※この作品はR-18です。

Lily EP3 ~戦慄のエルスタイン~   作:YU-GO

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カオスとなっております…!!


第二十話 ~魔空間~

放送通りに運動場前へついた日菜。その目の前にはドリータがいた。

 

ドリータ「おお!!日菜か!無事で何よりじゃ!」

 

日菜「ドリータさん!!それに…私と同じ制服を着ていますけど…?」

 

日菜はドリータが着ている制服が同じエクセレント女学園の制服である事を気づいていた。

 

ドリータ「わしが今着込んでいるこの服か?気づいたら、あの四角い建物が見える砂の様な所に突っ立ってのう…それに、わしにとっては違和感があり過ぎるのう…。」

 

日菜(ドリータさんは私が元いた世界とは異なる世界の人ですから、学園の事や運動場の事を知っていないのですね…。)

 

???「お嬢ちゃん達、雑談やら会話やらはそこまでにしてくれないか。」

 

日菜/ドリータ「ッ!!」

 

二人はエクセレント女学園がある方角を見て戦闘態勢を取る。学園が見える方角の上には、電子モニターが映し出された。

 

ドリータ「まさか、エリーゼか!?」

 

日菜「違う…声は男性の声がした…!あの少年よりも少し渋めの声が…!!」

 

電子モニターがはっきりと映し出され、モニターに映る人物を見て、日菜は目を大きく開いた。

 

日菜「お、お父様…!?」

 

ドリータ「日菜!知っておるのか!?」

 

日菜「え、えぇ…あの人は、私のお父様で、この学園の学園長なの…。」

 

ドリータ「な…な、な、なななななななななな…!!!」

 

『なんじゃとおおおぉぉぉぉ!!!?』

 

ドリータはモニターに映る男が日菜の父であり、このエクセレント女学園の学園長である事を聞いて驚いた。

 

ドリータ「此奴がお主の父でこの学園の学園長なのかぁ!?わしはそう感じぬぞ!!ドス黒い気配がダダ漏れの男しか見えんのじゃがぁ!!?」

 

ドリータはモニターに向けて指差しながら日菜を話していた。

 

学園長「やれやれ。五月蝿い奴だな。取り敢えず、説明不要だな。やれ。香奈子。」

 

学園長がそう言うと、無数の拳が日菜達を襲った。

 

『ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!!!』

 

日菜「ああぁ!!」

 

ドリータ「ぐあぁ!!」

 

日菜達はその攻撃を受け、吹き飛ばされる。攻撃を受けて起き上がる日菜の目の前には、ギア・ブレイカーを持つ香奈子の姿があった。

 

日菜「お、お姉ちゃん…!?」

 

香奈子の服装は日菜と同じエクセレント女学園の制服で、その瞳は魔物の様な瞳となっていた。

 

日菜「う、嘘…まさか…!!」

 

ドリータ「日菜!!覚悟を決めるのじゃ!!」

 

日菜「…………うん!!分かった!!お姉ちゃん!今助けるから!!ギア・グラップラー!!」

 

日菜はギア・グラップラーを具現化させ、ドリータはガンドレッドで格闘家の構えを取る。

 

ルー『凄まじい殺意…ドリータ!気をつけて!!』

 

ドリータ「わかっておる!!」

 

◇◆◇

 

『ガキィン!!ガキィン!!キィィン!!』

 

リリィ「はっ!!」

 

その頃、リリィとジャックは、別の魔空間の中で、二人の戦士との激闘が繰り広げていた。

 

アンナ「その程度かリリィ!!」

 

リリィ「ふっ!!」

 

リリィはアンナの攻撃を流し受け、両手剣型のソウルキャリバーがアンナを突き刺す。だがアンナは狂戦士の様な笑みを浮かべ、その攻撃を怯まずに押し返した。

 

リリィ「ちぃ!!」

 

アンナ「アリシアが叫んでいる!!『もっと血を寄越せ!!』ってなぁ!!」

 

彼女の瞳は血走っており、血管がむき出しになり、真っ赤に光っていた。

 

 

『ガキィン!!ズバババババッ!!!』

 

ジャック「コイツ!!剣の技術が神域だぞッ!!」

 

ヴィンス「クックック…どうした?怖気ついたか?」

 

ジャックは闇の化身であるヴィンスとの決闘が繰り広げていた。ヴィンスの剣戟は神域級の腕前で、その実力はジャックをも圧倒した。

 

ヴィンス「所詮お前の様な機械は、人間であるこの俺に敵うわけが無いッ!!」

 

『ドスッ!!』

 

ジャック「ぐっ!!」

 

ジャックはヴィンスの攻撃を浴びるも、怯まずにヴィンスにカウンターで押し返した。ジャックは両剣を構え直し、再びヴィンスとの剣戟を繰り出した。

 

ジャック(コイツはヤバいな…幾ら人の心を宿した機械人形である俺でも、アイツの剣の腕前には敵わなねぇ…だが、勝率は僅かに見える…!!)

 

◇◆◇

 

リリィ達が魔空間の中で戦闘を繰り広げている中、ガレオン達はある魔空間の中でおかしな魔空間の中にいた。

 

ガレオン「なんやコレ…?」

 

カレン「これっていわゆる…。」

 

ガレオンが達が目にしてるのは、マス目が多くある奇妙な魔空間だった。

 

バルト「いわゆるスゴロクって奴か。」

 

クラリス「この大きな四角いのって何?」

 

ガレオン「サイコロや。」

 

???「ようこそ!ボクの魔空間へ!!」

 

ガレオン達は声がした方を見ると、空には異形な姿をした魔物がいた。

 

メノウ「てめぇは誰だ!?」

 

???「ボクはニャルラトポテプ!!ニャルちゃんって呼んでね♪」

 

ガレオン「クトゥルフのニャルラトかいな!?この魔空間とは全くあってへんで!!」

 

ガレオンが言う通り、ニャルラトポテプの魔空間は、すごろくに相応しい凄く明るい雰囲気の様な所で、ニャルラトポテプ自身は異形感マシマシの容姿であるため、凄く違和感を感じていた。

 

ルカ「ニャルちゃ………ニャルラトポテプ!!私達をこの魔空間の中へ閉じ込めて、何をする気だ!?」

 

ニャルラトポテプ「そぉ〜んなの簡単だよ〜ん。君たちはね…」

 

ガレオン達「……………………!!」

 

ニャルラトポテプ「ここですごろくを挑戦して欲しいんだ♪」

 

一同『はぁっ?????』

 

ニャルラトポテプの言葉により、ガレオン達は思わず『はぁ?????』と言った。




ヴィンス
闇の化身の一人。人並み優れた腕力と悪知恵を武器に、気の向くままに放浪していた男。
好色な野心家で、極めて利己的な人物。

剣の腕前は神域級で、兵法の知識は相当で、戦場では知勇兼備の名称なり得たという。

中肉中背で端整な顔立ちで、あまり悪人には見えないが、その心は極めて極悪非道の鬼畜野郎。元いた世界では戦乱の世を利用して成り上がろうとする野心家で、その野心を成し遂げてから数ヶ月後に黒の国との戦闘で破れ、全てが人質として取られた時にやむを得なく闇の化身となった過去を持つ。

ニャルラトポテプ
クトゥルフ神話でお馴染みのトリックスター。人の心を弄ぶ事を愉しんでおり、ふざけ半分かつ本気半分といった意味不明かつ不条理な事が大好き。

次回は魔空間の各視点で送りします。
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