新装オープンしたイタリア系の高層ホテルは、ウリしながらアゲ決めるのに最高だった。
今時のラブホでも珍しいくらい豪華な部屋で、キングサイズのベッドの上に、超ゴージャスな天蓋つき。
客が帰ったあとも、そのまま泊まって、夜景を見ながら朝までレオとセクササイズ三昧。
黒味がかったガラスに映るオトコの筋肉が、ちょうどブラックライトに映し出されたガタイみてぇに日焼した肌を真っ黒に映し出してすっげーエロい。
ウリの時はハダカが制服の拓也だが、今日はバスローブ着てセックスするんで、してる最中に寒くなっても平気だ。
今日は地元から出てきて4日目、明日で目的地に着くだろうから、こんな贅沢三昧の生活とはお別れかな(笑)。
そんなことを考えながらシャワー浴びてたら、レオが俺のケツ舐めてきた。
四つん這いになって、俺はレオの顔の上に乗ってやる。
「あーあ、明日からウリができなくなるなんて、マジ残念」
そういいながら、レオは長い舌を伸ばして俺の穴の周りをベロリと舐める。
その感触だけで、もうイキそうだぜ。
「あぁ……あん……しょうがねぇよ。俺たちは選ばれたんだからさ、こういうみだらで下品なことやめて、上品で優雅な暮らしをするんだ」
今日までのウリがうまくいったのも、俺たちがまだ10代前半だったからで、無事にこなせていたのもあの招待状のおかげだ。
どうやっても町で不良みたいにに遊べるのは今日までって感じ。
今やってることは堕天使みたいに堕ちていくだけなんだけど、俺たちは天使の雛に選ばれたんだ。
この世界の始まりを告げた声のように美しい声と、ギリシャ彫刻のようなガタイが認められて、ある日招待状が届いた。
アゲ♂マン少年聖歌隊。
彼らの歌声は命枯れゆくものを癒し、神の元へと導くという。
そして、彼らのその声が枯れる時、雛から本物の天使へと生まれ変わることができるってさ。
最初は本当かなって思ったけど、俺はそこへ向かうと決めた。
家じゃ毎日泣いて「こんな子産まなきゃ良かった!」って俺を殴るお母さんに招待状みせたらさ、「良かったね」って泣いてくれたんだ。
いつも厳しくて、何考えてるかわからないお母さんがだよ?やっぱりアゲ♂マン少年聖歌隊ってのは、選ばれたものしかなれないんだなぁって感動したよ。
「なんだよ、聖歌隊なんて馬鹿らしい。俺たちはずっとここで遊んでいたいんだ」
「ばっか、そんなことしたら神様怒っちゃうぞ!ほら、早く俺の中に入れろよ」
レオは俺と同じぐらいだってのに、もうガタイもデカくて大人顔負けのチンポを持ってる。
そのでっけーのが俺の中に入って、ズコバコやるんだ。
俺は四つん這いのまま後ろからガンガン掘られて、マジ狂い。
俺の吐息は喘ぎ声に変わり、ケツは激しくピストン運動で、もうイキそうだ。
レオの両手が俺の乳首に伸びてきて、その突起をグリグリとつねった。
その瞬間、全身に電流が走ったみたいにビクビクしちゃう!
しばらく犯された後、今度はレオが仰向けになって、オレはその上に覆いかぶさる。
「....この俺たちの楽しみも、明日までか」
レオが寂しそうにしょぼくれた表情を俺に見せる。
確かに明日からは寮暮らしだ。
厳しい戒律の生活が待っている。
多分俺達がセックスする隙なんてないだろうなぁ。
「でもさ、ひょっとしたら俺達みたいに性欲に燃えてるやつらいるかもよ?」
「でもさ……」
「おーい!シケた顔しないでくれよ~!」
そんなことを言ってたレオだけど、俺のガタイにチンポが擦れると気持ち良さそうな顔で喘ぎ出した。
レオのガタイに抱き付いて、レオのチンポを自分のケツに入れて。
レオが俺のガタイを両手で掴んで激しく腰を振る。
俺もそれに合わせて自分から動いた。
そうするたびにケツとチンポがぶつかる音と、俺達の口から漏れる喘ぎ声とで部屋中がいっぱいになる。
俺たちのセックスが、このラブホの中で最高に盛り上がった瞬間だ。
もう頭の中は真っ白で何も考えられない。
「いくっ!!」
俺たちは同時に射精して果てた。
お互いの精液が混ざり合いながら、俺たちの身体を濡らしていく。
荒くなった呼吸と汗で濡れたガタイが激しく痙攣して止まらなかった。
しばらくして落ち着いてきたとき、レオが俺に言った。
「なあ……聖歌隊に入ってもさ……ずっと一緒だよな?」
「ああ、もちろん。俺たちはずっと一緒さ」
そう言って俺たちは固く抱きしめ合い、そのまましばらく静かに眠りについた。
お互いの温もりを感じながら眠ると安心するし心地良い。
これから始まる新たな生活への期待、不安、両方抱える俺。
どんな奴に会えるかな。歌うまく歌えるかな。仲良くなれるかな……でも一つ確かなことがある。
レオがいる限り、マンコを種マンにされた俺はひとりじゃない。
これからも2人で頑張っていこうと思ったんだ。
6の月の真ん中、今日は快晴で爽やかな風が吹いている。
昨日はあんなに雨降ったのにな。
俺はいつも通りレオを起こして朝食を食べさせる。
それから一緒にバスに乗って、イタリアの田舎町へ向かった。
俺たちがこれから入ることになる聖歌隊の責任者と落ち合うためだ。
車内ではたくさんの人が乗ってたけど誰一人として喋らずにただ静かに座ってるだけ。
なんか雰囲気ヤバいなーって思いながら外の景色を見ているうちに目的の駅に到着。
改札口を出たところで待ち合わせしていたはずの相手が見当たらない。
「なぁレオ、この辺にいると思うんだけどなぁ」
「わかんねぇよ……とりあえず探そうぜ」
辺りを見回していると、急に俺の目が一点に留まった。
見えるのは青々とした芝生が広がる公園。
その中にぽつんと立っているひとりの男の子。
すらっとした体つきで、顔立ちは整っていて綺麗だ。
その姿を見てすぐにピンときた。
俺のデカマラがズボンを突き破る勢いで勃起しそうになるのを感じた。
「拓也?どうしたんだ」
レオが俺の様子に気づいて声をかけてきたその時、初老ほどの男性が俺たちに近づいて来た。
そして笑顔をみせ、俺たちの前にしゃがみ込む。
「君たちがアゲ♂マン少年聖歌隊の候補生だね」
「はい」
揃って返事を返す俺たち、緊張で声が震えちまったぜ。
「天使となる皆さん、私はアゲ♂マン少年聖歌隊の責任者、及び指揮を担当しているマテオ・ルッチーニです。あなたたちのことは私たちが責任を持って預からせていただきます。」
「よろしくお願いします」
俺たちは深々と頭を下げて挨拶する。
普段ウリで相手にしている男どもと違って、品行方正って感じ。
この人についていけば間違いないだろうって安心できたぜ。
マテオさんが立ち上がりながら言葉を続ける。
「実は君たちより少し前に来た子と一緒にきましてね。
同じ部屋で過ごしてもらうから仲良くしてくださいね」
そう言って彼が視線を向けた先には、さっき公園で見た子が立っていた。
どうやら俺たちと同じ聖歌隊らしいな。
背丈は俺たちと同じくらいだけど何よりその美しい顔立ちからは高貴な雰囲気が漂ってくる。
「拓也!拓也!」
しばらく見とれていたからかレオの声で我に返った俺。
やっべー変な目で見られちゃったかな?
「俺は君たちからすれば直属のセンパイってとこだけど....あいさつは無しか?礼儀がなってないなぁ」
声まで完璧。
冷たく言い放つその口調もかっこいいぜ。
「ケッ、何がセンパイだよ。
生意気だな」
レオはすかさず敵意マシマシで文句をぶつけ、二人はお互いに睨み合う。
雰囲気が早速悪くなってきたんでマテオさんが割って入る。
「まぁまぁふたりとも落ち着いてください。これから一緒に生活するんですから仲良くしてもらわないと困ります。君達の名前を教えてくれませんか?」
「拓也だぜ」
「レオ」
俺たちの簡潔な自己紹介をきいて、センパイは眉間にシワを寄せて不満そうな顔をしているが、ルッチーニから促されると渋々と名乗ってくれた。
「……リョウだ」
リョウかー。
カッコイイ名前だな!もう彼の何でもかんでもがカッコよく見えるぜ。
これが恋ってやつか?初めての感覚に混乱して自分の気持ちがわからなくなっちまった。
とにかく暴れる心臓を抑えつつ、俺たちはルッチーニが運転する車に乗り込んだ。
これから雄膣の穴から精液垂らした俺たちが過ごす場所に向かうためさ。
車窓の風景は次第に緑が多くなり、遠くに見える山々の姿も大きくなってくる。
田舎だなここ。
道中ずっとリョウとレオが険悪なムードを漂わせていたせいで会話はほぼなく、空気が重くて息苦しかったんでひたすらに景色を眺めていた。
レオは俺の肩に頭を乗せて眠り始めたし俺もそのまま寝てしまおうかセンパイと話そうか迷っていたら、人々が車道に集い騒いでいるみたいで車が止まった。
何事だと思い窓から外を覗くと見えたのは新聞を配る青年とそれを囲むように立っている老人たち。
何を騒いでいるんだろうと思って耳を傾けると、人類が滅亡するだの、終末が来ているとか意味不明。
その騒ぎをひとしきり聴いたマテオは「またノストラダムスの大予言の話ですね」と言って苦笑い。
「ノストラダムスの大予言って何すか」
「7の月に恐怖の大魔王が訪れ最後の審判が行われる、らしいですね」
「くだらない話ですよ」
センパイは呆れたようにため息をつく。
「でも実際そういう噂があってみんな怖がっているんですから仕方ありませんよ。
そのために私たちも6の月の最後の夜に世界中のためのミサをするわけですし」
「ふぅん……」
俺は曖昧に頷きながら考え込んでみる。
人類滅亡か。
こんな話を聞いたら不安になる人もいるんだろうな。
でも俺はなんだか実感がわかない。
一週間ちょっと経ったら人類が滅んでるなんて思えないんだよな。
どうにか車は動いて山中へ入ることができたけど寄宿学校及び教会まではまだ時間がかかるとのこと。
マンコを種マンにされた俺は暇だし眠るのもなんだかもったいない気がしたんでセンパイに話しかけることにした。
話しかけた瞬間センパイは少し驚いていたけれどすぐに表情を取り繕う。
「なぁセンパイ」
「何だ?というかセンパイって呼び方どうなんだよ。せめてリョウ先輩とかにしろよ」
「えーなんか名前付けると違和感あるっていうか。呼びやすい呼び方が一番じゃん」
「こっちの良いようにするべきだろそういうのって」
不満げに呟くセンパイ。
だけども俺としては譲れないポイントなんだよなこれ。
だから押し通すぜ。
「まぁまぁいいじゃん。それより聞きたいことがあるんだ」
「何を?」
「センパイってどうしてここに来たんですか?天使になるため?」
「それは……」
敏感な拓也の質問に一瞬言いよどむ様子を見せたがすぐに平静を取り戻し話し出した。
「ここに来た理由....なんていうかな、まぁ、神を信じる人々が安らかであるように歌を贈るためだ。これは選ばれた俺達にしかできない名誉ある役だしな。どうだ?カッコイイだろ?」
センパイは照れくさそうに笑う。
話した内容はなんだかありきたりでいまいちピンとは来ないけど……これ以上この場で掘るのもなんだかなって感じだから俺はそれ以上突っ込んで聞くのはやめておくことにしたんよ。
やがて 1 時間ほど車を走らせ、山を少し進めばそこにひっそりと。
まるで森が大事なものをしまっていたかのように突然教会が現れる。
なかなか古く、しかし手入れはしっかりされているようで、きれいなデカマラのように大きく見えた。
外壁には彫刻が施されていて、至る所に十字架が飾られている。
レオの頭をはたいて起こし、車からおり、教会の中に入るとそこには事前に支給されていた制服と同じものを身にまとった、ジャニ系の少年達がいた。
みんな俺たちを見ると笑顔を見せ、歓迎してくれてる様子。
誰もかれもきれいな子ばかりで胸が高鳴ってくるぜ。
レオは逆になんだかびくびくしてて情けねー。
興味津々で覗く少年たちを尻目にルッチーニの案内で俺たちは4号室へ向かう。
道すがら出会う男の子たちに挨拶されたので俺はも元気に挨拶を返す。
元々通ってた学校に比べたら圧倒的に美少年の数が多い。
これなら楽しく過ごせそうだぜ!4号室に着いた俺たちはドアを開ける。
「ここがあなたたちの部屋です。部屋長はハルカです」
部屋の中には 1 人の少年がベッドに座って待っていてくれた。
ジャニ系の美少年たちの中でも群を抜いてかわいい顔立ちに、長い髪がさらさらと揺れている。
俺は慌てて頭を下げて挨拶。
「こんにちは拓也っす!よろしくお願いします!」
「……レオだよ」
俺とレオの挨拶を聞いたハルカはにこっと笑って立ち上がった。
「やあ、君たちが新しい子だね。僕はハルカ・ナツメ。一応この部屋の長を務めている。
これから、一緒に頑張っていこう。」
そう言いながら俺たちに手を差し出して握手を求めてきたんで、俺はすぐに握り返す。
ハルカの手は小さくて柔らかくて気持ちいい。
あんまり長く握っていると後ろの二人から嫌な気を感じたんで離したけどな。
部屋には二段ベッドが2つあり、机も二つだけ。
クローゼットもあり、中には大量のアゲ♂マン少年聖歌隊の制服や下着類などが。
俺は一気に野獣モードはとりあえず持ってきた荷物を片付ける。
といっても大した物はない。
服と下着くらいだ。
それ以外は全部聖歌隊が用意してくれるし。
鞭ろうそくロープ手枷口枷ハーネス首輪クスコ手錠ハリガタぐらいしか私物はないせいで持ち込めるわけもなく、俺たちの私物は本当に少ない。
「おかえり、リョウ。どう?この子達は、仲良くできそう?」
ハルカに話しかけられるとセンパイは顔をしかめ、不満げに答える。
「別に。生意気な奴らだけどまぁ仲良くできるかどうかはこの先次第じゃないの?俺としては拓也の方はまだ許せたがレオはだめだ」
レオのことを言及した瞬間レオはビクッとしていたがすぐに憎まれ口をたたく。
「偉そうにしてる割には部屋長でもなんでもない奴が何言ってんだか」
「....ほら聞きました今の?生意気でしょう?」
ハルカさんに同意を求めるような目線を送るセンパイだがハルカさんは苦笑いで首を横に振るだけ。
センパイは不服そうだが言い返すことはしない。
なんだかハルカさんに対しては態度が違う気がするぜ。
「まあまあ、とりあえずこれからら聖歌隊の一員の証を受け取りに行くと思うから、ルッチーニさんに連れられて行く前に用意を済ませておいてね」
「了解っす!」
ビルダー拓也は黙りこくる二人より抜きんでた元気で返事をして荷物の整理を再開する。
レオも渋々と着替え始める。
この部屋での生活が始まるんだなって思うとワクワクしてくるぜ。
準備が終わった後部屋を出て、ルッチーニ先生の案内で寄宿舎を抜け、廊下を進み、そのまま教会へと向かう。
教会の中は思ったよりも広く、ステンドグラスから差し込む光が眩しいくらい明るく神々しい。
こんな場所で一体何が始まるんだろうと思った瞬間、ルッチーニ先生が大きな扉を開いた。
奥は暗く、なんだか地下へと続いているみたい。
「今からお会いする方はとても尊いお方なので、失礼のないように」
「うっす!」
オレは元気よく返事をして先生に続いて歩き出す。
レオはちょっとビビってるみたいだな。
路上生活に慣れてたからこういうカチッとした雰囲気の場所は緊張が止まらなそうだ。
そんなレオとは対照的に拓也はワクワクが止まらない。
こんな雰囲気の地下にある部屋なんて一体誰がいるんだろうって考えただけで興奮が止まらないぜ。
階段を下りきると、そこには小さな部屋があった。
奥には玉座のような、荘厳な椅子が置かれている。
誰もその椅子には座っていない。
だけどそこにいる誰かが、まるで神のような貫禄でこちらを見つめているのがわかる。
この空間に充満している神秘的な空気がそれをガタイに感じさせていたんだ。
「なんだ?誰もいねぇじゃねぇか」
「レオ、駄目だ」
レオの言葉を聞いてすぐにハァハァ喘ぎ続ける拓也は止めようとした。
その空気を壊してはいけない気がしたからな。
レオは不満げな顔をして黙り込む。
「マーテル・ダミーコ様」
ルッチーニ先生が一言申すとその椅子に突然人影が現れる。
どこか威圧感があって迫力はガンガン効いてて自然と体が震え上がってしまう。
そんな俺たちのことなどお構いなしといった感じでダミーコ様は厳かな声で話し始めた。
「……私はダミーコです。呼ぶ際にはマーテル・ダミーコかダミーコ様と呼んで下さい。」
俺たちは固唾を呑んで耳を傾ける。
声色はなんだかオンナっぽくて神秘的。
それが逆に恐怖を煽ってくる。
この部屋の雰囲気と相まってまるで別の世界に飛ばされたかのような錯覚に陥りそうになるぜ。
暗くて表情ははっきりわからないけど唯一見える口元は微笑んでいるように見える。
この人は一体何者なんだ?そんな疑問は置き去りにルッチーニ先生は話を続けた。
「他のお二方は?」
「今は席を外しております。もし見かけたら後程紹介することにしましょう。」
レオはダミーコ様の言葉に若干震えているように見えた。
確かに拓也も恐いが同時にどこか魅かれるような不思議な魅力があると感じている。
ただ一つわかるのは自分よりも遥かに偉大な存在だということだ。
「喜ばしいことに貴方達は天使の雛に選ばれました。どうか私たちと共に歌いましょう。
そして、天使として愛される存在となってください。」
ダミーコ様が手を叩くと、どこからともなく白い光が現れて俺たち3人の身体を包み込んだ。眩しくて思わず目を瞑ってしまう。
視界が元に戻ると変化が一つ。俺たちのタイに付いている宝石が瞳の色と同じ色になったんだ。俺は深緑でレオは茶色。
「これで貴方達の声はより一層輝くことでしょう。」
一体どういう手品を使ったんだろうか?俺たちは驚きすぎて声も出せずにいたぜ。
ふと宝石から目を話せば、いつの間にかダミーコ様は消えて最初来た時と同じように椅子が空いた状態に。
「……さてと、あなた達が天使の雛に選ばれたことを祝して食事を用意しましたよ。
お腹が空いたでしょう?」
ルッチーニ先生は微笑みながら告げた。
そう言えば俺たちは車に乗ってから何も食っていなかったんだった。
途端にお腹が減ってきたな。
レオも同様らしい。
外はもう日が傾いていて夜になりそう。
寄宿舎に戻ると食堂に案内され、俺達2人の夕食が用意されていた。
ほかの子はもう取ったらしいのでいないみたい。
料理はどれも美味しそうな匂いがして食欲をそそるぜ。
「さあどうぞ召し上がれ」
拓也とレオは食事を開始する。どれもすごく美味しい!レオは緊張してるせいかあまり食が進んでないみたいだけど俺はあっという間に平らげてしまったぜ。
その後はスケジュールをもらい、風呂へと案内された。
寄宿舎の2階に大浴場が設置されていて、広々とした空間でゆっくりできそう。
脱衣所で服を脱いで中へ入ると湯気が立ち込めている。
なんだか気持ちよさそうだ。
頭にタオルを巻いてそのまま湯船に入った。
温かいお湯が全身に染み渡っていくようだ。
思わず声が出てしまうほど気持ちいい。
レオも隣に座って同じようにお湯に浸かる。
「んぁ〜最高だな!俺達が止まったホテルの風呂よりはるかにいいぜ。危険もねーしなー!」
「だな。でもなんか不思議な気分になっちまった。さっきのダミーコ様といい、あの宝石といい」
レオは俺の言葉にどこか不安げな表情を浮かべる。
あれら全てが現実なのか疑問だな。
でも確かにダミーコ様はいたし宝石の色も変わったし、疑う余地はない。
それにしてもあの宝石は一体何なんだろうか?瞳の色と同じように輝く宝石。
何か特別な力が宿ってるのかな?例えば歌をより良く響かせる力とかありそうだ。
もしそうならその力を最大限に活用して聖歌隊として活躍してみせるぜ!
「そういや明日からのスケジュールしっかりみたか拓也、結構ハードみたいだけど」
「あぁそうみたいだな。でもまぁなんとかなるっしょ!」
俺の返答にレオは呆れたような顔をしながらお湯に頭まで浸かる。
変なことするな相変わらず。
俺はそんなことを考えながら再び天井を見上げる。
湯気が天井にくっついて水滴を作っていた。
なんだかこの寄宿舎での生活も悪くないと思えてきたけど明日からは通常の学校としての授業に歌の練習が入る毎日になるし頑張らないと。
なんて思っていたらなんだかデカマラに刺激を感じる。
何事かと思って視線を下げるとレオが敏感な拓也のマラを握りしめていた。
「おいレオ!何やってんだよ!」
「ははは、やっぱり反応しちゃうよな?お前のちんぽめっちゃ硬くなってたからついさ。
それにここならバレないだろうし」
確かに今ここにいるのは俺たち二人だけ。
股間に血液が集まっていくのを感じながらも、今ここで始めたら途轍もない長風呂間違いなしだ。
しかもホテルと違って変な汚し方をしてしまえば叱責を食らいかねない。
オレはレオの手を振り払うと勢いよく立ち上がる。
「ほらレオ早く上がるぞ。こんな所で始めたら絶対まずいだろ」
オレはレオを置いて一人さっさと浴槽から出て服を着始める。
レオは不満げな顔をしていたが諦めたようでおとなしく何も言わずについてきた。
ごめんなレオ、今日じゃなくてもいつかさせてやるからさ。
そう思いながらもオレの心の中には早く自分の部屋に戻りたいという気持ちが大きくなっていく。何故だろう、レオのことを考えるべきだと思いながら、浮かぶのはセンパイの顔ばかりでさ。なんだか気まずくて落ち着かない。
4号室へ戻ると、センパイとハルカさんがパジャマ姿で談笑していた。
拓也のマラは少し萎え始めていたもののセンパイを前にした途端一気に硬度を増していく。
「ただいまっす!」
「おかえりー」
ハルカさんとセンパイの二人が同時にこちらを見る。
ハルカさんはニコニコとした笑顔を浮かべている一方でセンパイの目つきは鋭く俺たちを睨む。
なんでそんな目で見るんすか。
レオもその目線に気づいたのか睨み返そうと一瞬構えたけども視線を外した。
流石にここで喧嘩はまずいもんな。
「どうも、新人さん達。
4号室へようこそ」いまいち冷たいセンパイに対して、ハルカさんの方は親しみやすそうな表情で迎えてくれる。
やっぱハルカさんの微笑みは癒されるぜ。
センパイも同じように思ってんのかな?さっきの談笑の様子を見る限り、そう思ってそうだけど。
「よろしくっす!」
元気よく挨拶、レオも続いて小さく頭を下げる。
「改めて自己紹介をしよう。僕はハルカ。この部屋では一応僕が一番上の学年だけど、気軽に接してね」
目の色は澄んだ青、改めて見てもやっぱりジャニ系の美形で彼がウリをすれば間違いなく人気者になるだろう。
「おい拓也、なんだよその顔は?」
センパイに言われて我に返る俺、どうやらろくでもないことを考えてたのが顔に出てたみたいだ。
慌てて誤魔化そうと口を開こうとしたがそれより先にセンパイが喋り出す。
「まぁいい、そういやマーテル様にはちゃんとあいさつできたか?あれは俺たち天使の雛が敬愛すべき尊いお方なんだが....会った奴の中には怖すぎてしばらく震えてる奴もいるらしいからなぁー。
大丈夫だったか?特にお前」
センパイがレオに視線を向けるとレオは途端にさっきのことを思い出したのか顔面蒼白になり口をつぐんでしまう。
そんなに怖かったのだろうか、俺はそこまでだったんだけどな。
でも確かにあの威圧感は尋常じゃない。
ハルカさんはそんな様子をみて、心配そうな顔を向けた。
「大丈夫かい?」
「........」
「そんなに怖がらなくてもいいよ。
最初は少し慣れないかもしれないけど、僕たちを守ってくれる立派な方だから」
「あ……そう、ですか」
ハルカさんの優しい言葉を受けてレオも少し落ち着いたようで、ほっと息をつく。
「ふん、お前がどう思っていようとあの人が怖いって言うのは変わらねぇ事実だぞレオ。」
「もうやめなよリョウ、さっきからこの子達に対して当たりが強いんじゃない?」
「.....すまない」
ハルカさんが止めに入ると素直に聞き入るのが不思議な感じ。
確かに初対面の時からレオや俺に対しては刺々しい雰囲気だけど少しだけ大人しいな。
「とにかく、みんな今日から仲良くしよう。この部屋で過ごす時間は長いんだし、互いに協力して楽しい生活にしていきたいんだ」
「うっす!」
ハルカさんの言葉に同意するよう元気よく素早く答えた。
センパイは少し不服そうだが何も言わず黙ってうなづいていた。
少なくともハルカさんがいる場においては俺たちと先輩の関係は悪くなることはないんだろう。
そう思うと安心できる。
「さて、今日はもう休まないとだ。長旅で疲れただろ?」
「そうっすね」
「じゃあ好きなベッドを選んで、早く眠って疲れを癒やそう」
そう言ってハルカさんが指差した先にある二段ベッドは既に布団が敷かれていた。
レオが上段を選ぶ。
俺は特にこだわりもなかったんでそのまま下の段に飛び込むことにしたぜ。
「綺麗に敷いてあるだろ?俺が敷いたんだぜ。明日から自分でやれよ」
センパイが自慢げな顔で胸を張る。
確かに布団は綺麗に整えてあるしシーツにもシワひとつない。
なんだかいい育ち方してるなーと感じたぜ。
俺たちはそれぞれの布団にもぐりこんで電気を消す。
「じゃあおやすみなさい」
「おやすみっす!センパイ」
「センパイ……ねぇ。
それで貫くつもりかよおい」
電気が消え、俺は毛布に潜って瞳を閉じる。
緊張と興奮で眠れない。
というか位置的に隣りのベットでセンパイが寝ていると思うと、その事実だけで股間が熱くなってくる。
激しく手を動かしたいけど、実行に踏み切れない拓也は悶々としながらもぞもぞ体を動かす。
その時、ハルカさんのベットから何か声が聞こえてきた。
柔らかくて、優しい、まるで母親のような声だった。
ふと、顔を出して周りをキョロキョロ見ると、センパイと目が合う。
「おい、こっち見んなって……」
センパイは嫌なものを見たかのような反応をして目をそらす。
「……あの、この歌って……?」
「あぁ……ハルカさんの子守唄だ。ここの部屋に入る奴は幸運だぜ?これで間違いなく寝れるんだからな」
「え?」
センパイは眠そうな表情をしている。
ひょっとして今がチャンスかと思って起き上がろうとしたけど、自然に体の力が抜け始め、意識が遠のいていく。
夜通しセックスすることもあったし夜更かしには自信があったんだけど別次元の猛烈な睡魔に襲われていた。
あれよあれよという間にオレはハルカさんの優しい歌声に包まれて眠りについたんだ。
明日から忙しい一日が始まる不安も、この時だけは俺と一緒に眠っていた。