著しく増大してしまうことになる。正直、それは俺としても好ましくない。だからこその案が『監視役の配置』であるわけだが……。
「言いたいことは分かるけど、それってちゃんと機能するの?」
「流石の私も、メンバー以外にヤってるところを見られるのは嫌だよ?」
「そうなると、『監視役』もまたハーレムメンバーってことになるけど、見てるうちに耐えられなくなって参戦してくるんじゃない?」
「まあ、その結果として『監視役』が私たちよりも先に気絶でもすれば、それはそれで歯止めになるかもしれないけど――絶対じゃないよね?」
帆波と千尋から口々にダメ出しをされる。……まあ、実際にどうなるかはやってみないと分からないが、事前段階でこういう危惧があるのは確かである。
「ともあれ。だいぶ汚れちまったからな。バスルームに行こうぜ」
「……で、今度はそっちでも一発ヤるつもりなの?」
「まあ、一発で済むかは分からないけど……」
「いやいや、まさか……」
結果から言えば、バスルームでも愉しみました。
「兎さん、兎さん、ジュニアが大きくなっちゃったから鎮めてほしいな?」
「もう、しょうがないご主人様だにゃぁ~」
「節操無しとはこのことだね……」
『チュパチュパ、レロレロ……』
からの、ズッコンバッコン。……こんな感じである。
なお、バスルームなので衣装は当然脱いでいたが、ウサミミはそのまま着けていたし、二人してアナルセックスを済ませてしまったため、お尻には兎の尻尾を模したアナルプラグを挿し込んであった。そのため、かろうじて『兎さん』と呼べなくはない状態だったのは間違いない。……兎なのに猫の鳴き声なのはこれ如何に?
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
そんな一幕がありつつも、バスルームから出れば揃って気持ちを入れ替えた。メリハリは大事である。二人も最初に着ていた衣服に着替え、当然ながらアナルプラグなんて挿し込んでもいない。
「よお、もう晩飯近い時間だぜ。昼飯も食わずにとは随分とお盛んだったみたいじゃねえか? 鍵もねえから大抵の連中はもう帰っちまったぞ。俺たちの他に今も残ってんのは、鍵持ちとお前のメイドくらいだ」
部屋を出て最初に遭遇した第一村人――ならぬ第一部員は龍園だった。遊戯室でダーツを片手に弄びながらそんなことを言ってくる。
「マジで? そんなに時間が経ってたのか。全然気付かなかった……」
「鍵さえありゃあ、俺も見学しに行ったんだがな。流石に今の状況でテメエの女を寝取る気はねえが、それはそれとして一之瀬がソソル身体つきをしてんのは事実だし、同じ男としちゃあテメエのハッスル振りに興味があんのは否定できねえ」
「相手次第では許可するのも吝かじゃあないんだけどな。メンバーの中には見られることを快感に結び付ける子もいるし、別に本人は見られるのが好きじゃないけど、俺が見せることを望んでる、って事実を快感に置き換える子もいる」
「一刀くんが龍園くんの見学を許可するなら、私もまあ構わないかな」
「帆波ちゃんがいいなら私も構わないよ」
「クハハ……。おいおい、随分と躾けたみてえじゃねえか」
「失礼なことを言うなよ。二人はただ、自分の定めたルールに従っているだけだ」
茶化してくる龍園に対し、俺は毅然と返した。プレイの中で多少の折り合いを求めはしたが、結局はその程度だ。他人がどう思おうと、互いにWinーWinを求めた上の着地点に落ち着いたに過ぎない。
「まあ、それならそれでいいさ。――で、だ、北郷。お前が気功を学んだときはどういう感じだった?」
「どういう感じって言われてもな……。こういうことが判明していて、こういう風に考えられていて、てな説明を受けた上でひたすらに反復練習だ。最初のうちは気の操作すら覚束なかったしな」
「そういうもんか……。チッ、あんま参考にならなかったな。――どうにも、俺の場合はお前と違うようだ。何て言えばいいのか、効率的で効果的な練習方法が最初から分かっている感じだ。俺がダーツをやってんのもそのためだ」
言いながら、龍園はその手のダーツを適当に投げた。少なくとも、俺にはそうとしか見えなかった。とてもじゃないが、狙いを付けていたようには見えない。
だというのに、龍園の投げたダーツは見事に的のど真ん中に刺さっていた。
「今日の話し合いで俺の気功の能力を『支配』とか言ってたが、そのままズバリだったってことだ。俺が習熟すれば習熟するほどに、範囲・対象・効力が強まっていく感じだな。んでもって、一定のレベルに達したら頭ん中に次の目標が浮かび上がる感じだ。……まるでゲームかなんかだぜ。
まあ、役に立つのは事実だから、便利使いはさせてもらうがな」
「便利使いするのはいいが、吞まれるなよ?」
「ハッ、俺を誰だと思ってやがる。俺は『暴君』龍園翔だぜ? 力が俺を吞もうってんなら、逆に俺が力を屈服させてやるよ」
俺の注意喚起に、龍園は嗤って答えた。危ういと言えば危ういが、何とも龍園らしい言葉ではある。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
そうして龍園と別れリビングに戻ってくると、確かに龍園の言う通り、恵、麻耶、真澄、知恵、美雨の姿があった。
「ようやく戻ってきたね。帆波ちゃんと千尋ちゃんは初めてだろうから遠慮してたけど、戻ってくるのがもう少し遅かったら様子を見に行こうかと思ったよ」
「ホントホント。お昼も食べずに数時間ぶっ続けって、一刀はともかく、ハジメテの二人にはキツイっしょ」
「取り敢えず、おにぎりとかサンドイッチとか、簡単に摘まめる物を用意してるからお腹を満たしちゃって」
同時、そんな言葉で出迎えられた。お腹が減ってるのは事実なので、ありがたく頂く。
「言い忘れてたんだけど、ここはあくまでも『部室』って態だから、泊まる場合は外泊届を提出してもらう必要があるからね。基本は事前提出が好ましいけど、急激な天候変化とかもあったりするし、数日以内であれば事後でも構わないから。一応、そのことは覚えておいて?」
知恵もまたサンドイッチを摘まみながら、そんなことを言ってくる。
まあ、言われてみれば尤もな内容だ。基本的には学生寮での宿泊を義務付けられているのだから、そこを逸脱するのなら申請して許可を得る必要はあるだろう。
とはいえ、ここはあくまでも『部室』扱いだから、そこら辺の基準も緩いのだと思われた。
「まあ、堅苦しい話はここまでにして。――ねえねえ、帆波ちゃんも千尋ちゃんも一刀くんとのセックスはどうだった? 気持ち良かった?」
知恵は身体を前に乗り出し、興味津々といった態で二人に問いかけた。
「まあ、そうですね。ハジメテなのに飛ばし過ぎちゃった感はありますけど……」
「私も帆波ちゃんも三穴コンプリートしちゃったしね。口も前も後ろも、一刀くんのオチンチンが入っていない場所はないよ」
「二穴の同時挿しはね……。オマンコにバイブを入れられて放置されたときもイきまくっちゃったけど、それの比じゃないほどの快感だったね!」
「一刀くんのお尻の穴も舐めちゃったしね」
「まあ、それを言ったら、私たちも互いに舐めてるし、一刀くんにも舐められてるけど……」
知恵の問いに、二人はあっけらかんとした態度で答える。
内容が内容だけに誰もがドン引きする――かと思ったが、この場の面子的にそんなことはなかった。
「あ~、オモチャ攻めはねぇ~。でも、バイブだけな分、まだマシじゃない?
二回目だったけど私が一刀くんとヤったときは、浣腸された挙句にアナルプラグで栓をされて、両胸にローター装備のオマンコにバイブを挿した上で、フェラチオだけでの射精と精飲を強制されたよ。まあ、私自身も合意した上での行為だったけど」
「う~ん、プレイ内容じゃ負けてるなぁ~。これじゃあご主人様のペットとしての立場が……。
あ! でもでも、私と恵ちゃんは一刀くんのザーメン弁当を御馳走になったよ! まあ、私の方からおねだりしたんだけど!」
「それを言ったら、私なんか初体験がイラマチオからの強制飲尿だったんだけど。その後はバックでガンガンと突かれながらお尻が真っ赤になるまで叩かれたし。
あとは、そのときじゃないけど、お兄ちゃんのものだって証を書いてもらったし」
「書いてもらった? え、『チョーカー』だけじゃないの?」
「うん、オマンコのところに『一刀専用』って書いてくれた」
「え!? ちょっと羨ましいんだけど!? 見せて見せて!」
などと一部の面々は非常に盛り上がっていた。
改めて内容を口にされると、自分でやったことながら何という業の深さかを思い知らされる。……後悔はないけどな!
「ねえ一刀。あたしって本当にヨゴレちゃったんだね。話には加わりたくないのに、内容が理解できちゃうよ」
そんな中、恵は俺にもたれかかって悲し気に呟いた。……まあ恵の場合、イジメの後遺症で反応しちゃうだけで、基本的な性癖はノーマルだもんな。
「大丈夫。恵は全然ヨゴレてなんかいないよ。可愛い俺の女の子だ」
俺は恵の頭を撫でながら彼女を慰めた。
「ところで美雨、神崎はどうだった?」
「途中でお知り合いと思しき女子の方と合流されたみたいでしたので、尾行はそこで切り上げてきました。女子の方はだいぶ心配そうに声をかけていらしたので、大丈夫だとは思いますが……」
「ふむ。あの神崎の様子を踏まえるとな。良識の持ち主ならば心配して声をかけても不思議はない。そういうことなら、その判断は正解だろう。……ありがとう美雨、よくやってくれた」
俺はご褒美に恵同様に美雨の頭を撫でながらキスをした。そのうち、日頃の感謝をこめて、より情熱的に美雨を愛そうと決める。それが『ハーレムの主』としての責務でもある。
そんな風に、『主』としての立場に思考が寄っていたからか。俺はこの場の面子を見ていて、ふと気になったことがあった。
「なあ、帆波? 帆波は母子家庭ってことだけど、お父さんはどうしたんだ? 不躾だけど、やっぱり亡くなっちゃったのか?」
「お父さん? それが私も分からないんだよねぇ~。私自身にお父さんの記憶はないし、お母さんからも『亡くなった』とは言われてないしから、生きてるとは思うんだけど……。
正直、お母さんほどの器量良しなら、再婚しようと思えばできると思うんだ。それをしないのは、やっぱりお父さんに操を立ててるからじゃないか? って考えちゃって。一度そういう風に考えちゃうと、もしお父さんが生きてるんだとしても、なかなか恨もうって気にはなれないんだよねぇ~。
ところで、それがどうかしたの?」
「いや、ここ最近『事実は小説より奇なり』なことが続いていたからな……。偶然が馬鹿にできないと言うか、もしやと思ったことが事実だったと言うか……」
「あ~、まあ、そう言われると分からなくはないかな……。ハーレムメンバーの中に特殊なのが集まってたり、神崎くんと龍園くんも気功が使えるようになったしね……」
俺の言葉に、その場の全員が同意を示した。
「お前たちを見てたら、ふと昼ドラ的展開が思いついてな。もしそれが事実だったらどうしようかと……」
「率直に言って?」
「帆波と真澄の異母姉妹説が思い浮かんだんだ。……帆波は父親がいないけど、母親に十分な愛情を与えられて育った。真澄は結構な名家の生まれらしいけど、親に必要とされずに育った。
名家ってことは普通に政略結婚とかありそうだろ? また、帆波の人柄を見れば、普通に母親のそれにも想像はつく。
これらが昼ドラ風に結び付くと、真澄は望まない本妻との間に生まれた、当主にとって不要な娘。帆波は愛する妾との間に生まれた、当主から望まれた娘。たぶん、帆波のお母さんは相手の事情を深くは知らなかった説が濃厚。
当主と妾は互いに想い合い、誕生日的に最初に帆波が生まれちゃったもんだから家庭内騒動が勃発し、娘共々件の妾は追いやられた。それでも、相手が事情を深く知らなかったこともあり会うことだけは許されてたし、そうこうしてる内に本妻との間に真澄という娘も生まれた。
取り敢えずはこれにて一件落着かと思いきや、再び当主が件の妾との間に娘をこさえやがったとなれば、当主の周りが怒り狂うのも不思議じゃない。結果として、妾と娘は今度こそ当主とは完全に引き剥がされ、それに怒った当主は、抗議を兼ねて本妻との間にできた娘を不要なものとして扱った。
所詮は愛情の無い政略結婚。当主が娘をそんな風に扱うのであれば、当てが外れた本妻の方も娘を不要なものとして扱っても不思議はない。
妾は当主と引き剥がされる際に、贅沢さえしなければ一人でも当分は二人の娘を育てるに不足のない金額を渡された。結果、妾は当主と会えないことに理解と納得を示しつつも未だ当主を想っている。
なんか、昼ドラとしてはありそうな展開じゃないか?」
なお、敢えて言葉にはしなかったが、帆波と真澄には『万引き』という共通項もあったりする。
「……笑えない。今までの流れを見てると、その想像は決して笑えないよ一刀くん」
俺の推測に、知恵は痛そうに頭を押さえながら零し、それ以外も揃って引き攣った笑みを返すのであった。
「お姉ちゃん?」
「妹が増えた?」
なお、両者共に竿姉妹ということもあってか、これを機に真澄と帆波も急接近することになるのであった。
気功の習熟・習得に関しても人によって千差万別であり、龍園は『スキルツリーシステム』が適用されているイメージです。
人によっては『サガシリーズ』的な『閃きシステム』が適用されていたりもします。
女子会ならぬアブノーマル集団の会が開催されました。
結果、嬉々として不幸自慢ならぬアブノーマルプレイに話を咲かせました。
最後の『帆波と真澄異母姉妹説』は、原作を読んだ時点で想像していたことです。
『よう実』は家庭事情に関して明かされていない部分が多いので、だからこそ想像や妄想が捗ります。
真澄が『良いところのお嬢さん』というのは本作の独自設定ですが、以前にも書いた通り『万引きに手慣れているのにAクラス』、『誰からも必要とされなかった』という点を鑑みると、そのように解釈できる余地はあります。
そこに、ある意味で『高校生活にあるまじきドロドロぶり』という『よう実』要素――正確には衣笠先生的要素を加えると、こんな展開もありじゃないかと思いました。
ぶっちゃけ、母子家庭で娘二人を育てるのって相当な苦労の筈です。
以前とは違い、今では携帯だって子供には半ば必須になってますし、年々物価だって上がってますので、その点でも日々の出費は嵩みます。
結局、作中で帆波の母親は無理が祟って倒れたことが描写されてますが、それだって帆波が中三の時です。普通に考えれば、もっと早くに倒れていても不思議ではありません。
それを遅らせたのが何かとなれば、普通に考えれば『金銭的余裕』しかないでしょう。
父親の遺産という可能性もありますが、それならそれで帆波の母親が再婚していない理由が気掛かりです。
母子家庭という不利を乗り越え、優秀な成績を示し、生徒会長にも就任。これらの事実だけで、帆波の評判は上々な筈です。良くも悪くも『青田買い』を狙って再婚を持ちかける人物だっていたと思います。
ただ、一之瀬家にはそれを撥ね退ける要素がありました。それこそが、そんじょそこらの有力者では太刀打ちできない『名家』との契約です。
追い出しはしたものの、帆波に家の血が流れているのは事実なわけですから、万が一の『保険』として目を光らせるくらいはするでしょう。
実際、『名家』としての『立場』を優先した結果、当主の反発が凄まじいことになってしまったのが作中の状況です。
とまあ、そんな感じに妄想が膨らんだ結果、『帆波と真澄異母姉妹説』は生まれました。
帆波と真澄には、万引き以外にも『頼られると弱い』という共通項もあります。
まあ、その大部分は環境がそうさせたのだとは思いますが、遺伝的要素が皆無とは言えませんので。
とはいえ、長々と書きましたが、実際に作中で適用されるかは分かりません。
妄想を膨らませれば、こういう突飛な解釈もできる、というのを書きたかっただけです。
妄想ではありますが、一応は原作で描写されている要素に従っていると思います。
感想・評価お願いします。