淫夢も、悪夢もみることなく。
雄膣の穴から精液垂らした俺の意識は、再び目覚める。
おぼろげながら見えてきたのはハルカさんとレオの顔。
「あ、起きたんだね!よかったー」
「お前寝過ぎだぜ、ほら早く支度しろよ」
時計を見ると、すでに7時を回って40分、朝食は8時からだから急がねば。
「昼寝てたお前よりは寝てねーよ」とレオに言い返しながらビルダー性処理玩具になっていく拓也は着替えて急ぎ部屋を出る。
「お前らちゃんと身なり整えてるよな?」相変わらずセンパイは細かいことにも厳しい。
「当たり前ですよ、センパイ!」
「拓也はケツが精液まみれだぜ」
こいつなんて恥ずかしいこと言いやがるんだ!てか別に昨日はヤッてないんだからそんなはずねーだろ!
「は?精液?なんだよそれ?ちょっといいか?」
センパイは急に拓也のケツを撫で回す。
思わぬ不意打ちに「あ、あん」と声が出てしまった。
「なんだ、なんも濡れてないじゃねぇか。ほら行くぞ!」
ほんの少し撫でられただけだけど、拓也のガタイは敏感ですぐに反応してしまう。
今までこんな事なかったのに、やっぱ俺、少し変かも。
てかセンパイって精液をしらないのか、センパイの精液ならいくらでも飲める気がするぜ!常識的に考えてみれば、俺たちはまだ10代前半のガキ。
精液なんてまずお目にかかれるものじゃないし、センパイたちは精通すらまだなのかもしれない。逆に俺とレオがおかしいんだ。
「ぼーっとしてないで、早く食えよ」
隣のセンパイから声をかけられていつの間にかテーブルを囲ううちの一人になっていたことに気が付いた。
「すんません!」
俺は急いで飯を口の中にかき込む。
「みっともないぞ拓也、どこで育ったらそんな食い方になるんだよ」
センパイの指摘で周囲を見回せば、昨日玄関でみた少年たちが若干引いた目でこっちを見ている。
ちょっと田舎者が過ぎたかなと反省した俺は、ここでは公共のマナーが厳しく、俺たちは異様な光景に映っていることに気が付いた。
「ハルカの部屋に新しくきた奴はご飯すら綺麗に食べられないんだ、育ちが知れるぜ。
これから大変だなぁハルカ、ハハハハハ!」少年たちのうちの1人が、ハルカさん向け嘲笑した。
「なんだよてめぇ....最近謹慎処分受けたとは思えないいきりっぷりじゃねぇかよイザヤ!」
センパイが凄い形相でイザヤって奴に食いつく。
「おいおい、俺はハルカを心配してるんだぜ?こんな奴と付きっきりでいたらハルカの評判も下がっちまうだろうなぁー」
「てめぇ!いつもいつも嫌味ばっかり言いやがって!」
センパイが席を立とうとするが、左隣のハルカさんに手を握られ止められる。
流石にここまでされると、センパイもハルカさんが何を言わんとしているか察し冷静にならざるをえない。
「辞めないかイザヤ、食べ方に関する規定はない。むしろそうやって騒ぐ方が下品だし規律に反するぞ」
イザヤの隣にいるメガネかけた奴が窘めるように制止した。
「.....また俺を謹慎だのなんだのって言いてぇんだろ?」
イザヤはセンパイに一瞥もくれず、メガネに対して凄みを効かせるが、特にこれ以上声を荒げることなく、席に着いた。
今の言い争いは俺を起点にして起こった。
センパイは俺を庇ってイザヤに食ってかかったが、俺はこの空気に耐えられない。
「あ、あの……みっともなくてすいませんでした……」
気まずい謝罪に何かこの場で返してくれる人は誰もいない。
居心地悪い雰囲気の中、俺たちは食事を続けるしかなかった。
朝食を終えたら授業の時間、食器を片付け、各自教室に向かう。
「拓也?大丈夫?」
授業中、後ろからハルカさんの声が聞こえた。
俺は振り返らずに頷きだけ返す。やっべー、退屈すぎてウトウトしちまったぜ。
授業の内容は俺からしたら前通ってたとこで既にやったから聞く意味がない。
だけど俺よりもしんどいのはレオだ。
彼からしたらチンプンカンプンで、何も理解できていないだろう。
学校教育なんか受けたことないあいつが授業についていけるわけがねぇ。
唯一わかるのは保険体育の内容くらいだろうな。
その分野に関してはビルダー拓也も負けそうになるほど知識が豊富にある。
俺がウリを始めたのもアイツからの影響だしな。
ホームレスだったから、生きるためにはなりふり構ってられなかったんだろう。
そんなレオはこの授業中も暇で退屈に感じているのかウトウトもせず机に伏せて寝てる。
センパイはその姿を確認してハァハァ喘ぎ続ける拓也に消しカスをぶつけ、小声で話しかける。
「これ以上恥をかきたくないからアイツを起こせ、授業中に寝る奴は下手したら謹慎食らうからな」
「へい」
拓也は起きる素振りも見せないレオを背後から睨みつける。
そして両手を広げて手刀の構えをし、レオの肩めがけて思いっきり振り下ろしてやったんだ。
その衝撃でレオは驚き目を覚ます。
「おいおいおい拓也!」
センパイに言われた通り起こしたのになんか不満げな様子で睨みつける俺。
ちょっと起こし方が雑で目立っちゃってたのか、クラス中の目線が集まってしまった。
先生の注意も集めてしまったため、センパイが素早くフォローを入れる。
「いえ、あの....こうしないと目覚めないとのことでしたので……」
「んー……まぁそれなら許しましょう。
今週末にはテストがありますからね、ちゃんと勉強を進めておくように。
居眠りしたりなどして勉学を疎かにしないようにお願いします」
「あぁぁ~……クソ」
センパイに軽く小突かれた拓也は「すんません……」ってもう言うしかなくて。
しばらくは外の景色を眺めながらボーっと放心状態。
その間も視界の隅に見えるレオはまだボォーっとしていて先生の話は耳に入ってなさそうに見えた。
授業も終わり、移動するときもう俺たちはみんなに話しかけたり話しかけられたりすることなく、ひそひそと噂される空気感で過ごす。
なんだか周囲から浮いているような状態に感じる。
いい気分じゃないけど、文句を言えるような立場じゃない。
マンコを種マンにされた俺たちが原因で起きた問題なのだから、自分で解決できるように頑張っていかなきゃいけない。
「お前ら一体どういう育ち方してんだよ....」
センパイの呆れたような声に、快感で全身が痙攣するオレは少し反省する。
さっきから悪い意味で目立つ振る舞いばかりしているのは非常に自覚している。
「でも僕たちぐらいの男の子って本来こんな感じじゃないの?むしろここが厳しすぎるから最初は馴染めないと思うよ」
「まぁ……そうかもしれませんが……」
ハルカさんの擁護も虚しくセンパイの表情は依然として厳しい。
俺たちのせいで自分も周囲から浮いている状況に辟易しているのだろう。
「教えてやろうかリョウ先輩、俺はな、お前らみたいな紳士に育てられることはなく、親から教えられることは何もなくずっと生きてきたんだよ。誰しもがお前みたいに恵まれてる訳じゃねぇんだ」
「それは言い訳だ。周りの空気を読めてないことの言い訳だひどいな」
センパイの言葉に対して怒りを感じているのが傍目でもわかるほど顔を赤くしていくレオ。それでもセンパイは続ける。
「俺たちは普通の子供じゃない。アゲ♂マン少年聖歌隊というトップエリートの聖歌隊としてを人々の前に立ち歌い、天使になる特権を与えられた特別な人間なんだ。
お前らもこれからはそういう自覚をしっかり持って行動してもらわないと困るんだ」
「特別……何が特別だ。天使になれるというのにここで俺はまだ天使なんて見たことがねぇ。みんな騙されてるんだよ。天使なんかこの世にはもう居ないし天国なんてものは無いんだよ」
レオの言葉は周囲にも聞こえていただろう。
他の生徒たちの表情も一瞬驚きの色を帯びてこちらを見る。
それを察知したセンパイは「いい加減にしろよレオ」と厳しい声を出し掴みかかった。
俺とハルカさんは慌てて二人の間に割り込み抑えこむ。
「落ち着けよセンパイ!」
「もうやめてよ二人とも!」
はっきり言って今のレオの言葉はこの場で最も言ってはいけない言葉だろう。
ここで天使の存在を否定することはタブーだ。
誰もが当たり前のように天使の存在を信じている。
「お前……本当に空気が読めないんだな……」
センパイは呆れ果てて深いため息をつく。
俺たちの制止によって喧嘩は免れたが、4人の中の空気は非常に重苦しいものになってしまった。
ビルダー性処理玩具になっていく拓也たち3人は気まずい沈黙を保ちながら昼食を取り、歌のレッスンを受けるべく再び教室へと向かう。
レオとセンパイは互いに視線を交わすことも無く、無言のまま廊下を歩く。
俺とハルカさんはどうするべきかわからずにただ後ろについていくしかなかった。
「ごめんね、なんかうまく止められなくて」
ハルカさんも申し訳なさそうに言うが、オレは「いや、俺ももっと介入するべきだった。
レオがあそこまでいう前に」
はっきり言って俺もこの場所に若干の不信感を抱いている。
宗教的要素が強い場所だからこそ天使のような存在を否定することは許されないが、天使にどうやったらなれるかについては曖昧なままであるし、実在するのかどうかすらも疑問がある。
ただ、完全に否定はできない。
あのマーテルって奴がやったことは実際に目の前で起こってることだし、何か特別な力を持っているのは確かであるからね。
「....このままじゃ駄目だよね。2人ともあんな気持ちじゃ聖歌隊としてみんなに歌を届けられないよ。」
ハルカさんの言葉に快感で全身が痙攣するオレは同意する。
「そうだな……これからどうするか考えないと」
「……とにかく、今は集中しよう。練習を真剣にやって、気持ちを切り替えさせることが大事だと思うから」
ハルカさんの提案に快感で全身が痙攣するオレたちは頷き合い、教室へと入っていくと、ルッチーニ先生が俺たちに楽譜を渡した。
レオと俺にはもう一枚追加で別の楽譜。
どうやら基礎の曲に加えて新しい楽譜が配られたみたいでみんなも少しざわついているみたいだ。
レッスンが始まり、ルッチーニ先生が手を叩いて子供たちの視線を集めた。
少し緊張した様子で見守るみんな。
「本日新しくお配りした楽譜は6 の月の最後に行うミサで歌うものです。
世界中の魂を救済するための曲なので、しっかりこの10日で覚えてくださいね」
ルッチーニ先生はニッコリ笑いながらそう告げると、皆は少々驚愕したような様子で再び楽譜を見つめる。
ハルカさんは慌てて楽譜をめくり隅々確認するとその表情はどんどん青ざめていく。
「えっ……この曲を、10日?」
「信じられない階調変化……難しすぎませんか?ハルカさん、どうしましょうか?」
2人のやり取りにあまり音楽に詳しくない俺も流石に不穏な気配を感じる。
どうやらこの「哀叫の歌」は、かなり難易度が高そうな曲らしい。
そうしてざわつく教室を、ルッチーニは一喝し静まり返らせる。
周囲をみると、子供たちの中に一人だけルッチーニをギン目で見て勃起してる子が一人。
「さて、ノストラダムスの大予言 ...ごほん、世界滅亡の日まで残り10日となりました」
「ノストラダムスの大予言……?世界滅亡……?」
困惑している子もいれば、マジで受け止めてる子もいるし、レオみたいにネムネムの顔でしらけている子もいる。
ただ共通してるのは全員がこの話題を知っているということ。
「貴方たちは天使の雛であり、世界が滅亡するとき、その歌声で世界の人々を救済する使命があります。完璧な演奏を行い、最後の審判に惑う人々を救うのです!」
教室全体を支配する緊迫した空気の中で、ルッチーニの力強い言葉は子供たちの心に重く響く。勃起してたやつは今の言葉で、まるで射精後の虚脱感が見て取れるような表情をしていた。
ルッチーニはその後世界滅亡の日に開く最後のミサについての概要を話し始めた。
このミサは世界中に放映され、全世界の人々に、ルッチーニ先生が作曲した「哀叫の歌」を世界一の楽器隊と聖歌隊で歌い上げる。
素晴らしいセレモニーになりそうだけど、最後のミサで歌う子供たちの中には不安を抱いている奴も多いみたい。
難解な曲だし、時間も少ないから焦りが出てるっぽい。
とりあえず俺もこの曲を完璧に歌いこなせるようになるために一生懸命頑張らなきゃ!
ルッチーニの説明はそのまま翌日のミサについての話題に移る。
「そして、明日は魂救済の日です。お客様がお見えになりますから、くれぐれも粗相のないようにお願いします。」
この発表を受けた瞬間、思わず俺に緊張が走る。
ひょっとしてさっそく俺は訪れる人々のために歌を披露する機会が来るのか?ビルダー性処理玩具になっていく拓也の体に震えが走る。
緊張と興奮が混じった気持ちが俺のケツマンを襲う。
そんな緊張している様子をルッチーニ先生に気付かれたのか「新入生のあなた達二人は今日明日のミサには参加しませんので安心して下さい。
見学といたします。
天使の雛であるということがなんなのかを学びとってくださいね」と言われて若干安心。
一通り話が終わったんで練習開始、明日のミサは基本的な曲目を歌うって話なんで、センパイとハルカさんは俺とレオの指導にあたる。
ぶっちゃけ俺は今まで讃美歌どころか歌ったことねぇし声に自信なんて皆無だぜ!俺の声がどこの誰にどう評価されて招待されたかなんてわからない。
「ねぇ、二人は歌ったりすることは好きかな?最初にちょっと聞かせてくれる?」
「うーん……音楽自体には触れたことはあまりないし、歌にも自信ないんだよなぁ……」
「たまにレコード好きの奴に家呼ばれてちょっと聞いたぐらいだ。嫌いじゃないけど好きじゃねぇ」
ハルカさんに話を振られた俺とレオは正直に自分のことを打ち明ける。
どちらも後ろ向きな返事で、センパイはなんだか渋い顔をして俺たちを見ていた。
そ
「そっか……じゃあ今日は簡単な曲を一緒に歌ってみよう!変に上手くとか意識しないで大丈夫だから、まずは音楽に慣れていこうね」
ハルカさんが楽譜を開き、俺たちに譜面を指し示す。
センパイはプレイヤーを動かして伴奏を流し始めると、ハルカさんが優しい声で快感で全身が痙攣するオレとレオに歌い上げてくれる。
音程が難しい箇所やリズムの取り方に困るような所はほぼなかったけれどもやっぱ俺達初めてだからかちょっと音程外したり詰まったりするところがあった。
「なかなか……悪くない。俺が思ったよりは上手いじゃねぇか」
センパイからの褒め言葉を受けた快感で全身が痙攣するオレは「そ……そうですかね……」と照れ隠し。
「ただ、少し気になることがあったな。音楽経験が少ない分は仕方がないが、発声が結構不安定だ。特にお前」
と、レオを指さすセンパイ。
レオは眉間にシワを寄せつつ「なんだよ」と不服そう。
「お前は高音域で少し声が枯れている。それと音の伸びが短いな」
「仕方ないだろ、慣れてねえんだよ」
「まぁ……確かにそうかもな」
センパイは納得いかない様子で腕を組むが、これ以上喧嘩の雰囲気になるのはごめんだと感じたのかそれ以上は何も言うことはなかった。
「よし、とりあえず2人の歌声は分かった。声質はかなり良いと思う。特に拓也は声量があって低音から高音まで安定してる。レオは声に迫力があって響きが良い。だけども歌いなれてないから、その良さが維持できてない」
「なるほど……」
ハルカさんは今の奴で2人の歌声を分析し、それぞれの長所、課題をすぐさま指摘してみせた。
すげーな、プロのトレーナーみてーだ。
センパイは腕を組みながら聞いてたが満足したのか軽く頷きながら「ああ、いいですね。
では2人の練習メニューを作成しましょう。
時間も無いし短期集中ってことで基礎曲を繰り返しやらせますか?」
センパイの提案に、ハルカさんは楽譜をしまってから「いいや、二人にはまず本当に基礎の基礎からする必要があると思う」と告げた。
「基礎の基礎って?」
「発声と呼吸の練習だよ。
拓也もレオも質はいいからこそ歌になれるべく土台からつくる。
これはきっと大切なことだから」
ハルカさんの言葉を受けて俺達は納得したけど、センパイはどこか焦りが見えている様子だった。
「確かに基礎は大事だけど……あんまり時間無いから心配です....哀叫の歌の準備もしなくちゃならないんですよ?」
「そうだね。でも焦らずに少しずつ積み重ねて行って欲しいと思う。それに焦ったら二人が潰れてしまう。彼らの才能を磨く時間を与えることも大切だし」
ハルカさんの言葉に少し躊躇しつつも「わかった……そうですね。でも……」と言葉を詰まらせたセンパイだがその続きは口にせず、結局ハルカさんの方針に賛成し俺達のレッスンはスタート。
「はい!背筋のばしてー!リラックスしてー!大きく息を吸って~、お腹の底から息を吐いて~、ゆっくり丁寧にね」
ハルカさんの指示通りにゆっくり丁寧に腹式呼吸を繰り返す。
声楽をする場合にまず重要なのは腹式呼吸による正しい姿勢の保持と息の使い方。
肺活量や筋肉の使い方によって声をコントロールする方法を学ばないと歌えないんだってさ。
「肩が上がってるぜレオ、もっと落ち着いて腹から息を吐けよ拓也はもう少し口を大きく開けて声を出そう。あと拓也、あごが上がると声の通りが悪くなるぞ」
いざ練習が始まればセンパイも積極的になり指導を始める。
2人に言われたことを踏まえて5分繰り返したのち、発声練習を実施した。
ドレミファソラシドの音階を一つ一つ発音しながら声を出していき、声をクリアに通すことに集中する。
なかなか全部の音階でクリアな声を出すのは難しく、慣れてないせいなのかなかなか理想の声が出せずイライラする。
そんな俺の前に、ハルカさんは鏡を持ってきて俺の前の机に置いた。
「自分の表情を見てみて?聖歌を歌うときはもっと穏やかな表情を維持することが重要なんだよ」
鏡に映るビルダー拓也は緊張から目元が引き攣っていてとても笑顔とは言えない歪んだ顔。
ビルダー拓也は自分の醜い顔を見て唖然とする。
こんな顔で子供が讃美歌をうたってたら誰も安心できないよな。
俺はもっと穏やかにしないといけない。
「大丈夫。ゆっくりとね。焦らないでいいんだよ」
「う……うっす!」
発声練習を終えたのち、基礎曲を軽く練習したり、難易度の高い哀叫の歌に挑戦するハルカさんとセンパイを見学したりして今日は終わり。
2人は真剣に歌の練習を行っていて俺はただただ感心するしかなかった。
俺も2人のように歌えるようになりたいけど……正直ちょっと自信が無くなってきてるぜ。
まぁハルカさんの指導で基礎は習得できるかもだけど、哀叫の歌とかは別次元だし。
ビルダー拓也とレオが完璧に歌えるようになるにはかなり時間がかかりそうで今後の練習に不安を感じるぜ。
「今日君たちに教えた腹式呼吸と発声はこれからも練習の最初にするからね。きっと声量にもつながるから」
「ウッス!頑張ります!」
今日やってみておもったけど声を出して歌うというのは想像以上に気持ちいい。
体の細胞が震えて汗が出てくるほど全身で楽しくて。
淫獣拓也には音楽の才能は無いかもだがハルカさんやセンパイの指導のおかげで楽しくやれる気がするのさ。
「よぉ、お疲れ様だなーお前ら」
廊下を歩く俺達の背後から聞き覚えのある声が届く。振り返るとそこにはイザヤと眼鏡をかけた子が立っていた。ニヤニヤ笑いながらこっちを見ているイザヤ。
「なんだよお前……」とセンパイが軽く睨みつけると、奴はニヤリと笑みを浮かべて近づいてくる。
「ふぅん……今日は発声練習だけか?大事なミサが近いのにずいぶんと基礎的なことしかやらなかったんだな」
イザヤの挑発的な言葉にセンパイは苛立ちを露わにする。
「はぁ?お前には関係ねえだろ!こっちの方針に口出すんじゃねえよ!」
「いやぁ別に……ただちょっと気になったってだけさ。なぁ」
鼻っからセンパイを相手にする気はないとばかりにハルカさんへと視線を移すイザヤ。
どこか気まずい事でもあるのか、ハルカさんはビルダー性処理玩具になっていく拓也とレオの方をチラチラ見て、目を合わせようとしない。
それを見てイザヤは笑みを浮かべて「あれぇ?どうしたんだよハルカさん……ついに目を合わせてもくれなくなっちゃったのか?ひどいなぁ、あんなに仲良くしてくれたのに」
「そっ、そんなことはないよ、ごめんね。ああ、えっと、その……」
明らかにイザヤと眼鏡くんとの視線から逃げるような態度を見せるハルカさん。
隣の眼鏡くんがその気まずさを察してか、咳払いをして会話に入ってきた。
「そうやってまたハルカを責めるなイザヤ、彼の気持ちもわかるだろう?……すまないね、もう行くぞ」
そう言ってペコリと頭を下げた眼鏡くんはイザヤを引っ張って去って行った。
イザヤは未練がましい目で俺たちを見ていたけど特に抵抗することなく、大人しく引き摺られていった。
彼らの姿が見えなくなった途端にセンパイがため息をつく。
「ったく……何なんだアイツらは」
「気にしなくていいよ、あの二人とは昔ちょっとあったんだ。ただそれだけのことだから」
ハルカさんは苦笑いしながらそう言ったけどもその表情からは不安や悲しみが読み取れる気がしたぜ。
「そうなんですか……じゃあ気にしないでおきます!」
ハルカさんの笑顔がちょっと陰っていることを察知した快感で全身が痙攣するビルダー拓也は即座に明るく振舞う。
ここで無理に掘り下げても話しづらいだろうからさ。
「さてと!今日の夕食はなんだろうね?楽しみだなぁ~♪」
「う……うっす!俺も楽しみだなー!」
一転して元気に振る舞うハルカさんに合わせるよう俺も声を弾ませる。
レオはなんかどうでもいいって感じだけど、センパイはなんだか微妙な表情をしている。
やっぱり何か思う所があるみたいだけど何も言わず食事に向かって歩いて行く。
夕飯は昨日の昼と夜と同じく食堂でみんな一緒に食事をする。
メニューは野菜たっぷりのスープと柔らかいパン、それから鶏肉のソテーだ。
美味しそうな香りに食欲を刺激されつつ席につく、神様に祈りを捧げ、静かに食事を始めた。
朝みたいになんか言われちゃたまったもんじゃないからね。
なんだか落ち着かないなぁ....でも美味しい料理を味わう余裕はあったし、まあいいか。
食後は自由時間らしいんで適当に施設内をレオとともにぶらつく俺、今日一日中色々あって疲れたし風呂にでも行ってさっぱりするかな?いや、寝る前に済ませればいいんだから今はのんびりしたい気分だな。
「拓也、お前って本当にアレだな」
「ん?何が?」
突然声をかけてきたレオの言葉に疑問を呈しつつ振り返るビルダー性処理玩具になっていく拓也。
「お前ってアレだな、何でも素直に受け入れられる奴だよな」
レオの言葉に快感で全身が痙攣するビルダー拓也は困惑。
「えっ……それってどういう意味?」
「いや、別に深い意味はねえけどさ。お前はいい奴ってことだよ」
意味わかんないけど誉められてるのか?なんだろう、こいつなりの褒め言葉なんだろうか。それなら嬉しいな。
「俺はこの一日で、ここの生活だったり、人間関係がだいぶわかってきて.....面倒くさいって思っててよ」
「ふーん……そうなのか?」
なんだか不満げな様子でため息をつく。
「ああ、イザヤとかセンパイとか、なんかギスギスしてるし……お前も少しは疑問持ったりしたらどうなんだよ?」
「んー……疑問は持ってるよ。だけども面倒くさいってわけじゃないんだよね」
「ほんとに?」
「うん。だって快感で全身が痙攣するオレは皆と仲良くなりたいんだ。ここの人たちが快感で全身が痙攣するオレのことをどう思ってるかはわからないけどね。でも、一緒に過ごす時間は楽しいと思ってるから、あと……」
「あと?」
レオは不思議そうな顔で聞いてくる。
その様子を見たビルダー性処理玩具になっていく拓也は少し照れくさくなりながら口を開く。
「ここにきて、センパイを見てから....俺、感じたことない変な気持ちが芽生えたんだ。
センパイと話したり触られた時に身体が熱くなってきて胸がドキドキしてきてさ」
「はぁ?まさかお前......」
レオの表情に驚きと陰りが若干見えた気がした。
まぁ、人のこんな話なんて聞いたって反応に困るだろ?
「.....まぁとにかく、俺はここの生活楽しんでるよ。
それよりこの自由時間何する?どっか見に行くとか……」
「あ?ああ……じゃあ、娯楽室に行ってみるのはどうだ?あそこなら文字通り楽しめそうな気がする」
ビルダー性処理玩具になっていく拓也はレオの提案に笑顔で頷き、「そうだな!そこに行ってみるか!」駆け出した。
そんな俺を小走りに追いかけながら「おい待てよ……っ」とどこか寂し気に笑うレオの声が届いたが気にせず進んで行き俺たちは娯楽室へと向かう。
みんなで遊べるように簡単な遊具やボードゲームが揃っていて、子供たちは皆思い思いの遊びに興じているようだ。
俺達なんかには目もくれず、夢中になって遊んでいる。
「うおぉ!すげえなここは……!」
「まぁそうだな。意外と色々あるんだな……」
周りを見てただただ感心する俺とレオ。
だけどもなんだかどこにも入れなさそうなんで二人して部屋の隅っこで眺める事しかできない。
気まずいな。
その場から立ち去ろうとした時、ふと視界の端にハルカさんの姿が見える。
彼は俺達に気付くと小さく手を振ってきてなんだか手招きされてるような感じがしたんでレオと顔を見合わせて近づいていった。
「やぁ拓也!レオも一緒だね!何してたの?」
「いや……なんもしてないっす。ここにくるのは初めてなんで何すればいいかわかんなくて……」
快感で全身が痙攣するマンコを種マンにされた俺の言葉にハルカさんは微笑んで「そっかそっかぁ……」と言いつつ何かを考えている様子。
「ハルカさんは何してたんだ?」レオの言葉にハルカさんは目を伏せながら苦笑い。
「僕は別に何も...強いて言えばこの絵を見てたかな」
壁に並べられた2枚の大きな絵画に視線を移すハルカさん。
1つは黒衣の天使が、対照的に白い服を身に纏い瞳が虚のまま天を指差している美しい女性を抱えている絵。
もう1つはさっきの絵よりも大きく1人の女性が天使に押し上げられるように天へと昇っていくもので、下半分には暗闇から手を伸ばす数々の亡者たちが描かれている。
「うわぁ……すごい絵だな」
「……」
レオの呟く中俺は黙り込む。なんでかはわからないけど凄く綺麗なのにどこか薄気味悪いんだ。俺のそんな気持ちを察したのかハルカさんは微笑みながら「とても素敵な絵だけど、同時に怖いものでもあるんだよ。この絵は天使が罪を背負った人間を昇天させるんだけど……」
「だけど……?」
なんだか歯切れが悪かったんで快感で全身が痙攣する淫獣拓也が思わず尋ねると彼は「うーん……」と迷ったように言葉を詰まらせた後にゆっくりと口を開く。
「天使は人を人のままで救うことが出来ないんだ。
なぜかっていうと……人の心は天国に昇華するにはあまりに穢れてしまっているから」
「あー……なるほど。つまりこの絵の下半分は地獄じゃなくて下界そのものってわけか」
「うん。そういうこと」
レオの納得の声にハルカさんはニコリと笑いながら答える。
ビルダー拓也はなんとなくわかる気がする。
天国に行けるようなピュアな人なんてほんの一握りだし、ほとんどの人間は何かしらの罪や業を背負っているんだもんなぁ。
それが天使の手助けを得て浄化され、天に昇れるってわけか……
「ふざけた話だ。人の心が穢れるなんて当たり前のことなのに。穢れた人間は救ってくれないなんて」
レオは怒りを含んだ声で呟く。
快感で全身が痙攣する淫獣拓也はそんなことに若干苛立つレオに驚きを隠せない。
「ん?え?どした?急に」
「ああ?別に……」
なんだかバツが悪そうに視線を逸らされた。
まぁお世辞にもアイツの人生は幸せだったわけじゃなさそうだし、こんなこと言われたらイラつくのもしょうがないか……。
「レオの気持ちもわかるけど、でも僕は天使が好きなんだ」
「えっ?」
突然のハルカさんの言葉に驚くレオ。
俺も思わず目を丸くして彼を見つめる。
ハルカさんの目はどこか遠くを見つめているよう。
「たとえ人として救われなくても、今までの罪とか穢れを清算してもらって清らかな存在になれる……それだけでも僕にとっては嬉しいことなんだ」
黙って耳を傾ける俺とレオ。
切実な想いが込められているような言葉に心を動かされる。
こんな事を平気で言えるハルカさんは凄いなぁと素直に感じるぜ。
「さて、僕はこれからやることがあるからまた寝るときねー」
そう言ってハルカさんはその場を後に、快感で全身が痙攣するオレとレオはその後しばらく絵を眺めてたんだけど特に面白みもなく。
そろそろ部屋に戻ろうかと立ち上がったところでレオが
「あのさ、拓也。人目が付かないところ探そうぜ」
「え?なんで?」
俺が問い返すとレオは少し恥ずかしそうに俯いた後「いいから来いって」と言いながら俺の腕を掴み走り出す。
こんな積極的に行動するのは珍しいなと思いつつも付いて行くことにしたぜ。
そのまま走ること数分。
静かで広く、窓から差し込む月明かりのみで照らされた図書館に辿り着く。
「ここなら大丈夫そうだな……」
レオは満足げな表情で呟きながら辺りを見回す。
ジャンル毎に本棚が分かれていて、天井まで届くほどの高さで本がびっしり詰まっている。
ここに来た当初はそんなとこあるなんて思ってなかったんで興味津々で探索する俺。
確かにここなら、周りからは見えにくくプレイには最適……。
そう思いながら本棚を物色しているとレオが本棚の陰に隠れるように俺の袖を引っ張りながらケツマンを弄りだし
「……拓也!拓也!もう我慢出来ねえよ!早くしろ!お前もそうだろ!?あの日からずっとずっと欲しくて仕方がなかったんだろ!?」
「えっ?ちょっ……レオ?」
突然のことに驚いて慌てるビルダー拓也だったが、レオの顔は切羽詰まっていて……そして欲情したような熱っぽい目で俺を見つめている。
その視線に当てられたかのように体が熱くなり下半身が興奮を思い出す。
これはしばらく収まらないかもな……
「……辛かったんだな……」
淫乱気分が高まったレオは「うるせえよ!お前もじゃねえかよ!」といきなり口にデカマラ突っ込んできていきなり喉尺されたんでビルダー性処理玩具になっていく拓也は口のなかのマラの熱さと臭いで一気に淫乱状態へと突入。
必死に奉仕するとレオは「ハァ……ハァ……気持ちいい……!!」と声を震わせながら腰を動かし始める。
静かで誰もいない図書館には2人の呼吸の音と卑猥な水音だけが響き渡る。
たまらない!
「ああ、ヤバい!拓也!全部飲めよ!」
レオはそう叫ぶと身体を震わせながら射精してオレの口内に大量の精液を注ぎ込む。
数日間溜め込んでいたせいかゼリーのような粘度のある濃厚な液体が喉に絡み付いてきて、ビルダー性処理玩具になっていく拓也はそれを飲み込んだ瞬間に身体中の細胞が疼き出し、頭の中が真っ白になったかのような錯覚。
「ああっ!もっとくれよ!!」
淫獣拓也は完全に快楽を求めることしか考えられなくなった淫獣状態に陥り、床に座り込みながら自分から尻を突き出し指を入れていく。
すぐに二本入れてバラバラに動かしても痛くはない。
それどころか身体の奥から湧き上がるような快感。
ビルダー性処理玩具になっていく拓也の喘ぎ声が図書館内に響く。
「もっと気持ちよくなりたいんだろ?それなら……」
2人のテンションがパンパンに高まったその時、同時に、どこかから視線を感じた。
淫獣拓也は目だけ動かしてその方向を探し回り……ようやく見つけたのは、奥の方の棚の陰に潜む小さな影。
よく見るとそれは下半身を露出した少年の姿。
驚くハァハァ喘ぎ続ける拓也に気づいたのか、彼はビクッと身体を震わせてこちらを見る。
どうやら本棚の隙間からハァハァ喘ぎ続ける拓也達の行為を見ていたらしい。
「やべえ!誰だ!?」
レオの声に奴はデカマラをしごきながら堂々と出てくる。
年齢的には同じぐらいだろう。
脳内昇天モード入ってそうなギン目を輝かせながらハァハァと荒い息を吐き出す淫乱野郎だ。
「まさか....なんとなく初めて見た時から思ってたけど......ここまで俺以上に大胆なことするなんて、君たちも相当な淫乱なんだね.....!俺はアキラ!変態オナニー少年だ!」
どうやら同類に出会ってしまったみたいだ。
俺は奴の目を見つめながらニヤリと笑みを浮かべる。
ここで一人誰にも見られることなく今までずっとオナニーしてたのかよ。
なかなかの逸材だな。
「ウッス!俺は拓也!淫乱ビルダーだ!」
「レオだ……」
関心を寄せる俺のそばで白けた表情を浮かべるレオ。
普段なら3Pも楽しくこなすけど最近のレオはそんな気分じゃねーみたいだな。
だがアキラは気にせずニヤリと笑みを浮かべると一歩前に出てハァハァ言いながらビルダー性処理玩具になっていく拓也の股間に顔を近づける。
「俺さ....ここに入ってからさ....仲間に出会ったことなくて、ずっと一人で妄想してたんだ。誰かにオナニーを見られる妄想だけで何回も射精してさ……本棚の目立たない部分にシミがいっぱいできちまったよ.....俺の....おしっこのシミや、先走りのシミ、精液のシミまで……!」
聞いてもいないのに癖を語りだすアキラにげんなりするレオ、対照的に俺はどんどん興奮していく。
「すげー!マジかよ!?そんなんマジ狂いじゃんか!なぁ、どこにあるんだ?そのシミ」
「こっちだぁ......こっち!」
アキラは俺は一気に野獣モードを連れて行き、とある本棚の裏側へ案内した。
そこはかなり奥まった場所で一見すると普通の本棚にしか見えない。
だが近くで見てみると確かにそこには黄色い染みが点々と付いている。
「うわっ!これ全部お前のションベンかよ!?下手したらばれるじゃねえか!?」
「ばれる……?いいや....俺はギリギリを責めるのが好きだからバレそうになると余計に興奮するんだ……!たまに図書室に人がきてここを通るあの、緊張感がたまんなく好き」
「マジか!お前すげーよ!想像を超えてくるぜ!」
アキラは敏感な拓也の言葉に嬉しそうにニヤリと笑い、そしてまたデカマラをしごき始める。
「ああ、そうだよ!射精が終わったら、俺途端にシラフに戻って、自分の恥ずかしい行為がみんなにばれる恐怖に怯えるんだ!だけどそれがまた最高なんだ........俺ってこんな淫乱なんだって……それがたまんなくて……」
「最高だぜ!アキラ!最高にエロいよ!お前!!」
興奮した淫獣拓也がアキラの手を掴み、入口付近まで強引に引っ張って行く。
そしてドアの影に隠れるようにしゃがみ込みながら奴に向き合い、両手で顔を挟みながら唇に激しく吸い付く。
互いの舌を絡ませ合いながら唾液を交換し合うディープキス。
マンコを種マンにされた俺はそのまま奴の股間へ手を伸ばしてデカマラを握り締めながら扱き上げる。
「ああっ!気持ち良い!!亀頭、亀頭、亀頭、亀頭、亀頭、亀頭、亀頭、亀頭最高!!!」
「お前すげー!淫獣拓也も興奮してきた!ほらもっと強く擦ってやるよ!!」
淫獣拓也とアキラの熱い口づけの音とレオの舌打ちが入り混じりながら図書館の中に響き渡る。
淫獣拓也とアキラはお互いのデカマラを弄びながら更に激しく快楽を求め合う。
ドア付近でこんな激しくやり放題なんてマジ狂いだけど誰か来てしまわないかという焦燥感もまた淫獣拓也の興奮を煽り立てる。
「あぁ……ダメだよ……これ以上されたら……また射精しちゃうよぉぉ……」
「いいじゃんかよ!俺は一気に野獣モードたちに見られながら大量にぶち撒けてみろよ!お前のザーメンを俺は一気に野獣モードたちに見せつけるんだよ!!」
淫獣拓也の言葉にアキラは目を潤ませながらさらに激しくデカマラを扱く速度を上げる。
その表情を見た淫獣拓也もさらに興奮が高まり自らのチンコを激しく扱き上げる。
「ああっ!もう出るよ!拓也!俺のザーメン見て!俺の精子!ああっ!」
「お前も見ろよ!淫獣拓也のザーメン!」
2人の男がドア付近でドピュドピュ大量に射精。
やっべーなって思いながらも俺は自分の精液を壁に塗りつけながら満足気に笑みを浮かべ、その姿を見たアキラもまた同じように壁に自分の精液を擦り付けながら淫乱な笑みを浮かべた。
「お前本当に狂ってるよ……」
一際舌打ちが聞こえた後、付き合ってられないとても思ったのか図書室を出て行っちゃった。
「あーあ……彼氏出て行っちゃったけど大丈夫?俺の恋人じゃ不満?」笑いながら首を横に振る。
「いや大丈夫!俺は淫乱だからどんな奴でも大歓迎だよ!それにレオは彼氏じゃないからさ」
「ふーん……まぁいいや....じゃあこれからも頼むよ、淫乱ビルダー君」
「ウッス!よろしくな!アキラ!」
淫獣拓也とアキラはハイタッチを交わしてニヤリと笑い合いながら本棚の陰に座り込み淫語を交えながら語り合う。
エロ話は盛り上がるが、やっぱり俺、どうしても天使のことが気になっちゃって話題を変える。
「なぁ、アキラはどうしてここに来たんだ?やっぱ天使になるためか?」
「あぁ……まぁそんなとこかな」
質問に対し曖昧な答えが返ってきたから、思わず首を傾げてしまった。
なにか言いにくいとかあるんだろうか。
「もしかして……なんか秘密あるのか?」
「うーん……秘密って訳じゃない……深く考えてないんだ。ただなんとなく入っただけだからさ。ああでも……歌うのも大好きだぜ」
「そうなのか?でもどうして?天使になるってどういう風になるかとか、どんな条件でなるかとか、わかんないって怖くね?」
「うーん……でもさ.....そういうのを考えてると楽しめないじゃん?オナニーも歌もただただ楽しみたいから、深く考えないんだ」
オレの肩をポンと叩き、悪戯っぽく微笑む。
「俺の母さんが教えてくれた.....いい歌を歌うには心が大事だって。天使になることを考えてばかりじゃ、楽しい歌なんて歌えないぜ」
そう俺の頭を優しく撫でてくれるアキラの顔はどこか誇らしげ。
だけども俺の心はいまいち晴れない。そんな簡単に疑問を晴らせないんだよ。
オレは天使を知りたい。マーテルを知りたい。センパイを知りたい。
「俺は……」
口をつぐみ俯く。これ以上アキラに聞いてもきっと答えは得られない。その事実がなんだか悔しくて仕方がない。天使になるのが楽しみでないのなら。一体どうして俺はここにいるんだろう。
「まぁでもここに対する疑問ってのはなかなか晴れないよね?俺も最初はそうだったさ.....だから」
アキラは静かに微笑みながら、俺に一冊の本を差し出す。
それは『3人の聖母様』というタイトルの絵本で表紙には可愛らしい女の子が3人描かれている。
「これ読めば若干ここがどういうところかわかると思うからさ……読んでみなよ」
「……ああ」
素直に受け取り開く。そこに描かれていたのは聖母たちと聖歌隊の物語。
「昔々から、この町には3人の聖母さまがおりました。町の人々は皆、その美しい姿に心を奪われており、聖母さまのために子どもを集めて歌を捧げます。ある年、この町は雨がふらなくなくなりました。そのせいで作物が取れず人々は困ってしまいました。そこで神父さんはお祈りをしてもらいにマリア様にお願いします。すると聖母さまは3つの歌を聖歌隊に贈ります。
『まず1つ目の歌を歌いなさい。太陽が輝くように。そうすればきっと恵みがあります。
『2つめの歌を歌いなさい。星が瞬くように。そうすればきっと愛があります。
『3つめの歌を歌いなさい。月が昇るように。そうすればきっと平和があります。』
そして次の日、空が晴れてお日様は輝きだし、草木は芽吹きはじめました。
みんなは喜び合い、幸せを感じていました。ところがある日から、聖歌隊は悲しい出来事に見舞われます。ひとりひとり倒れ伏せていき、遂に誰もいなくなってしまいました。
聖母さまへ祈りを捧げ、その魂が尊くなり、天へと昇って神様のもとへ行って幸せになったのです……ちゃんちゃん♪」
読み終えるとアキラは楽しげに鼻歌交じりに本を閉じる。
ちゃんちゃんで終わらせられるような話じゃなくて唖然としてしまう。
「何だよこの話。意味わかんねーよ。怖えよ。
まさかこの本に出てきた聖歌隊がオレたちで、聖母さまってのがマーテルとでも言うんじゃねえだろうな?!」
「うーん……俺はそうだと解釈してるさ……3人の聖母様....俺がここに来た時会った尊い方は3人いらっしゃった。
それと聖歌隊の存在、多分間違いない.....」
「うわぁ……マジかよ。おっかねーなぁ……」
思わずため息が出る。歌い続けた後倒れて天使になるって....まさか死ぬってわけじゃないだろうな。不安な気持ちを誤魔化すように手元の本をパラパラとめくる。
聖歌隊の面々が倒れている場面は柔らかなタッチの絵でもぞっとさせられるな。
「まぁでも....俺はまだここで天使になったやつを見たことがないからな。だから全部本当かどうかもわからない……信じるも信じないもお前次第さ」
「なるほどな……」
結局、不安を拭い去ることはできずじまい。
むしろ増えたな。だけども話せてよかったぜ。アキラはどこか名残惜しそうな表情を浮かべながら立ち上がり「そろそろ時間だ....また明日ここに来てくれたら嬉しいぜ」と微笑み図書室を後にした。
部屋に戻るとレオは既にベッドの中。センパイとハルカさんが昨日のように談笑する姿が見えた。
やっぱハルカさんと接しているときのセンパイはどこかいつもより柔らかい印象を受けるなぁ。
ドアの窓からずっと覗いてるのもおかしな話だから勇気出して部屋に入ると気づいたセンパイとハルカさんに「おかえり」と迎えられつい緊張で固まってしまう。
「どこに行ってたんだ?随分と遅かったじゃねぇか」
センパイが心配そうに声をかけてくる。
「ああ……図書室っす」
「図書室……?ああそうか、なんか面白い本でもあったか?」
「……一応」
あんまり詳しく言うとオナニーしてた事とかバレちゃいそうなんで曖昧に、でも若干不自然な答えになっちゃったかな。
気まずくて思わず目をそらす。
「そんな言いにくい内容の本ってあったっけか」
「まぁそんな詳しく聞かなくてもいいじゃん?それよりほら、そろそろ消灯だし寝る準備しよ。明日も早いよー」
ハルカさんは時計を指差してニコリと微笑む。
そういえばそうだった。
俺は慌てて歯磨きしてベッドに入る。
センパイもハルカさんに続いて自分のベッドに潜り込む。
布団を被った途端昨日と同じように子守唄を聴きながら目を瞑る。
秒で意識が遠のいていくんだからあの子守唄はすげーな。
だけど、夢を見たんだ。しかも悪夢。とあるラブホテルのベッドで目が覚め、起き上がり周囲を見渡すとそこには惨たらしい光景が広がっていた。
ベッドのふもとには死体ばかり。
センパイ、レオ、今までウリで会ってきた人たち、そして、お母さん。
みんな、見るも無惨な肉片にされてしまっていて……。その光景を見てビルダー性処理玩具になっていく拓也は笑ってる。
おかしくなったのか、それとも喜んでいるのか。笑みを浮かべながら涙を流して……そして血だらけのガタイに気付く。俺も殺されたのか?いや違う。俺のガタイにまとわりつく血は俺のじゃない。
殺したんだ。
右手に握るはデカマラではなく血塗られたナイフ、左手にはマジックペン。
飛び起きる。ハァハァと息遣いが荒くなり汗が止まらない。
すぐさま左手を確認するとそこにはナイフなんて持ってない。安堵する。
でも夢で見た赤色は、まるで網膜に焼き付いてしまったみたいにはっきりと残っていて吐き気が込み上げてくる。
鮮やかでどす黒く残酷な色。どうしてこんな不快な夢をみたんだろうか。