セクハラしてたらメイドハーレムが出来ていた 作:上り坂は下り坂
屋敷を飛び出し(文字通り)てから数時間。愛しいメイドの寝顔を眺めて辿り着いたのは小さめの街。
街道の道幅も狭く、畑も牧場もあまり活発に動いている感じは無い。街の外壁も低めで、上から見下ろした街並みからは活気も感じられなかった。
確実に何かが起きている。人の手によるものか、魔物の手によるものか……どちらにせよ先ずは情報を集めるとしようか。
俺とハルラとウィノは雰囲気の悪い街へと入り、道行く少し頬の痩けた女性や酒場の酔っ払ったおじさんに話を聞いて回った。
それによればウルフによる被害が凄まじいのだと自嘲するように語ってくれた。
近年ウルフが力をつけ始め、これに危機感を持った街の長が、ファンタジーには定番組織である冒険者に依頼を出してウルフを退治させていたようだ。
兵士や衛兵は勿論居るが、彼らの仕事は治安や人、街を守る事。中々森にウルフ狩りに行けない以上、頼みの綱は冒険者だったらしい。
最初は良かった。均衡が保たれており、被害があれど立ち行かなくなるほどでは無い。だが徐々にウルフは知恵をつけ始め、ある時から冒険者ですら刃が立たない強さを持ち始めたのだそうだ。
それにより街が出した依頼は難易度が高くなり、より高額の報酬を提示しなければ依頼を受ける冒険者も居なくなってしまう様になり、失敗歴のある依頼を進んで受けてくれる冒険者もまた居なかった。
それによって街から男手を集めてウルフ退治を敢行したが、帰って来る頃には数人は死亡し、数人は足や腕、指を食いちぎられての敗走続き。
畑の作物や牧場で飼っていた牛や鶏の魔物も襲われる始末で、最早街から出ていく者も出始めたのがつい最近の話だそうだ。
最悪一歩手前というか、最悪の渦中にあると言って良いだろう。そして十中八九ウルフの中に進化個体が居るな。
「ハルラ、協力的な住民は居たか?」
「いいえ。もうお先真っ暗と言った空気が漂っていて……」
「ウィノ、街の外のウルフの気配をその耳と鼻で感じ取れるか?」
「感じます。でも、そこら中から感じるから嗅ぎ分けられない……ごめんなさい」
不甲斐無いと俯くウィノを撫でてやると、甘える様に擦り付いてきたのでそのまま好きにさせながら思考を回す。
「ウルフよりもヴィクトルさま嗅ぎたい……すんすんっ、はぁぁ、すき」
「ちょっとウィノ! あまり邪魔をしないの! 私だって嗅ぎたい……いいえ、我慢して……とにかく駄目です!」
「ハルラもおいでよー?」
「……だっ駄目なんです!」
うずうずして居るハルラの手を引いて抱き寄せてやれば直ぐに鼻を鳴らし始めた。
そんなハルラの顔に手を添え見つめる。
「あっ……ヴィル君……まだ朝だよ……? する?」
「それだ。匂いだ。群れが肥大化すればいつか必ず食い物の消費量、その絶対量が増す。そして基本肉食のウルフが作物にまで手を出している……完全に群れの食料の消費スピードと狩りで得る獲物が釣り合っていない」
餌を集める役割のウルフを誘き寄せて、寝ぐらまで案内させるとしようか。
「発情してる所悪いが切り替えるぞ」
「しっ、してない! してないよ!」
「ハルラ雌の匂いさせてた。スケベ〜」
「ウィノのご飯作ってあげないよ?」
「それは……! ご勘弁下さい……申し訳ございません……はるらぁ〜」
「……むぅ。今日は私がヴィル君貰うからね」
「……しぇあ」
「駄目です」
「うぅ……」
「早く行くぞお前ら……スケベメイドどもめ……」
「「誰のせい?」」
「個々人の問題だな」
その後もぶう垂れる二人を引き連れ、牧場の主に処分し切れていない羽虫が集っている魔物の臓物を貰い、それを森の浅い場所に出来るだけ撒いた。
それからは三人でいちゃこらしながら気配を消して居ると、一時間も経たないうちに痩せこけたウルフが臓物を漁り始めた。
酷い匂いをさせているが故に鼻の良いウルフ種は直ぐに嗅ぎつけてくる。賢い奴なら罠を疑うだろうが、阿呆を探しているのだから丁度いい。飢えているなら判断力も鈍いだろう。
「ハルラはウルフを追える体力と走力はあるか?」
「群れの寝ぐらまで案内させるんですよね……気配を消すのはともかく、追いかけ続けるのは難しいです。なのでここで待機する事にします。お役に立てず申し訳ありません……」
「いいや、それで良い。自己分析と状況判断が正確に出来るなら上出来だ。そして無理をしないことが何より素晴らしい。流石俺のハルラだ」
「ヴィル君……」
抱き寄せキスをし、ハルラを置いて立ち上がる。
「ではウィノ。丁度良く二体の阿呆が居る。別々で追いかけるぞ。ウィノの場合は寝ぐらを発見し次第ハルラと合流。身を隠せ」
「ラジャー」
「よし、では行こう!」
俺は敢えて気付かせる様に声をあげてから剣を引き抜いて雑に振り回す。飢えていようとこの程度の剣は避けたウルフは食い漁っていた臓物を咥えて逃走を開始する。
俺はその背中を時折気配を漏らしながら追いかけ、徐々にその距離を離して気配を薄めていく。
そうしてウルフの足で十数分後。
低木の下で伏せて眠るウルフや、近くの岩の隙間に身を隠す様に眠るウルフ、その奥には小さな子ウルフまで確認出来た。
寝ぐらの発見。しかも繁殖中で栄養を求めていたのだろう、阿呆ウルフが持って帰った臓物を一際大きなウルフが齧って食うと、子を産んだらしいメスにそれを食わせていた。
出来高報酬なのか、臓物を持ってきたウルフにもその一部をくれてやったリーダーは再度岩の隙間に入って眠りについた。
ふむふむ。ウィノの追った個体は別方向に逃げたと言うことは、ウルフのコロニーが街周辺に幾つかあるのが確定だな。本当に最悪の渦中にある街だった訳だ。
笑えねぇ。このリーダーのウルフが優秀過ぎてもっと笑えん。いやはや素晴らしい立派な個体だ。出来れば人に生まれて欲しかったな。
……眠るウルフの群れの数はぱっと見四つ。であればいけるな。
サイキックで自らを浮かせ、岩を打ち出す魔法『ロックブラスト』を改悪して作った岩を生み出す魔法で四つの岩を作り、サイキックで腕を作り出し岩を四つ全て鷲掴む。
直径一メートルはある岩を鷲掴める程の巨腕を四本。これ中々しんどいのだが、まあ岩を投げ飛ばすだけだ。さっさとやってしまおう。
高所からの単純な質量攻撃。サイキックによる凶悪な投擲物の速度は、重力を伴って減衰すること無く増していくと考えての高所からの投擲。例え直撃しなくとも衝撃波である程度のダメージは見込めるだろう。
「『阿修羅』……一擲。せめて眠ったまま死んでいけ」
四本の巨腕を振り下ろし、四つの眠るウルフの群れに岩を落とす。
直後轟音が響き、血と肉が舞い散る。
即座に俺自身をサイキックで覆い、高速で移動しながら抜き放った剣をサイキックに持たせて生き残りを斬り殺していく。
肉を断つ感触は同調しているサイキックから良く感じ取れる。生々しい肉感と硬い骨の感触。肉の脂と血で剣が滑ってしまうので都度振り払いながら俺は剣を振り回した。
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やがて生物の気配が感じ取れなくなった頃、改めて惨状を見て回る。
リーダー個体は岩の下敷きになっており、子ウルフは息はあるが弱々しい。メスウルフが覆い被さって守った様だがそいつは息絶えていた。
この子どもを逃せば負の連鎖が始まるだろう。しっかりと剣を突き立て命を奪う。
「何も感じない訳では無い……だが、貴族として領民を守ると言う大義名分が罪悪感を減らしてくれているな。……一旦戻ろう」
リーダーウルフやその他肉として食えそうな部位を姉上から頂いた鞄に入れた後、死骸を集めて深い穴に落とした後、火をつける魔道具で燃やしてからその場を後にした。
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その後も同じ方法を二、三度繰り返し、ウルフ種の寝ぐらの傾向を見定めた後は上空から似たエリアを虱潰しに探しての随時討伐。
間引きと言うよりは殺戮だったが、リーダー個体は確実に殺して回らねばならない。散発的な少数のウルフならきっと対処も容易いだろうからな。
そうして狩ったウルフの肉を住人に解体させて、その日は小さな街の小さな広場で炊き出しを行った。
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昼前には到着して、ほぼ半日ウルフ狩りに費やした結果、山盛りのウルフ肉を街にばら撒く事が出来た。
街の住人は俺の奇行に驚きながらも、憎しみと感謝を持って肉に食らいついていた。
筋張った肉でも、独特の臭みのある肉でも、これまでの鬱憤を晴らすかの様に肉を食らい、腹を満たし、そして涙を流していた。
その日の晩は宿を営んでいる者の好意で部屋を無償で提供してもらえたので、部屋で一日の汗や血の汚れを落とす事に。
「まさか最初の街がこれほど窮しているとは……助けられたのは不幸中の幸いだが、先が思いやられるな」
「そうだね……一ヶ月で間引けと言う御当主様の命を熟すとなると、幸先は悪いよね……」
「でも、皆んな少し明るくなった、よ? ヴィクトルさまのおかげ〜」
武装を解いて、装備も脱いだ二人だが、今回血に塗れたのは俺一人。今は俺がパンツ一丁で二人に身体を拭かれている最中だ。
ハルラが背中を丹念に拭いて、ウィノが俺の腹側を拭いてくれているのだが、ウィノは隠れて甘えるのが上手いな。うまくハルラの死角に入って俺に擦り寄ってくる。
「だが大変なのは復興だ。次に寄る街で姉上に向けて手紙を送って支援を頼んでおこう。魔物災害は支援対象の筈だからな」
「今日何体狩りましたっけ?」
「百は余裕で超えていた。数えるのはそこで辞めた……」
「……ね、ヴィクトルさま。あんなにいっぱいリーダーが居て共存してるのおかしい。リーダーのリーダー居るかもしれない」
「えっ、それってキングクラスが居るって事ぉ!?」
「可能性は高いよな。だがどこに居るか分からないのが問題だ。それに住人からそれらしい話も聞いていない」
自分の存在を隠し、配下を使う上手さ。配下のコミュニティを分割して中規模に統率させながら個体数を増やしていく……まるで王国を作り出そうとしているかの様だ。なるほどキングと言うに相応しい。
「キング……倒せる?」
「ヴィル君……」
「二人とも、キングとジニアはどちらが強いと思う?」
「「絶対ジニア様」」
「だよな。……ならきっと大丈夫だ。ジニアに一度だけとは言え勝った事がある俺ならきっとな」
「ヴィクトルさま……人間?」
「身体改造した、とか? どこか魔道具になってるんじゃぁ……?」
俺が生身で勝てたと信じられないらしい。薄着のまま二人が俺の身体をまさぐり始める。
肌が触れ合い、二人から良い香りがする。
怪しい箇所を探っているふりをする二人は、俺にその魅力的な身体を押し当てて誘惑しているようだ。
左腕でハルラの背中から抱く様に腕を回して胸を揉みしだき、指の間から漏れ出す乳首を指先で転がし、脇腹を撫で、へそをなぞってそのまま下へとずらしていき、パンティの上からクロッチ部分を押し込めばパンティがじんわりと濡れ出した。
右腕でウィノの尻を掴み、捏ねくり回しながら少しずつ股に指先をずらして既に湿っているパンティの上から指で擦る。くちゅくちゅと音を立てる場所から少し場所を移し、ぷっくりと立っている謎の突起物を撫でてやると身体が震えた。
「んゃぁ……ヴィル君……」
「ふにゃっ……にゃぁ、いきなりそこぉ? ぐちょぐちょなのバレちゃったぁ」
「俺も二人の事を調べてやろうと思ったんだよ。身体の隅々まで、な? まずはその口内に隠してないか調べるぞ」
「ふぁい……ろーろぉ」
「んあぁ〜……にゃにもにゃいよぉ」
二人の股を弄りながら、ハルラの舌を調べる為に俺の舌を絡ませていく。
「んぅちゅぅ……れろれろ……なにもないれひょ?」
「まだだ、もっと調べるぞ」
「……うん、いっぱい調べへぇ……」
「じゃあウィノはヴィクトルさま調べる」
俺がハルラの甘い舌を堪能していると、ウィノが俺の乳首を舐めながら俺のチンポを下着越しに指を這わせてくる。
ゾクゾクと上ってくる快感がもどかしいが、お返しのウィノの股間の突起を摘んでやる。
「みゃぁ!? りゃめっ! それ……あっ、っく、ぅぅ……」
しなやかで美しい身体を捩って震わせて軽く絶頂したウィノの顔を持ち上げ、次はこちらの舌を調査しよう。
代わりにハルラのパンティ越しにこちらも突起を刺激してやり、ウィノは乳首の先を服越しに擦ってやる。
「クリっ……弱いのにぃ……」
「んぉぉぉ……乳首……さすさすむりぃ……」
二人とは特にセックスしてきたからな、性感帯の開発具合は然もありなん。
快感に耐えようと必死なウィノの口内を貪る。ハルラはその間、俺のパンツ越しにフェラチオを始めており、ハルラの唾液で俺のパンツはぬとぬとだ。
視覚的にすごく興奮させてくれたお礼に、ハルラのクリを転がす様に手の平で高速で擦ってやり、ついでにウィノの乳首を一気にギュッギュッギュッと摘んでやる。
「ひあぁぁぁいぐいぐいぐッ!! いぐぅぅっ!?」
「んお゛っ!? あ゛っ! ん゛ん゛っ!! ……ほぉぉぉ……」
二人とも深く絶頂出来た様だ。絶頂の余韻に浸っているハルラの股間を優しくさすり、ウィノの乳首を服越しに舐めてみれば……。
「あっ……ふぁぁ……さすさす、だめぇ」
「ぉっ……ぺろぺろ、してぇ……もっろぉ……」
うむうむ。良い感じに出来上がって来たな。じゃあここらで俺も一回射精させてもらって—————
『UOOOOOOOOON……RUUOOOOOOOOON』
………………。
「良いところで邪魔しないでくんねえかなぁぁぁ…………」
ズボンを履き、シャツに袖を通して……ボタンはもう良い面倒くさい!! 鞄から剣を六本取り出して、既に持っていた一本を引き抜き『阿修羅』で残り六本を構える。
その状態でサイキックで浮き上がり、宿屋の窓から遠吠えの聞こえた方向へと豪速で飛び出す。
「速攻で片付ける……エッチは中途半端が一番良くねえんだぞおおおおおお!!!!」
夜闇を駆ける新たな咆哮が街中に響き渡っていた。