午後に仁美とラブホテルで交わった。
その濃密な熟女との時間は、帰り際に同じラブホテルから出て来た穂香と智也を目撃したことで暗転した。
夜、穂香の部屋に入ったが、穂香は真斗に抱かれることを断って来た。
穂香が智也とセックスしたことは間違いない。
このところ家に帰ってくるのが遅かったし、智也と一緒に帰ってきたこともあった。
週末は、昼間に二人とも友人と遊ぶ、と出かけたが実は二人でラブホテルに入っていたのだ。
穂香は真斗には知られていないと思っているはずだ。
自分に甘えてきて、何度も肉体を開いて真斗のペニスを受け入れてくれた穂香。
たった一度の過ちで、真斗との関係を断ち切るようなことにはならない、と思う。
深夜になっても眼が冴えて眠れない。
枕元のスマホがメッセージを受け取った。
智也からだった。
真斗は嫌な予感がした。
『おっ、おっ、おおおんっ!』
いきなり野太い女性の嬌声が響く。
局部のアップで動画が始まった。
膣内に指が挿し込まれて、激しい勢いで抜き差しされている。
よく見ると陰唇の下に睾丸が見える。
どうやらアナルに陰茎が挿し込まれているようだ。
背面座位でアナルにペニスを挿し込まれながら、手マンされているようだ。
『ああっ……はあんっ!』
突然、ぷしゃあああっ、と潮が噴出した。
真斗の胸が高鳴る。
撮影しているスマホの画面が急に動いた。
テーブルに置き直したのか、局部のアップが絡んでいる男女の映像に変わった。
ベッドでアナルに挿入されながら、膣内に指を挿し込まれた女が、ぐったりとしている。
亜希だった。
智也は、亜希の肉体をベッドに倒し、寝バックの体位で後ろから抽送を開始した。
巨根が亜希の肛門に差し込まれ、抜き差しされている。
『ああっ……智也のデカチンポっ……私のお尻に挿入っちゃってるううっ!』
亜希が喘ぐ。
『あああんっ♡ もっと、突いてええっ!』
これは、いつどこで撮影された映像だろうか?
ベッドの形や室内の広さからこの家ではないことはわかる。
突然、真斗の頭の中で、何かが閃いた。
今夜、智也も亜希も友人の家に泊る、と言っていた。
実は二人で外で会って交わっているのだろう。
毎日のように智也の部屋で二人はセックスしているが、外でもしているということだ。
それにしても亜希の乱れ方が尋常ではない。
アナルにハメられ、潮吹きもしていた。
身も心も完全に智也に支配されているのだろう。
真斗は動画をすぐに削除した。
沙希の動画の時、真斗はまだ女性経験がなく、罪悪感に囚われながらも動画を持ちづづけた。
それは幼馴染を奪われた失意の智也の心を壊しに来た智也の悪意の現れだった。
だが、今の真斗は既にセックスを知っている。
自分が抱いた女が寝取られたことはショックだ。
だが、亜希に対して真斗は肉体関係以上の愛情は持っていない。
真斗の胸に徐々に焦燥感が湧いてきた。
沙希が智也との動画で乱れていたように、亜希は自分とのセックスよりも激しく感じているようだった。
智也に抱かれた穂香も、このまま巧みな性技と巨根で同じように乱されてしまうのではないか?
「ごめんなさい……お兄ちゃん……」
次の日の夜も、穂香は真斗を拒んだ。
「まだ、体調良くないんだ」
真斗は優しい声音で尋ねる。
「うん……」
寝室の暗闇の中で穂香の視線は天井に向けられている。
夕食の席では、穂香はやや元気がなかったものの、普通の表情に見えた。
昨夜拒まれた時は、真斗を裏切って智也に抱かれてしまったことで穂香が動揺しているからだろう、と真斗は解釈した。
だが、今夜も拒まれたということは、まだ精神的なダメージが大きいのだろう。
「えっ、と……添い寝するのも、ダメかな?」
穂香は天井を見たまま、しばらく無言でいた。
「ごめんね……ゆっくり休んで……」
真斗は背を向けて、ゆっくりと穂香の部屋を出た。
今夜の穂香は真斗に何の言葉もかけて来なかった。
真斗は自分のベッドで眼が冴えて眠れずにいた。
穂香が自分を受け入れてくれるには、まだ時間が必要なのだろう、と思う。
桐谷家の女たちと何度もセックスしていた真斗は、自然と勃起しているペニスに軽く手を添えた。
頭を振って真斗は万歳するように両手を上げる。
いくら欲求不満だからといって、こんなタイミングでオナニーをするのは最悪だ。
これまでこの家で行われた女達とのセックスを真斗は脳内で再生する。
すべてが素晴らしく胸がときめく体験で、真斗は細部にわたって行為を思い出すことができた。
その時、枕元のスマホが光る。
沙希をハメた動画を送ってきた智也を、今だに真斗はブロックせずにいた。
多分、新しい動画を送りつけてきたのだろう。
もし、それが穂香だったら、自分は正気を保てるだろうか、と真斗は思う。
見なかったことにして削除してしまおう、と真斗はメッセージの画面をタップする。
指が震えていたのか、意に反して動画が開いてしまった。
『あっ、あっ、あっ、あはんっ!』
白く円みを帯びた尻に陰茎が刺さっている。
ゆっくりと赤黒い肉棒が抜き差しされていた。
『あんっ……はあっ……ううっ!』
女は肛門で陰茎を受け入れていた。
画面が引いた。くびれた腰、横に張り出した巨乳、そして髪型。
穂香だった。
真斗は胸が抉られるような衝撃を受けた。
ラブホテルで二人の姿を見かけた時に、穂香は智也に抱かれてしまったのは確実で、真斗はその事実を受け入れるしかなかった。
たった一度の過ちと捉えて、あわてて白黒つけようとはせず、穂香が再び真斗に肉体を開くのを待とうと思った。
『ああっ……お尻っ、凄いっ!』
穂香が背中を小刻みに震わせている。
『おっきいチンポで、もっと突いてええっ!』
振り向いた穂香の横顔が、智也の責めを懇願していた。
智也にアナルを掘られながら、さらにおねだりしている穂香。
真斗は、穂香が強引に智也にヤられて、真斗への罪悪感を感じているのでは、と思い込もうとしていた。
だが、穂香は明らかに智也とのセックスで乱れている。
穂香のアナルを出入りしているペニスは、明らかに真斗よりサイズが大きい。
イケメンのデカチンポ、という沙希の言葉が脳内で反響している。
穂香は智也によって、内に秘めた快楽を抉り出されているようだ。
女性経験に関しては、ついこの間童貞を捨てた真斗と智也では雲泥の差がある。
優れたルックスで何人もの女性を惹きつけ、その巨根で貫いてきた智也。
懐いて自分のことを「好き」と言ってきた穂香との間には、愛情が育まれていた、と真斗は思っていた。
だが、智也にアナルを貫かれ、乱れに乱れた穂香は、真斗の知らない「女」になっていた。
しばらく呆然としてしまった真斗。
穂香の痴態を映した動画を衝動的に削除しようとしたが、思い直した。
穂香は、智也とセックスしたことを真斗が知らないと思っている。
もし真斗が智也との関係を疑い、追及してきても白を切るだろう。動画はその時の証拠になる。
だが、穂香がこの動画の存在を知る時は、真斗との関係が壊れることを意味する。
亜希と穂香の処女は、真斗が頂いた。
智也が二人とのアナルセックスの動画を送ってきたのは、アナル処女を奪ったことを真斗に見せつけてきたということだ。
だが、沙希を奪われた時のように、無力な自分ではない、という自負が今の真斗にはある。
次の日の夜、真斗は穂香の部屋に入った。
「お兄ちゃん……」
ベッドの穂香は起きていた。
「穂香、身体、大丈夫か?」
「うん……」
「何か、心配事とかあるのか?」
真斗の問いに答えず、穂香は天井を見ている。
「俺、穂香が好きだ……」
微かに穂香が息を呑む音が静かな寝室に響いた。
無言の間が続いた。
「お兄ちゃん……私、お兄ちゃんを好きになる資格がない……」
予想外の言葉に、真斗は戸惑う。
「私、お兄ちゃんの気持ち、踏みにじっちゃったから……」
それは、智也に抱かれたことを言っているのだろうか、と真斗は思う。
「どういうこと?」
あえて穂香に真斗が問うた。
「ごめんなさい……」
言えない、と穂香は匂わせている。
「お兄ちゃんとは、
もうセックスする関係でいたくない、ということを穂香は言っている。
智也にアナルにハメられて、あれだけ乱れながら、真斗との関係を断とうとしている。
穂香の気持ちは智也に靡いてしまったのだろうか?
真斗の胸が哀しみで抉られ、同時にやり場のない怒りが湧いてきた。
真斗は胸に手を当て、息を深く吸い込んだ。ここで穂香の気持ちを読み違えてはならない、と真斗は思う。
沙希は真斗に気持ちを残しながら、智也に強引に抱かれたことで離れていった。
穂香は、真斗の気持ちを踏みにじった、と言った。
もし穂香の気持ちがまだ真斗に残っているのなら、ここで黙って引き下がるべきではない、と真斗は感じた。
「穂香……」
真斗が間合いを詰めた。息を吞む穂香。
穂香に触れようと手を伸ばした真斗。
「嫌っ!」
穂香は身体をよじって壁際に退いた。
あからさまな拒絶の態度に、真斗の胸がずきん、と疼く。
「智也の方が、いいのか?」
真斗は思わず口にしてしまった。本当は穂香に好きだと言う気持ちを伝えるだけのつもりだった。
だが穂香に露骨に拒まれてしまったことで、真斗の自制心が切れてしまったのだ。
穂香が眼を見開いている。
「何……言ってるの?」
穂香の声が微かに震えていた。
「俺は、知っている……」
言ってしまった以上は、開き直るしかない。
「嘘……」
身体を震わせながら、穂香が声を絞り出した。
「それでも、俺は穂香が好きだ……」
真斗はベッドに足をかけ、穂香に乗り上げた。
「きゃっ!」
叫ぶ穂香の両腕を押さえる。
首を振る穂香の胸を強引に開いた。
「やめてっ、お兄ちゃん!」
下半身に力を込めて穂香の腰を抑えつけながら、真斗は巨乳を掴み、乳首に吸い付いた。
「ヤだっ! やめてっ!」
穂香が両手で真斗の頭を押す。だが真斗は吸い付いた唇を離さない。
肉体を強張らせて抵抗する穂香のパジャマを真斗は剝いでゆく。
パンティに脚をかけ、ずり下ろす。
ラブホテルから出て来た時が、最初ではないのだ、と真斗は悟った。
既に何度も抱かれ、アナルも捧げ、真斗との間では見せたことのない乱れ方を智也とのセックスでしていた。
しっかりと閉じられた股をこじ開けて、真斗は肉棒を強引にハメ込んだ。
「あっ、あっ、あああんっ!」
穂香が甲高い声で叫ぶ。おそらく廊下まで響き渡っていることだろう。
穂香が両手で顔を覆い、首を振っている。
以前なら甘い声で喘ぎながら、真斗の前でイキ顔を晒していた穂香。
真斗は猛然と腰を振りながら、涙が滲んでくるのに気づく。
これじゃ、まるでレイプだ。
多分、穂香に精液を放った後、もう親密な関係は切れてしまうだろう。
「えっ、えええんっ!」
真斗の突きに合わせて揺れる巨乳。穂香は肉体を揺らせながら泣きじゃくっている。
柔らかく真斗の肉棒を包んでくれていた穂香の膣襞を、今は強引に裂いている。
愛情の交換とは対極の、ただ情欲を迸らせているだけの虚しいセックスだった。
真斗は肉棒を抜き、穂香の乳房に大量の白濁液を放った。