セクハラしてたらメイドハーレムが出来ていた 作:上り坂は下り坂
ハルラを腰砕けにした俺は蔵書室へと向かう。目的は魔法を調べる事。
決してリーフとエッチしたいとかそう言うのでは無い。……誘われたら断れないとは思うが、最初からそのつもりでチンポギンギンとかは恥ずかしいので自制するのだ。うむ。
ムラムラを抑えながら階段を降りていると、向かいからいつも給仕してくれているメイドがやって来た。
「あっ、ヴィクトル様っ。今からお出かけですかぁ?」
「ん? いや、蔵書室で調べ物をしようと思っていた」
「そうですかぁ……。新作のお菓子の味見をお願いしたかったのですが……」
「むっ!? また新作を作ったのか!? ベルメルの手作り!?」
「そうですよぉ。私の手作りですぅ。ヴィクトル様はお菓子にとっても詳しいですからねぇ。是非確かめて頂こうかとぉ」
このメイドの名前はベルメル。
牛の獣人で、側頭部から生える小さな角と牛の小さな耳がチャーミングだ。特に牛耳はぴょこぴょこと動いて可愛らしい。
焦茶色の髪と少し垂れた目元はベルメルの穏やかさを視覚だけで伝えてくれる。……が、何と言っても胸がでかい。
おそらくリーフを余裕で超える大きさをしているのは確実で、尻もまた大きい。なのにウエストは引き締まっていると言う、男が抱きたい女ナンバーワンの座をリーフと争えるレベルの身体の持ち主だ。
だが獣人と言う事もあってか力が大変強く、彼女に無理矢理迫った男が突き飛ばされた拍子に壁にめり込んで全治一年の重傷を負ったと言う話は有名だ。
だがその事件を当人が一番気にしていた。
男嫌いでは無いが、力の制御を身に付けたいと反省しており、俺が料理——特にお菓子作りを勧めたのだ。
繊細な手捌きが求められるので良い訓練になるのでは無いかと思ってな。
そしたらすっかりお菓子作りにハマってしまったらしく、厨房のパティシエと新レシピの開発や、これまでのお菓子のアレンジなどを行う様になり、食を大事にする我が家では今や覚え目でたい。
そして大恩(諸説あり)ある俺にベルメルはよく新作のお菓子を持って来ては味見をさせてくれているのだ。
そんなベルメルが持つお盆の上には白い布が被せられた皿があるのだが、意識して匂いを嗅いでみれば甘いクリーミーな香りが鼻に届く。
むぅ、なんとも美味しそうな匂い……。
「仕方無い……か……」
「うぅ、それじゃぁ、お菓子はまたの機会に致しますぅ」
「ああいや、そうでは無い。ベルメルのお菓子を先に味わう事に決めた。悪いが部屋まで運んで置いてくれ。本を借りた後、すぐに頂くとするよ」
俺の言葉に垂れ目がちな瞳を更にニコッと垂らしたベルメルは、心底嬉しそうに返事をして俺の部屋へと向かって行った。
後ろ姿を見ても伝わる嬉しそうな感情。牛の尻尾もよく動いている。あれはあれで可愛いな。うむ!
兎にも角にも、急いで蔵書室へと向かわねば!
俺は貴族らしさを損なわない程度の早歩きで屋敷を移動する。
道中、窓拭き中のメイドが後ろに下がって来た事でぶつかってしまったり、頭突きの如き勢いで頭を下げて来たそそっかしいメイドを受け止めたり、メイド仲間と敬語で話すヴィーナの頭を撫でてやったら尻尾をブンブン振り回したりと、我が家のメイドは賑やかな者が多い。
ぶつかって来たメイドは罰として脇腹をくすぐる事で許した。時折胸に指が当たって気持ち良かった。
頭突きメイドは流石に焦り過ぎなので、俺に慣れて貰うべく十秒間のハグを命じた。これで少しは落ち着くだろう。頭突きは流石に勘弁だ。
ヴィーナは相変わらず可愛かった。にやけそうな顔を抑えようと強張った顔をしながらも、やはり尻尾や耳などの獣人特有の部分は素直らしい。
とまあ、なんやかんやありつつも地下の蔵書室の重たい扉を開けてやっとこさ蔵書室へと入る。
蔵書室の中は重たい扉が外界の音を遮るので非常に静かで、その分自分が鳴らす音がよく聞こえる。
早歩きしていたせいか心拍は早く、メイドと関わっていたせいかやっぱり心拍が早い。
とりあえず落ち着くために深呼吸する。
「ふぅ。美人が多いのは良いが、その分癖のある奴も多いな……俺含めてだが」
なんて一人ごちながら、魔法について書かれた本とリーフを探す。
静かなこの場所なら声を出せば直ぐに気づいてくれそうだが、前世の習慣と言うか、図書館は静かにするものだと言う認識の所為で勝手に声を潜めてしまう。
しばらく、物音を立てない様に静かに歩きながら魔法に関する書物を探すが中々見つからない。
そうして蔵書室の隅の方までやって来てしまった時、不意に俺を呼ぶ声が聞こえた。
何度も俺の名前を呼んでいるので何事かと音の方向へと歩みを進めると、床に座り込みながら本を読み、スカートの中へと手をやってぴちゃぴちゃと水音を立てるリーフが居た。
顔は赤らみ、腰を時折ビクンと震わせ、荒い吐息を漏らすその姿は非常にエロい。と言うか、どう見てもオナニー中だ。
それも俺の名前を呼びながらのオナニー。いじらしいにも程がある。
「あっ、あっ、もっとぉ……もっと強く……犯してくださいヴィクトル様っ……んあっ! それ、それぇ……イクゥッ……ッ、あぁっ……はぁ……はぁ……」
愛液を床に垂らし、夢中で快感を貪っていたリーフは絶頂を迎えたのか、足をピンと伸ばして腰をビクつかせている。
……このまま姿を晒して一発エッチをかましたい気分ではある。すでに息子は臨戦態勢に入っており、立派なデカチンポ状態だ。
俺の息子はデカ過ぎて、チンポを真上に向けていてもズボンの膨らみ方でバレてしまう。
下向けた状態で勃起なんてした日には、特大のテントを張ってしまうだろう。
つまり、俺は勃起した時点で敗北者。終いにゃ終いにゃ馬鹿息子。取り消せねえんだよ、この事実は。
……と言う事はだ。俺は疾く退散せねばならない。彼女に見つかる前に姿を隠し、この馬鹿息子が落ち着くその時まで耐え忍び、自室に速やかに戻るしか無いのだ。
よし、そうと決まれば早速行動に移そう!
未だ癖になっていないが、気配を殺す様に努めて歩き出…………そうと思った瞬間、後ろから柔らかい塊がもたれ掛かって来た。
「ヴィクトル様〜? 何処に行かれるのでしょうか? ……こ〜んなにおちんぽ大きくしたまんまで」
「……なに、部屋に戻ろうと思ってな」
「……リーフを使ってはくださらないのですか? さっきの自慰行為で、既にとろとろですよ? ハメ放題、犯し放題のメス穴……使っても良いんですよ?」
音も無く、いつの間にか後ろにいたリーフは俺にもたれ掛かりながら耳元で囁き、俺の馬鹿息子をズボンの上からまさぐってくる。
……正直、本来なら流されていた。いつも通りの俺なら既に俺のチンポはリーフの膣肉に扱かれて、容赦無く膣内射精を決め込んでいた自信がある。
だが! しかし! 今日はお菓子が!! ベルメルが待っているんだ!!
俺はくるりと反転してリーフの唇を貪る。
初っ端から舌を突っ込んでリーフの唾液を味わい、口腔内を舌で愛撫する。
腰も抱き寄せ、頬にも手を添えて、出来る限りの愛情を伝える。
密着した身体を擦り合わせて、もっともっとと口と視線で俺に訴えかけて来るリーフを抑えて口を離すと、唾液がいやらしく糸を引いて垂れていく。
「はぁっ。リーフ、すまないが今は抱けない。部屋でベルメルが新作のお菓子と共に待っているんだ。彼女をがっかりさせたく無くてな……」
「そう、ですか……。やはり、私も変わるべき時が来たのかもしれませんね……」
「ん? リーフ?」
「私、ヴィクトル様のお部屋までですが、外出してみます。貴方様が居てくれるなら、きっと……だから……お菓子の後は、リーフを食べて下さいますか?」
「…………」
俺は無言でリーフを強く、キツく、抱き締める。チンポをリーフの腹へとグリグリと押し付けながら。
「あはぁっ……子宮、疼いちゃいます……んっ、くぅ。きつい抱擁も、押し付けられるおちんぽも、幸せですっ! 貴方様を全身で感じる幸せっ……これだけで、達してしまいそう……」
「駄目だ。絶頂は俺と交わる時まで我慢しろ」
そう耳元で命令しながら更に強く抱き締め、尻肉を掴み、耳を噛む。
「あっだめッ、ィグゥゥゥッッ!? おしり、みみっだめぇぇ……気持ち良いのぉ……」
禁止して直ぐにイッてしまったらしい。腰をカクカクと震わせて、遂にはスカートにまで愛液が染み出してしまっている。
尻肉を掴む手を少し股の方へとずらせば、濡れた下着とその奥にあるふにふにのマンコの感触を指に伝えて来る。
「リーフ?」
「ごっ、ごめんっ、なさっ……イクのとまんなっ……おぉぉぉ……ヴィクトル様にイかされるの、だめぇぇ……」
お淑やかで清楚然としたリーフは消え去ってしまった。こっちもこっちですっかりドスケベ女になってしまったらしい。
えっちなリーフも好きだから全く構わないのだが。
とは言え、こうなってしまっては本を探す事は愚か、部屋に向かう事も難しい。……仕方が無い。早速試してみるか。
「『我が手となりて 万物に干渉せん サイキック』……よし、リーフ、抱き上げるぞ?」
サイキックで作った二本の腕で、絶頂の余韻で動けないリーフをお姫様抱っこする。
愛液の染みは軽く浄化を飛ばして綺麗にしておく。
そのまま蔵書室の扉の前までリーフを運んだら、一旦下ろす。
やはりこう言った一歩は自分で踏み出してこそだしな。性欲に負けてそれどころでは無いかも知れないが。
「フードを……被っても宜しいでしょうか?」
「勿論だ。リーフが安心出来る状態で行こう」
扉の横のコート掛けに掛かっていたフード付きのポンチョを着込んだリーフは、深呼吸をしてから扉を開ける。
業務的にも外出しない訳では無いのだろうが、目的地が異なると言うことは道や通りかかる人も異なってくる。
それはリーフにとっては大きなストレスだ。
俺はリーフの隣に並んで彼女の手を取る。
「“一緒に”行こう」
「っ。……はい、ヴィクトル様。……大好きです」
俺とリーフは、共に一歩を踏み出した。
結局魔法の本を借りる事は出来なかったし、俺の馬鹿息子が馬鹿息子のままだが、リーフには替えられない。
これで良い。そう、これで良いのだ。
ベルメルのお菓子もより多くの意見があった方が良いだろうし、皆で味わった方が美味いだろうしな!
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「おかえりなさ〜いぃ。ヴィクトルさまぁ……? あのぉ、えっとぉ、そちらの方は?」
なんとか部屋に辿り着いた俺と腕にしがみ付くリーフを見ての、ベルメルの第一声は不満気と言うか、不服と言うか、少し棘を感じるものがあったのだった。
ちなみにハルラは俺のベッドで寝てた。
気分的には三股吹っ掛けた男になった気分だな! 辛い!