アンティリーネとの行為を終えた。
そうした事によって、エルフの国は大きく変わった。
その要因としては、これまで種族の違いによっての争い。
それが無くなっていた。
ハイエルフ、ダークエルフなど、エルフと言っても種族の違いにより、争いが続いていた。
しかし、ハイエルフの女王であるセレスティンとダークエルフの女王であるオルガはそれぞれ俺に惚れ込んでしまった。
その結果。
今までの争いが無くなっていた。
そして、エルフの国は一つにまとまっていった。
それにより、エルフの国は俺を中心とする国に変わっていった。
そして俺の支配下の下でエルフの国は平和になっていた。
だがそれは表面上だけの話である。
実際に何が起きているかと言えば……
―――現在エルフの国の王城にて……
「ふぅ……今日も疲れたな」
俺は椅子に腰掛けながら独りごちた。
目の前の机には書類が山積みになっており目を通すだけで一苦労だった。
これらはすべて王国の行政に関わるものばかりだ。
最近では税制改革や農作物の管理システム構築といった案件が多く提出されるため目が回りそうになることもしばしばあった。
とはいえ俺自身政治に疎いわけではないためなんとかやっていけている状況だ。
しかしいくら優秀とはいえ一度に多くの仕事をこなすというのは流石に無理があるというものだ。
そのため手分けして処理することも少なくはなかった。
そんなわけで今日は休憩室で紅茶を飲みながら息抜きをするつもりでいるところだ。
ちなみにこの紅茶は秘書であるアルファが淹れてくれたものであり毎日飲ませてもらっている。
本当にありがたい限りだ。
「けれど、人間の国との争いはまだあるんだろ?」
「えぇ、それは。なんだって、向こうは未だに転移者による武器が制作が続いているわ」
「・・・なんだか、怖いな」
「えぇ、だからこそ、獣人の国との同盟を結ぶ必要があるわ」
「なんというか、色々とありそうだな」
「えぇ、けれど、あなたと同じような転移者もいるそうだから」
そう、アルファが言った。
アルファの指が紅茶カップを持ち上げるその細い指先を見つめながら答えた。
「まぁな」
「でも安心して」
彼女は微笑みながら呟く。
「もし何かあったら私たちが守りますから」
その言葉に安堵感を覚えたもののどこか不安な気持ちが残っていた理由は不明瞭ではあったものの確実に存在していると感じた。
しかし今はそのことは置いておきたいと思い別の話題を持ち出すことにする。
「それよりさっき言ってた獣人たちのことだけど……本当に仲良くできると思う?」
「ええおそらく問題なく交流できるはずよ」
「なんで言い切れるんだ?」
疑問を投げかけると即答される形になる。
「だってあの国には私の友人がいるから」
「……なるほどそういうことか」
確かにそれなら信頼できる情報源となるわけだ。だからといって油断はできないが少しだけ気が楽になった気がする。
すると扉がノックされた音が響く。
誰か来たようだ。
「どうぞ」
促すと入ってきたのは
「どうも、獣人の代表のゼータ。それでこっちが、私のご主人だよ」
今回で、無事に追放された転移者とエルフの王への道を無事に終了しました。
ここまで、読んでいただき、本当にありがとうございました。
そして、ラストに少し疑問に思った方は、ぜひ、過去作を見て貰えたら、幸いです。
これからもよろしくお願いします。