あまねく女の子には馬ちんぽを生やす責務がある 作:宇佐きりん
第4話
"あまねく女の子には馬ちんぽを生やす責務がある"
高校生の身では与り知らぬ話であるが、広告代というのは結構馬鹿にならないそうだ。
なにせ、馬ちんぽの竿に広告を描いて町中で勃起させながら練り歩くだけで生計をたてた女の子がいる――なんて与太話が出回るぐらいなのだから、そこに注ぎ込まれてる費用ってのは私の金銭感覚なんぞ全く当てにならない桁数になっているのだろう。
だというのに、この無意味な文言はあいも変わらず貴重な広告枠を占有して、節操なく私の視界に飛び込み続けている。
時に映画上映前の広告、時にスマホのブラウザ上のイライラする広告、時に都心の象徴のような街頭ビジョン。
塀に貼られた選挙ポスターの隣のチラシ。フェスの協賛看板。動画サイトのプロモーション案件。
このキャッチコピーがあらわれてもう数ヶ月も経ったと思うが、いい加減みんなの記憶の中にも定着しただろうに未だこの文言は声高な主張を止めようとはしなかった。
ブームの移り変わりが激しいこの時代だ。すぐに忘れ去られることのないように持続性に重きを置いているのかもしれない。
しかし、もとよりウケてない広告を続けることに何の意味があるというのか。
だから私は時々、妙なことを考える。
この広告自体に意味はなく、この文言を認知してもらうこと自体に、街の各所に"表示させておく"こと自体に意味があるんじゃないかって。
それはあたかも、おまじないとか――催眠のように。
まあ陰謀論めいた話だ。
中学生が誰しも一度は考える、クラスを占領したテロリストをご自慢の馬ちんぽでハメ倒して華麗にわからせる妄想と同レベルの戯言だってことぐらいわかってる。
ただ、まあ。
ふとした折にそんな事を考えてしまうぐらいには、アレはすっかりと私達の日常に溶け込んで長い時間が経っていたのである。
――仮にそうであるなら、あの文言の内容が変わったらどうなるのだろうか?
「ん゛っ♡ ん゛っ♡ ん゛っ♡ ふっ゛、く、うぅぅ゛~~っ……♡ いっ、いくっ、い゛っ、っ、ぁ゛っ♡
がごんっ。
すぐ左隣から聞こえてくる、
チラリと視線を送る。
視界に捉えたのは、軽くパーマをかけた茶髪に暖色系で揃えた薄手のブラウスと、いかにも大学生っぽいお姉さんが脇目も振らずにぶっ放す瞬間だった。
淑やかそうに演出した風貌のわりに、擬牝台を腕で挟むようにしがみつき貪欲に腰を押し付けていく動きに容赦はない。ギシッと擬牝台が軋む。その激しさと言ったら、擬牝台の脇に備え付けられたカバン掛けにぶら下げられたポーチが振り子のように揺れている程だった。
「ふぅ゛ーーっ♡ ふぅ゛っ、――っ♡ っ、~~――っ♡
「うーわっ、お姉さん、はげしー……♡」
擬牝台を前にしちゃえば、体格とか性格とか関係なく本能引き摺り出されちゃう……って話は前にもしたっけか。
気弱なあの子であろうと、お上品なあの子であろうと、馬ちんぽの種付け衝動に抗えずに、腕も脚も普段じゃ出せないぐらいの膂力を出しながら、無機物の道具相手にガツガツ貪る本気交尾を止めらんなくなる。
あのお姉さんもその例に漏れず、たおやかげな頭の中では目の前の擬牝台を完璧に交尾相手として認定してるってことだ。射精中の今この瞬間ですら、股下の黒ぐろとした馬の睾丸の中でぐつぐつぐつぐつ擬牝台を孕ませる為だけ専用の新鮮な子種をこしらえ続け、非力っぽそうに見える体での大量射精を実現させている。
「ふぅ゛~~っ♡ ふぅ゛~~っ♡ っ、は♡ ふ、うぅ゛ぅぅうぅぅ~~――っっ……♡」
可愛い声で唸るようにして、
お手本じみた擬牝台へのマウンティング姿勢を取って、深く、深く射精するお姉さんの目は、やや上の遠くの方を見つめながらも熱でギラギラ。馬ちんぽの奥の方に巣食う種付け衝動を、今まさにバッチバチに満たされちゃってますって目だ。脇目に見てるだけで、その射精感の奥深さを想像してしまい、こっちにまで熱の伝染ってきそうな、そんな目をしてた。
「ふぅっ……♡ ふぅっ……♡ あー……結構いいもん見れたか……なっ♡ ふっ、ふっ、ふっ……♡」
ばこっ、ごっ、ごっ、ごっ。
尻尾から腰、背中までぶるぶると震わせながら本気の孕ませ射精に励むお姉さんの姿をバッチリと脳内のシコ画像フォルダに収めて、改めて正面に向き直る。
各擬牝台の正面には、タブレットサイズのモニターが設置されていた。先程まで例の文言が表示されてた、私の思考を面倒くさい方向に飛ばした元凶たる広告モニターだ。目を離していた間にとっくに広告は切り替わり、今は不動産のCMを流していた。
近場に建てられたタワマンの宣伝らしい。ちょっとベージュ寄りでちょっと緑がある、そんなテンプレート気味な小綺麗さを装ったデザインに興味もなければ関わりもないのだけど、目の前にあればついつい見てしまう。
ゴッ、ガゴッ、と腰を振る方に意識を注力しつつぼーっと眺めていると、目を引いたのは"擬牝台室"なる文字。なんでも、新築のその部屋には擬牝台と性処理用具のみを設えた射精専用の個室があるんだとか。社員らしき女性がバコバコと擬牝台を打ち鳴らし、精液回収用のゴムすら付けられてない反対側のフリーの口からぼびゅるるるっ♡ と好き放題に
部屋は完全防水仕様。どんだけ壁一面にこってり精液をぶち撒けたところで、全部ホースで洗い流せる掃除の楽さがウリらしい。
「ふぅっ♡ ふぅっ♡ うっそ……それはちょっと、憧れるかもっ……ふぅっ、っ、はっ、はっ、はっ……♡」
ばこっ、ばこっ、ばこっ。
室内のゴム無し外出し射精は、本来数時間の掃除を対価とする背徳的オナニーの味だ。
それをローコストで、しかも自宅で好きな時に好きなだけ
結局、興味ゼロで流し見していたはずが、気付けばすっかり魅入ってしまっているのであるから、広告の力ってやつは侮りがたい。
そもそもこういう広告は、視聴者の性欲にいかにアプローチできるかが広告効果に直結するから、下手なAVよりシコらせパワーが強いなんてこともしょっちゅうある。
さっきの広告だってそう。お姉さんのピストンの激しさも一級品だし、鼠径部を横から写した赤黒い馬ちんぽのぼぢゅんぼぢゅんブチ込まれるアップアングルとか、
お陰で、股下で既にぐぅっと引き締められていたはずの馬ちんぽが、いよいよ本気で芯を入れ始める。ちんぽの先端がお腹にくっつきたいって跳ね上がり無謀な逢瀬を試みるが、擬牝台に阻まれてイライラとしながらオナホの上部をぞりぞり擦り立てるに留まる。本来、胴体の前にピッタリ構えるほど勃ちの良いペニスを真横まで引き下げるのは結構な力を要するのだ。まあ、そん時に付け根に掛かる負荷がまた硬くって気持ちいいんだけども。
仕方無しにちょっとだけ前傾姿勢を深める。ちんぽに言う事聞かされてるみたい。でもそれもしょうがない。生来から馬ちんぽ生えてる人類にとっちゃ、ちんぽが先、人が後なのだから。
「ふっ、くぅぅっ――っ♡ ふっ、う゛っ♡ ぉ゛っ♡ ……っっ、大概堪え性がないのは、私のちんぽも一緒か……っ♡ っ、っ♡ うぁ゛っ♡」
ばごっ、ばごっ、ばごっ。
公共施設特有のオナホはご多分に漏れず緩いったりゃありゃしないけど、それでも抉るような挿入感が増し始める。無理やり横倒しにしたちんぽってホントに、手触りがゴツゴツするぐらい硬くなるから。
じゅくじゅくと付け根のとこが収縮して長い尿道に先走りを流していく感覚。じんわり熱くって切ない。
手の施しようもないガチ勃起を晒すほど粘膜越しの快感も増すせいで、どんどんぐずついた射精欲が下腹の辺りに積もって落ち着かなくなってくんだけど。
ただ。
「ふぅっ♡ ふ、う゛ぅっ♡ ふぅ~~っっ……♡ ちょっと、セーブしない、とっ、か……っ♡ っ、ふっ、ふっ、ふっ……♡」
今はちょっと都合が悪かった。
普段だったら、擬牝台を前にペース配分なんて絶対考えたりしないけど、今回ばかりはあと五分くらい射精を遅まきにしたい。
何と言っても、今は待ち合わせの途中。
ここで
だからあと五分粘るのがベスト。そのタイミングでスッキリ射精するのが一番スマートな方法って訳だ。
激しく腰を振るのこそ擬牝台の華。とは言え、どうにか馬ちんぽの生殖本能を押し込めて、五分ぐらい流すだけならできなくもない。……辛うじてではあるが。
ペースを緩めるなら今しかない。もっとボルテージ上がっちゃうと、馬ちんぽが完全に擬牝台をメス認定して制御不能になる。これは感覚と経験でわかってる。
モニターのもっと奥、ガラスの壁の向こうでは各駅停車の電車のドアが閉じて三番線から出発するところだった。
ここは駅のホームの待合室。
全面ガラス張りのスケスケな部屋で、私は擬牝台相手にせっせと腰を振っていた。
駅のホームの広いスペースには、路線図の看板か、ベンチか、そうでなければ大体一箇所は待合室が存在する。
全面ガラス張りのその部屋は別にタバコを吸う場所ではない。"一服する"って意味じゃそう遠くもないが、灰皿の代わりに置かれているのは擬牝台だ。要は電車の待ち時間に使ってくださいって施設である。
待合室の中には大体五台そこらの擬牝台が窮屈に並べられていて、ちょっと肩幅を超えて脚を開けば隣とぶつかってしまいそうな距離感は所狭しとした駅のトイレの小便器の間隔にそっくりだった。
他でこんなに狭い感覚で擬牝台が並べられているところには見覚えがない。まあそれだけスペースのやり繰りに困ってるってことなんだろうけど。
とはいえ、ここ特有の狭さも案外悪いもんじゃなかったりする。少し横向くだけで、隣で腰振ってる子の汗だくで迫真としたマジ種付け顔も、引き抜かれる度に深まっていく馬ちんぽのゴツゴツと節くれ立った筋張りも、体重乗せた腰が擬牝台とぶつかり合う迫力の一瞬一瞬をもつぶさに観察することができるから。
そんでもって、この肩を並べるような距離感で一緒に腰を振ってるって行為は、なんか妙な……連帯感? みたいなのを錯覚させる。「一緒に運動してる!」って変な仲間意識じみた一体感だとか、「隣の子よりもっと激しくっ!」って謎のライバル意識だとか。だもんで、なにかとピストンにも熱が入る。
結果、思ったよりけっこう、
だからそんな嫌いじゃない。
密集してるせいで熱がこもってじっとり蒸れがちなのも、余計にそういう気分を引き立ててくれるし。
ちょうど今だってほら、左隣のお姉さんのイッた時の高い体温が、揮発した汗と一緒にじっとり伝わってくる。これっ、ほんとにムラつくっていうか……あぁ、だめだだめだ、釣られそうになる。
「ふぅーーっっ……♡ ふぅーーっっ……♡ ふぅーーっ……♡」
全力疾走を終えた後みたいに息を荒げたお姉さんは、覆いかぶさった擬牝台に完全に体重を預けながら今も射精の余韻に浸っているようだった。
時折、柔らかそうな体がふるふると震える。すると、既に中身のたっぷり詰まっていたゴムが、どぶるっ♡ どぶっ♡ どぽぽっ♡ と音を立てて重ったるそうに嵩を増していく。
私が使っているのは左から二番目の擬牝台だ。
右隣にはそそっかしそうな女の子。その隣は空席で、もう一個向こうではこれまた二十歳ぐらいっぽそうなお姉さんが擬牝台を使っていた。
上背のある体に丈の短いシャツ、ホックを開けっ放しにして馬ちんぽを露出させたジーンズがしなやかだけど僅かに筋肉質さを感じる馬脚によく合っている。
「っっ、ぉ゛っ……♡ おぉ゛ーーっっ♡ ぉ゛、お゛ふっ……おぉ゛っ……――っっ♡」
肺の中身吐き出しそうなぐらい息を詰まらせたお姉さんもまた、とびきり深くて強烈な射精の真っ最中らしかった。
肩幅程に広げて安定させた脚の間にはでっかいプライズを入れたビニール袋。ゲーセン帰りのようだ。
接合部からだばだばと
それに、どうせあのサイズのプライズは挿入口もついてるオナホだ。多分丸洗いにも対応してる。
擬牝台正面のモニターには広告以外にも電車案内が表示されていて、バコバコ言わせながらも後何分で電車が来るかをきちんと把握できるシステムになっていた。
部屋の全面がガラス張りなのも、多分電車の発着を確認しやすいようにするためだろう。
当然、外からも擬牝台相手にせっせこ種付けに精を出し、実際に精も出してる様子が丸見えなのだが、まあ別にオナニー姿が見世物になったところで恥じるやつなんていないので問題ない。
なんなら、私も含めてみんな、見せ付けたがりなフシすらある。
通りがかった人達が横目にこっち見て、股下にのっそりぶら下げた馬ちんぽをヒクつかせたりほんのり勃起させたりしてくれるの結構嬉しいし。
外からガラスの壁にもたれかかった女の子が、チラッと後ろを見つつぐんと胸元まで勃起した馬ちんぽをゆるぅくさすってる時なんてもっとアガる。人に良いとこ見せたくなるのと同じ行動原理で、ちょーっと姿勢を屈めてワイルドっぽく、ピストンを鋭めに調整したりするのはみんなもやるでしょ?
後は、あー……子供が近くにいた時なんかは結構面白いことになる。
好奇心旺盛で遠慮ない子なんかだと、ガラス壁にべったり張り付いてまじまじと視姦してくる子がいたりする。おでこもほっぺも両手もべったりとくっつけ、ひらひらのワンピースもはしたなくお腹ぐらいまで捲れちゃったまま、年の割に成熟済みの勃起ちんぽも玉も押し付けて壁にべったり。
ガラス越しに見ると、押し付けられた竿が潰れたみたいに真っ平らに張り付いてるのが見えて、それもえっちだったり微笑ましかったりで本当に可愛らしい。
で、そういう時。部屋で擬牝台使ってる連中には、見知らぬ他人同士でありながら奇妙な連帯感が生まれるのだ。
各々の目配せだけで何故か意思疎通が済み、図ったように全員急に射精直前ぐらい荒々しいピストンを繰り広げだす。ばごっ、ばごっ、とガラス越しにすら衝撃の伝わりそうな程激しく擬牝台を揺らし、その精悍っぷりと言ったら衝突音聞いてるだけで
射精する時も、いつも以上に太腿とお腹をうんと強張らせて射精圧を強める。そうすると馬耳も細やかに痙攣しだして頭爆ぜそうなぐらい気持ちよくなっちゃう副作用もついてくるんだけど、どぶるるるるっ♡って撃ち出された精液は回収用ゴムを吹き飛ばす勢いで踊らせられる。
まさにそれが目的。
重たい奔流食らって付け口部分がブチ飛ぶみたいに変形しちゃってたり、中がひっかき混ぜられるぐらいゴム袋が弾んじゃったりしてるのって、重量感とか躍動感とかあって視覚的にかなりエロいから。
そうやって、とにかく見る側の本能に訴えかけるような演出を全員で盛りに盛りまくるのだ。
するとすると、ちっちゃい女の子はすっかり興奮し始めちゃって、ガラスが湿るぐらいに息は熱っぽく、ちんぽも汗ばみ始めて輪郭を形どるようなガラスの曇りすら浮かべ始める。
顔がとろぉっと緩み始めるのに、まぶたはむしろ見開かれていって。手に取るようにわかる夢中っぷり。
擬牝台を使う様子に心奪われたまま、恐らく無意識の内に幼気な腰がヘコヘコかくかく。ゆるゆる腰を振り始めてずりずりガラスに馬ちんぽを押し付け始める。
ちんぽの平べったくなってる接触面が竿の太さと同じぐらいになるまでぎゅぅーっと押しつぶされ始めたら、もうこっちのもんだ。それは、そんな圧迫を見せちゃうほどのめり込んでくれてる証左なのだから。
ガラス越しに耳はピコピコ。尻尾はふりふり。腰はへこへこ。
後はもうちょっとそれを続けてやれば――
幼女ちゃんは「んっ♡!」って愛らしく顔を顰めさせ、ぎゅむぎゅむ押し付けられた馬ちんぽからぶびゅぶるるぅぅっ♡っと高ぁく精液を迸らせていく。
ふふ、してやったり。
この、触れることなく間接的にイカせてやった時の達成感。こーれがほんっとに堪んなくって。
知らない子供を拐かすような悪戯を楽しみながら、今日イチ気持ちいい射精感にあられもない声を上げさせられるのだ。即席の協力者も、みんなそう。
公共施設に精液ぶっ掛けた幼女ちゃんは、そのままどっか行っちゃう時もあるけど、収まりつかなくなったのかとてとて待合室に入って擬牝台使ってくれる時もある。隣に来てくれると、なんか本当に誑し込んだみたいでゾクゾクする。
いずれにせよ、さっきまで彼女が張り付いていたガラス壁には、馬ちんぽの汗じみと先走りでくっきりと竿の形が残されることとなる。そしてその先端からは、ガラスに沿って一直線に駆け上った濃厚な精液の線。それから、竿を引き剥がした時のぬちぃっとした糸引きの跡も。
その残り香みたいな生々しいちんぽのスタンプが私は好きで、やり遂げた後はその痕跡をオカズにしながら擬牝台を使うこともしばしばであった。
ちなみに、それを写真にとってコユルに送りつけてやると後々使った報告が返ってくる。
……どうでもいい話か。
さて、やや話が逸れたが待合室の話に戻る。
これは言わば公共福祉の一環で、どの駅にもトイレがあるのと同様に、どの駅にも待合室は用意されている。それこそ、無人駅でもなければホームに一箇所は確実にあるはずだ。
その理由は数十年前、昭和の頃にまで遡る。
今より酷な満員電車が常態化していた時代、朝の通勤ラッシュというはそれはもう酷い有様であった。
すし詰めの車両内は射精地獄。今でこそ"当たり"の車両なんて茶化して言えるものが、毎日毎日、すべての車両で発生していたのである。
一人でも多く電車に詰め込むために押し屋がぎゅうぎゅうと人を押し込み、その圧力の波の度に車両内から同時多発的に「おぐぅっ♡」だの「んお゛ぉぉ!?♡」だのひしゃげた声があがり、押しつぶされた馬ちんぽから誰かが射精させられる。
走行中も、人の壁で床オナにすら勝るほど馬ちんぽが圧迫され続ける快楽攻め。人の背中でちんぽを潰し、ゴリゴリのちんぽ同士が癒着しそうなほど擦れ合い、場合によっちゃ蒸れきった馬ちんぽを顔に痛いほど押し付けられながらの通勤旅を強いられる。ほんの僅かですらちんぽをズる刺激すら得ていないにも関わらず、身じろぎ一つもしてないまま馬ちんぽと体の芯がきゅぅぅっと細められていく射精感がおもむろに湧き始め、誰も彼もが不随意に精液を打ち放ちまくる。馬ちんぽを潰される快感に、交尾より強い体の密着感、体を囲む熱の閉塞感、浴びせられる精液、苦悶に近い喘ぎ、見渡す限り射精に喘ぐ馬ちんぽ、そういう異常な環境のせいで相対的に自由を保ってる体内ではバグり散らかしたように生理反射が促進され、壊れきった前立腺がぐぱぐぱ蠢いてちんぽにさらなる異常射精を強いさせ続ける。
それはもう垂れ流しだったそうだ。
だくだくと流れる垂れ流しではなく、ずっと、ちゃんとした射精圧を伴ったうえでの垂れ流し。当然腰砕けになるのだが、前後左右から完全に押さえつけられているせいで床に崩れ落ちることすらなかったらしい。
車両内は天井も窓も人の頭も精液でコーティングしたような惨状で、その被膜の厚さと絡みまくった糸は何らかの生物の巣を思わせる程だった。
通気性など皆無のため、濃縮しきった精液と発情したメスの匂いが充満する。息を吸う度に脳がトビそうになりまた射精する。呼吸一つで脳イキだ。絶えずの射精による過呼吸気味の息で、どうにか酸素を取り込もうと大きく吸い込んだ途端に頭が沸騰して即座の追加射精に至る。まさに逃れられない射精地獄。車両内の300人を超える人達と、300本を超える馬ちんぽで構成された地獄だった。
そんな惨状で数十分、全員が全員どろどろつゆだくになるまで連続射精を強いられ続け、駅に着く頃には完全に出来上がってしまったかのように体が茹で上げられていた。
極限まで発情した体はホームに降りたところで冷めるはずもなく。"当たり"はちんぽを勃てる余地もなく混み合ったホームにも伝播していくのだ。
地獄の釜が開いてわらわらと這い出してくるOLや学生の女の子達の姿は、さながら下級淫魔かゾンビのよう。この時ばかりは電車の向こうが白濁の異界に繋がっていたって言われても信じられる。
蛇口のぶっ壊れた馬ちんぽを外気に晒しながら、数歩も歩いたところでへなへなと腰を抜かし、「お゛ぉぉおぉ~~っ♡ お゛っ、んお゛っ♡」と汚い声を吐きながらがむしゃらに両手でシコるのが止めらんなくなるヤツとか、朦朧とした意識で手当たり次第に襲ってヤり始めるヤツとか、「ふぅ、う゛ぅ゛ぅぅう――っ♡」とか唸ってコレ以上の射精を止めようと必死で馬ちんぽを握り込むもののだくだく精液漏らしまくってるヤツとか、そんな連中が大量に湧いた。
どいつもこいつも、興奮で顔を赤々と染め、眉を顰めきり、射精し散らしていた。
ホームは阿鼻叫喚の乱交場だった。
ここで無差別にヤりまくったせいで、種親不明の子供がいっぱい生まれてベビーラッシュなんてものが生じたぐらいだといえば、その深刻さも伝わるだろうか。
電車通勤のマナーであるゴムの着用も効果は虚しく、人混みに揉まれてか、あるいは内容量オーバーですっぽ抜け、溜め込んでいた大量の精液も全部こぼれ落ちていく。
それに加えて千人を超える規模による追加の射精、射精、射精。
頭上に振りまくような大量の射精と、地面に向かって穿つようなぼちゃぼちゃと音を立てる射精。
そのせいでホームの床は精液の層で覆い尽くされ、一塊に絡み合ったスライムみたいな精液が線路に向かって零れ落ちているような有り様であった。
当然、これは私が直接見た光景じゃないんだけど、前に一度、昭和を振り返るといったコンセンプトのバラエティ番組で当時の映像が流れるのを見たことがあった。
白黒の映像の中で、通勤する女の子達が精液で覆い尽くされた床の上をぬっちぬっちと歩き、革靴の裏にガムみたいに糸引いて粘つかせていたのは、なんというか、"当たり"を何度も経験してる身の上からでも常軌を逸した光景で、ちょっと悍ましく思いつつ、ちょっとちんぽがゾクゾクした。
まあとにかく、そんな異様な光景が日常茶飯事となっている時代があったのだ。
いくら射精が気持ちよくって嫌いなやつなんか存在しないって言ったって、度を過ぎているのが毎日ともなればしんどい。何より、そこで体力を使い果たし全員へろへろになって学業も仕事も日常生活も成り立たなくなっていたのは普通に社会問題だった。
それで、満員電車が問題視されはじめ、世論に追い立てられるようにして乱立していったのが構内の待合室ってわけ。
電車に乗る前に抜くだけ抜いていけるように。降りた後の漲りをぶつけられるように。
はっきり言って人数に対してまるで釣り合ってはなく、焼け石に水のような対策ではあったのだが、他の多角的な改善案と相まって強制射精連鎖のこの世に顕現した地獄たる通勤ラッシュは徐々に解消されていったんだそうだ。
今も残る待合室は、そんな時代の名残である。
当時の効果の是非はさておき、現代において待合室の存在は結構ありがたい物だった。
実際、十数分手持ち無沙汰で待つような乗り換え時間が生まれた時なんかにはお世話になってるし。
ただ、まあ、乗り換えの関係だとか早く着きすぎただとか、そういう纏まった待ち時間がない時に待合室を使うのはあまりオススメできない。
なんでかって言うと……
右隣で擬牝台を使ってる子をチラリと見る。そそっかしい方の子。
「はっ、はっ、はっ♡ あっ、やばっ、もう電車きちゃうっ……♡!」
短く息を切らせ、焦ったようなハイテンポで腰を振りたくる子がしきりにモニターの電車案内に目を向けていた。私と同じ制服、やや小柄でショートボブ。
三番線、先発、あと一分。
恐らくこの電車に乗るつもりなんだろう。
細身ながらも日がな馬ちんぽを勃たせて射精しまくってる足腰にはやはりしっかりした安定感があって、そこからスカートを巻き上げてぐんと伸びる馬ちんぽは、少女の見た目と裏腹に丈夫な頑強さで満ち溢れていた。
が、そんな馬ちんぽを突き立てて擬牝台に組み付く様子はちょっとばかし頼りない。
ガコガコとペースばっかりを早めていくんだけど、なんというか、焦りが見え透いている。まだ射精感が遠い時にそういう気が急いた振り方しても、ちんぽの奥に届かないっていうか、気持ちの昂りが疎かになって余計イケなかったり消化不良の射精になったりしちゃうんだよなぁ。
素直に諦めてちんぽ引っこ抜くか、いっそ一回一回しっかり集中したピストン出来てれば電車来るまでに射精出来たんだろうに。中途半端が一番よろしくない。迷えば
結局、ごぉぉっと音を立ててガラスの向こうで電車が入ってくるのが見えた。
今ならちんぽ抜いて乗るぐらいは間に合うのに。隣の子、中途半端に粘っちゃったから今更になって射精感が込み上げて来たらしくって。
「あっ♡ あ゛っ♡ うそっ、うそうそっ♡ だめっ、だめっ、まってっ♡ 今
変に堪らえようとして身を縮こまらせるも、そんなの逆効果にしかなるはずがなく。収まりが良いぐらいの体躯を馬ちんぽ中心にぎゅぅぅ~~っと筋肉強張らせるような姿勢しながらどぼぶるるるっ♡ とたらふく射精をしていった。
「お゛っ♡ お゛ぉぉぉ゛ぉ~~……っ♡ まっ、まっひぇっ♡ とまっ、お゛っ♡ んぉ゛ぉおっ~~……♡ とまんっ♡ とまんにゃっ♡ はぉ゛ぉおっ♡」
脚をジタバタと滑らす。
長引く射精の中、ちんぽ引っこ抜いて精液撒き散らしながら乗車するわけにもいかず、腹の中の空気を全部絞り出すみたいにしながら、さっさと精液を
それにしてもすっごい乱れっぷりだった。力なく寄った目は胡乱。呂律も回ってないし、なんか妙な深イキをしてるように見える。
多分あれかなー、しくじった瞬間に射精しちゃったのが敗北心とかそういうの刺激しちゃって、マゾイキみたいなゾーンに入っちゃったんだろうな。
お腹のじくじく溶け出すような惨めな射精感って、泣きそうになるほど気持ちがいいらしい。フーカもそれ好きっぽいし。
とにかく、そういう粗相をした時みたいななっさけないゾクゾクが馬ちんぽの付け根をきゅぅきゅぅ疼かせちゃって、隣の子はものすんごい大量射精を繰り広げていた。
「おぉ゛~~っ、ん、んぉ゛おっ♡ お゛っ、イッちゃっ、ぉ、電車行っちゃっ……んおぉ゛ぉぉ~~っ、イクっ♡ イクっ……――っ♡」
結局、電車に乗りたい体の主の御意向とは裏腹に、惨めさに浸りきってた馬ちんぽは一人勝手に狂喜乱舞しながらびゅっこびゅっこと精液をぶっ放し続け、少女は情けなく崩れ落ちた顔でホームを発っていく電車に物悲しげな目線を送るのであった。
……まあ、こういう目に遭うこともあるので、余裕がない時の使用は控えたいってことだ。別にゴムさえしてりゃ、電車に乗りながら射精したっていいんだしね。
一度だけ、電車が来るタイミングで
と、そんなところでスマホに通知が入った。
そろそろツレの二人が来るらしい。そろそろ我慢ならなくなってきた頃合いだったし、丁度いい。
再び正面に向き直り、隣の女の子みたいに本気で腰を振り始める。
「ふぅ゛っ♡ ん゛っ♡ ん゛っ♡ んぁ゛っ♡ ん゛、っ、っ……っ、はぁ゛っ♡」
たっぷり焦らし込んだ後だから、ペース上げても擬牝台にぶつかる度ぶつかる度ちんぽに気持ちいい衝撃が突き抜ける。
擬牝台の取っ手を握り直す。最適なポジションに直して、りんごを握り潰しかねないぐらいの握力をもって絶対に離さないように。荒々しい腰振りでも慣性ですっぽ抜けないように。
グリップがしっかりすれば、擬牝台を引き寄せる腕の力もより気合が入る。腹を固め体感をブレなく固定し、腕と脚の力をフル動員して突く、ぶつける、ぶっ刺す。
「う゛ぁあっ♡ これっ、これこれっ♡ っ、ぅあ゛っ♡ おなかっ、あ゛、すっごっ♡ ーーっあぁぁあ゛っ♡♡」
ばごっ、ばごっ、ばごっ。
数十キロの肉がぶつかる重たい衝突音。
自分でそれを掻き鳴らしてる実感、鼠径部からお腹の奥の方までを揺さぶり回し、圧倒的なライブ感とぐちゃぐちゃに揉み潰された本能が異常なほどの多幸感を齎してくれる。
既に回収用ゴム袋には、先走りだけで小さな風船じみた膨らみができあがっていた。
これは予告だ。
それに比例するぐらいの量の子種を、これから出すって予告。
ゾクゾクした破滅の予感が下腹部をくすぐる。
「ふぅ゛っ♡ ふぅ゛っっ♡ ん゛っ、んん゛~~っ♡ んぅ゛っ、ーーっあぁっ♡ これっ、もっ、くるっ……っ♡」
ばごっ、ばごっ、ばごっ。
脚を広げ、膝をもう少し下げ、更に重心を安定させる。
アスリートさながらの鋭さをもって、もっと重たく、強く、擬牝台を穿つ。大きな音。確かな手応え。
右の方から、さっきの子の射精した時のじめっとした体温が伝わってくる。イッた女の子がぶるぶる痙攣した時に放つ、あの特有のあっつい空気。アレが、肘の当たっちゃうぐらいのすぐ隣から漂ってきてるって、もうその事実だけでも息の止まる程の性欲がムラムラと喉元を込み上げる。
「っひゅっーー♡ ふ……あ゛♡」
ばごんっ、ばごっ、ごっ、ごっ、ごっ。
「あ、あ、あ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡」
もう限界っ、限界っ。
額が、鼻先が茹だるように熱いのを感じる。そりゃこんな、短距離走みたいな体の使い方をずっとしてるんだから、体温なんて際限なく上がる。
顎から汗がぼたぼた滴り落ちる。高まった性感と体温の二重苦で、本当に汗だく。
限界すれすれの馬ちんぽが擬牝台を抉りながら細やかな痙攣をひっきりなしに続ける。節くれ立つ幹のようなソレは、もう到底肉でできているとは考えがたいほどに硬い。ちんぽの付け根の奥が、すこぶる窮屈で、苦しくて、どうしようもなく気持ちいい。
「ふっ、う゛ぅぅうぅぅ゛~~っ♡
完全にラインを超えた絶頂感。
馬ちんぽの太さに比べれば細く思える尿道を、それでもぐっぱりと開ききっていく感覚。誰にも見られない擬牝台の中で鈴口がくぱくぱ蠢いて射精をせびる。
射精の為に体に圧が掛かる。そのサイズと分量に見合った分だけの圧が、下腹部で膨れ、うぞぞぞと脳の天辺までをぺしゃんこにして。
馬ちんぽの最高潮な漲り。
思い切り腰を引いて、ビクビク波打つみたいに痙攣する腹筋を無理やり言うこと聞かせながら、全身全霊で、突きこみ――
ばごんっ。
「
ぼびゅぶるるるるっ♡ ぶびゅぅぅぅ~~♡ びゅぐるるるっ♡ どぶるるるっ♡
「――っ、~~ーーっっ♡♡ っ、っぉ゛、お゛っ……――っ♡♡ っ、ふっ、ふっ……ん゛っ――うぅぅ゛ぉぉっ♡」
すっごい、放出感っ。
下腹部に込めた力が、もっと長く長く尿道の先の、鈴口のてっぺんにまで焦点を合わせたみたいな射精。お腹の中身がこぞって輸精管に雪崩込み、尿道壁をむりゅむりゅ抉じ開けながら磨上げていく幻視すら、浮かぶほど。
ぎゅぅぅぅっと腰を擬牝台に押し付ける。
踏ん張って踏ん張って射精する。
それで数発出し散らしたら、一度たくさん酸素を取り込んで力を緩めるインターバルを挟んでから、もっぺんぎゅぅぅぅっと腰を押し付けて射精の続き。
酸欠気味になりながら
今日一深いところに捩じ込めた手応えを感じつつ、しこたま
「――っ、――っっ……っ、ふぅっ、ふぅっ……♡ っ、くはぁ~~っ……♡ あ~~……ほんっと……堪んないな……♡」
ようやく頭がピークの向こうから下りてこれたところで、体の力をフッと抜き、そのままコテンと擬牝台の上に身を委ねた。
はっ、はっ、と余韻の呼吸。射精圧こそ掛かってないものの、前立腺が頑張って尿道内の残滓を押し出すお掃除に勤しみ、びゅるっ♡ びゅるるっ♡ と力なく名残を吐き出す。
もう駅構内のベンチ全部取っ払ってさ、全部擬牝台にしちゃおうよ。
そんな、極端な考えがぐるぐるするぐらいには、幸せな射精だった。