「ああ、ちょっと待ちなさい。私も混ざるわ」
いざ、というところで、そう声を上げたのは鈴音だった。
「見たところ、彼女は武道の心得があるみたいだし、性交渉の経験もないみたいだし、言葉ではともかく感情面では納得しきれたわけではなさそうだし、咄嗟にコブシや蹴りを繰り出されない保証はないわよ?」
そして、そのまま理由を続ける。
そう言われれば、確かに澪には武道の動きが垣間見える。それを繰り出された場合、三人では太刀打ちできないだろう。
「あ~、それもそうだな。姫野と白波に怪我をされるのも困るし、護衛兼監視として私も出るか。星、お前も出ろ」
「やれやれ、仕方ありませんな」
鈴音の言葉を引き金に、白蓮と星も立ち上がる。
流石にこの三人の監視下では澪も暴挙には出られないだろう。まず間違いなく、初動は星が潰す。それだけの力量差が、二人の間には存在する。
なお、今更だがこの場の全員は水着姿である。海辺・砂浜でのセックスとなれば、体操着よりはその方が便利だからだ。
星明りや月明りで視界が利くとはいえ、昼以上に見通せるわけではないので、誰かがやって来たとしても咄嗟に誤魔化しやすい利点もある。極論、汚れていようと海中に入れてしまえばいいのだから。
肝心の部分を目撃されなければ、どれも声であることに違いがない以上、遠方で聞いただけで嬌声・歓声・悲鳴の区別を付けられる筈もない。そんなことができるとしたら、その道のプロだけだろう。
体操着で海の中にいれば疑問を覚えられてもおかしくないが、水着で海中や海辺にいたところで何の不思議もない。
そう考えると、この特別合宿は青姦を行うのに絶好の機会とも言える。
遠方からでは見えづらかろうと、近場でならそんなこともない。俺たちの眼前では今まさに、反撃を封じられた澪に対する複数がかりでのレズプレイが繰り広げられようとしていた。
「取り敢えず、観客に胸が見えるように上の方ははだけましょうか」
水着と言っても、基本的には学校指定のスク水だ。その分、外すのが面倒といえば面倒だが、胸元をはだける分にはそれほどでもない。肩紐から腕を外してずり下げればいいだけなのだから。このとき、完全に下げ切らないのが、第三者が現れた際に上手く誤魔化すコツと言えるだろう。
肩紐に手を掛けられたためだろう。咄嗟に反撃を繰り出そうとした澪だったが、鈴音も鈴音で武道の経験はある。警戒している状態ならば、防ぐなり躱すなりするのは容易い。
「まったく、手癖が悪いわね。売り文句とはいえ、一度口に出したんだったら、素直に受け入れなさいよ。
第一、こっちだっていきなり挿入されるのはそちらが苦しいだろうという配慮からやってるのよ? ……ああ、そうね。一度現物を見せた方が早いかもしれないわね。カズピー、キヨポン、一度、そのご立派様を彼女に見せてあげなさい」
「そう言われても――」
「――まだ勃ってないぞ」
鈴音の言葉に、俺と清隆は顔を見合わせて頷いた。
それも当然。まだ勃起するような状況を目にしてはいない。期待感だけで屹立する場合もあるが、そう至るだけの要因が必要不可欠なのだ。
「……仕方ないわね。千尋さんと真鍋さんと姫野さんは、伊吹さんを攻める前に、まず三人のを勃たせてあげなさい。神崎くんのサイズは知らないけれど、カズピーとキヨポンのサイズを目の当たりにすれば、ヘタな反抗心は抱けなくなるでしょうから」
いつの間にかこの場を仕切っていた鈴音が、攻め手である三人の女子へと指示を出した。
「ふむ、一理あるか。……志保、命令は変更だ。伊吹を攻める前に、まずはフェラでオレのを勃たせろ」
「千尋もよろしく」
「『じゃあ、ユキも頼む』。最初は無理せず手でもいい」
神崎の奴、巧妙に気功を使い分けてやがる。その証拠に、最初のセリフには気を込めていたが、後の方には気を込めていない。姫野さんの判断に任されるとはいえ、これではどうしたって最初の方に重きを置くだろう。優しさを示しているようで、その実はフェラへと誘導しているのだ。
「いーよ、別に。どうせ抱かれるんだし、結局は遅かれ早かれだ。ただ、初めてなことに違いはないから、ヘタでも文句は言うなよ?」
結果、物の見事に姫野さんはフェラを行うことを選択した。
「りょうか~い」
「はぁ……。仕方ないですか……」
三者三様の態度で、それぞれがフェラへと取り掛かる。
「まさか、キスより先にフェラをすることになるとは……」
「先にキスをしたいか?」
「そっちこそどうなの? フェラした唇とはキスできない?」
「いや、そんなことはない」
「だったらこっちも構わないよ。……ん、ちゅ❤ ちゅ❤ ちゅ❤」
そんなやり取りのあと、ユキは神崎のジュニアへキスを仕掛けた。それも、場所を変えて何度もだ。それに伴い、神崎のジュニアも徐々に大きくなっていく。経験がない割には見事なものだ。
千尋は言わずもがな。志保も経験があるのだろう。そもそもにして、射精ではなく勃たせることを目的にしている以上、それほど難易度は高くない。
こういう状況では、ついつい彼我の戦力差を確認してしまうのが男のサガというものか。俺たちは自然とそれぞれのモノを確認していた。
「へぇ~、神崎のも結構立派なものだな」
「俺も自信があったんだがな。どうやら、お前たちには及ばないようだ」
「だが、それとてほんの僅かな差でしかないだろう」
その言葉通り、神崎のジュニアは俺と清隆には及ばずとも十分に立派なモノであった。
「さて、どうかしら伊吹さん? あなたは、この御立派なモノを、三本同時に受け入れるのよ。受け入れなくてはならないのよ。何故なら、他ならぬあなたがそう言ってしまったんだから。
これを見ても、まだ前以て濡らしておくのを拒むのかしら? まあ、それならそれで構わないわよ。所詮は他人事だしね。元よりあなたが希望したのは『レイプ風』なんだし、むしろイキナリ突き込まれるのが正しい在り方というものでしょう。
ただ、それではあなたが苦しかろう、とキヨポンが温情を示し、それにカズピーと神崎くんも同意したに過ぎないのだから。
さあ、これが最終確認よ。あなたは、今の満足に濡れていない状況で、あのサイズのモノを三本同時に受け入れる余裕と覚悟があるのかしら?」
責める! 責める! 鈴音はその弁舌で以て、澪の心を責め立てている!
倫理の是非をさて置けば、鈴音の言うことは間違っていない。
「……な」
「ああ。それとも、いらぬ気遣いだったかしら? それもそうよね。だってあなた、龍園くんをリーダーだと認めているにも拘らず、その指示にもいちいち反発しているようだし。最初から負けを認めるなんてこと、できる筈もないわよね。事前に濡らすってことは、敗北宣言にも等しいのだし」
そして、澪が何事かを言うべく口を開いたその瞬間、鈴音は掌を返したように前言を翻した。
今までのやり取りから、澪に相応の反骨心があるのは明らかだ。そんな相手に、まるで慮るように訴え、その上で挑発すれば、十中八九乗る。負けず嫌いだからこそ、そして反射的なタイプだからこそ、乗らずにはいられない。
「ったり前だ! 確かにサイズが想像以上に大きかったのは認めるけど、やる前から負けを認めてたまるか!」
そして、実際に澪は乗った。乗ってしまった。……鈴音、恐ろしい子! これが狙いだったのか!?
それを証明するかの如く、鈴音の唇は弧を描き、実にサディスティックな表情を浮かべている。さながら、『計画通り!』とでも言わんばかりだ。
正直、鈴音がこんな真似をするとは、俺としても想定外である。
「……だ、そうよ。他ならぬ本人がこう言っているんだし、カズピーもキヨポンも神崎くんも、遠慮なく入れちゃいなさいな」
そして、クルリと俺たちの方へ向き直り、そんなことを言ってくる。
「ああ、カズピーは気功を使うの禁止ね」
「は? いや、それは……」
「カズピーのそれは間違いなく優しさではあるのだけど、同時に、相手を高確率で堕としてしまうことになるわ。果たして、負けず嫌いの彼女が問答無用で堕とされることを望むかしら?」
「そう言われると……」
否定はできなかった。状況や相手次第では一々そんなのを斟酌してはいられないが、今はそういうわけではない。
「もう一つ言うのなら、結果的には『快楽に沈んでしまう』のだとしても、それは一面的な結果でしかなく、過程次第で他の部分は変わってくるのよ。
伊吹さんの負けず嫌いは必ずしも悪いことではないのだけど、彼女はそれを露わにし過ぎている。出していい状況、出していい相手、そういうのを見極めて実行できるようにならないと、後々もっと悲惨な目に遭いかねないわ。
それを思えば、彼女は一度徹底的に痛い目に遭った方が良いと思うのよ。あなたたちが相手であることを不幸中の幸いとして、今回のは勉強代とするわけね」
それもまた否定はできない。言ってしまえば、今の状況は澪の負けず嫌いが悪い方に作用してしまった結果だ。しかも、それを短期間のうちに繰り返してしまっている。端的に言って『学習していない』ということであり、それを矯正しようとすれば生半な方法では不可能だろう。
「ただ、一言に『負けず嫌い』と言っても、根深いのは相当に根深いから、一度で済まない可能性も否定はできないけどね。その場合は……まあ、輪姦専用の共有財産にでもしてしまえばいいのではないかしら? 正直、私としても攻め手側でなら興味がないわけでないし……」
おい、それが本音だろう。いや、他のも間違いなく本音だろうが、比重としてはそれが一番重い筈だ。
「更に言うと、カズピーの場合、今後新しい相手とするときは可能な限り気功は使わずに済ますべきよ。気功に頼りきりになってしまえば、カズピーの技量が落ちることにもなりかねないのだし。その点でも、気功は最終手段とするべきではないかしら? いえまあ、時と状況にもよるのでしょうけど……」
かと思えば、俺へのダメ出しも追加された。
だが、技量云々を言われたら、それもまた否定はできなかった。確かに、ここ最近のプレイを思い返すと割かし単調だった気がしなくもない。そこに、どうせ気功で快感を与えられるんだから、という甘えがなかったとは断言できない。
「忠言ありがとう、鈴音。君の言うことは確かに尤もと言えば尤もだ。たとえ濡れていなくとも、その準備が万全に整っていなくとも、澪のことを思えば、俺たちは心を鬼にして攻めるべきなのだろう。……いいな、清隆、神崎」
「分かった」
「已むを得んか」
こうして状況は一転し、俺たちは前戯無しで澪へ仕掛けることになったのだった。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
「まあ、そういうことになったから、諦めて受け入れてくれ」
「そう言われて素直に受け入れられるか!」
俺の言葉に、澪は蹴りを繰り出してきた。狙いは――神崎!? まさか、発言者である俺ではなく神崎に狙いを付けるとは!?
「あまり、甘く見ないでもらいたいのだがな」
しかし、神崎は悠々と澪の攻撃を捌き、逆に彼女の動きを封じ込めた。
「確かに、今の俺が北郷と綾小路に力量で劣っているのは事実だが、だからといって、弱い、などと思われるのは心外だな。世の中、成功し続ける家系にはそれだけの要因があるものだし、狙われない理由もない。自衛能力を鍛えるのはある意味で当然だ。まあうちの場合は、元から家伝の武術を学ぶことが義務付けられているんだがな……。
披露する機会もないから錆び付いていたことは否めないが、幸か不幸か軍神ブートキャンプで錆び落としは十分に行われた。……だからそう、敢えて言うならタイミングが悪かったな。
そして俺は、牙を向けられて、それでも優しく接してやれるほど人間ができてはいないんだ。……だから、悪く思うなよ、伊吹。これは君の選択の結果だ」
クルリと、華麗にして流麗な仕草で澪の身体を反転させた神崎は、その口にジュニアを突き入れた。そして、噛まれないようにだろう。彼女の顔をガッシリと抑え込んでいる。
だが、これでも、神崎の『容赦のなさ』の一部でしかないのだ。
ピストンを行い喉奥を突くのは、される側にとっては確かに苦痛だろう。その一方で、ああやって動かれないのも、それはそれで苦痛に違いない。否応なく舌を絡めなければならないからだ。
「……おい。俺ばかりにさせてないで、早くお前たちも参戦しないか。これじゃあ、相対的に見て俺ばかりが悪く思われてしまうだろう?」
「ああ、悪い。驚きの余り、呆気に取られてしまった」
「体勢的には、オレが下になった方がよさそうだな」
三本挿しを行うとなれば、どうやったってその体勢は限られる。そして、ただでさえ選択肢が限られている中から現状を思えば、尚更に取れる選択肢は限られる。
清隆は、神崎の股下に頭を通して横になった。必然として、清隆に見えるのは神崎の背中だけとなる。
そのため、俺と神崎で挿入を手助けする。ゆっくり、ゆっくりと、澪のオマンコと清隆のジュニアの位置を合わせていく。
「オーケー、入れるぞ~」
「ちょっと待て、その前に一度抜く」
「プハッ! ケホッ……コホッ……。はぁっ……はぁっ……。あっ!? くうっ!?」
神崎が澪の口からジュニアを抜いた。挿入のショックで噛まれないようにするためだろう。いくら押さえているといっても、絶対ではないからな。噛まれる可能性は捨てきれない。
直後に澪はえずき、荒く呼吸をする。そんな彼女のオマンコへ、清隆のジュニアを埋めていく。――いや、言い方が逆か? 清隆のジュニアを、彼女のオマンコに受け入れさせていく。こう言った方が正しいだろうか?
清隆のサイズに、濡れていないことを鑑みれば、膣内の抵抗は余計に厳しいだろう。いつぞや桔梗が鈴音にしたように、体重をかけて一気に挿入することなどできはしない。やってやれなくはないが、清隆と澪の双方にとって得はない。ならば、わざわざそんなことをする必要もない。
だが、澪の声に嬌声が混じり始めた。何かと思えば、口からジュニアを引き抜いて手持無沙汰になった神崎が、彼女の水着をはだけてその胸を弄っていた。
「なずなに比べると小さいが、これはこれで面白い」
などという感想を語っているが、それにより澪が感じ始めたのも事実だ。
ぶっちゃけ、俺も早く挿入したい。こういうとき、サイズが大きいのは不便だな。
俺がそんなことを思っていると――
「これだけ濡れてれば十分でしょう」
近くにやって来た鈴音が、明らかに愛液の分泌が足りていない澪の秘所を見てそんなことを宣った。そして、直後には体重をかけて清隆のジュニアへと一気に押し込んだ。
「あがっ!?」
「ほら、次はカズピーよ。早く後ろの穴も埋めちゃって」
「いや、しかし……」
「大丈夫よ。伊吹さんも鍛えているようだし、女性の身体はその程度では壊れないから。同じ女性である私が断言するわ。
ヤってればそのうちに濡れてくるんだし、そもそもが『レイプ風』である以上、そうする方が正しいのよ。分かったらほら、Hurry、Hurry!」
鈴音に急かされる形で澪のアナルにジュニアを埋めていくが、やはりキツイ。強制的に快感を与えているわけでもないので、無理もしづらい。
「ほら、伊吹さんも。受け身なだけだとつらいだけよ。少しでも楽になりたければ、自分から動かないと」
そんな中、鈴音は澪にも言葉を向ける。
「アンタ、堀北だっけ? 上から目線で偉そうに……」
「まあ、どう受け取るのも自由だけどね。キヨポンのもカズピーと遜色ない大きさだから、相手に主導権を握られるよりは自分から気持ちよくなれる場所に当てに行った方がいい、という経験則からの助言よ。
あとはまあ、これも考え方の一つではあるのだけれど……。この状況になってしまった以上、それは間違いなくあなたの負けよ。ただ、決定的な負けじゃない。あなたがダウンする前にあの三人をイかせることができれば、逆にあなたの勝ちでもある。だって、あなたは『人数差』という不利を背負っているのだもの。――さて、あなたはどう思い、どう行動するのかしら?」
「…………」
クスクスと鈴音は嗤う。
澪は無言のままだったが、鈴音の言葉に頷ける部分があったのだろう。ぎこちないながらも自分から動き出した。
また、俺のジュニアという異物の挿入に伴い、腸液が分泌され始めたようだ。徐々に抵抗感が薄まっていく。
そして、澪の動きはより能動的になっていく。
「おめでとう。前だけでなく後ろの穴も完全に埋まったわね。私は男だとカズピーとしかヤったことがないし、アナルプレイの経験もないから、カズピーとキヨポンのを両方の穴に受け入れてみせたのは素直に凄いことだと思うわ。
ただ、もう一つ――神崎くんのが残っているのも事実だし、このままそちらも受け入れてしまいましょうか。そんなわけで、神崎くんもどうぞ」
「俺が言えることでもないと思うが……堀北、お前は鬼だな」
などと言いつつ、神崎は再びそのジュニアを澪の口内に侵入させた。
この瞬間、澪は確かにその身で三本の肉棒を受け入れたのだ。
「凄いですね。これはまさに『偉業』と言っても差し支えはないかもしれません」
「ある意味、かつて私が受けたイジメ以上に悲惨な目に遭ってる筈なのに、なんでだろう? 心配よりも尊敬の念の方が浮いてくる」
見学している外野からも、澪に対する称賛の声が上がる。
「澪さん、澪さん、私のオマンコも弄ってください! オアズケ食らっちゃって我慢ができません!」
「はあ!? アンタ何を――って、コラ!」
更には千尋まで乱入し、澪の片手を己の秘所へと導いた。……まあ、千尋は、うん。
神崎のジュニアから口を離して澪が叫んだが、千尋は聞く耳を持っていない。澪に弄ってもらっているのか、千尋が澪の手を使っているのか、どちらか判断が付かないほどに千尋は昂っている。
「勝手に口を離さないでくれ」
「ん゛むっ!?」
その一方、勝手に離された神崎が、そのジュニアを勢いよく澪の喉奥に叩き付けていた。
「千尋さんって、素直で可愛いわよね」
言いつつ、鈴音が千尋へキスを仕掛けた。そればかりか、胸まで弄っている。途端、千尋は恍惚の表情を浮かべた。
「志保、お前も来い。視界に入るのが神崎の背中では、ムスコの気持ちよさも半減だ。舐めてやるからオレの顔に座れ」
「わ、分かった」
そして、清隆も志保を呼び寄せた。顔に跨らせてクンニを始めるようだ。
もはやしっちゃかめっちゃかだが、これはこれでいいものだ。全員が性に積極的になっている証でもあるからだ。澪の動きも激しさを増している。
「は、はは……。実際にヤってみれば、この程度、なんてことは……」
とはいえ、そんな強がりを零すのは頂けない。相も変わらず、学習が足りていないようだ。
俺は無言のままにジュニアを動かし、アナル内で澪の気持ちいい部分を探った。腸液の分泌により抵抗が減っているとはいえ、キツイものはキツイ。中々スムーズにはいかないが、それがいい。
そしてまた、勝手に口を離したことにより、神崎からジュニアを喉奥に叩き込まれていた。……懲りないというよりは、わざとやってるんじゃないか? という気持ちにすらなってくる。
清隆も清隆で、澪の感じるところを攻めているようだ。この短時間で、随分と蜜が分泌されている。
「ひうぅっ!? もうダメですぅ~~❤」
そして、真っ先に盛大な絶頂を果たしたのは千尋だった。
「あら、イっちゃった……。――って、きゃっ!?」
千尋を抱き支える鈴音だったが、次の瞬間には小さな悲鳴を零していた。
見やれば、千尋を手マンしていた澪の手が、今度は鈴音の秘所を責め立てている。いや、よく見ると秘所だけではなく、その指はアナルにも侵入を果たしていた。
俺や桔梗を相手にそこそこの性経験を積んでいる鈴音だが、さっき自分で言っていた通りアナルの経験はない。だからこそ、アナルを攻められれば上手く対処できなくても仕方がない一面はある。
もしかしたら、千尋をイかせたことが、ある意味で澪の自信に繋がったのかもしれない。そして、それが急成長の要因になったのか、澪の動きはこの短時間で巧妙さを増していた。
「くおっ!? もう、耐えられん!」
結果、程なくして神崎が射精に導かれた。口内射精を選ばなかったのは神崎の優しさか。勢いよく放出された精液が、澪の身体を白濁液で染める。
やろうと思えば続行もできただろうが、この場における神崎の本命はユキである。それを考慮した結果か、神崎は素直にその場を退いた。そして、見学に回っていたユキの許へと向かう。
「ユキ、口で掃除してくれるか?」
「え~、まあ、仕方ないか……」
気功を用いぬ神崎のその頼みに、ユキは肯定を返した。そのまま、隣近所からのアドバイスを受けながら掃除に取り掛かったのが見えた。
「真鍋ぇ~、アンタも邪魔!」
神崎が去ったことで口を自由に使えるようになった澪は、自分に背を向けて清隆からクンニを受けている志保へと攻めかかった。耳たぶを舐め、甘噛みする。
清隆のクンニにより性感が高まっていたのだろう。そこに不意打ちを受けた志保はアッサリと絶頂した。
「はぁ……はぁ……残り……三人」
息も絶え絶えといった様子で澪は呟くが、その闘志には些かの翳りも見られない。
「悪いけど、やられっぱなしで黙ってられないのは私もなのよ!」
そう言って、鈴音は自分を攻めていた澪の手を引き剥がした。どうやら、千尋は星に預けたようだ。
そして、千尋というお荷物がなくなれば、鈴音の自由度が上がるのは道理である。
鈴音は澪に攻めかかり、澪もまた受けて立つ。キス合戦の傍らで、互いが互いの胸を攻め立てている。何とも素晴らしいレズシーンだ。
黙って観戦していたくもあるが、弱点を攻めるのは勝負の鉄則だ。そして、今行っているのはルールの定まった試合ではない。俺は容赦なくジュニアを動かし、澪の腸内を刺激する。
俺がジュニアを動かしたのを清隆も察したのだろう。俺に応えるように、清隆もまたジュニアを動かした。
ただでさえ弱まっている状況でそこまでされては、澪が劣勢に立たされるのは道理である。
「ほら、イきそうなんでしょう? イっちゃうんでしょう? イきなさいよ!」
唇を離した鈴音は、そう言って澪の両乳首を抓りあげた。
「イッ~~~~~❤ ク……ソ……」
「うおっ!?」
「ぐおっ!?」
限界だったのだろう。次の瞬間、澪は盛大に絶頂し、そのまま気を失った。
そして、それに伴う収縮は、俺と清隆のジュニアへも多大な影響を及ぼした。すなわち、連続射精である。
「伊吹さん。……恐ろしい人だったわ」
「ああ。まさかここまで追い詰められるとは……」
「到底、勝ったとは言えん状況だな……」
俺たちは意識を保っており、澪は気を失っている。その点で言えば、こちらの勝利であることに違いはない。
だが心情的には、とても勝ったとは思えなかった。
俺たちの心には、敗北感が残されるのだった。
異常の中にいれば、いつの間にか異常が『通常』となっているものです。
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