セクハラしてたらメイドハーレムが出来ていた 作:上り坂は下り坂
ラヴィといちゃこらしてから数分後、シャオが俺を呼びに来た。
俺はシャオの背中を追って歩く道中も会話を試みる。
「シャオ」
「っ! ……は、はい」
俺の声掛けに過剰な程に肩を跳ねさせるシャオ。
仮定間者として見ても過剰だ。俺のウインクにハートでもブレイクされたか? なんて冗談は置いといて、こんなにガチガチに緊張されては会話もままならないな。
「ユーラとレインは?」
「先に! 浴場に控えておりますッ!」
「……シャオ」
「っ!? ひゃい!」
俺は大股で二歩歩き、前を行くまま顔をこちらに向けないシャオの肩を掴む。
ゆっくりとこちらを向かせると、シャオは可哀想なくらい顔を赤くして涙を薄ら目元に滲ませていた。
色んな意味で異常過ぎる……。流石にもう少し落ち着いて貰わないと何が正常かすら判断が付かない。
シャオの小さな顔に両手を添える。赤い顔は色通りに熱く、瞳は泳いで目が合わない。……自己紹介では合ってたのに。
「シャオ、体調が悪いか? それとも湯浴みは苦手か? 異性の風呂の世話に慣れていないならそう言え。俺は笑わない。焦って浴場で転べば酷い場合は出血や骨折だってするんだ。ちゃんと申告しろ」
「あっいやっ、あのちが……くて……」
「シャオ!」
「うっ……うぅ……」
シャオは固く目を瞑ると、大きく息を吐いたのちに吸う。
「ヴィクトル様のウインク格好良くて急に緊張しちゃったんですううう!!!! 紅茶溢したの庇ってくれて! 許してくれて! 他のメイド達に余計な仕事増やしたと思ったらそれも綺麗に消えちゃって! 格好良過ぎて恥ずかしぃのぉぉ…………もうやだぁぁ」
一息にそう言い放ったシャオは、両腕をクロスさせながら顔を隠してしまった。しかし隙間から見える頬や耳、首はしっかりと真っ赤。
……俺はちょっと困った。俺の今世の顔イケメン過ぎるだろう、と。
「……シャオ、一つだけ聞かせてくれ」
「……もうなんでも答えますよぉ」
「俺と一緒に風呂に入っても大丈夫そうか?」
「大丈夫じゃないけど……ご一緒したいです」
腕を頑張って下ろしたシャオは、涙で潤んだ瞳のまま上目遣いでそう言った。
俺は自分の顔を信じて、知り合って間も無いシャオの小柄な身体を優しく抱きしめ頭ぽんぽんをする。イケメン以外には許されないアレ。場合によってはイケメンでも許されないアレだ。
しかし賭けには勝ったらしい。シャオはおずおずとではあるが俺の背に手を回し、撫でる手に頭を押し付けてきた。
もしこれが間者としてのテクニックなのだとしたら、俺は負けで良い。負けた上で釣り銭が返ってくる。謎だな。だがそれで良い。
その後は静々と、しかし少しだけ距離感の縮まったシャオに浴場まで案内された。
===
そうして脱衣所までやってきた俺を出迎えたのは、シャオが言った通り先に来ていたユーラとレイン。彼女達は既にワンピースタイプの湯浴み着を着ていた。
俺に裸体を晒さずに俺の世話が出来る、この世界のメイドの浴場における本来の姿と言っても良いかもしれない。だが少なくとも実家で湯浴み着を来たメイドを俺は精通してから見た覚えが無い。
絶対全裸。おっぱい擦り付けて、おまんこ見せ付けて、気付けば挿入だった。ジニアの事だ。
なので非常に新鮮さを感じる。いっそ風情を感じる。
ユーラは手足もスラっとしており、湯浴み着越しでもその均整の取れたプロポーションが透けて見える。黒髪黒目の二十歳過ぎのこんな綺麗な美人女性が一緒に入ってくれるとかお金を払わせて貰いたいくらいだ。
一方レイン。こちらはスラっとはしているがユーラよりももっと肉感がある。特に二の腕や太ももの肉感は思わず手で揉んでみたくなるほど。
湯浴み着越しに主張する大きな胸には嫌でも視線が奪われる。お金払いたい。
いや待て。父上が雇っているのだから、父上の金で風俗? やばいな、急に萎えてきたぞ。
「シャオ、俺は暫く目を瞑っているから先に湯浴み着に着替えてしまえ。異論は聞かない。待たせるのが悪いと思うなら迷わず行動に移す事だ」
「えあっ……はいっ!!」
若干ヤケクソな返事を受け取った後、俺は部屋の隅へと身体ごと向いておく。
「あの……シャオの為に、一応、失礼しますね……?」
するとそんな声と共に、背中にむにゅりとした柔らかい感触。むちりとしながらも張りのあるもちもち肌が俺の肌に吸い付き、そして目が覆われた。
「レインか。助かるよ」
「それならよかった……です」
「あと色々気持ち良い」
「それも……よかったです……」
「レインは結婚経験はあるか?」
「っ……ございます。ですが、今は未亡人……と言うのが正しい……かと」
「そうか。やはり苦労が多かったようだ。俺に身体を差し出す様な発言もあったが、ヤケになった訳では無いのか?」
「既に過去の事に出来ています……。ですが、玉の輿に乗りたいと思うのは……おかしな事でしょうか?」
「ふっははっ! おかしく無いな。良いぞ、俺は正直な奴は好きだ。是非レインの色香で惑わしてみてくれ」
「はい……。では、精一杯……」
レインの声の調子はあまり変わらなかった。
未亡人である事はちゃんと乗り越えた上で、俺を狙っているのも事実っぽい。そこに間者としての思惑も乗せられたら中々見破るのは骨が折れそうだ。
しかし、思い切りの良い奴は気持ち良いな。
今もむにゅりむにゅりと背中で乳が大胆に捏ねられて潰されている。目を抑える手はそのままにエロい肢体を使ってくるとは。伊達に年は食っていないらしい。
「レイン、シャオの着替えは終わりました。ヴィクトル様、お召し物をお脱がせ致しますので、失礼致します」
ユーラの声でゆっくりとレインの手と身体が離れていくと、ユーラの細くしなやかな指が俺の衣服を丁寧に剥いでいく。
上着を脱がされ、シャツを脱がされ、インナーを脱がされ上裸にされる。
「あっ……」
「ん? どうした?」
と、今度はユーラが止まった。どうやら俺の綺麗に割れたシックスパックを見ていた様子。
俺のは筋トレなどはせず、走り続け、剣を振り続けていたら勝手についていた筋肉だ。しかし姿勢や重心などを矯正され続けた為に腹筋の割れ方は綺麗なもの。もちろん胸筋もある。
それがどうやらユーラに少し刺さったらしい。
ほんのりと頬を染めたユーラが取り繕う様に「なんでも御座いません」と言って下半身に取り掛かっていく。
しかし今度は俺の下半身を見てユーラが止まった。
これは仕方無いだろう。だって半勃起してるもん。レインの身体がエロ過ぎてね。
「ユーラ?」
「あのっ……これ、は……良いのです、か?」
「構わない。俺の下の世話も買って出てくれたお前達には見せておいた方が良いものでもある。違うか?」
ユーラは俺の言葉で一応の納得が出来たのか、再度動き出す。
しかしズボンのホックを外す際にどうしてもチンポに手が当たる。それがユーラは気になってしまうらしい。
「ユーラさん、お手伝い……致しますね……」
それを見兼ねたレインが動く。ユーラの様に俺の股下に座り込むと、澱み無く手を動かして俺のズボンを脱がせ、下着もそのまま脱がせてしまった。
そうしてまろび出るのは、半勃ちでもかなりのサイズのチンポ。されど半勃ちなので首は垂れたまま少し持ち上がった姿。
しかしそれが丁度良かった。
いつしか俺のチンポにずっと視線を釘付けにされていたユーラと、レインの目の前に見事に躍り出た。
二人の視線と吐息がチンポに掛かって半勃ちが少しずつ大きくなる。
「えっ……まだ、大きくなるの、ですか」
「……でかっ、い。……これ、え……?」
俺のチンポに見惚れる女が二人。間者だろうがなんだろうが、なんとも素敵な光景だ。数々の女を抱いては来たが、やはり初見のこの反応は楽しい。
「機会があればお前達が受け入れるものだ。好きなだけ見て良いが……。俺は湯浴みに来たのだがな?」
その言葉にハッとしたユーラとレインがようやく意識を取り戻して立ち上がる。が、視線はともかく意識がチンポに行き過ぎだな。
ともあれ用意は終えたので、シャオを伴い浴場に向かうべく振り返ると、真後ろに立っていたシャオの腹に俺の亀頭が押し込まれた。
チンポショック再来。シャオは呆然としながら俺のチンポに手を添えると確かめる様に撫で摩り、そのまま俺を見上げてくる。
「シャオ、無理はしなくて良い。だが、先に言っておく。お前の小柄な身体でもちゃんと入るからな」
「あっ……はい」
俺は最早三人を置いて先に浴場へと向かった。
===
浴場は浴場と言うには広過ぎた。大浴場だ。スパ温泉だ。
二十人は入れそうな浴槽にはドラゴンの頭部を模した像が取り付けられており、ドラゴンの口内から湯気の立つ水が絶えず流れ続けている。
洗い場もまた設備が整っており、シャワーはもちろん、桶もある。頭髪用と身体用の香油が練り込まれた石鹸まで置いてあった。すげぇ。
「先ずは身体を洗うか」
俺が備え付けられていたバスチェアに腰掛けた所で慌ててやってきた三人は、直ぐに俺の世話を始めてくれた。
「も、申し訳ございません。ヴィクトル様の……その、ご立派な逸物に少し気をやられておりました」
「私も……申し訳ございません……」
「とにかく! 先ずは頭髪から洗わせて頂きます!」
各々謝罪やら意気込みを語ると早速、手厚いお世話が始まる。
「では、シャワーで身体を濡らして行きます。熱い、冷たいなど、気になる事があればなんでも仰って下さい」
ユーラはシャワー取り、魔力を流す。シャワーヘッドに埋め込まれた魔石と特定魔法を起動する陣によって、水量と温度調整の出来る水が流れ出した。
まず彼女は自らの手にシャワーを当てて温度を測ると、俺の手に掛けて俺の顔を確認する。俺は頷き返す。それを受けてユーラが徐々に俺の身体や頭を濡らしていく。
その間、レインは頭髪用の石鹸——面倒だからシャンプーと呼んでしまうか。シャンプーを手に乗せて両手で擦り合わせながら泡立てている。
その際に揺れる豊満な乳房に目を奪われていると、ユーラの程よい乳房が俺の肩や脇腹、背中に当たるのを感じる。
それ以上にユーラの滑らかな肌や指が全身を撫でて回る感触も天上の心地。
残ったシャオはと言えば、二人よりもスレンダーな様が見て取れる湯浴み着を見られる事に恥ずかしがりながらも、ボディーソープを泡立てていた。
揺れる乳房は小さいがある。だがシャオの場合は湯浴み着の裾が揺れるのが気になる。足が長いのか、二人よりも丈が短く感じる。そのせいでもうちょっと裾が翻れば彼女の秘部が見えそうなチラリズム。
あぁ……。チンポに悪い景色だ。
「頭、失礼致しますね……」
俺が悶々としている最中、真正面から乳を揺らして俺の頭に泡を撫で付け頭皮を揉み始めるレイン。
俺の頭を揉む度に、揉んで下さいと言わんばかりに乱れ揺れるレインパイ。眼前にぶら下げられたこの餌は食べて良いのだろうか。
「痒いところは御座いませんでしょうか……?」
「無い。気持ち良いぞ」
と、おっぱいで目がいっぱいになっている所に、今度は背中に小さめの手がぺたり。
「お背中、洗っちゃいますね!」
もうテンションで乗り切る事にしたらしい、シャオのおっかなびっくり丁寧な手付きでの手洗い。
首周りや肩、背中と来て、次は腕。わざわざ側面に回って俺の腕に抱き付くようにして洗い始めるソープなプレイ。
ちなみに反対の腕はユーラが状況を見てか、手で撫で摩りながら洗っている。
「シャオ、あまり身体で洗うと肌けるぞ?」
「わ、私なりの精一杯のご奉仕なんですぅ!」
もう湯浴み着は意味を成しておらず、俺の手はシャオの股に挟まれ、手の甲はふにふにとした場所を何度も擦っている。
腕は小さな胸元で洗われており、時折こりっとした突起が擦れるとシャオが身体をピクンと反応させていた。
「ヴィクトル様はそう言った洗い方が好きなのでしょうか?」
「ユーラよ、それは愚問だな。嫌いな男の方が少ない。お前達の様な綺麗所に奉仕されるだけでも十二分に光栄だと言うのに。俺は途轍もなく幸せ者だよ」
「…………ヴィクトル様は、控えめなお方なのですね」
命令一つでメイドを抱ける立場、と言う側面から見るとそう思うか。
しかし愛の無いセックスは好みじゃ無い。
抱きたい女には抱かれたいと思われていたい。
双方向への想いがある上での行為が一番満たされるのだから。
だからそう言う意味では、俺はこの三人を素直に抱く事は無いかもしれないな。
「……勿論相手に寄りはする。お前達とは出会ったばかり。関係性はこれから深めて行けばいい。これからはほぼ毎日顔を合わせるんだ、時間はあるさ」
ユーラの手が、不意に止まった。俺の指を一本ずつ丁寧に洗っていた彼女の手が、俺の手に絡み付きぎゅっと握り込む。
「時間は……有限で御座います……。もっと早くに…………」
「早くに?」
「……なんでも御座いません。失礼致しました。洗いに戻ります」
黙々と、しかしより一層丁寧に俺の身体を洗いに戻ってしまったユーラ。ユーラは俺の胴体を控えめに洗うと、次は足へと移動してゆく。
「えいっ……」
不穏な発言を残したユーラを目で追っていたら、顔がおっぱいでいっぱい。
髪を洗い終えたらしいレインのぱふぱふ攻撃だった。
「確かに時間は有限です……。滞在期間も短いとの事なので……私は出来るだけ、お誘い致しますね……?」
「それは嬉しい。しかし、今し方言っただろう? そう軽々しく身体を使うものでは無い。安い女に見えてしまうぞ? お前はもっと良い女だ。身体も心も大切にしろ。大切にした上で誘え」
言葉を掛けたら今度はレインの動きが止まった。かと思えば、俺のビンビンにおっ勃ってしまった竿にレインの手が降りて行く。
「でもっ……こちらは、その気です……っ! どうぞ、私の身体を……お楽しみ下さいっ……」
シャオに続いてレインまで、湯浴み着の中には何も履いて無かったらしい。俺に密着しながら腰を下ろしたレインの膣穴に亀頭が触れると、愛液とは少し違う滑りを感じた。あまりの滑りの良さに、亀頭が一気に入りこんでしまいそう。
まるでローションの様な異様に滑るこの感じ……そう言うアイテムがあるらしい。そして何より……功を焦ったかな。
俺は空いていた左手でレインの尻を鷲掴んで動きを止める。挿入にはギリギリ至ってない……筈だ。まじもんの先っちょだけってやつ。
「んん゛っ!?」
「待て、レイン。魅力的なお前達に興奮したのはそうだが、まだ抱けない。俺はお前を良く知らないし、お前も俺を良く知らない」
予定外だが、この間者探しゲームに俺の敗北は無く、故に俺に失敗は無い。盛大に鎌を掛けてみるか。
「何よりさ。“お前達は知りたいだろう? 俺の事を”」
三人の身体が反応した。
シャオはビクリと。
レインは諦めからか力みが弛緩。
ユーラは俺の足へと縋り付く様に身を預けた。
「俺もお前達の事が知りたい。魅力的なお前達の事を知って、もっと仲を深めて、それからしよう。お互い思う所を無くして、気兼ね無くしたいからな」
「それは、どう言う……」
「俺が、
三者三様の事情があるだろう。だがしかし、少なくとも今は、三人ともの表情が何処か希望を見出した様な、そんな少しだけ明るいものになっている気がした。
「先ずは泡を流そうか。そして湯に浸かって一緒に温まろう」
俺はゆっくりとレインの膣口に食い込んでいた亀頭を抜き、シャワーヘッドを取りに歩く。
そしてユーラを見習って温度と水量を調整したら、泡まみれの俺のメイド達へと、お湯をぶっかけてやるのだった。
湯浴み着は透けない。それだけが悲しい。