紬はリビングの隅で、身体を小さく丸めていた。
静かな部屋に響くのは、二人の呼吸だけ。
湊がそっと立ち上がり、彼女の横に寄る。
「……ここ、湊くんの部屋だよね」
薄く震える声。紬の瞳は眠たげで、けれど確かな熱を帯びている。
湊はその瞳に吸い込まれそうになりながらも、ゆっくり手を差し出した。
その手を紬は迷わず掴む。
「もっと奥、見せて?」
彼女の声は囁きのようで、少しだけ甘ったるい。
湊は扉を開け、ふたりは狭い寝室へと歩み入った。
薄暗い部屋は閉じられた世界のようで、
二人だけの時間を濃密に包み込む。
紬はゆっくりとベッドの縁に腰を下ろし、仰向けに身体を伸ばす。
制服のシャツは既に幾つかのボタンが外れ、白い肌が淡く露出している。
「……寒くない?」
湊の問いに、紬は薄く首を振る。
「湊くんがいれば、寒くない」
彼女の声は甘く震え、まるで胸の奥から溢れる蜜のようだった。
湊はゆっくり近づき、指先で彼女の頬を撫でる。
指先の温もりに紬の瞳が細くなり、微かに息を吐いた。
そのまま手を伸ばして、紬のシャツの残ったボタンを一つずつ外していく。
白く柔らかな肌が次第に姿を現し、うなじや肩のラインが浮かび上がる。
「……ゆっくりでいいから」
紬の息遣いが近づく。
湊は彼女の首筋に唇を這わせ、軽く口づける。
紬の身体が小さく震え、手が自然に湊の背中に回る。
胸元へと手を伸ばし、柔らかな乳房を包み込む。
その温かさに湊の指がゆっくりと動き、彼女の息遣いは一層荒くなった。
「声、出しちゃだめ……」
囁くように言う紬の声は、甘く切なげで、耳元で震える。
スカートの裾を少しずつまくり上げ、太ももが露になる。
指先が湿った下着の上を撫でると、紬の身体がピクピクと反応した。
「……もっと……湊くん」
唇に甘く名を呼び、身体を押し寄せてくる。
そのぬくもりと湿り気が、湊の理性を溶かしていく。
布の上からそっと秘所を撫で、ゆっくり指を滑り込ませると、紬の吐息が乱れ始める。
「やさしく、して……ね?」
彼女の声は震え、指先は震動するように身体を求めてくる。
絡み合う脚、絡みつく腕。
身体の熱がぶつかり合い、互いの鼓動が聴こえるほど近い距離。
紬の身体がゆっくりと反応し、腰をわずかに持ち上げる。
声を殺すように彼女は湊の名前を何度も繰り返し、甘い叫びに変わっていった。
「ああ……湊くん……好き……ずっと、そばにいて」
耳元で囁かれるその言葉は、呪文のように身体の奥底に染みていく。
果てたあと、紬は湊の胸に顔を埋め、まだ揺れる呼吸を伝えてくる。
「こうしてると、全部忘れられる。学校も、家も、外の世界も」
その言葉に湊は静かに頷いた。
もう戻れない深みに足を踏み入れたことを、二人とも知っている。
「湊くんがいれば、それでいい」
紬の囁きに、胸の奥が熱く締め付けられる。
夜はまだ終わらない。
このまま朝まで、ずっと彼女を離したくなかった。
これでいい?
-
いいよ。もう十分だよ
-
もっと書け