「リベンジだ! 私は負けっぱなしってのは我慢ならないんだよ!」
俺、清隆、神崎、鈴音に対し、ズビシ! と指を突き付けながら、澪がそう言った。
まあ、その気持ちは分からないでもない。俺としては勝った気など微塵もないが、澪が先に気絶してしまったことは事実である。その一面を以て、彼女が自身の敗北と認識していてもおかしくはない。
しかし、或いは忌避感を抱くかとも思っていたが、自分からこんなことを言ってきた以上、そうはなっていないようで何よりである。
であるならば、俺が答えるべき言葉は一つしかない。
「いいだろう! その挑戦、受けて立つ!」
俺もまた、ポージングを決めて澪に応えた。
「オレも構わん」
端的に言いつつ、清隆もポーズを決め。
「これ、俺もやる流れか? ――負けというのなら、昨日は男の中で俺だけが先にイかされてしまったのも事実だからな。それを思えば、俺にとってもリベンジだ」
そして、神崎もまたポーズを決めた。
自然、俺たち三人の――いや、この場にいる、鈴音を除く視線が鈴音へと注がれる。否応なしに期待感を伴って。
「はぁ、分かったわよ。やればいいんでしょ、やれば! ――きなさい! 今日も返り討ちにしてあげるわ!」
溜息を吐き、キレ気味に叫んだ鈴音は、それでもポーズを決めて応えてくれた。
それを見て、間違いなく鈴音の協調性は上がってきていることを実感した。入学当初の鈴音なら、間違ってもこんなことはやらないだろう。
その脇で、期待に目を光らせながら、私は? 私は? と自分を指差して必死にアピールするレズビアンが一人。……言うまでもないが、千尋である。
「あ~、白波だっけ? 悪いけどアンタはなしで。正直、ただでさえ私の方が不利なのに、そこにアンタまで加わっちゃったら、私の負けは確定的に明らかだし。同じ理由で真壁も却下」
しかし、現実は無情である。澪は素気無く千尋の参戦を却下した。ついでに志保に関しても。
まあ、そこに関しては道理である。また、千尋と志保が澪より先にイってしまったのも事実であるため、リベンジ対象に含まれなくても不思議はない。
神崎の場合、あくまでも『男三人』という枠で捉えられているからだろう。おそらく、澪にとっての勝利条件は、俺たち三人+鈴音を相手にし、その上で自分が最後まで残っていることなのだ。……何ともまあ、難易度の高い勝利条件である。
「そんな!? ……あ! じゃあじゃあ、私、澪さんにつきます! それで鈴音さんの相手をします!」
打ちひしがれる千尋だったが、生粋のレズビアンはすぐさま復活した。
澪の相手ができないんなら、鈴音の相手をすればいいじゃない。そんな理屈である。
「……確かに、それはそれで面白いかも」
現実にそんな真似をされるのは勘弁だが、『プレイの一環』として捉えるならその限りでもない。
「鈴音はどう? 俺たちの前哨戦として千尋とレズプレイをするのは?」
「別に構わないわよ。それがカズピーへのアピールになるのも間違いないし。千尋さんを淫らに喘がせることで、桔梗さんよりも私の方がデキるってことを見せてあげるわ」
俺の問いかけに対し、鈴音は肯定の返事を寄越した。……が、そこで終えておけばいいものを、勝ち誇った笑みを浮かべて桔梗を挑発する始末である。
俺のハーレムに序列は存在しないが、個人的に競い合うことまでを禁止してはいない。それもまた実力の向上に繋がるからだ。
そして、桔梗と鈴音の関係は、本人たちがどう思ってるかはともかく、周りから見れば『喧嘩ップル』そのものである。実際、俺へのアピールの一環としてレズプレイをすることもあるが、肝心の俺を置いてけぼりにして行為に没頭することもしばしばなのだから。
だからまあ、鈴音が桔梗を挑発するのも、おかしくないと言えばおかしくないのだ。
「ふ~ん? それは聞き捨てならないなぁ。誰が誰よりデキるって? 私の耳が遠くなっちゃったのかなぁ? ――いいよ。その挑発に乗ってあげる。私も参戦するよ。そして、私の方が上手に千尋ちゃんを喘がせられることを教えてあげるよ」
相手が鈴音であるからか、その挑発に乗るのが桔梗である。
「鈴音さんだけじゃなく、桔梗ちゃんまで!? 凄い! 感動! 燃える!」
それを見て、相手が増えたにも拘らず、喜び倒すレズビアン。
この時点で、俺はどんな展開になるのか、それとなく予想がついてしまうのであった。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
そうして始まった前哨戦だが、目下のところは互角の様相を呈していた。いやまあ、イかせた回数だけならば圧倒的に千尋の負けなのだが、それでも気絶していない以上、勝負は継続している。
「おかしくね? 昨日の白波って割とアッサリ気絶してたよな? 見てるだけでも、昨日以上にイってることは明らかだぞ。なのに、何で起きていられるんだよ?」
「確かに不思議だ。昨日のを見た限りだと、白波の場合、レズだからこそ喜びが勝ってアッサリと気絶するものだと思っていたが……」
観戦席に座るユキが感想を零し、神崎がそれに同意する。
他にも頷いている者が多いし、実際に相対している桔梗と鈴音も怪訝そうな表情を浮かべている。訳知り顔なのは、俺の他には帆波だけだ。
「あ~、そう思っちゃうのは無理もないけど、それは神崎くんの勘違いだね」
「勘違い?」
「うん、そう。確かに千尋ちゃんは経験不足だから技量も低いし、イかせ合いとかになると敗北濃厚なのは否定しないよ。
ただね。神崎くんも言った通り、千尋ちゃんはレズビアンなんだよ。そんな千尋ちゃんにとって、女の子と睦み合うのはご褒美に他ならないの。長く愉しむためには気を失ってなんかいられないんだよ」
「条件次第ではあるが、千尋の耐久力は凄まじいものがある。そして、SにもMにもなる。
千尋の初体験は帆波と一緒に俺との3Pだったが、先に気絶したのは帆波の方だ。そして、帆波が気絶してしまったから、それ以上愉しめないと判断した千尋も気絶した。……俺に言わせれば、千尋との初体験はそんな内容だった」
神妙な顔で帆波が言い、俺がそれを補足した。
「……おい、ちょっと待て。それはつまり、昨日のは伊吹があまりにも不利だったから、自分からは特に攻めもせず、与えられる快感を享受するのにとどめたってことか?」
「おそらくな。そして、昨日の経験を経て、千尋の中で澪は俺のハーレムメンバーとして認定された。つまりはお仲間であり、自分が味方するのに何の不思議もない。
勝敗条件とかも特に定められてはいないから、気絶しない限りは桔梗と鈴音相手のレズプレイを思う存分味わうことができる。……その結果が、現状だ」
「そもそも、一方的に快感を与えるのでもない限り、そこまでの技量は必要ないからね。拙いオナニーでだって快感は得られるんだし。言ってみれば、絶頂はその度合いの結果でしかないわけで。
ただ、極度の快感を得られる反面、絶頂すれば意識を失う可能性があるから、相手を絶頂させるのは千尋ちゃんにとっては望むところではないんだよ。だって、相手が気絶してしまったら、それ以上、自分と睦み合ってくれなくなるんだから」
「早い話が千日手だ。そもそもにして勝負の土台が違っていたわけだな。
桔梗と鈴音もレズプレイの経験はあるし、相手を自分より先に、自分より多くイかせるために研鑽された技量は生半なものじゃない。その中で自然と耐久力だってついている。だが、根本的には短期決戦型の攻撃仕様があの二人のスタイルなんだ。
それに対し、千尋は耐久型だ。それも、条件次第で諸々の補正が掛かるタイプの。
桔梗と鈴音の体力が切れる前に、限界以上に千尋をイかせるか。それとも、先に二人の体力が尽きるか。……これはそういう勝負だ」
ただまあ、見ごたえがあると言えば見ごたえはあるのだが、飽きがくるのも事実である。
そんなわけで――
「そこまで! 前哨戦は引き分けとする!
ぶっちゃけ、これ以上続けられると、特に俺の時間が足らなくなる。伊吹のリベンジマッチには応えるが、それはそれとして、俺には他にも相手をしなくてはならない女の子がいるわけだからな。
現時点で、既に試験も三日目の夜を迎えている。昨日は不甲斐ないことに俺が先に眠っちゃったこともあって、尚更に時間がないんだ。不満があっても抑えてもらう」
俺は『ご主人様権限』を使って勝負に幕を引くことにした。
「あと、明日からは日中にもセックスしていくんで、他のメンバーはフォローを頼む」
「マジで?」
「大マジ。何せ人数が人数だから、そうしないと全員の相手をしきれない。せっかくの無人島で、ヤろうと思えばヤれるんだから、この環境で全員とヤるのは『ハーレムの主』としての絶対条件だ。まあ、日中のお相手は第三者にバれる可能性も否めないが……」
それが分かっていても、ヤらない道理はないのだ。
「一刀のハーレムスタイル故の弊害と見ることもできるがな」
俺の強弁に対し、清隆が冷静にツッコミを入れてくる。事実なだけに否定はできない。
「弊害? ハーレムはハーレムじゃないのか?」
それを聞き、神崎が首を傾げる。神崎なら普通に考えれば分かりそうなものだが……。
「言ってしまえば、ハーレムもまた組織運営と同じだ。メンバーに対し序列を定めた方が上手く行く場合もあれば、その逆も然りだ。確実に言えることは、どちらにも一長一短があるということだな」
「……ああ! なるほど、言われてみれば当然だな」
清隆の言葉を聞いた神崎は、ポンと手を打って理解を露わにした。
「その言い分だと、北郷は序列を定めていないわけか……。まあ、定め方とか難しい部分も多いからな。――綾小路はどうなんだ?」
「オレか? オレは愛里をトップに置いて、それ以外は並行型だ。今のところは、ではあるがな」
「変わる予定もあると?」
「分からん。分からんからこそ、断言することもできない。……が、愛里がトップなのは確定だ。オレの感情面や性技量の発達に関して、愛里がだいぶ貢献してくれたのは間違いないからな。
それで言えば千秋も高位の序列に置くべきなのだろうが、彼女は同時に一刀のハーレムにも属しているからな」
「他のメンバーからの不満が出かねない、ということか。……実際に話を聞くと、如何にハーレムが難しいかが分かるな。
現状、なずなとユキに不満があるわけではないが、いずれ不足を覚えることは間違いないだろうからな。……昨日の一件を通し、俺自身が気付いていないだけで、俺にも結構な攻撃性や獣性があることが分かったから尚更だ。
そして俺は、それをなずなやユキにぶつけるつもりはない。だからこそ、その意思を通そうと思えば、否応なくメンバーを増やさなくてはならないというわけだ」
神崎は難しい表情で語る。それは自身の考えを整理しているようであり、ユキに対して説得しているようでもあった。
「まあ、言わんとすることは分かるし、それならそれで私は構わないよ。他に女のいる男に転がった時点で今更だ。
ただし、前にも言ったけど、決して私を捨てるな。それが私からアンタへの要求であり、アンタがハーレムを形成する上で通すべき筋だ。アンタが私を捨てる時が来るとしたら、それは同時に私がアンタを捨てる時だ」
それを受け、ユキが答えた。
神崎とユキの関係は、恋愛というよりは契約関係というべきだ。だが、それも一つの関係であることは確かだし、これから先に愛情が育まれる可能性だってゼロではない。だからこそ、俺は二人の関係性についてとやかく言うこともない。
「しかし、北郷についてはもはや考えるだけ無駄だが、よく綾小路は生でヤれるな。妊娠の危険性は考えないのか?」
「考えてはいる。……が、その時はその時だ。そもそも、事セックス方面については、オレは一刀の影響を多分に受けているからな。
避妊を第一に考えれば、コンドームを着けてのセックスは間違いではない。だが、女性にとっての処女喪失は一生に一度だけだ。コンドームを着けて安全性を確保したプレイが、果たして自分の本気をぶつけたことになるのか? と問われれば首を傾げざるをの得ないのも事実だ。
そういった諸々を踏まえた上で、オレもまた以前の一刀に倣って、最初の一回は生の中出しをすることにしているんだ」
「……深いな。だが、言わんとすることは分かる。そしてそんな話を聞いてしまえば、俺もまたユキに対して覚悟を示したくもなる。……ユキ、処女を頂くのは学校に戻ってからにしたいと思うが、お前はそれでも構わないか?」
「ま、今の話を聞いちゃったらね。お互いを強く結びつけるのに効果的なのは否定しないよ。
未だ私たちの間には確たる恋情も愛情もない。それは事実だ。それでも、神崎がそういうことで嘘を吐くとは思わないし、思えないし、思いたくない。――にも拘らず、いまいち信じきれていないのも事実で、だからこそ、何度も念を圧さずにはいられない面があるのは否定できない。
それを踏まえれば、踏ん切りをつけるには打ってつけなんだろうね」
神崎とユキのやり取りを聞いて思う。……この二人、まだ本番はしていなかったのか。そのことが逆に驚きだ。
「……じゅる……じゅぱ……れろ……。――あのさ? 時間が限られてるってんなら、いつまでも話してないで早く入れてくれない?」
俺のジュニアにフェラをしていた澪が、作業を一時中断して二人に声をかけた。
全くである。あの二人が参戦しない限り、いつまでも澪とのプレイは終わらないのだ。
しかし、澪はだいぶ積極的である。フェラにも熱が入っていて十分に気持ちがいい。
「今日は北郷が口か。なら、俺が前で綾小路が後ろだな」
そう言った神崎が、俺の股下に頭を通す形で横になる。
「なんだ、神崎。『ジャングル水筒』、もといコンドームは着けないのか?」
「ああ。昨日綾小路も生で中に出していたし、それを思えば、今日俺が着けたところで大して変わらんだろう」
極論にして暴論ではあるが、確かにその通りではある。
「まあ、オレは着けざるを得ないがな。アナルプレイに興味はあるが、流石に事前準備のされていない尻穴に入れるのは怖い」
そう言ったのは清隆だ。いそいそとコンド-ムを装着している。
「んじゃ澪。神崎のを入れちゃって」
俺の言葉に従うように、澪は素直に腰を下ろして神崎のジュニアをその秘所に受け入れた。
「じゃあ、オレも入れるぞ」
それを見た清隆が澪のアナルへとジュニアを挿入した。
「じゃ、フェラを再開してくれ」
俺もまたジュニアを澪の鼻先へと近付ける。
「分かったよ。……あ゛~、コレが普通じゃないのは認めるけど、やっぱ気持ちいいんだよね。リベンジする気持ちに嘘はないけど、それはそれって言うか……」
各所を積極的に動かしながら澪が言う。
「輪姦にハマっちゃったか?」
「ん~、どうなんだろうね? むしろ、アンタたち以外のでこんなに気持ちよくなれるのか? っていう疑問がなくもない。私はそっち方面の知識には疎いけど、サイズも重要で、アンタたちのは結構大きいんでしょ?」
昨日のヤり始めとは打って変わって積極的な態度を示しながら、澪は俺の質問に疑問で返した。
「あくまでも俺たちだからってことか。嬉しいことを言ってくれるな」
「そう? ま、それはいいんだけどさ。北郷は受け身でいなくて喉奥突いてくれない? その方が屈辱的で負けん気が湧く」
そう言えば、昨日は割と神崎に喉奥を突かれていたな。なるほど。澪は激しくされることで昂るタイプなのか。同時に、SとMのいいとこ取りでもあると。
「そういうことなら遠慮なく。ところで、威力重視と勢い重視、どっちの方が澪の好みだ?」
「昨日の今日でそんなの分かんないって。取り敢えず、両方やっちゃって」
「そう? じゃあ、まずは威力重視の方から」
澪の頭に両手を置いた俺は、一発の威力に重きを置いて腰を動かした。ジュニアの先端まで引き抜いたら、そこから勢いよく喉奥を突く。
抜いて、突く! 抜いて、突く! 抜いて、突く! 抜いて、突く! 抜いて、突く!
一発ごとに澪の口から奇妙な声が洩れるが、そんなのは気にも留めない。
「あ~、気持ちいい。取り敢えず、一回出すから全部飲んでね。ちなみに拒否権は無いから」
澪の望んだリベンジマッチではあるが、そもそもの根底はレイプ風プレイなのだ。である以上、ある程度の主導権はこちらにある。
抜いては突き、抜いては突き。
「出すよ!」
何度目かの繰り返しの後に、俺は澪の口内に勢いよく射精した。澪の頭をがっちりと掴んでいるため、彼女に逃れる術は無い。彼女にできるのは、苦しくとも飲み干すことだけだ。
同時、澪の負担を慮ったこともあり、俺は放出する精液に治癒気功を混ぜ込んだ。これを嚥下することで、俺の気が彼女の回復をサポートする。……昨日、鈴音から気の使用を控えるように注意されたばかりだが、この程度なら構うまい。
澪の喉が動きを止めたのを確認して、俺はジュニアを引き抜いた。
「マズッ! 飲みづらっ! けど、なんか身体がポカポカするかも……」
「今しがた放出した精液に治癒気功を混ぜ込んだからな。流石に三穴挿しは澪の負担が大きいけど、これで回復力は増大する筈だ」
「へえ~、よく分かんないけど、そういうもんなの?」
まるっきり信じていない口調で澪が言う。まあ、そこについてどうこう言う気はない。
「まあ、それはいいや。次は勢い重視の方をよろしく」
言って、あんぐりと澪は口を開ける。
「はいよ、了解」
俺はそれに答え、次は勢い重視のピストンを繰り出した。これはこれで、威力重視とはまた違った気持ちよさがある。
そして、俺がピストンを繰り返す間、澪は澪で腰を動かしている。膣と尻でも快感を得ようとしているのだ。今日が二回目であることを鑑みると、凄まじいとしか言いようがない。
何度かピストンを繰り返すうちに速度に慣れてきたのか、ジュニアに対し舌でちょっかいをかけてくるようにもなった。……適応が早過ぎるだろう、おい!?
いや待て!? それだけじゃないぞ!? 澪の奴、プレイを通して俺たちから気を吸ってやがる!? 効果のほどは微弱だが、さながらサキュバスである。世の中には無意識的に気功を扱う者もいるとは思っていたが、まさかこんな身近にいるとは……。
しかし、これで俺の周りには気功を扱う者が三人だ。『龍園』に、『神崎』に、霊峰の一つでもある『伊吹』。……いや、実際に確認したわけではないが、楓花も気功を認識しているフシがあったから、そこに『鬼龍院』も含むべきだろう。名は体を表すとは言うが、果たしてこれは偶然か?
これは指摘するべきだろうか? ……うん、止めとこう。特に、澪本人に指摘するのは厳禁だ。
無意識だから、吸われる気の量も微弱で済んでいるのだ。これで意識されて習熟でもされた日には、文字通りに澪はセックスモンスターになりかねない。俺たちとヤる分には然程の問題しかないのだから、それでいいのだ。
日和った俺は、浮かんだ不安を拭い去るべく、澪に対するピストンの速度を上げるのであった。
澪が一刀、清隆、神崎の三本挿しに耐えられる理由が明かされました。
正直、書いてて三本挿しの対象が澪でよかったと思いました。
本文中でも書きましたが、霊峰である伊吹山と同じ姓を持つ澪なら、高い気功適性を持っていても、それを無意識に扱っていても『言霊』で説明がつきますので。
『神』崎、『龍』園、『鬼』『龍』院も同じ理由です。
ただ、あくまでも確率の問題でしかありませんので、『神』室、『鬼』頭、『星』之宮が該当するかは分かりません。
上手いこじつけが見付かったら該当すると思います。
まあ、鬼頭の優れた身体能力を鑑みれば、無意識に扱っていることにしても構わないのかもしれませんが……。
気功の能力に関しては、『伊吹』繋がりで『伊吹童子』と結び付き、澪が女性であることから、『鬼女』=『女悪魔』と結び付いたとこじつけることもできます。一種の連想ゲームですね。
まあ、『澪』は水路を意味する部分もありますし、『山の中の水』という時点で多くのモノを惹き付け、多くのモノに求められるのは道理ですので、その時点で十分かもしれませんが……。
そんなわけで、一刀は『吸精』にしか言及していませんが、澪の気功は『魅惑』の効果も持っています。
ただまあ、目覚めたきっかけが三本挿し――正確には気功の使い手である一刀と神崎との粘膜接触からの射精を受けたことなので、その対象も限定されています。
一刀が初回に気付かなかったのは、その時点では澪が気功に目覚めていなかったからでもあります。
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