セクハラしてたらメイドハーレムが出来ていた 作:上り坂は下り坂
帰宅早々、精も根も尽き果てそうな勢いでメイド達を抱きまくり、浴場が潮と精液と母乳に塗れた。
のぼせそうだったウィノは火照りが引いたのか途中で戻ってくるや否や再度エッチを求めて来たので、しっかりと抱き潰しておいた。魔力を纏わせ、腰をポンポンと叩き、耳を齧ったので一番へこたれているな。
「ヴィクトル様、どうもこの一ヶ月で下の方が成長された様子。何人抱かれたのでしょうか」
ただ一人平然とはしていないが意識を保つジニアと二人で、皆んなを魔法で作った即席の寝台に寝かせた後、再度湯に浸かっているとそんな不確かで予測の域を出ない質問をされた。
「ななななななんにょことりゃ……?」
「顔だけ取り繕って盛大に噛むのはおやめ下さい。面白いです」
「…………まあ、事実だけをぶっちゃけるとだ。十三人」
「はぁ〜〜〜〜……」
「うち六人が近いうちにメイドになる。……ます」
俺は事の経緯を言わなかった。それはフェアでは無いと思ったからだ。ジニアもまた大き過ぎる溜め息を吐きはしたものの怒っている様子は無い。情状酌量の余地を模索してくれているのかもしれない。
お湯に口元まで沈めて息を吐くことでぶくぶく泡を立たせる端ない遊びで空気を誤魔化していると、ジニアに頭を抱き寄せられおっぱいに顔が沈んだ。
「ハルラとウィノが納得しているなら、それ相応の理由があるのでしょう。お聞かせ下さい」
「……ゴブリンキングが居て、その傘下の集落に囚われてたのを助けて、綺麗にしてから抱いた。皆んなエッチ大好きになって大変だった……以上です」
「想像以上に過酷な理由でした。このジニア、流石に驚きを隠せません。さらには救済を超えて調教までされているとは……感服致しました」
「ごめんそこで感服するのやめてね?」
……やっぱ良い人で、良い女だな。ジニアは。
今の話を聞いて尚、彼女は俺を抱きしめたままで居てくれる。
俺もジニアのスベスベの背中に腕を回して、ただこの心地良い温もりを堪能する。
「ですが一つ懸念が。感染症などは問題無いのでしょうか。今更ですし、貴方の事ですから余計なお世話なのでしょうが」
うぉう。そうよな、そこ気になるよな。
手放し難いジニアの温もりから離れ、向かい合って真面目に説明しよう。
「感染症、と言うとだ。ウイルスや細菌などの目に見えないサイズの存在が悪さをしている。風邪を引いて熱が出るのは、体が風邪の菌と戦っているからだ。そこで、俺は物は試しと自分の体内に風邪菌を汚いものとして『クリーン』を掛けた事がある」
「興味深いです。して結果は」
「即完治した。俺はゴブリン被害者にも、自身にも、徹底して『クリーン』を掛けた。故に問題は無い。……問題があったら死んで詫びるか、死ぬまで詫びるかのどちらかだな」
視界の端で耳をそばだてるメイド達を横目に、ジニアと多少大きい声で会話する。
皆んなが知らぬ振りをするのか、あるいは嫌がって離れて行くのか。そこはもう天に任せるとしよう。
先に一人で湯から上がろうとした所で、再度ジニアに捕らえられぱふぱふされる。
「では、死ぬまで側に居て下さい。経過観察も重要だと思います。子どもに影響が無いかも検証しましょう」
「当たり前のように孕みたがるじゃん。……まっ、そうだな。序でに結婚とかするのも良いかもな」
「ついででの結婚は嫌です」
「梯子外すのやめてくんない??」
メイド達がどんな反応を見せるのかは少し怖いが、もう後の祭りだな。なる様になるの精神で今はこのおぱーいを楽しむんじゃい!
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やがてのっそり起きだした皆んなに回復魔法と改めて『クリーン』を掛ける。
すると全員が俺にキスやハグをしてくれて、欲しい子どもの数を申告して行くでは無いか。逞しくって涙が出るぜ。
それと共に「お帰りなさい」の言葉を頂き、「ただいま」を返す。
帰って来たなーと言う実感は皆んなとセックスして感じていたけど、言葉にされても案外嬉しいものだ。
ともあれ、皆仕事も残っているだろうと言う事で、ハルラとウィノには休暇を与えて部屋に送り出し、俺も今日は部屋で休む旨を告げて一人自室のドアを開ける。
流石に、色んな意味で疲れてしまった。なので身体をベッドに預けてしまう。
「ゔっ」
「ゔっ?」
変な声が布団の中から聞こえて来た。よくよく見てみれば布団が盛り上がっていた。
どうせ他のメイドの誰かだろうと捲ると、やはりメイド服を来た誰かがうつ伏せのまま俺のベッドに寝ていた様だ。枕に顔まで埋めて。余程の俺スキーだな。
……しかし、あまり見た事がないメイドの後ろ姿だな。長いブラウンの波打った髪。ほっそりとした腰や綺麗な指先。ベッドと身体に挟まれてむにゅっと形を変える豊満な胸。
……尻に手を当て揉みこむ。
「ひやんっ」
柔らかい。あまり筋肉は無い。尻の下、太ももやふくらはぎも揉んで行くが、やはり肉付きが良い印象では無いな。
歩き回るタイプの仕事では無い? 水回りの仕事でも無い。専属……いや、うちの専属にこんな綺麗な髪を持つメイドは居ない。
「誰だ?」
枕に埋められた顔にかかる髪を彼女の耳に掛け、横顔を確認する。
「もしかして…………姉上……?」
「ゔぃ……ゔぃる〜ぅ」
ようやっと顔を上げたトリアーナ姉上は、既に顔が真っ赤で羞恥の極みと言った様子。
貴族子女としての教育を徹底されて来た姉上は、どうやらお尻を揉み込まれたのが効いた様だ。
「……良いお尻でした」
「責任……取りなさい。お姉ちゃんを辱めた責任っ」
メイド服を着て弟のベッドに潜り込む変態姉上を抱き寄せ頭を撫でてあやす。きっと錯乱しているんだ。そうにちげぇねえ。
「姉上、報告書などは読まれていますか? ベルトの街にてティア支部長から報告が言っている筈なのですが……」
「ゴブリンの事は承知しています。被害者の事も。……ヴィルが被害女性を抱いた事も。同時に『クリーン』の拡大解釈法もです。検証結果は成功。膨大な魔力を消費はしましたが、不治の病と言われた性病の完治も確認しています。ですから……安心して責任を取りなさい。ヴィル」
………………なんだこの無駄に優秀な姉上は!!!!
「既に伯爵当主であるお父様と、トリアーナ、ヴィクトルの連盟で王家に報告しています。ちなみにこの功績はかなりのものになる筈なので、近親相姦や近親婚程度、問題は……無いのですよ……?」
空恐ろしいとはこの事か? 報告書を書いてからおよそ半月。その間に検証、実験を終わらせて報告まで終わらせた??
伯爵家の三男と言う立場からくる断り文句を事前に断ち、姉の尻を揉みしだいたと言う体裁で追い詰め、それとなく誘い受けの空気を出す事で罪悪感を薄めてくる……だと!?
俺を見上げてくる姉上の顔はそれはもうやり切ったかの様な達成感に満ちており、豊満な胸をゆっさゆっさと俺に押し当ててアピールしてくる。それはそれとして恥ずかしいのか頬を染める姿は可愛すぎて胸が痛い。
「あっ姉上? 俺は、メイドが好きでして……」
「この姉上……メイドになる事も辞さない覚悟ですのよ?」
「ヴィートリヒ兄上の補佐は……」
「書類仕事なら片手間で片しましょう。胎に子が居てもその程度やってのけます!」
ジニアよりも激しい欲求だな。既に孕んだ後の事まで考えているとは。
考えよう……ちょっと真面目に考えよう。俺が姉上に手を出す事で生じるデメリットを。
外聞は……ちょっと悪い。でも近親婚なんて貴族間では無い話では無いんだ。不治の病を治した功績とキング種を討伐した功績の前では霞んで消える程度の事だな。
血が濃くなって子どもが……と言う話は最近は聞かないらしいのがな。一代の近親婚なら影響は少ないのだろうか。或いはこの世界の人間が逞しいのか。デメリットとするには弱い。
……もうあれだ。本心を伝えるしかない。
「姉上……流石に急に言われても、心がついてこないですよ。トリアーナ姉上のことを俺は愛しています。けれど、親愛のそれが肉欲や恋慕に繋がるかは……はっきりとは分かりません」
肉欲には繋がること間違い無いです。転生者としての目で見るとただのご馳走なんだよね……。まじ申し訳ない。
だが家族の情もちゃんとあるんだ。だからこそ複雑ではあるのだが。
「そう……そうですよね。お姉ちゃんがおかしいんですもんね……ごめんなさい。出直しますわ」
離れようとする姉上を俺は離さず、姉上を抱きしめながらベッドに倒れる。
「少しだけ。……少しだけ、こうして居ましょう。何があろうと、俺にとって姉上は姉上です。トリアーナ姉上は、姉である事も嫌ですか?」
「…………いいえ。貴方の姉である事が誇らしいです。可愛い弟が大好きで、愛しくて、好みドンピシャで……ちょっと抱いて孕ませてもらえたらなとは思いますが……姉としても愛していますよ」
……うん。まあ。うん。……まあ、うぅん……大丈夫か。
「では、長旅から帰ってくたくたの弟が寝付くまで、側に居てくれますか?」
「ええ。ずっと居てあげます。寝ている間も側に居ましょう」
「いえ、寝たら帰って結構です」
「いえいえ、遠慮しなくて良いのですよ」
「いえ、姉上」
「いえいえ」
下らない言い合いを続けるうちに目蓋が落ちてくる。いつ眠ったのかは分からない。けれど、酷く安心して意識を閉ざしたことだけは確かだ。
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眠ってしまった様ですね。……キス、くらいは良いですよね?
「ちゅっ。……は〜ぁ、ヴィルぅ……好きぃ。どうしてこんなに凛々しくて可愛らしいの? ……もっもういっかい、ちゅぅ〜」
愛しい。愛おしい。誘いを断って傷付けてしまったと思い、私を離さず抱き寄せてくれたヴィル。
姉としての側面を立たせて側に居させてくれたヴィル。
さっきまでメイド達を抱いて居たのに私の身体でまた少し硬くしてくれて居たヴィル……好き。
「えっちで、優しくて、格好良くて……口調だけでもと貴族らしく振る舞うヴィルがお姉ちゃんは大好きなのですよ……」
頬に口付け、鼻頭を啄み、やっぱり唇に唇をくっつける。
間近で見るヴィルの顔はとても綺麗で胸が高鳴る。お腹の奥が疼いてしまう。もっと抱きしめられたい。痛いくらい抱かれたい。
「……ああ、大好きですよ、ヴィル。だからこそ、眠っている間に精を搾って指で膣内に塗り込む様な事は致しません。貴方に直接注いで貰えるように沢山誘惑しますからね」
愛しい人の腕から離れ、ベッドから降りる。心が苦しい。でもヴィルが言うから……お姉ちゃん離れます。
最後にヴィルの体勢を直し、布団を掛け、おやすみのキスと、少しだけ舌でヴィルの口内を味わう。
「ゔぃるぅ……おいしい……」
はあ、幸せ。
…………真面目な話、ヴィルは既に規格外。
一ヶ月で広大なヘクトル領内を周り切ってしまう移動速度。推定二種類のキングが発生して居た事にも驚きですが、それを無傷で討伐してのける戦闘力。
戦争に置いて無類の存在になり得る。この情報が漏れると侵略戦争に駆り出される恐れがある。攻撃方法から防衛戦にも非常に有用。
ヴィルの頭の中ではおそらく対魔物戦力に重きを置いているのでしょうけど、民の事を悪い意味で数字でしか見ない貴族や戦争屋は居る。
ヴィルの事は当家と王家のみの極秘事項が良いでしょう。特に移動速度は唯一無二。この子が拡張鞄を持つだけで輜重隊が要らない。最速で救援物資を届ける事が可能。飢えそうな辺境の村や街に食料の配給だって飛ばせる。
そこに王家の紋章を背負わせるだけで、国民から王家への信用と信頼が跳ね上がるでしょう。
「私が貴方を守ります。貴方をヘクトル家の戦力とする事で王家にも恩を売れる。たくさんの借りを作って貴方の望む未来を掴みましょう……」
そして、どうか未来の貴方の隣に私が居る事を……願うばかりです。
「愛していますよ、ヴィル。……………最後にもう一回だけぇ!」
ヴィルの部屋を出たのはそれから一時間後でしたけど、まあ大丈夫ですよねっ!