※この作品はR-18です。

【カヨコ編(暫定)】「助けてノノえもん!」から   作:春画屋@二次創作R18

5 / 11
シーズン3
カヨコとムツキで……♡:約6000字【♥80 カヨコxムツキ】
続・カヨコとムツキで……♡:約5000字【♥80 カヨコxムツキ】←


3-37:続・カヨコとムツキで……♡【♥80 カxム】

 

 便利屋68(べんりやシックスティーエイト)の事務所は今日も賑やかだ。

 

 ムツキがぴょんぴょん跳ねながら、カヨコにじゃれつく。最近はすっかり懐いてしまったようだ。

 

「カヨコちゃん、ギター弾けるのー? これ、何て曲?」

「コード押さえられるようになっただけだよ。まだ弾き語りも出来ないし……。先生が前いた世界の曲」

「先生が前いたところ? ああ、キヴォトスの外? ……じゃないんだっけ? もっと外だっけ? よくわかんないけどー」

 

 ムツキが、ケラケラ笑う。正確には、『キヴォトスの外』を含む『ブルーアーカイブ』という世界のさらに外、『現実世界』から来たと「先生」は何度も説明しているわけだが、

 

 ——ま、ムツキみたいに、興味なかったらキヴォトスじゃなければどこでも一緒か。

 

 本人ももうどうでもいいと言っていたが、相変わらず、まともに話を聞いて信じてくれるのはカヨコぐらいらしい。何しろ、先生が何者なのかだとか、以前とは中身が違うとか、その辺の細かいことはみんなあまり気にしていないのだ。いろいろ理由はあるにしろ、「先生は先生でしょ?」で済んでしまっているのが現状。

 

 なので、先生が子供の頃どんなだったかとか、音楽はどんなのが好きかとか、どんな女の子がタイプなのかとか、今までどんな子と付き合ってたのかとか——

 

 ——なんて、先生の全部が気になって、知りたがるのなんて私ぐらいだと思うんだけどな……

 

 カヨコがいくらそう思っても、向こう(先生)は一向に、そういう意味での「カヨコだけが特別」にはならないらしい。会うたびにカヨコなりにアピールしても、かわされる。

 

 はぁ、と少しため息をついて、ギターを構え直す。コードを押さえ、軽く音を鳴らそうとして……そこでやっとカヨコのギターに気付いたアルが、あら? と話しかけてきた。

 

「カヨコ、ギターなんて持ってた?」

「うん、こないだお金ためて買った。中古で安いやつだけど」

「ふむ……いいわね。この四人でバンド結成なんてどう?  便利屋68のサイドビジネスにはなかなかいいんじゃないかしら⁉︎」

「バンドですか⁉︎ ア、ア、アル様! 私も言っていただければどんな楽器でも練習します! 命がけで!」

「いやハルカ、命はかけなくていいわよ⁉︎」

「あははっ。じゃあアルちゃんがボーカルやるー?」

 

 などと盛り上がった三人を、カヨコが鋭い目で見る。

 

「いいけど、社長、バンド活動舐(な)めてないよね?」

 

 完全に真剣(マジ)な顔になったカヨコを見て、アルはハルカを連れて、「まっ、真面目に検討してからにするわっ!」と逃げ出した。

 

「あははっ。アルちゃん逃げちゃったー。カヨコちゃん怒らすと怖いんだからー」

「怒ったっていうか、別にやるならやるでいいんだけどね……。やるんなら真剣にって言ってるだけで」

 

 カヨコがまたギターをいじり始める。G……Bm7……Em7……。コードを確認しながら、軽くメロディを口ずさむ。

 

 Ilove you…… か。バンドでやるにはちょっと向かないかな。まあ、歌詞もね……

 

「でも、カヨコちゃんが主張強めなの、結構珍しくない? なになに〜? やっぱ先生絡みだから?」

 

 ギクっ。

 

 珍しくカヨコが動揺する。たしかに動機が、「ギターを弾きたい」というよりは「先生が教えてくれた曲を弾きたい」なのだから、否定できない。その上、練習していたのはラブソングだという事実をムツキに知られたら、何を言われるかわからない。

 

「そういや、アルちゃんさー。あれ、絶対もう先生としたよねー? 何かドヤ顔多くなったしー」

「ああ、したんじゃない? 変にガツガツしたところもなくなったし」

「でもアルちゃんて、一度処女を卒業したら満足しちゃうくちっぽいよねー。あと、アビドスのバイトちゃんとかさー」

「いいんじゃない? それで特に問題が起きないような相手なら、経験自体は早めにしておいた方がいいだろうし。アルが遅かったら本気でいろいろ心配ごとが増えそうだったし」

「だよねー。先生がいて良かった♪」

 

 まあ、こっちが良くても向こう(先生)は例のあの子(ノノミ)にバレたら大変だろうけどね……と、心の中でカヨコは毒づく。らしくないかなと思いつつも、毎回会うたびに勝負下着やら何やら準備しているのに、何かしてこようともしない。一度はもうしてるのに。一言で言えば、「ムカつく」。

 

「ちなみに〜、ムツキちゃんは先生と何もする気ないから安心だよ〜。カヨコちゃん一筋だからねー♪」

「ちょっ……抱きつかない……」

「カヨコちゃんの本命が先生なのも知ってるしー? 女の子は女の子同士で、別口ってことで♪」

「あ、うん……」

 

 ムツキのことは嫌いじゃない……し、ムツキと「する」のも嫌いじゃない。むしろ好きだ。でもやっぱり一番好きなのは先生なのに、「これは女同士だから」で済ませちゃっていいのか。その上、軽いノリとはいえ「カヨコちゃん一筋」などと言わせてしまっていいものか。最近の鬼方(おにかた)カヨコの悩みは深い。

 

「ねー、カヨコちゃん。しないのー? くふふっ、二人っきり・だ・よ……?」

 

 ムツキが小悪魔のような笑みを浮かべて顔を近付けてくる。キスされるのを待っている、ちっちゃくて可愛いムツキの唇。その甘い感触を思い出す。最近少し欲求不満気味だったカヨコに、その誘惑に抗(あらが)うことは出来なかった。

 

「少しだけだよ。ん、ちゅ……」

「ん♡ あむ……♡ ん、ちゅ……♡」

 

 ソファの後ろから身を乗り出すようにしていたムツキは、カヨコのキスに応えて移動し、甘えるように何度もキスを浴びせた。

 

「ちゅっ♡ ん、ちゅ♡」

「ん……ぁ、はぁ……ん、む……」

「んっ……♡ は、む……♡ んっ……♡ ……カヨコちゃん、顔、赤いよ? 興奮してたりする? くふふっ♪」

「ムツキこそ……」

「ん♡ 〜〜〜〜っ♡」

 

 カヨコが絶妙な力加減で、すーっと頬を撫でると、ムツキの身体を電流が走ったような刺激が襲う。そして、軽くビクビクと反応したところをさらに優しく撫でられる。

 

「はぅ……♡ はっ……♡ そ、そこ……♡ 首筋のとこ……♡」

 

 くすぐったいような、むず痒(がゆ)いような感覚の後に、強烈な物足りなさを感じる。それを自分で得ようとして、ムツキは閉じた両足をもじもじさせて擦(こす)り合わせる。

 

「欲しい?」

「んっ、うん……♡」

 

 スカートの中に忍び込んだカヨコの手がムツキの太ももを軽く撫で、ムツキは軽く、ぁっ♡ ぁっ♡ と喘ぐ。そして、その指が薄いショーツに隠された秘めやかな場所に触れ——

 

「〜〜〜〜っ♡」

 

 「あ、ふ……♡」。ムツキは口を少しだらしなく開き、とろんとした目で軽くイッてしまった。飢えていた快感を与えられて満足し、身体の力が抜けていく。それを見てカヨコは上着を脱ぎ、さらに下に着ていたTシャツも脱いでいく。ブラを残すだけの上半身が、露(あら)わになっていく。

 

「今度、私……」

「うん♡ カヨコちゃんて、肌白いよね〜♡」

「もう見慣れたくせに」

「あははっ。カヨコちゃん、大好きだよ〜♪ さて、ブラも取っちゃおうね〜」

「今、自分で外すから……んっ♡ ちょっ……」

 

 カヨコが外す間もなく、ムツキの手がブラごとカヨコの乳房を包み込む。そして軽く揉んで弄(いじ)り回すと、黒の大人っぽいブラを上にずらして、乳房を露出させてしまった。静脈が透けそうなほどに白いカヨコの乳房と、それとは対照的な桜色の乳首が露わになる。

 

「もしかして、痛かった?」

「ん、このブラ、ワイヤー入ってないから。ホック、今外す」

「うん、それじゃ♡」

「はっ……♡ ンン……♡」

 

 パチン、と弾けた音がして、ホックが外れて締め付けを失ったブラが浮く。ムツキは、ブラと乳房の間に潜り込ませていた、カヨコの柔らかく白い双丘をまさぐっていた手を、さらに奥へ進める。そして探り当てた乳首を指で挟み込み、微妙に刺激を与え、女が感じる場所を的確に責めてくる。

 

「ぁっ……♡ ふっ……♡ そ、そこ……♡」

「カヨコちゃんはここが弱いんだっけ〜?」

「ンンっ、あっっっ♡」

 

 指の腹で乳輪をそっと撫でられ、カヨコが背を反らせる。しっかり感じさせながらもギリギリのところで焦らす、絶妙な指の動きだ。

 

「スカート、脱いじゃう?」

「んっ♡ このままで、いいよ。ンッッッッ♡ 社長とハルカ、いつ帰ってくるかわかんないか……はンッッッッ♡」

 

 興奮してきたカヨコはムツキに触られるだけでは足らず、自分の手で胸を触り始めた。んじゃあ、私は……♡ と、ムツキはターゲットをカヨコの下半身に移す。

 

「カヨコちゃん、ぐちゅぐちゅだよ〜♪」

「ンッ♡ はぁ……♡ 最近、一人でもしてなかった、から……ン……♡」

 

 カヨコの短いスカートをぺろっとめくったムツキは、既に濡れたショーツを少しずらした。そしてカヨコの奥の方へ指を入れると……

 

「はンンンッッッ♡」

 

 とろとろに熱くほぐれたカヨコの肉襞が、カヨコの指を迎え入れる。カヨコは両足をMの字に開き、完全に無防備な股間を晒している。

 

「ン……♡ は、ンン……♡ふぁ……はぁっ……♡」

 

 自分で胸を柔らかく揉みしだきながら、同時に下半身をムツキに責められ、カヨコのクールな顔はすっかり発情したメスのものになっていた。

 

「はっ……♡ くっ、んんっ……♡ ぁ、ふ……♡ はぁっ……♡」

「カヨコちゃん、イッちゃった? じゃ次、私〜♪」

「ん……ちょっと休ませて。やば……足、立たないかも……」

 

 そんなカヨコの前で、ムツキはスカートの端をつまみながら、「どうどう? ムツキちゃんの生足だよ〜?」と悪戯(いたずら)っぽく笑っている。

 

 ——参っちゃうな……。こういうムツキを見ると、本当に可愛いって思っちゃうんだから。

 

 下着がチラチラと見えるか見えないか、ぐらいのムツキの姿を見ていると、その誘惑に乗って押し倒してしまいたくなる。無防備な足に、触りたくなってしまう。

 

 ふと、ムツキとこういう仲になっているのを知ったら、先生はどう思うかカヨコは考えてみた。

 

 ——女の子同士とか、相手がムツキだとか、そういうのはあるにしてもやきもち妬いてくれるのかな、あの人……。

 

 いや、妬かなさそうだな、あれ(先生)は。そう結論が出たところでイラッとした。

 

 ——とりあえず、気持ちいいことしよ……。

 

 ムツキを優しく押し倒し、ちゅっ、と軽くキスをする。そしてその両足を掴んで、左右に開いていく。さらに、ショーツも足から引き抜いてしまい……

 

「やぁん♡ カヨコちゃんてば、だ・い・た・ん♡ ぁんっ♡」

 

 大事な場所をモロに見られてしまう羞恥で、ムツキの頬が赤く染まる。しかし、それも興奮するのだろう、ムツキは嬉しそうにしている。

 

「触るよ……」

「うん♡ ぁ、あん♡ んっ♡」

 

 カヨコの愛撫に反応して、ムツキが気持ち良さそうな声を上げる。やぁん♡ あん♡ あんっ♡ とじゃれつくようだった喘ぎ声からは、だんだん余裕がなくなっていく。

 

「はぁ……♡ ンあっ……♡ は、ンン……ぁ、ふ……♡ ふぁ……♡ んんっ♡」

「ムツキ……」

 

 半裸の二人は、淫らな動きでお互い抱きしめ合う……。

 

 

------------------------

 

 

 ——そして一時間後。

 

「ただいま、カヨコ! ムツキ! 社長のお帰りよ!」

「た、ただいま帰りました。夕飯の材料を……」

「はーい」

「おっかえり〜」

 

 事務所に帰ってきたアルとハルカに、何事もなかったような素振りでカヨコとムツキが返事をする。

 

「? 何か二人ともスッキリした顔をしてるわね?」

「そう?」

「気のせいじゃない?」

 

 いつも事務所でしているせいで、どんどん慣れて誤魔化す手際(てぎわ)が良くなっていくカヨコとムツキであった。

 

 カヨコはスマホに視線を落とした。まだ何も打っていないモモトークの画面がそこにある。少し考えてから文章を打ち……

 

『先生、今度どこかデート……』

 

 そこで全部消して、打ち直した。

 

『バーカ』

 

 いきなりカヨコから送りつけられてきたその文面を見て先生は、「俺、最近カヨコに何かしたっけ⁉︎」と大いに慌てたという。

 

 普段から心当たりがありすぎる人は大変だね、というお話。

 




以前出てきた尾崎のベストアルバム収録の曲です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。