セクハラしてたらメイドハーレムが出来ていた 作:上り坂は下り坂
目が覚める。
両手にある温もりを抱きしめる。
人肌が俺に被さり、より熱を感じる。
「好きな人の温もりって言うのは、最高だな……」
「ヴィル君ってば……私達の事好き過ぎだよ……」
「ウィノもヴィクトルさま、だいすきだよ。たくさんすき。ずーっと一緒」
自然と二人とキスを交わす。交互に左右の美少女とキスをしていると、徐々に股間も熱くなってくる。
それに気付いた二人が左右から俺の愚息を包み込みさすってくる。
ハルラとキスして、ウィノに首筋を舐められて。
ウィノとキスして、ハルラに耳を舐められて。
脚を絡め取られ、俺の腕は二人の固くなった乳首をコリコリと挟む。
「ヴィル君……もっとちゅうしよ?」
「ウィノも、ちゅうして?」
二人の手は、おねだりしながらも俺のパンツの中へと入り込み、仮性の皮をつるりと剥いて亀頭と竿を扱いてくる。
俺も二人の口を交互に貪るが、ウィノが俺の頭を抱きしめながら口を離さず愛おしそうに俺の顔中にキスの雨を降らす。
その間、ハルラは俺のチンポを完全に外に出し、自分のパンティをずらして即挿入。ぬめぬめふわふわの膣肉に包み込まれたチンポの気持ち良さに身体が震える。
「ヴィル君ちんぽぉ……毎日欲しい。ずっと欲しいよぉ。ヴィル君の大好きなハルラをいっぱい使って良いんだからねぇ?」
「ヴィクトルさまが寂しくない様に、ウィノがずっと側に居る。ウィノのおまんこも使ってね? おっぱいもお尻も、ぜーんぶヴィクトルさまのだよ」
「……お? おう? どうした二人とも? 俺はもちろん二人が大好きだが、今日はやたら甘々だな」
「んへへ……憶えて無いなら良いの。今は私のおまんこにいーっぱい中出ししてね?」
「ウィノとはちゅーしよーね? ずーっとちゅう。中出ししたら交代だよ?」
よく分からん、が、最高の気分だ。
ハルラの一段と蕩けた膣肉を味わいながら、ウィノとひたすらキスを続ける……どこまでが自分か分からなくなる程に交わるセックスは天上の快楽。
解き放つのでは無く、漏らす様に精を吐き出し、ハルラの膣を白く染める。
すると今度はウィノのアツアツぐちょぐちょの膣にチンポがにゅるんと入り込み、激しいセックスでは無く、愛しい者を愛す様なゆったりスローなセックスが始まる。
そして俺の精液を股から垂らしたままのハルラが俺の頭を膝枕し、育った巨乳を頭に乗せてきながらキスをする。こちらもまた優しく交わり合うキス。激しくはなく、どこまでも愛されて蕩ける様なキスだ。
尻と腰がぶつかる音は鳴らず、愛液をチンポが掻き回すぐちょぐちょと言う音が響く。
ちゅぱちゅぱと口がくっついて離れる音は鳴らず、唾液が絡まり合い続けるぬめぬめとした音が耳に届く。
普段は俺が性欲と愛情をぶつけて支配する様なセックスだが、今は二人からの溶け合う様な愛情たっぷりのセックス。少しもどかしいが、胸がいっぱいになる。愛されている事が伝わり、俺ももっと愛したいと舌とチンポを絡め合う。
ウィノのきつく締まってくる筈の膣圧は、今だけは優しく緩く纏わりつき、ハルラのいやらしく蠢く筈の舌は、今だけは甘える様に俺の舌に擦り寄ってくる。
「愛してるぞ、二人とも」
「ハルラも、ずっと愛してます」
「ウィノもだよ。愛してる」
ハルラと溶け合いながら、ウィノの子宮に精液を送り出す。
一人に向き合うセックスでは無いが、三人で愛を感じる不思議なセックスだった。
不思議とたった二回の射精で満足した俺は、二人を改めて抱きしめる。
「…………好きだ」
「んふふー。私も〜」
「みゃぁ、すきー」
理由は分からないが、二人が幸せそうで良かった。
=====
落ち着いて全員が服を着た後、相変わらず引っ付いたままの二人を抱き寄せながら昨日の話を聞く。
「えっとねぇ、魔物なんだけど、最近はゴブリンが増えてるみたい」
「近くの森で上位種を見たって報告があったらしいよ? でも深入りしてないって。もしかしたらまた賢いのがいるかもにゃぁ」
「そうかにゃぁ。じゃあ、もう少し二人とイチャイチャしたら動き出すか」
「にゃーにゃー」
「……二人とも真似しないで。シャー!」
尻尾をツンと立てて怒るウィノを窘めながら、ハルラと笑い合う。
忙しない日々の中で感じるこの穏やかな時間に心が癒やされていくのを感じた。
=====
やたら引っ付いてくるハルラと腕を組み、しがみ付いてくるウィノを肩車しながら、やって来たのはまたしても冒険者ギルド。
昨晩から今朝にかけて新しい情報が無いかを確認した後、俺たちは間引きに向かい次のポイントへと移動する予定だ。
「ウィノ、肩車したままだとギルドの扉にぶつかるぞ?」
「避けるからだいじょーぶ」
「って言うか普通に降りなさいっ!」
「いや構わんよ。貴族である事をひけらかすのは無し。俺たちは外では主と従者では無く恋人だ。……魔物被害の対処に遅れるだけで、貴族に対する反発は生まれる。冒険者と言うのは貴族に頼らずに平民が自分達の生活を助ける為の組織。そこに所属する者の中には貴族嫌いも少なく無いだろうからな」
「……私を孤児院から拾ってくれたのはヴァン様で、育ててくれたのはヘクトル家の皆んななのになぁ……」
「んにゃ……ヴィクトルさま……」
残念だが事実だ。この広大な土地とそこに住む民の全てを守護する事は領主には出来ない。
領主は金銭と力ある者を集め、それを正しく分配差配し、公平に土地を守る事しか出来ないのだ。人員は常に不足している。
それにだ、辺境の街などで急を要する事態になっても連絡手段が無さ過ぎる。馬を一日走らせても場所によっては隣町まで片道数日。どんなに急いでも応援などにはさらに数日は掛かると見て良い。
つまり、応援要請を受けて騎士が駆け付ける時って言うのは既に手遅れなんだよ。恨まれても仕方ない。
税金や物価の低さ、基本的に安定している善政。普段から満たされているからこそ、失う事は許容し難い。
「ままならんよなあ……」
二人を連れてギルドの戸を潜る。ウィノは柔軟なその身体を後ろに倒してドア枠を通り抜け、身体を戻した。
「……おっぱい引っかかった。ジニアさまより小さいのに……」
「馬鹿言うな、ジニアはデカい。ウィノも普通にある方だ」
「ふーん。小さいのスユとウィノしかいない。ヴィクトルさまはおっきい方が好きだから比べてるのに……ふーん」
「逆に考えろ。お前達は胸が比較的に小さくとも、大きい奴らと同じかそれ以上に俺が想う程の魅力を持っているんだと」
嬉しそうに猫の尾で俺の背中をピシピシと叩きながら頭を掻き抱いてくるウィノ……チョロいもんだぜ。
まあ? 嘘など一つも無いし問題は無い。……って言うか、嘘をつく必要が無い程にうちのメイド達が魅力的なだけなんだがな。
と、昨日ぶりのギルドに入った俺達を何故だか多くの人が見てくる。
男からは嫉妬混ざりの尊敬。女からは俺では無くハルラとウィノへの羨望と称賛。そんな何処か生暖かい視線はなんとも居心地が悪い。
「えっと、これなんだ?」
「んーとね。昨日ヴィル君が私達の事を自慢し続けたせいだと思うよ?」
「恥ずかしかった……でも嬉しかった。路地裏スタートでも良い事ある」
重い人生やめちくりー。まあ、ウィノからすればシンデレラストーリーに近いのやもしれんが。
ともかくだ、居た堪れなさすぎる。
ウィノの太ももを掴み、ハルラの手を引いて、俺は冒険者の受付へと向かう。
「おはようございます、ハルラちゃん、ウィノちゃん。私も良い男の人に愛されたいわ〜」
「ヴィル君はあげませんよ……?」
「じょじょじょ冗談ですよぉ……おほほ。そっそれで、ご用件はぁ……?」
チラチラと視線をこちらに向けて科を作っていた受付嬢だったがハルラの据わった目に怖気付いて胸元を閉じてしまった。
まあ、そんな茶番は置いといてだ。
受付嬢に付近での不穏な魔物の動きや、違和感のある事、その他最新の情報は無いかを尋ねてみる。
するとそこそこ出てきた。
今朝二人が言っていたゴブリンの増殖。上位種を見たと言う報告。その他魔物の数の減少傾向。浅い所の魔物が少なくなった事で森に深入りする冒険者が増え、死亡数が増えているなど、明らかにやゔぁい。
「ギルドは対処や備えに動かないのか? 確証は無くとも状況証拠が揃っているぞ」
「それが……高ランクの斥候が現在冒険者ギルドベルト支部には居らず、高ランクの冒険者に偵察を依頼はしたのですが、その場合には何にも遭遇する事が無くて……」
「その狡猾さはキングやそれに類する魔物だろうに……」
「……肥大化した組織はその動きを鈍らせます。高ランクの冒険者にはプライドの高い者も多い為、森の調査を請け負うよりも、大物の出現が確定してからでないと動かない方もおりまして。他所の支部から人を呼ぶにも、それ相応の対価と理由が必要でして……なので……はい」
異世界だろうと異世界で無かろうと、こう言った面倒な取り決めは何処にでもあるか…………しがらみだらけで嫌になる。
「……そうか。ありがとう、貴重な情報助かったよ。それと、良い男は自分で掴まえて見せろ。貴方は素敵な女性だ、自分に必死になってくれる素敵な女性はきっともっと素敵な筈だ。頑張れよ」
「へっ……あっ、ありがとう……ございましたあ」
……ギルドに用はもう無い。早く出て用意をしないとな。
俺は二人を連れて街を歩く。
鍛冶屋で潰れた武具を安売りしている樽から十本ほど槍を抜き取り購入。
その脚で二人を連れて街の外へ。
「ハルラ、森の方向は」
「街の東から北にかけて広がってる、かなり広い森みたい。いくつかの山とも繋がっていて強い魔物は奥の山の方に居るって」
「ゴブリンはメスを捕らえて苗床にする習性がある。ヴィクトルさま、きっと居るよ。どうする?」
「先ずは上空から観察だ。ハルラは望遠鏡、ウィノは身体強化で怪しい場所を探せ。最悪の場合は全てを吹き飛ばす」
「「…………畏まりました」」
サイキックで三人を包み込み、高度を上げて森を見渡していく。
比較的浅い場所では冒険者が雑多な魔物と散発的に戦闘していたが、その殆どがゴブリンだ。
中程まで深まってくると、集団のゴブリンがラージボアと言う名の馬鹿でかい猪を狩っている光景が見えた。武器は木製や石製だが、削り出すだけの知恵をつけている。その他、ゴブリンの集団を幾つか。
「二人とも、目標変更。あいつらの帰る先を追うぞ」
獲物をその場で食らって腹を満たした武装したゴブリン達は、食いきれなかった分を切り分けて持ち上げ森の奥地へと戻っていく。
本来雑魚でしか無いゴブリンが奥地に戻っていく様は異常でしか無い。
その後を追っていくと、ゴブリンによる野晒しの集落が見えてきた。
小さくとも柵を設け、太い枝を地面に刺し、それを交差する様に組み立て簡易的な屋根を作っていたりと、知性が見える場所だ。
中には木の幹に括り付けられた女性の姿や、今現在犯されている女性の姿も見えた。
ぱっと見で人間は三人。ゴブリンは三十くらいか。
「逃したく無いな、ハルラ、撃ち殺せるか?」
「……いけます」
「ウィノも魔法使う?」
「いや、ウィノはハルラのサポートを頼む。お前達は最高に魅力的だからな、心配だ」
「うん、わかった。逃げそうな奴だけ殺す、ね」
「それで良い」
俺達は女性が囚われている場所の直上に位置し、サイキックを解除。最初にやる事は人質の救助。犯しているゴブリンの首を切り飛ばし、全裸で脱力しきっている絶望に呑まれた女を二人サイキックで抱える。
もう一人はその横で寝かされていたが、全員揃って足を潰されているのか太ももやふくらはぎに深い裂傷や打撲痕が見える。
抱える際に痛むかもしれないが、心が痛むよりはマシだろうと三人目もサイキックで抱える。
侵入者に気付いたゴブリン達が汚い鳴き声を上げて集ってくるが、ハルラの杖から放たれる正確無比な炎の弾『ファイアバレット』によって近づく間もなく頭部を撃たれ殺されていく。
とは言っても女性が囚われていたのは中心地。全方位からゴブリンはやってくる。
俺は余ったサイキックの腕でゴブリンを投擲物にし、近い奴は腕でそのまま圧し殺す。
ウィノは素早く近付き首を掻き切っては即離脱。その繰り返しで三十近いゴブリンはものの数分で排除し終えた。
リーダー格の少し体格の良い奴はハルラが撃ち殺していたらしい。
「一旦帰るぞ。彼女達を放置出来ん」
「ここをそのままにしたら、新しいゴブリンの巣になります。ヴィクトル様、どうか、破壊させて下さい」
「ウィノからもお願い、します」
「無論だ。だがそれは俺がやる。それが最も手っ取り早い」
三人の女性と俺たち三人を四角いサイキックに収め、上昇。そして『阿修羅』の六本腕の内三本を一つの腕に集約させる。
「『アトラス』」
大き過ぎる一本の腕で握り拳を作り、地を揺らすパンチを忌忌しいゴブリンの集落へと叩き付け続ける。
跡形も無くなる様に。地を砕き割り、彼女達の目に映っていた絶望の光景を破壊し尽くす様に。何度も何度も殴りつけ続ける。
「あと、どれだけあの群れがある。大元はどこまで深い場所にある……」
…………やがて何かがあったのだと分かる程度になった頃、俺は腕を解除して街へと戻って行く。
道中、穢された女性三人の身を『クリーン』で清め、肌を隠す様にローブを渡す。
そして謝罪しながら膣内に指を差し込み、膣内や子宮内にも『クリーン』を入念に掛けていく。
回復魔法の『治癒の輝き』も『アトラス』と同じ要領で範囲を狭め濃度を上げる事で、三人の足の傷を埋める事が出来た。
そこまでしてようやく三人の女性は自らが助けられたのだと自覚したのか、静かに涙を流し、徐々にその嗚咽を大きなものにしていく。
男の俺まで苦手にはなって居なかったのは良かったが、ゴブリンに穢されると言うのは女としての終わりを意味するらしく、帰っても生きる気力が湧かずに自死を選んでしまうかもしれない。
全く、どうしたら良いんだろうな。こう言うメンタルケアは得意では無いんだが。