セクハラしてたらメイドハーレムが出来ていた 作:上り坂は下り坂
えっちあるけど細かい描写は無いよ。
落ち着いた俺は、直近の問題に思い至る。
「ジニアに出した大量の精液の所為で風呂には浸かれなさそうだな。軽くシャワーで汗を流したら上がるか」
「精液が漏れてもお湯を張り替えますので大丈夫です。浸かって下さい。漏れるのが嫌なら、このまま私に栓をしたまま入りましょう」
セックスしたまま風呂入るの? いやぁ理想のムーブですけど……。
「避妊してからの安全セックス、しないんですか?」
「します」
今一瞬チンポに脳が乗っ取られたな。だが本心でもある……仕方無い。
回復した魔力で身体強化魔法を自分にかけて筋肉痛を和らげてから、ジニアにチンポを刺したまま持ち上げて風呂に浸かる。
「なんかすごい感覚だ……ジニアの膣も、触れている身体も気持ち良いのに、お湯の気持ち良さにも包まれる……至高だな」
「このままセックスしたらもっと気持ち良いかも知れませんね」
俺が気持ち良さに浸っていると、悪戯そうに笑ったジニアが腰をくねらせて刺激してくる。
それに応えて俺もジニアの胸を片手で鷲掴み、片手は乳首を転がす。
「んふふっ……ヴィクトル様とのセックス、ハマっちゃいそうです」
「耐性がつくまでするんだろう? もっともっとしないとな」
「はいっ。もっといっぱい抱いてくださいませ」
これまで見たどの笑顔よりも妖艶な表情でジニアは笑った。
俺は筋肉痛の事など忘れてだだっ広い湯船の中でジニアに追加で二回。更衣室で一回。自室に戻ってから二回。全部中に出してジニアの胎を溢れる程に満たした。
お互いにまだまだヤリあえたが、本来は休養を取るのが目的だ。その為自室で二回中出しをした後はようやく身体を離して布団に入った。
「なぁジニア。どうして俺にここまで身も心も許したんだ?」
「……貴方は壊滅的に本音と建前の使い分けがお上手です」
「壊滅的の使い方間違えて無いかそれ?」
「合っています。壊滅的に受け手が分からないのです。ですが、貴方の褒め言葉には嘘が無く、本音から言っている事が明け透けな程に伝わりました」
本音が明け透け……まあ実際嘘で褒める事は無い。と言うか、嘘をつく必要のある相手が居ないというのが正しい。
俺にとっては皆が尊敬に値し、皆に見習うべきものがあると思っているからだ。
「それで照れ隠しのお仕置き、もといキスか……」
「気付いていたのですね、お恥ずかしいです」
……淡々とした彼女の喋り方は興味が無い訳でも、嫌味でも無い。これが彼女の素。彼女の普段の姿。
だが今は、ほんのりと緩んだ頬と目元で俺を優しく見つめてくる。今そんな表情が出来るのは、俺とのセックスがあったからなのだろう。
自分でも知らない一面を相手に見せ、引き出され、共有し、気持ちを確かめて深める……セックスにはそんな力があるのかも知れない。
「褒められる事が嬉しかった、か……。やっぱりジニアは可愛いよ」
「お仕置き、しますよ?」
「幾らでもどうぞ」
俺が言い切った側から馬乗りになってきて唇が重なる。だが直ぐに離れてしまう。
「ん? こんなキスで良いのか?」
「いえ……隠す意味が無くなった今、お仕置きと言う言い訳が使え無いなと思いまして」
「……はっはっは! それならキスの隠語にでもして仕舞えば良い。ジニアがお仕置きと言えばそれは俺にキスをせがむ合図だ」
俺の考えは無かったのか、あるいは思いついても言えなかったのか、顔を真っ赤に染めたジニアは小さく「おしおきです」と呟いた。
筋肉痛を無視して身体を起こし、ジニアの唇を食んでやる。
「どんな気分だ?」
「……胸が、痛いです」
ジニアを抱き締める。
「これならどうだ」
「心拍が速いです」
「今からそんなんじゃあ、これからの訓練が思いやられるな?」
「私……貴方とのセックスに耐性を持てません。どんどん駄目にされてしまいそう……」
彼女の声はどんどん柔らかくなっていく。これだけの影響を俺が齎したのだと思うと、なんとも感慨深い。
ジニアの手が俺の服を掴み、離さないように握り締められる。そしてジニアは胸に抱かれたまま俺を見上げて、言う。
「お仕置き、してください」
潤んだ目を閉じて口を少し突き出すジニア。
「お仕置きだ」
それに応え、今日一日されてきた様なキスをする。
啄み、食み、絡める。
そんなキスをジニアが満足するまでし続けた。
===
「ヴィクトル様、そろそろ夕食のお時間です」
「ああ、名残惜しいが行くとするよ」
ジニアとキスをした後、二人ベッドに転がりながら色んな話をした。
昔から俺の聡さや特異さには気が付いていた事だとか、筋トレや柔軟の方法、身体の動かし方。好きな体位は対面座位で、とにかくキスが好きになってしまった事も聞いた。
まだ若過ぎる俺をどう思っているのかについては、年齢に興味は無いと即答されたな。俺が魅力的である限り、と言う条件はある様だが。
だとしても、非常に嬉しい言葉をもらえた。要は俺の中身を見てくれている訳だからな、嬉しく無い訳が無い。
嬉しかったのでその時はお仕置きさせてもらった。
あーあぁ……俺は年上メイドに弱過ぎるかもしれない。リーフと言いジニアと言い、どうにも大人には遠慮が無くなって甘えてしまう。
……夕食に向かわねばならず、ジニアと離れなければならない。思わず溜め息が漏れる。
「なあジニア」
「はい」
「ここに居てはいけないか?」
「……だめです。しっかりと栄養を摂ってきて下さい」
「……そうだな、そうだった。その通りだ。……行ってくる、またな」
ベッドから出てジニアに背を向けて歩き出す。
本来の目的は自己鍛錬と性欲に打ち勝つ事。性欲には大敗を喫したが、自己鍛錬まで疎かには出来ない。
激しい運動をして、筋肉を壊し、消費したエネルギーと栄養を食事で補い、身体を修復する。これの繰り返しが強靭な身体を作るのだから、食事を抜くなんて言うのは怠慢だ。己を律しろ……俺。
切ない気持ちは押し込めろ。ジニアにはまた会える。何も別れなどでは無いのだから。
——その時、後ろから抱きしめられる。
「ヴィクトル様……そんな悲しい顔をしないで下さい、可愛過ぎます。これが愛らしいと言う気持ちなのでしょうか」
「……愛しいにしておいてくれ。その方が男としては嬉しい」
「では、愛おしいです」
俺は、心も身体もまだ小さいらしい。身長も負けているし、寂しいと言う心情を顔に出してしまった。立派なのは息子だけだ。
でも、そのお陰でこうして彼女と触れ合えるなら、今はそれも悪く無いと思える。
「もう行くよ……ありがとうな」
「……行ってらっしゃいませ」
俺は自室を出て、全身の痛みをこらえながら歩き出す。
寂しい気持ちは変わらずある、だがジニアの温もりも確かに感じる。それで十分だ。
「今日はおかわりを多めに貰うとしようか……」
===
食事を終えて部屋に戻り、着替えたらすぐにベッドに入る。
ジニアとの行為で汚れた筈のベッドは既に美しく整えられており、部屋でナニかが行われた形跡は無い。
それがもの寂しくもあるが、丁寧な仕事ぶりに頭が下がる思いもある。
感情とはなんとままならないものか……。
「お休みのお仕置き、しますか?」
「????」
気付いた時にはベッドの横にジニアが立っていた。
「?? しようか」
「では失礼して……ちゅっ、ちゅむっはむっあむっ……」
ん???? なんで居るんだ?? 人の気配なんて微塵も感じなかったと言うのに。
「全く気付かなかったんだが……?」
「鍛錬不足です。なのでお仕置きの追加です」
暗闇に突如として現れた、月明かりを受けて煌めく真っ赤な双眸には若干の恐怖を感じたが、待ち受けていたのは甘々キスタイムだった。
……いやこんなのされたら寝付けないだろ。
「寝付くまで、お側におります」
「キスしたいの間違いだろ?」
「嘘をついてしまいました、お仕置きしてください」
……今晩は夜更かしするのが確定したな。
お仕置きされたいと思ったのは初めてだよ。
ちなみにお昼ご飯は訓練中に軽食食べてます。ジニアさんは最強なので手配もしていました。ええ、最強なので。