※この作品はR-18です。

Lily EP3 ~戦慄のエルスタイン~   作:YU-GO

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第十話 ~とっておきの秘密兵器~

フリアエを撃破したリリィ達。しかしアンナという女騎士が、リリィ達の前に現れていた。

 

バルト「女騎士の様に美しい…だが、ルカの方が可愛さがある…!」

 

ドリータ「それはどういう事じゃ…(汗)」

 

バルトが言う通り、アンナの肌は清潔さを持っているが、その瞳は紅く染まっており、禍々しいオーラが漂っている。闇の化身と化したエリーゼの影響なのかもしれない。

 

だがリリィ達は、先程のフリアエとの交戦で気力が結構消耗している。このままアンナとの戦闘では、かなり不利な状況になるだろう。

 

リリィ「………」

 

だが、リリィにはいざという時の秘密兵器を残していた。

 

リリィ「第二ラウンドと行くわよ。イリス!!」

 

リリィはそう言うと霊界からイリスを召喚し、イリスの霊体はリリィに憑依した。イリスの霊体に憑依されたリリィは、白く染まった髪は紅く染まり、瞳は水色から翡翠色に染まった。

 

ジャック「そうか、霊界のみんなが準備をしていたのか!だとすれば…!!」

 

ジャックの隣には、あの傭兵の霊体を感じたり、ガレオンはあの大海賊の霊体を感じ取った。

 

ガルム「久しいな。ジャック。」

 

ジャック「ガルム…アンタ、あの黒犬と共にいた筈…!?」

 

ヴァンクラッド「おぉーっ!!憑依体はあのガレオンか!!コイツは気が合いそうじゃねえかぁ!!」

 

ガレオン「ってか、なんで俺の戦霊はこの脳筋海賊やねん!?俺が知っとるガレオンはどこいったんやぁ!?」

 

ガレオンの戦霊であるヴァンクラッドは、ダゴンに狂わされる前のヴァンクラッドであり、その残虐非道で快楽主義な性格は何処へ捨てたのやら、力と勢い、そして豪快で物事を解決する力任せの大海賊となっていた。

 

ルー・ルー「わぁ!!ボクがドリータの力にぃ!?」

 

ドリータ「ルーがわしの力!?だが、同じハーフリングとしての息が合いそうじゃな!!」

 

 

イリス「リリィ、こうして共に戦える事を光栄に思う。」

 

リリィ「イリス…えぇ、そうね!!」

 

アンナ「戦霊…その霊どもが巣食う霊界…なんとも忌々しい…だが!!」

 

アンナは腕を天高く上げ、何かを授ける合図をした。

 

アンナ「魔戦士アリシアよ!私に力を!!」

 

アンナはそう言うと、イリス達と同じ戦霊が天から舞い降り、その戦霊はアンナに憑依した。謎の戦霊に憑依されたアンナは、肌が褐色色に染まり、その瞳は紅く染まり、そして髪色は闇の様に黒く染まっていった。

 

アンナ「馴染む…実に馴染む!!あのドミナスどもを皆殺しをした魔姫騎士アリシアの狂気がッ!!!」

 

アンナの身体に憑依した戦霊。それは、ドミナス帝国の手によって占領されたユグドミリア王国の第一王女であり、姫騎士と呼ばれていたアリシア。その王国も姫騎士も、エルスタインと同じくドミナス帝国に蹂躙された存在で、その国も姫騎士も黒の国との契約を交わし、姫騎士は狂気に満ちた魔戦士と化した。

 

アンナ「素晴らしい!!実に素晴らしいぞ!!狂気が私の気が高まり、溢れてくるッ!!!」

 

アンナの顔は狂気に染まっており、もはや女騎士とは思えない程の狂戦士と化していた。

 

アンナ「私一人じゃつまらない!!お前らここで、生物兵器どもの餌になれェェェェェッ!!!!!」

 

アンナはそう言うとこの工場のシステムを破壊し、ブザーが酷く鳴り響いた。

 

「危険、危険、この施設の生物兵器達が一斉に放出されました。」

 

ジャック「ッ!!!」

 

リリィ達が今いるこの広い部屋で、大量の生物兵器達が出現した。

 

ガレオン「どあああっ!!?軍隊ウルフまでもおるでぇ!?」

 

ドリータ「グロテスクな人型モンスターもおるぞ!?」

 

バルト「ネクロモーフ…!!あの世界…タチ悪い置き土産を生み出したのか…!!」

 

大量の生物兵器達の中には、遺伝子改造された軍隊ウルフや、兵器へと改造されたネクロモーフなどもいた。元々異なる世界の魔物が、黒の国の手によって鹵獲されたのだろう。

 

ブラッド「この施設の全てを賭けやがったのか!!」

 

ピンク「これはヤバいわ…!!」

 

ブラック「狩られる前に狩る…それがボク、いや、オレ達ジュウソルジャーの第二の掟だっ!!!」

 

ブラックはビーストモードを開放し、ジュウピンクを除いたジュウソルジャー達もビーストモードを開放した。

 

ジャック「やるぞ!お前ら!!」

 

一同「応ッ!!!」

 

ジャック達も襲いくる生物兵器達に立ち向かった。

 

◇◆◇

 

リリィ「………………」

 

アンナ「……………ききき…。」

 

一方、リリィはアンナとの一騎打ちを掛けようとしていた。

 

◇◆◇

 

ピンク「……………」

 

日菜「………………!!」

 

負傷した少年と香奈子を護る二人は、安全な場所へと避難させた所、二人は堂々と前に出る。

 

ピンク「行くよ。日菜さん!」

 

日菜「えぇ!!」

 

ジュウピンクはビーストモードを開放し、日菜はギア・グラップラーを具現化させ、目の前の交戦へ飛び込むかの様に強く向かって行った。




アリシア
ユグドラミア王国の第一王女であり、姫騎士とも呼ばれた者。エルスタインと同様ドミナスによって蹂躙され、挙句に凌辱された忌まわしい記憶を持つ。エリーゼの手によって戦霊へと転生し、アンナの戦霊となっている。

軍隊ウルフ(遺伝子改造型)
インペルダウン・レベル5(極寒地獄)に生息する狼型の魔物であり、レベル5の牢番でもある軍隊ウルフが、黒の国によって遺伝子改造された軍隊ウルフ。通常よりも遥かに凶暴かつ非常なほど飢えており、腹を満たすのであれば、共食いをも起こしてしまうほどの貪欲な食欲に呑まれている。

ネクロモーフ(兵器)
黒の国がある世界で鹵獲したゾンビ型の魔物。兵器へと改造されたせいなのか、殺害を目的とした行動が多く、弱点である両腕の強度が強化されている(ネクロモーフは両腕が破壊されると死亡する)。
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