※この作品はR-18です。

Lily EP3 ~戦慄のエルスタイン~   作:YU-GO

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第二十五話-Side”L” ~ベルセルクシステム~

リリィ「てりゃああッ!!」

 

『ガッキィィン!!』

 

アンナ「甘いッ!!」

 

『ズバシュ!!』

 

リリィ「うあぁ!!」

 

リリィ達は決闘場の様な魔空間にて、アンナとヴィンスとの決闘が繰り広げていた。

 

イリス『リリィ、無事か?』

 

リリィ「問題無いわ。私と互角に渡り合える相手は、何度も会った事があるわ。」

 

リリィは両手剣型のソウルキャリバーでアンナの攻撃を防ぎながらアンナを斬り裂く。

 

アンナ「やはり…エリーゼ様が仰った通りだ…あのデュランやダゴンをも打ち倒し、あの奉仕国家ごとニグラムスティア帝国の生き残り…白百合の騎士…!!」

 

アンナは剣を闇の魔法を宿し、剣から斬撃波を放った。

 

リリィ「ッ!!!」

 

リリィはその斬撃波を弾き飛ばそうと試みたが、魔力によって強化された斬撃波を弾き返す事が出来ず、その攻撃をもろに受けた。

 

リリィ/イリス「がはぁっ!!」

 

アンナ「…!!」

 

斬撃波を受けたリリィを見て、アンナは狂戦士の様な笑みを浮かべた。

 

◇◆◇

 

ジャック「ぐあぁ!!」

 

ジャックはヴィンスの神域級の剣戟を受け、激しく吹き飛ばされ、リリィの近くへ転がって来た。

 

ヴィンス「どうした?白百合の騎士の相棒とやらよ。魔将であるこの俺に刃向かうのは20年、いや、何年かは早いのだよ。」

 

ヴィンスは手に持っていた剣を闇の魔法を宿し、剣先をリリィの方へ向けた。

 

アンナ「その程度か?私達が敵うとでも思ったか?」

 

リリィ「……………ふっ…。」

 

アンナ「ぬっ?」

 

リリィ「………ふふっ…はははッ…。」

 

リリィは好敵手と出会えて嬉しいのか、少し笑みを浮かべて笑った。

 

リリィ「そうね…昔の私ならもう既に諦めていたけど、今の私は諦めが悪くてね。ジャック、貴方も思うでしょ?」

 

ジャック「ああ、そうだなリリィ。生憎俺たちは諦めの悪い騎士で、仲間の為やてめえらをぶちのめす為に捨て切れねえ癖なんだよ。」

 

ヴィンス「何くだらない事を…!」

 

ジャック「おい、来いよ。見た目と名前だけイカして、中身が極悪非道で鬼畜の狂ったクソ野郎がよ。」

 

ヴィンス「ッ!!き、貴様ァ!!」

 

ヴィンスは己に罵られたのか、怒りが勝ってジャックを斬りかかろうとした。

 

ジャック「挑発に乗った事が仇となってんだよぉ!!」

 

『ズバァァァ!!』

 

ヴィンス「ぐっ!!!」

 

ジャックのカウンター攻撃により、ヴィンスは大ダメージを受けた。

 

ジャック「てめぇの様な見た目と名前がイカしてるだけで、中身が狂気塗れの鬼畜野郎は、最終的にはぶっ潰される運命と共にする事がお似合いだってなぁ!!!」

 

リリィ「ジャック…まさか…!!」

 

ガルム『コイツ…狂戦士となってやがる…!』

 

リリィは知っていた。今のジャックは、あるシステムが起動しており、彼の性格は狂戦士と化している。

 

リリィ「”ベルセルクシステム”…先程の戦闘で気が溢れて、高ぶった事で起動したの!?」

 

ジャック「悪いな、リリィ。ヴィンスの奴を見てたらプッツンと来てしまったわ。だが、俺はあのヴィンスをやる。リリィはアンナをぶっ倒してくれ。」

 

イリス『き、貴様ッ!!リリィになんて無礼な事を!!』

 

リリィ「………わかったわ。貴方の言う通りにする。ジャック、死なないでね!」

 

ジャック「フラグを立てるんじゃねえよ。まぁ、お互い様だけどよっ!!!」バッ!!!

 

ジャックは爆発したかの様にヴィンスへ突っ込んでいき、両剣による連撃でヴィンスを斬り刻んだ。

 

『バシュ!!バシュ!!バシュ!!ズババババババババッ!!!』

 

ヴィンス「ぐあああっ!!図に乗るなぁ!!このガラクタがぁ!!!」

 

ヴィンスはジャックを斬りつけようとするも、ジャックはその攻撃を流し受け、ヴィンスの顔を自分の顔へ近づけさせた。

 

ヴィンス「なっ!?」

 

ジャック「図に乗ってるのはテメェの方だろ?」

 

ジャックはヴィンスを蹴りをぶちかまし、そして追撃してヴィンスを斬り刻んだ。

 

ヴィンス「く、くそぉぉ!!(なんだこの殺気…一瞬で膨れ上がったかの様に…)」

 

ヴィンスは受け身を取り、得意の剣戟でジャックを斬り刻む。だがジャックはその攻撃を残像で躱し、ヴィンスの背後から両剣で貫いた。

 

ヴィンス「がはぁ!!」

 

ガルム(コイツ…戦いの中で成長している…!?魔将であるこの俺を圧倒している…!?)

 

ガルムはベルセルクシステムを起動し、戦闘の中で成長するジャックを見て驚愕していた。

 

ガルム(コイツ…何の為に作られたんだ…!?)

 

◇◆◇

 

リリィ「たあぁぁああッ!!!!」

 

アンナ「はあああああッ!!!」

 

一方、リリィとアンナは激しい剣戟を繰り出しながら、刃と刃がぶつかり合う音がこの魔空間の中で鳴り響いていた。

 

リリィ「はあっ!!」

 

『ドスッ!!』

 

アンナ「がっ!!」

 

リリィの片方の霊刀がアンナを突き刺し、リリィはソウルキャリバーでアンナを横一文字に斬った。

 

アンナ「さっき比べ、徐々に強くなっている…!!」

 

アリシア『イリス…!!アイツカラ、何やラ私が嫌ウ力が感じル…!!』

 

アンナ「闇とは対となる光か…!!だが、負けられんッ!!」

 

『ジャキィン!!』

 

アンナはリリィの攻撃を剣で受け止め、その後に弾き返した。弾き返されても尚受け身を取るリリィ。ソウルキャリバーを霞の構えで態勢を整えた。

 

リリィ「……………。」

 

アンナ「またあの時の…!!」

 

生物兵器工場にて対峙したリリィの姿は、サムライの様な戦闘スタイルを取っていた事を、アンナは知っていた。

 

アンナ「だがッ!!」

 

アンナは騎士の戦闘スタイルでリリィへ斬り掛かって行った。

 

◇◆◇◆◇◆

 

ガレオン「逃げるでぇぇぇぇぇ!!!!」

 

一方ガレオン達は、触手達によってほぼ全裸状態にされたアイリス達を抱えながら出口という名のゴールへ向かっており、彼らの背後には無数の触手達が追っていた。

 

カレン「もう、触手はゴメンだってばぁぁぁぁぁぁ!!!」




ベルセルクシステム
ジャックに搭乗されているシステム。普段は機能一時停止中だが、ジャック自身が戦闘中にて気が高ぶり、溢れている時に徐々にリミッターが外れていき、一定まで達すると起動する仕組みとなっている。

戦闘力が倍増するが、狂気に呑まれて敵味方見境無く攻撃し始めるといったリスクがあり、ジャック曰く『出来れば使用したく無い』との事。

ベルセルクシステム作動中のジャックは普段よりも荒々しくなり、言葉遣いも気性も荒くなる。


次回、アイリス発情!?&獣魂爆発ッ!!!
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