【R18】主人公に蹂躙されるためだけに用意されたエロゲの悪役である俺が逆転できるルートがあるらしい。 作:柊咲
「くっ、なぜ私がこんなことに……」
「仕方ないのです、アイリス。わたくしたちは敗北したのですから」
「ぐぬぬ」
ここはエルヴィア、お姫様の寝室だろう。
煌びやかな装飾に一人で寝るには大きすぎるベッド。
全体的にピンク色なのは、エルヴィアの趣味なのだろうか。
そんな寝室で、悔しそうな表情をするアイリスが邪魔な鎧をゆっくりと外していく。
どんなに俺を睨んでもこの状況は覆らない。
というより俺が許しても、口角を吊り上げてわくわくするエルヴィアが許してくれないだろう。
「ガラル・アッフェンド、頼みがある……」
「なんだ。やっぱり止めにしてくれないかは無しだぞ? お前のお姫様がこの状況を作り出したんだからな」
「……私は、どうなってもいい。だがエルヴィア様は、その」
「自分が身代わりになるってか? はっ、随分と騎士さまらしいことを言うな」
そもそもエルヴィアが嫌がっておらず、発端は変態お姫様のせいなのでこういうセリフはどうかとも思うが。
ただ、すぐに否定すると思ったエルヴィアはアイリスの言葉を受けて反論する感じはない。
わざと黙っているかのような。
これも一種のプレイなのかと、俺はエルヴィアが望みそうな返事をする。
「お前が文句を言わず素直に俺に従えば……まあ、エルヴィアには手を出さないでやってもかまわない」
「ほ、本当か!?」
これに関してもエルヴィアは無反応。
どうやら正解の返事ができた……のだと思う。
それよりも、
「ほお」
女騎士というのは別に珍しくなく、奴隷剣闘士のときも何度か見た。
当時は、どうせ脱いでも女っぽくない筋肉質な女だろうと思っていたのだが……。
「あ、あんまり、ジロジロと見るな……いやらしい男め」
鎧を外したアイリスは、上下白色の衣服のみとなった。
微かに汗をかいているのか、衣服に引っ付く大きな胸と尻、それから鍛えているのがわかる肉付きのいい脚。
そんな魅力的な姿を眺めていると、大きな水色の瞳は波のように揺れて顔を背ける。
ピンク色の長髪も、恥じらう表情を見ているとどこかエロく見えてしまう。
「へえ、そうか。でも、俺にそんな態度を取っていいのか?」
「な、なに!?」
「そんな態度を取るんなら、従順なお姫様から先に楽しむとするか。ああ、その間、生意気な女騎士は主を護れなかった屈辱を抱えながらそこで黙って見ていろよ?」
「アイリス、助けて……」
俺もエルヴィアも大根役者だが、意外にもこういうシチュエーションが俺は好きらしい。
アイリスは悔しそうな表情を浮かべる。
「す、すまない……謝る、から……エルヴィア様にだけは」
「それが、王城に仕える騎士の正しい謝り方なのか?」
ベッドに腰掛け問いかける。
エルヴィアはいつの間にか少し離れた椅子に座っていた。
その位置は、これから起きる情事を眺めるのに最も適した場所だ。
そしてアイリスは、大きく開いた俺の両脚の間で膝を突いて正座をする。
「申し訳、ありませんでした……。どうか、エルヴィア様にだけは」
「そうじゃないだろ。姫じゃなく、従者である私を先に犯してください、だろ?」
「ぐっ……。わ、私を、先に……先に、犯して、ください。お願い、します」
「そうか。そんなに犯してほしいのか。いやらしい女騎士だな」
悔しそうに唇を噛むアイリスの顎に指を触れ、顔を上げさせる。
なぜだろう、なんでこいつは嫌がらないんだ。
もしかしたらこいつ自身も、こういうシチュエーションを楽しんでいるのかもしれない。
そのまま顔を近付け、唇が触れ合う少し手前の距離を保つ。
「お前からしろ」
「……な、なに、を」
「わかってんだろ。しないなら、お姫様から先にするか?」
「わ、か……った」
白く瑞々しい肌が一瞬で赤く染まった。
アイリスは顔を近付け、俺に口づけをした。
「ん、ちゅ……こ、これで」
「なんだそのガキのキスは」
「ガ、ガキ、だと……私は」
「キスってのはこうすんだよ」
「んんっ!?」
唇を奪うと啄むように求める。
硬くなって閉じた唇をこじ開け、口内へと舌を侵入させる。
「んっ、はあ、まっ、まてっ……ちゅ、ぱあ……れろっ、ちゅ、ぱあっ!」
驚き拒もうとしたアイリスだったが、次第に俺の舌に自らの舌を絡み合わせて受け入れた。
唾液が舌同士で混ぜられ、どんどん温かくなっていく。
呼吸は荒くなり、立ち膝の姿勢だったアイリスの腰を抱き寄せる。
「んんっ! にちゅ、じゅるっ、ちゅ……ガラル、まっ、まって……!」
「もっと舌を絡ませろ」
「れろっ、れぇろっ、ちゅ、んちゅ、はあ……ちゅ、ぱあ!」
鍛えられた肉体だが柔らかい肌触りだ。
細腰は力を入れると壊れてしまいそうなほどに華奢なのに、手の平に感じる尻は肉感があって大きさもいい。
「そこ、は……はあっ、ん、ああ!」
「いい尻だな。大きさも、硬さも、それに感度もいい」
「い、いう、なっ……さわ、るなぁ……やめっ、やめて、くれっ!」
そう言うわりに逃げたり拒んだりしないんだから不思議だ。
顔を離して、俺はベッドの中心へと移動する。
「来い」
「……」
「俺の身体を犬みたいに隅々まで舐めろ。敗北者らしくな?」
「ぐっ……なぜ、こんな」
と、いいつつも素直にベッドに上がって四つん這いになって俺へと近付いて来るアイリス。
荒くなった呼吸のまま、俺の衣服のボタンを一つずつゆっくり外していく。