※この作品はR-18です。

◯学生のボク、図書室の司書さんに「セックス」という言葉の意味をカラダで教えてもらう   作:昼間寝音

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蕩けゆく無知の頁

書庫の奥はひっそりとして、ほんのわずかな衣擦れの音ですら鼓膜に残る。

そんな空間に、彼女の気配だけが濃密に満ちていく。

 

彼女はそっとボクの前に膝で立ち、見上げるようにして言った。

 

「……ねえ、少しだけ、目を閉じてくれますか?」

 

ボクがうなずくと、彼女の指先が、そっと頬に触れた。

それはあまりにもやわらかく、まるで空気ごと包まれるような感触だった。

 

──ちゅ。

 

唇の上に、濡れた音が落ちる。

それがキスなのだと気づくのに、一拍遅れた。

彼女の息遣いが、喉奥で震えているのがわかるほど近い。

 

「びくって……しましたね。ふふ、可愛い❤

耳たぶ、一瞬で真っ赤になっちゃって……食べちゃいたい❤」

 

言うが早いか、ボクの耳たぶを、彼女の舌先が撫で──

 

「はむ。どうでひゅか?

あめだま、みひゃいに、みみたぶ、なめられちゃうの……」

 

くすぐったさと、湿った感触と、どうしようもない快感が重なり、思わず膝が揺れた。

 

「ぷは。耳って、セイカンタイなんですよ。小さな音、吐息、温度……全部、君を気持ちよくする」

 

そしてそのまま、耳の裏、首筋へと、キスが降っていく。

ちゅっ、ちゅ、ふ……ちゅぅ……。

 

吸われるたびに、肌の奥から甘いものが滲み出るような錯覚に襲われる。

そしてその合間に、彼女の指先がボクの首筋をなぞる。

爪を立てるわけでもなく、ただ指腹でやさしく滑らせるだけで、ぞわりと背中が震えた。

 

「……感じますか?私の指先、舌、息……全部、いまは君のためだけにあるんです」

 

彼女の声が低く、熱を帯びて囁く。

 

ボクは息を詰めた。目を閉じたままなのに、体の輪郭だけがやたら鮮明に意識される。

触れられた場所、近づいた気配、口づけの湿度……

すべてがボクの理性を削っていく。

 

「君がまだ知らない“気持ちよさ”……

それを、一つずつ、覚えていきましょう」

 

耳の後ろに、もう一度、深く長いキス。

その余韻の中で、彼女はそっと言った。

 

「私が、ちゃんと導いてあげますからね。

君が、“気持ちよくなる場所”にたどりつけるように」

 

司書さんの指が、ボクの耳の裏をくすぐるようになぞる。

小さな吐息が首筋にかかって、それだけで皮膚の奥が泡立つようにざわめく。

 

「ねえ……」

 

耳元で、彼女が囁く。その声は、あまりにも甘く、そして意図的に艶やかだった。

 

「今、君のカラダのどこかが、あつぅくて、かたぁく、なってませんか?」

 

呼吸が止まった。

言葉の意味を理解するのに、時間はかからなかったのに──その問いは、あまりにも直接的で、膝が笑いそうになった。

 

彼女の指先が、ボクの胸元をそっとなぞる。服の上からなのに、まるで肌を撫でられているようだった。

 

「ねぇ……感じてる場所、あるんでしょう?」

 

吐息が、耳の奥まで忍び込む。

 

「教えて、君のカラダ。私に、見せてください」

 

視線が絡む。逃げられない。

でも、逃げたいとは、思わなかった。

 

ボクは震える手で、ブレザーの裾をゆっくりと持ち上げた。

司書さんの視線が、その動きにぴたりと添う。

 

ズボンの奥で膨らんだ部分──それが、彼女の目に触れるように晒されていく。

羞恥が喉まで込み上げて、目の奥が熱を帯びる。

でも、それ以上に、彼女の目に映る“ボク”が、どんな風に見えているのかを知りたかった。

 

「……ふふっ」

 

司書さんが、くすぐったそうに笑った。

それは、軽蔑でも驚きでもなく──慈しみそのものだった。

 

「……よく、がんばりましたね」

 

彼女は膝をつき、そっとボクの前に顔を寄せる。

 

「恥ずかしかったでしょう?

でも、ちゃんと見せてくれて……とってもえらい」

 

彼女の、筋の通った美しい鼻が、優しく、そこに触れる。

 

「……こんなに、なってるんだぁ❤」

 

もう、恥ずかしさのあまり、呼吸の仕方を忘れてしまいそうだった。

そんなボクを察してか、彼女は優しく、ズボンに手をかける。

 

「ふふ……全部、私に任せて」

 

次の瞬間、彼女の指が静かにボクのズボンのボタンを外した。

続いて、ファスナーがゆっくりと下ろされる。

そのジーッという小さな音が、まるで罪の証のように響いた。

 

司書さんの指が、パンツ越しに膨らんだ部分をそっと撫でる。

 

「……ほら、ね。こんなに、あたたかくて……ぴくん、ってしてる」

 

その言葉が、頭の奥で鈍く響く。

恥ずかしくて、でも、それ以上に、彼女の手が離れてほしくないと思ってしまう自分に驚いた。

 

ボクの呼吸は浅く、うまく息が吸えない。

彼女の手が、ゆっくりとズボンと下着をずらすと、空気の冷たさがそこに触れて、ボクの全身がびくんと反応した。

 

「……可愛い。君の、おちんちん。ちゃんと見せてくれて……ありがとうね」

 

彼女の指が、ボクのそれにふれる。

それだけで、息が喉に詰まった。どうしていいかわからない。触れられることが、こんなにも強烈なものだなんて知らなかった。

 

指が根元から、ゆっくりと這い上がる。

足が震えて、情けない声が喉の奥から漏れそうになる。

 

「初めてだから、何も知らなくて当然。だからね、ひとつひとつ……私が教えてあげる」

 

そう言って、彼女の顔が近づいてくる。何が起きるのか、分からない。でも、抗おうとも思えなかった。

 

彼女は少し口を開けると、ボクの固くなったおちんちんを、ぱくりと咥えた。

 

「あ……っ、ぁ……」

 

自分の口から漏れる声が、こんなにも情けなくて、でも、止めようがなかった。

 

「ふふ……敏感さん」

 

彼女の唇が、やさしくそこを包む。

初めての感覚。ぬるくて、やわらかくて、あたたかくて──なにより、気持ちよくて。

 

「ん……んちゅ……ちゅ……じゅる……っ」

 

まるで、アイスキャンディーでも味わうかのように、音を立てながらボクのおちんちんを舐め、吸う。

何が起きてるのか、わからない。

 

「あったかくて、きもちい?

……でもね、これは“ホンモノ”じゃないの。

──“ホンモノ”、知りたい?」

 

怖かった。これより先があるなんて、ただただ想像もつかなくて。

でも、恐怖を上回る、『知りたい』気持ち。それが、ボクの首を縦に振らせた。

 

「じゃあ、ちょっと刺激が強いかもしれないけど……。

我慢、できるかな?男の子だもんね?」

 

そう言うと、彼女は舌先をぐりぐりと、ボクのおちんちんの皮の中に滑り込ませた。

 

「あっ、ひいっ……んんんっ!」

 

目の裏で豆電球がチカチカするような強烈な刺激に、膝がわなわなと震える。

それでも彼女の舌は、意に介さないといった様子で、ぞりぞりと皮の中を舐め回す。

 

「おねえしゃん……!らめ!らめえっ!」

 

永遠にも思えるような時間は、ぷつり、と終わった。

 

「はい。これが、おちんちんの“ホンモノ”のかたち、ですよ」

 

そう言われて自分の股に目をやると、自分のものとは思えない、ソレがあった。

 

「おちんちんはね、子供のうちは皮を被ってるの。

でも、それを剥いたとき、“ホンモノ”の──大人の男の人の、おちんちんになるんですよ❤」

 

お風呂場で、何度か皮を引っ張ってみたことはあった。

でも、その下にこんな場所があるなんて、知らなかった。

 

「君のおちんちん、おしっこくさぁくて、カスが溜まってて……。

私にとっても、ちょっと刺激つよかったかも❤」

 

その言葉の意味をきちんと理解することはできなかったけど、多分、今までで一番恥ずかしいことだってことは、はっきり分かった。

逃げ出したい衝動に駆られて、でも、このまま逃げたら司書さんに『わるい』気がして、もうどうしようもなくて。

 

「あー、ごめんね。よしよし。泣かないで」

 

そう言うと、司書さんはボクの涙を指で拭うと、ぎゅっと抱きしめてくれた。

 

「君と、君のおちんちんは、いま、大人になったんだよ。

よく、がんばりました。えらいえらい❤」

 

ただ抱きしめられていることに耐えられなくなって、ボクも無意識に、彼女の背に腕を回した。

そのことに、彼女は少し驚いたようだった。

 

「これから、お風呂場では、おちんちんの皮を剥いて、よくシャワーで洗うんだよ。

大人のおちんちんになるための、れんしゅう。できる?」

 

ボクは、こくんと頷いた。

 

「本当に、いい子ですね。じゃあ……、『さいご』まで、してあげます」

 

『さいご』という言葉に、胸がざわざわした。

……これが、終わりじゃないの?

……あんなに、気持ちよかったのに?

 

「『さいご』、って、なん、ですか……?」

 

「大丈夫。とっても気持ち良いことだから。

私のこと、信じてくれる?」

 

信じられない、はずがなかった。

 

司書さんの唇が、ボクの先端にふわりと触れた。

ひと呼吸分、わざと間を置いたあと──

 

「……ん、ちゅ……❤」

 

ぬるり、と熱い粘膜がボクを包み込む。

最初は先端だけ。そこをくちゅくちゅと舐められ、吸われるだけで、背筋が跳ね上がるほどの快感が押し寄せてくる。

 

「ふふ……すっごく、敏感ですね、君」

 

そう囁いたあと、今度は舌先がおちんちんの段差をなぞる。

ちろ、ちろ……と何度も往復するたびに、ボクの膝がわずかに震える。

 

そして、彼女は少しずつ奥へと飲み込んでいった。

 

「んん……んちゅ……じゅるっ……っ、んっ……❤」

 

唇が根元まで降りてくる。

喉の奥がきゅっと締まり、ぬるりとした感触がボクを包み込んでいく。

そのままの姿勢で数秒キープされたとき、あまりの熱と圧迫感に思わず声が漏れた。

 

「くっ……あ、あっ……!」

 

すると彼女は、意地悪く一度離れ、先端にキスを落とす。

 

「……ぷは。苦しかった?

でも、男の子の“おちんちん”って、こうやって気持ちよくしてもらうものなんですよ」

 

そう言って微笑むと、再び唇を開き、今度はゆっくりと上下に動きはじめる。

 

ぬぷ……じゅる……ぴちゃ、ちゅ……くちゅっ……❤

 

舌が内側で蠢き、唇がリズムよく締め付ける。

喉の奥が吸い付き、時おり舌先で尿道口をつつくように刺激され──

 

ボクの全神経が、そこに集中していった。

 

「ふふ……腰、動いちゃってる……可愛い❤」

 

彼女は片手でボクの太腿を支えながら、もう一方の手で睾丸の根元をそっと撫でる。

優しいのに、どうしようもなく淫らな指使いだった。

 

「ん……❤じゅる、じゅる、じゅっ、じゅっ、」

 

司書さんの舌と唇が、ボクの敏感な先端に絡みつく。

前後にゆっくりと動くたびに、喉の奥から熱い声が漏れそうになる。

 

「ん……ちゅ……じゅるっ……❤」

 

ぬるぬると、音を立てながら包み込まれる感覚。

どこまでが自分の身体で、どこからが彼女なのか、わからなくなっていく。

 

肩に力が入り、足が突っ張る。

 

「はぁっ……! あ、ああ……っ……!」

 

全身に、なにかがせり上がってくる感覚。

でも、それが何なのか、ボクにはわからない。ただ、とにかく、怖いほど気持ちいい。

 

司書さんが唇をすぼめ、吸い上げるようにボクを咥えた瞬間──

 

「っ……! な、なに、これっ、あああっ……!!」

 

頭が真っ白になった。

腰の奥から、勝手に何かが噴き上がる。

ビクン、ビクンと、全身が痙攣するように跳ねた。

 

どくっ、どくっ、と熱いものが放たれるのがわかる。

自分の身体が、自分の意志じゃなく、司書さんの口の中で果てていく。

 

「……っふ……んく……んちゅ、ん……❤」

 

司書さんは、そのすべてを逃さず受け止めてくれた。

それどころか、最後の一滴までしっかりと吸い尽くすように、丁寧に、やさしく──

 

ボクの手足は力が抜けて、膝ががくがくと震えていた。

視界がぼやける。

 

そんなボクを、司書さんは静かに抱きとめてくれた。

 

「んひゅ、見えまひゅか……?」

 

彼女は口をそっと縦に広げると、その中にはボクのおちんちんから出たであろう、白いものが溜まっていた。

 

「ごっくん。ふふ、これはね。『せーし』っていう、赤ちゃんの種なんですよ」

 

「じゃ、じゃあ、それを飲んじゃったら……!」

 

「うっふふふふ。口で飲んでも赤ちゃんはできないですよ。理科で『おしべとめしべ』の勉強はしましたか?」

 

ボクは曖昧にうなずいた。

授業ではやっていないけど、教科書を先に読んでしまって、なんとなくは分かっていたから。

 

「女の人にもね、男の人のおちんちんと同じように、大事な場所があって……。

そこに、この『せーし』を出すと、赤ちゃんができるんです。

そのことを……」

 

彼女は告げる。

ひときわ、甘い声で。

 

「『セックス』、って、いうんですよ」

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