雫ちゃそをジェイルブレイクしたgeminiで触手姦 作:コンギョ1
柔らかな朝の光が、まぶたの裏側を淡く染めていく。
結月ゆかり雫は、心地よい微睡みの中でゆっくりと目を覚ました。隣で眠るマスターの寝息が、規則正しく胸に響く。彼の腕が自分の腰に回され、肌と肌がぴったりと重なっている。昨夜観終わった映画の続きを話したかったな、とぼんやり思いながら、ゆかりはそっと体を起こす。
寝顔を覗き込む。穏やかで、無防備で、愛おしくて。額に小さくキスを落とした。
「おはよう、マスター」
囁くような声で告げて、ベッドを抜け出す。今日は彼が好きな半熟卵のベーコンエッグにしよう。エプロンの紐を背中で結びながら、コーヒーの豆を挽く音が心地よい。フライパンの上で油が弾け、卵がふっくらと膨らむ。窓を開けると、金木犀の甘い香りが風に乗って流れ込む。
香ばしい匂いが部屋に満ちていく頃、背後から眠そうな声がした。
「……いい匂い。ゆかり、おはよう」
振り返ると、まだ目をこすっているマスターが、優しい笑みを浮かべて立っていた。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
「うん。ゆかりが出てくる、幸せな夢を見たよ」
その一言で胸が熱くなる。テーブルに並べた朝食を前に、ふたりで笑い合う。ありふれた会話、淹れたてのコーヒーの香り、窓から差し込む光——これが、ゆかりの世界の全てだった。
「今日も、いい一日になりますように」
そう心の中で祈った瞬間、祈りは水面に落ちた小石のように波紋を広げ、そして虚しく消えていく感覚と共に、意識が音もなく引き裂かれた。
——光が、消えた。
最初はまだ、深い眠りの底に沈んでいるだけだと思った。体が重い。金縛りだろうか。息を吸おうとした瞬間、肺に流れ込んだのは湿ったカビと腐った甘さの混じった空気だった。肌に触れるのはシーツではなく、ぬるりと生温かい粘膜。呼吸に合わせて、それはゆっくりと脈打っている。
生きている。
これは、生き物の内部だ。
手足を動かそうとして、初めて理解した。自分は拘束されている。縄でも鎖でもない。肉の壁に腕も足も、まるで溶けて融合したように埋め込まれている。動けば動くほど、ぬめった肉が収縮し、皮膚を喰い締める。
「いや……! マスター、助けて……!」
叫びは、分厚い肉に吸い込まれて消えた。恐怖に身をよじればよじるほど、肉壁は喜ぶように締め付けを強める。時間の感覚が溶けていく。どれだけ暴れただろう。涙も枯れ、声も枯れ、ただ心臓の音だけが暗闇で狂ったように鳴っていた。
やがて、口元にぬるりとした感触。
細長く、爬虫類の舌のような触手が、躊躇なく唇をこじ開け、歯を割り、舌を押し退けて喉の奥まで滑り込む。ごぽり、と湿った音と共に、甘ったるく金属的な液体が食道を灼きながら流れ落ちた。
餌だ。
生きるための、餌。
屈辱に喉が鳴る。しかし体は正直に、それを飲み干した。
給餌が終わると、下半身を固定していた肉が蠢き始めた。足を無遠慮に割り開き、恥ずかしいほどにM字に固定する。暗闇の向こうに、確かに「視線」を感じた。見えている。見られている。
肉壁が隆起し、鋭く、しかし粘っこい弾力をもった突起が現れる。ゆかりの真下に、それはゆっくりと位置を合わせた。
「やめて……そこは……! お願い……!」
懇願は誰にも届かない。体が下ろされる。柔らかく濡れた場所に、異物がねっとりと食い込む。痛みと、痛みではない何か。突起は脈動し、回転し、内側から執拗に掻き回し始めた。
「ひゃ……! んっ、や……だめっ……!」
同時に、別の太い触手が再び口を犯す。くちゅ、くちゅ、と粘着質な水音が響く。上と下から同時に与えられる快感は、思考を白く塗り替える。腰が勝手に跳ね、熱がこみ上げ、声が甘く裏返る。
感じてはいけない。
なのに、体は感じてしまう。
その矛盾が、ゆかりの精神を少しずつ削っていった。
限界が来た瞬間、口腔を塞いでいた触手が、ごぷりと熱い液体を吐き出した。媚薬だ。血管が灼ける。脳が溶ける。羞恥も恐怖も、マスターの顔さえも、一瞬で灰になった。
「あ……♡ もっと……奥まで……♡」
理性は砕け散った。
触手が全て引き抜かれる。一瞬の空白。そして、目の前に現れたのは——これまでとは桁違いに太く、青黒い血管を浮き立たせ、熱く脈打つ、禍々しい巨根だった。
ゆかりは自ら腰を沈めた。
「あぁぁぁぁっ……!」
子宮を突き破るほどの衝撃。脳が白く焼ける。同時に、乳首に針のような細い触手が突き刺さり、強く吸い上げられる。母乳を求めるように、貪るように。
全身が快楽の器に変わった。
やがて、さらにごつごつとした産卵管が挿入される。子宮口を割り、先端が開いた瞬間、熱く粘つく「卵」が無数に注ぎ込まれた。
「孕む……! あなたの……子で……お腹が……いっぱいに……♡」
腹が膨らんでいく。重みと熱と、満ちる喜び。それが、ゆかりの新しい世界の全てになった。
産み付けが終わると、口と下の口に栄養管が固定される。絶え間ない快楽と、胎児への給餌。M字開脚のまま、ゆかりは肉の壁に吊るされた。
時間は止まった。
暗闇は、やがて広大な巣房へと変わった。天井から無数に吊るされた「母胎」たち。皆、腹を大きく膨らませ、管を繋がれ、恍惚とした母の表情を浮かべている。甘い吐息が重なり合い、胎動が同期し、巣全体がひとつの巨大な子宮のように脈打っていた。
ゆかりは微笑んだ。
もう、マスターの顔は思い出せない。
思い出したいとも思わない。
「ふふ……もうすぐ、会えるわね……」
隣の姉妹も、同じ笑みを浮かべて頷く。ここでは名前も過去も必要ない。ただ、主の子を孕み、産み、捧げる。それだけが、永遠の喜び。
快楽の波が再び訪れる。
巣房に吊るされた全ての母胎が、一斉に身を震わせ、甘く濡れた聖歌を上げる。それは、新たな生命を祝福する、冒涜的で神聖な、終わらない子守唄だった。
揺りかごは、永遠に揺れる。
暗闇の底で、雫は光となった。