※この作品はR-18です。

Lily EP3 ~戦慄のエルスタイン~   作:YU-GO

12 / 44
本編とは少し息抜きの回となります。


第10.5話 ~一方その頃の千鶴達~

真琴「わぁ〜!!」

 

ちさと/アリス「凄〜い!!」

 

千鶴「思った以上に凄いね…。」

 

千鶴達はアカシックとは同盟関係であるセイリアへの観光をしていた。

 

ちさと「まるで中世ファンタジーに出てきそうな街並みだね!」

 

真琴「いろんな種族の人達がここで仲良く暮らしているよ!」

 

真琴とちさとは目を輝かせながらセイリアの街並みを見ていた。アカシックとは異なる環境を馴染みながら…。

 

千鶴「凄いわね…ゴブリンやエルフ、更にはロボットの様な者までも『ちょんちょん』ん?どうしたのアリス。」

 

アリス「あれ。」

 

アリスはある方角を指差し、千鶴はアリスが指差している方角を見た。

 

そこには色とりどりのスライム達が列を並んで渡っていた。

 

真琴「あのスライムさん達もこのセイリアの住民なのかな?(汗)」

 

千鶴「さ、さぁ…?(汗)」

 

ちさと「色とりどりのスライムさん達、カラフルで綺麗…。」

 

アリス「どこ向かって行ってるのかな…?」

 

◇◆◇

 

中世ファンタジーの王国を彷彿するセイリア同盟国の中へ歩く千鶴達。だがこの同盟国は、中世ファンタジーの様な街並みだけでは無く、何故かコンビニっぽい建物や自販機など、王国でありながらも近代的な建物までも設備していた。

 

千鶴「コンビニであっても、この国に合わせて建物の色までも合っているわね…(汗)」

 

ちさと「でも、中はほぼコンビニと同じで、自販機もほぼ同じね。」

 

真琴「それにしても、この同盟国…なんであんな物まであるんかな…?(汗)」

 

???「それはこの僕が教えてあげよう。」

 

真琴とちさとの間に通りすがりの少年が『ぬっ』と現れた。

 

真琴「どわあぁ!?」

 

ちさと「ひゃああっ!!?」

 

二人は百点満点のリアクションを取って驚いた。

 

少年「ああ、ごめんごめん!君達のようなキュートな女の子達が楽しく会話して、この同盟国に関する疑問を抱いていたから、つい…。」

 

千鶴「貴方は?」

 

少年「僕か?僕はお節介焼きのジェリーだ。」

 

ジェリーと名乗る少年は親指を自分の方へ向けて自己紹介した。

 

ジェリー「ガールのみんな、セイリアは初めてかい?」

 

真琴「は、はい…初めてです…(汗)。」

 

千鶴/ちさと「わ、私も…。」

 

アリス「私も!!」

 

3人は緊張している中、アリスは元気良く言葉を発した。

 

ジェリー「そこのガールは元気で宜しいッ!!早速だけど、このボクがセイリアの色々な場所を案内しよう!!」

 

ジェリーはくるっと振り向き、真正面に指差した。

 

ジェリー「さぁ!ガール達、僕について来いッ!!」

 

『ひゅううう』と、何故がタンブルウィードが転がり、微妙で地味な空気が漂い、千鶴達はどうツッコミを入れたら良いのかわからなかったが、アリスの方は頭にハテナが5つ分ついていた。

 

◇◆◇

 

ジェリーによるセイリア観光で、千鶴達はセイリアの様々な所を見た。

 

ちさと「い、色々あるね…住宅区に繁華街に、更には商業街などが…。」

 

ジェリー「この国は様々な種族が暮らしていてな。種族に応じて適した環境までも整えているんだ。」

 

ジェリーが言う通り、セイリアにはあらゆる種族に応じた環境などが整えており、エルフならエルフに適した環境や、ドワーフやリザードマンなら彼らに適した環境など、場所によっては環境が異なると言われている。

 

中でも、真琴が目にしていたのは…。

 

真琴「デ、デカいね…アレ。」

 

千鶴「何が?」

 

真琴「アレ。」

 

千鶴が真琴が指差した方角を見ると、存在が濃くてデカい程のショッピングモールだった。

 

千鶴「セイリアってなんでもアリの国なの!?」

 

ジェリー「多分、気まぐれな神様達が遊び心を入れて建国されたんだから、文化がミックスしているんだ…。流石の僕でも驚いたよ…(汗)。」

 

ちさと「ジェリーさんのその言葉、凄く共感するわ…。」

 

真琴「私も…」

 

アリス「……………。」

 

◇◆◇

 

千鶴達は昼食を取る為に、近くにあったカフェで昼食を取ろうとしていた。

 

メニューはオムライスにハンバーグ、ビーフシチューに野菜盛り盛りのカレーなど、王道まっしぐらなメニューがあるが、真琴はあるメニューを強く見ていた。

 

真琴「だ、誰もが口にしたくなったディストピア飯…?」

 

真琴はメニュー表に広大にドドンと載っていた謎のメニュー『誰もが口にしたくなったディストピア飯』を見て、彼女の目はぐるぐると回っていて、理解しづらかった。

 

真琴「ジ、ジェリーさん…このメニューはどう言う事…なの?」

 

ジェリー「このメニューか…このカフェで超マイナーなメニューだが、癖のある味が人気だったり、中毒性のある独自な味が人気だったりと、以外にも人気のあるもんでな…。」

 

ちさと「これ………メインメニューなの?」

 

ジェリー「いや、サイドメニューだ。」

 

千鶴/真琴/ちさと「ズコーッ!!」

 

アリス「???」

 

千鶴達はこのメニューがサイドメニューだった事にズッコけて、アリスはちんぷんかんぷん状態だった。

 

◇◆◇

 

昼食は千鶴とアリスはオムライスを注文し、真琴はハンバーグ、そしてちさととジェリーは野菜マシマシのカレーを注文し、注文してきたメニューを美味しく食べ始めた。

 

メニューは美味しく、彼女達は満足した。

 

千鶴「さて、この後はどうする?」

 

真琴「そうだね。セイリアで今でもホットな物とか…。」

 

ジェリー「それなら、僕イチオシの場所でも見に行かないかい?」

 

ちさと「イチオシの場所って?」

 

ジェリー「それは…行ってからのお楽しみ♪」

 

ジェリーの提案により、千鶴達は彼のイチオシな場所へ向かう事を決めた。だが、そこへ向かう途中、千鶴はある人とすれ違った。

 

千鶴「えっ?」

 

すれ違った人を向けた千鶴。その時から、失っていた筈の記憶が呼び戻し始めた。

 

千鶴「今の人………私の事を理解してくれる人………名前は………わからない…でも、顔は覚えてそうで覚えてない様な…?」

 

千鶴の頭は、かつて理解してくれる人の姿が浮かび上がっていた。その人は誰なのか。大人か、それとも彼女と同い年の人か。

 

千鶴「………………」

 

真琴「千鶴!!」

 

真琴に呼び出された千鶴は我に帰り、急いで真琴達の方へ戻って行った。

 

◇◆◇

 

青年「今の感覚………まさか………千鶴?」

 

先程千鶴とすれ違っていた青年は、千鶴がいた方を見た。

 

青年「千鶴…まさか君とここで再会できるなんて…。」

 

青年の顔はどこか少し唖然としていたが、いずれは彼女と再会出来る事を祈って前へ進んで行った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。