エルスタインとの決戦が近づく中、リリィ達は、エルスタイン攻略戦、及びエリーゼ討伐の作戦会議を行っていた。電子モニターには、館長が映っていた。
館長「さて、これより、エルスタイン攻略、及びエリーゼ討伐についての作戦会議を行う。」
館長がそう言うと、大型テントの中央にモニターが映し出され、エルスタインでの様子や兵力についての情報が映った。
館長「これはアカシックの潜入調査隊と、セイリアの潜入調査隊がエルスタインでの潜入調査によって入手出来た情報だ。」
モニターには様々な情報が映り、巫女部隊やシスター部隊、更には魔法少女部隊に生物兵器などの様子が映っていた。
館長「先程、君達が対峙したエルスタインの部隊兵達だ。魔法少女に巫女、シスターの他に、生物兵器工場内にて飼育されていた生物兵器までもいる。」
リリィ「殆どの生物兵器は、エルスタインの中で飼育されていたのね…。」
ジャック「工場にいた奴らは、その殆どが不安定だったり、失敗作だったのか…。」
ガレオン「どぉりで妙に脆かったと思ったら、まさか失敗作だったんかいな。」
バルト「待て。それだとしたら、フリアエの奴も失敗作だったのでは?」
ドリータ「あのドレスを着た化け物の事じゃな?わしの勘じゃと、あのエルスタインに無数のフリアエがおるって事か?」
朝陽「艦隊戦になるって事か…。」
館長「ドリータ君が言う通り、おそらくエルスタインとの決戦は艦隊戦がメインとなり得るかもしれない。」
◇◆◇
一方、セイリア同盟国では、エルスタインとの決戦に備えた準備をしていた。少数な艦隊が時空ゲート発生施設の中で並んでおり、臨戦状態に備えていた。
設備や武器の仕入れなどがせっせと行っており、警備員達や多くの兵隊達も忙しく動いていた。
セイリア国王「アカシックの諸君。いつでも準備は出来ておるぞ。」
セイリア国王は仁王立ちをしたまま戦艦をじっくりと見ていた。その眼は同盟するアカシックの為に戦い、そして共に戦う戦士の様な目であった。
◇◆◇
日菜「………………。」
日菜は医療テントの中で、まだ治療中の少年を見ていた。
日菜「もし、私が貴方の苦しみを知っていたら、あの時の様にはならなかった…でも、今謝ったら、怒るかな…(汗)。」
少年は今でも意識を失っており、まだ目が覚める時期は無い。日菜は手を胸に置き、決意を込めて医療テントを後にした。
日菜「お姉ちゃん…待っててね…私が、助けに行くから…!!」
◇◆◇
会議が終わった後、ドロシーはリリィへあるプレゼントを渡された。そのプレゼントは、神秘的な光が溢れる聖剣だった。
リリィ「これは…?」
ドロシー「セイリア同盟国の武器工房と、アカシックのハーフリング達達が共に生み出した決戦兵器『ソウルキャリバー』よ。」
ガレオン「ソ、ソウルキャリバーァァ!?なんであのソウルキャリバーが今ここにあるねん!?」
バルト「その破壊されたソウルキャリバーの欠片が、アカシックかセイリアに流れ着いて、加工して作られたのだろう。かつての様に力は劣っているがな…。」
リリィが持つそのソウルキャリバーは、持ち主に合わせて形態を変える性質を持っており、いまの形態は両手剣型の騎士剣となっていた。
美杏「何あの武器…カッコよっ!!」
リリィが持つソウルキャリバーを見た美杏の眼は、純粋に輝いていた。
朝陽「美杏って、あんな武器を好んでいるのか…?(汗)」
館長「リリィ君、君がこの剣を授けた理由がある。」
リリィ「どういう事ですか?」
艦長は真面目な顔をして、リリィにこう告げた。
館長「今君が持つそのソウルキャリバーは、ある魔剣に対抗する為に作られた決戦兵器だ。つまり、今君達が対峙するエルスタインの女帝とやらも、ソウルキャリバーと対となる剣を持っている…。」
リリィ「ソウルキャリバーと対となる剣…!」
館長「更に、エルスタインでは、日菜くんにとってはアイツもいる…。」
ジャック「アイツって?」
日菜「………………(ま、まさか、お姉ちゃん…?嫌、なんだろう…お姉ちゃんでは無い邪悪な何かが、エルスタインの中で立ちはだかっている…!?)。」
◇◆◇
エリーゼ「我が魔剣が強く吠えておる…まさか、其方とは対となる剣が来た事なのか…?」
エリーゼは紅く禍々しい光を溢れ出す魔剣を見ていた。
エリーゼ「そうか…もう待ちきれんほどの気分か…じゃが、今は待て。其方とは対となる剣が、ここに来る…それまでに大人しくな…。」
次回、突入ッ!!エルスタイン王国ッ!!!